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今回は、アセスメントを個人で活用することについて、フォーカスしてお話ししたいと思っています。
以前、アセスメントの重要性とか、いかにアセスメントを活用すると良いのかについて、
リクルートのフレームワークである、見立てる・仕立てる・動かすことについてお話をさせていただきました。
個人においても、法人組織においても、自分の望んでいる成果というものがあって、
それをいかに上げていくかということが、非常に高い関心事だと思っています。
もちろん、お金を稼ぐということが成果という人もいれば、
顧客に感動を与えていくということだったりとか、
良い人間関係を築いていくということが定義している成果だったりとか、
それは組織とか個人によってまちまちかなと思いますけど、
それぞれにとっても得たい成果がある。
その得たい成果を得るために、例えば組織であれば、
見立てて・仕立てて・動かすということが必要だということなんですけど、
これを個人に当てはめて考えてみるとどういうことかということなんですけど、
結果というのは、動かすというところに対比させると行動ですね。
行動をしていないのに何かしらの結果が出てくるということはないので、
必ず行動というものが必要になります。
では次に仕立てるというところに該当するのは何かといえば、
考えるということですね。考え方とか。
見立てるに当てはまるものは何かといったら、
物の見方、視点になるというふうに思っています。
よく個人の成果を作ろうと思ったときに、
意識を変えて、行動を変えて、結果を作っていく。
こんなふうに話をされることがあると思うんですけど、
その意識というものを大きく二つに分けると、
自分が意識している、健在意識と呼ばれる意識と、
自分が自覚していない無意識、潜在意識と呼ばれるものですね。
この健在意識のところが仕立てるというところの個人でいうと、
考えるとか考え方というものに該当しますし、
潜在意識の部分というのが見立てる、物の見方というところに
該当すると思います。
皆さんも健在意識と潜在意識だったら、
圧倒的に潜在意識の割合が多いとか、
そういう話は聞かれたことがあると思います。
普段考え方を変えていこうとか、
ポジティブな考え方をしようとか、戦略を考えようとか、
そういうふうに意識する人がいると思うんですけど、
物の見方を見直してみようとか、
今自分ってどんなふうに世の中を捉えているのかとか、
どんな前提でこの世界を見ているのかとか、
人生観はどんなものなのかとか、
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姿勢観はどんなものなのかとか、
キャリアについて前提をどう思っているのか、
自分自身のことを前提としてどう思っているのか、
そういうすでに当たり前と思っちゃっている部分について、
見直す機会はあんまり設けていないんじゃないかなと思っています。
見るということを、価値観とか観で見るというふうに、
観賞とか観で見るというふうに表現することがあるんですけど、
この見るというのは価値観とかにもあるように、
今目に見えていない潜在意識の物の見方、
それが物の見方をしているのかというのを表した字というのが、
この観という字になりますね。
なのでこの自分の世の中を見ている物の見方、
それがどんな前提に立っているのかということを、
アセスメントというものを通じて、
見直していっていただきたいなというふうに思っています。
よく言われる話で、
世の中には面白い仕事と面白くない仕事があるわけではない。
面白く仕事をする人とつまらなく仕事をする人がいるだけだ。
そんなようなことわざがあったりとか、
似たような言葉ってたくさんあると思うんですよ。
これってどこから生まれてくるのかっていったら、
物の見方だと思うんですね。
同じ事実に直面したとしても、
半分で入ったコップの水を見て、
半分しかないなって見る人もいれば、
また半分もあるなって見る人もいるということですね。
なのでアセスメントを普段使いしていくということだったり、
自分のアセスメント、評価とか査定能力を上げていくということは、
自分が見ている世界観をアップデートしていくということだと思っています。
なので組織においても個人においても、
自分のアセスメントをもっと普段使いで実用的に考えていってもらいたいなと思っていますし、
投資判断というようなために使っていただきたいということを言っているんですけど、
結局日頃訓練していないものがある日突然使おうと思っても、
自分の能力として身についていなかったりとか、
使える能力になっていなかったりということがあると思います。
だからこそもっと身近に普段からアセスメントを通じて、
組織も個人もアセスメントの能力を磨きをかけていくということが、
ものすごく大事なんじゃないかなというふうに思っています。
ぜひ個人であってもアセスメントに向き合っていただくことによって、
自分の人生観とかキャリア観とかそういった価値観というもので、
より自分らしい価値観にアップデートしていくことをぜひやっていただきたいなというふうに思っています。