あまり話題になっていませんが、Linearity MoveというMac/iPadのアニメーションツールが登場しています。Linearity Curve(元Vectornator)と同じ開発元によるこのツールについて紹介しました。
=== 目次 ===
Procreate DreamsとLinearity Move
Linearity Moveは元Vectornatorと同じ開発元
最初の印象はシンプルで機能が少ない
実際に使ってみるとけっこう高機能
Figmaとの連携で自動でアニメーション
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アシカガキャスト。
iPadのお絵かきアプリのProcreateというのがあって、
私は絵を描くときにはメインでこのProcreateを使っています。
Procreateでアニメーションを作ることもできるんですが、
アニメーションを作ることに特化したProcreate Dreamsというアプリが、
2023年の11月22日にリリースされました。
3000円で買い切り型です。
Procreateのアプリもそうなんですが、
サブスクとかではなく買い切りなところがいいですね。
Procreate Dreamsは、基本的には手書きの絵を動かしていく。
ある程度はたくさんのコマの絵を描いていく必要も出てくると思うので、
私の画力では結構難しいだろうなと。
何かこういうものを作りたいという目的がある状態で使わないと、
もてあましそうだなと思ってまだ使っていません。
とりあえず買っておくと。
ちょっと使ってみればネタになるだろうとも思うんですが、
ちゃんと使いたいと思ったタイミングで購入する方がいいような気がして、
まだ購入していません。
で、むしろモーショングラフィックス的なもの、
テキストとか図形とかが移動したり拡大縮小したりするような、
ちょっとしたアニメーションを作ることの方が仕事に使えるんだけどなと思っていたところで、
Linearity Moveというツールがモーショングラフィックスに使えそうなアニメーションツールが、
今年2024年の1月15日にリリースされるという情報を手に入れました。
で、こっちの方が今の私にとっては良さそうだと思い、
その日真っ先に購入するぞと思ったんですが、無料でした。
このLinearity Moveを作っているところは、
Linearity Moveの前にLinearity Curveというツールを出していて、
Linearity Curveはグラフィックツールなんですね。
ベクターが使えるグラフィックツールで、
iPadでベクターが使えるツールとして、
Affinity Designerと並んで有名なベクターネーターというツールがあったんですが、
このベクターネーターが名前を変えてLinearity Curveになっているんですね。
で、このベクターネーターもLinearity Curveもずっと徹底して完全無料なんですね。
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無料でも使えるけど有料プランもあるとかではなくて、全く無料で提供しています。
2021年の9月16日の私のツイートなんですが、
無料で大丈夫なのかと謎だったiPad用iPhone版Mac版もあり、
ベクターデザインツールベクターネーターが約22億円調達とのこと、
そしてなんと創業者はまだ21歳で、
17歳でベクターネーターの開発を始めたという驚きの事実もと書いてました。
ちんぷな言い方ですが、若き天才プログラマーが作ったアプリを無料で提供しているけど、
しっかり資金調達はしているということですね。
で、Linearity CurveをiPadとMacに入れたんですが、基本Macで使ってみています。
この手のツールは当然のことながら動画で見てもらった方がわかりやすいと思うんですが、
まだ何もこのツールについてはSNSなどで情報発信はできていません。
ポッドキャストで音だけで聞いてもらっても伝わりにくい部分もあるとは思いますが、
これが私のLinearity Moveに対する情報の発出しということになりそうです。
動画とかせめて画像とかを使っての紹介もいずれしていきたいと考えています。
まずこのLinearity Moveのいいところというか特徴としては、ベクター画像が扱えるアニメーションツールということですね。
Figmaと連携してFigmaのデザインファイルをそのまま読み込めるのが便利です。
またイラストレーターのファイルも読み込めますし、もちろん本来的にはLinearity Curve、
元ベクターデータのファイルを読み込んで使うというのが一番連携が取れているということになるでしょうね。
まず最初に使ってみた印象はすごくシンプルなんだけど、そこまで高機能じゃないなと感じました。
CanvaやAdobe Expressのアニメーション機能の部分だけを単独のツールにしたような感じかなと思ったのが第一印象です。
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CanvaやAdobe Expressと同じようにアニメーションがあらかじめ割り当てられたパネルみたいなボタンが用意されています。
ジャンプするとか回転するみたいなそのボタンを選んで割り当てるとアニメーションが簡単につけられると。
あとインとアウトのアニメーション。左から現れるとか右から現れるとかフェードインして現れるとか。
あるいは消えていく、右に消えていく、上に消えていくとかアウトのアニメーションとかそういうものを簡単に割り当てられるんですね。
で、その後実際に仕事としてレクチャー動画的なものを作るときにLinearity Moveを使ってみることにしました。
そこでまずはLinearity Moveの公式のYouTubeのレクチャー動画をいろいろ見たんですけども、
どの動画でも先ほど紹介したアニメーションがあらかじめ割り当てられたパネル、ボタンを使っていませんでした。
全部動きをつけるときはタイムラインで細かく操作をしていました。
Adobe After Effectsに近い感じですね。
Adobe After Effectsはまさにベクター画像も扱えますし、モーショングラフィックスを作るプロが使っているツールです。
私はAdobe Creative Cloudのコンプリートプランのユーザーなので、After Effectsを使うことはできるんですが、
プロ向けの高度なアプリなので、ちょっとお手軽に使うみたいなツールではないので、なかなか敷居が高いというか、あんまり使ってないんですね。
もっと手軽なツールということでCanvaやAdobe Expressのアニメーション機能を使ったり、このLinearity Moveを使おうとしていたんですが、
結構しっかりタイムラインをいじっていかなきゃいけないんだと、面倒そうだなと感じました。
最初の印象のシンプルでそこまで高機能じゃないというものではなくて、結構ガッツリアニメーションを細かくコントロールして作れるツールという印象に変わりました。
で実際に使ってみたんですが、After Effectsよりは断然とっつきやすい印象で、あらかじめ用意されているパネルから動きを選びつつ、細かいコントロールはタイムラインでやってみたんですが、そんなにストレスになることなく結構スムーズに操作することができました。
移動させるアニメーションを作るときにすべてが同じ速さで動くよりも、最初ちょっと加速して動いて、最後減速して終わるみたいな動きの環境みたいなものがある方が自然でいい感じになるんですが、
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これEase In, Ease Outとか言うんですが、最初の設定でEase In, Ease Outになるように設定されていて、後から変えることもできるんですが、その辺しっかりちゃんとアニメーションのことがわかってる人が作ってるツールだなと、初心者の人が何も考えなくてもいい感じの動きができるというところもいいなと思いました。
あとFigmaからの読み込みの話なんですが、これ1回ファイルを書き出したりする必要なく、Figmaの自分のアカウントと連携させれば直接ファイルを読み込むことができます。
で、Figma上で複数のフレームを作っておくとフレームごとに読み込ませることができるんですが、同じ要素をフレームごとに移動させたり拡大縮小したりして配置しておくと、Linearity Moveに読み込んだ時点で自動的にアニメーションするということができるのも便利ですね。
Figma上で何フレームかに分けて移動したり拡大したりしておけば、移動したり拡大したりするアニメーションが自動で作られます。先ほど言ったようにEase In, Ease Outとかが効いてるいい感じの動きになります。
あと、Linearity Move上で図形を書いたり文字を入力したりもできるので、ちょっとしたテキストアニメーションとか丸とか四角とか三角がその背景で動くとか、そういうアニメーションはLinearity Moveだけで作ることもできたりします。
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
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