広報の醍醐味とは
スピーカー 2
新米広報のための質問箱。 こんにちは、朝日デジタルラボの新米広報津田です。
スピーカー 1
こんにちは、PRをやってます竹田です。
スピーカー 2
このポッドキャストでは、ひょんなことから広報を兼務することになった津田がですね、
広報の先輩である竹田さんに、 広報って一体何なの?ということを伺っている。
広報のいろはを聞く、そんな内容でお届けしております。
今回はですね、広報を長年やっていらっしゃってですね、
醍醐味というか、やりがいというか、 広報ってこんな風なことが楽しいよ、みたいなのがあったら教えてほしいんですけども。
スピーカー 1
なるほど、そうですよね。大体広報をやって、みたいな話って、イラッとする話とかね、
スピーカー 2
ばっかりしてしまいます。 だからね、楽しいことをね、ちょっとこの辺で。
こんなのがあるよ、いいね、みたいなのを聞けるといいなと思って。
スピーカー 1
広報の醍醐味って、わかりやすい醍醐味だと、多分広報の人みんな、ああそうだよねと思うと思うんですけど、
自分がこう仕込んだりとかね、メディアさんと一生懸命交渉したり、調整したりして、
いろいろ頑張った結果、大きくメディアに取り上げられた時っていうのが、多分醍醐味としては一番あるのかなと。
わかりやすいところで一番あるのは、大きいメインのテレビとかに取り上げられて、尺が結構あってね、がっつり紹介されたりとか。
特集になってたりとか。
よく言われるね、ガイアの夜明けとかね。
スピーカー 2
ガイアの夜明けとか、ワールドビジネスサテライトで何本使われたとかって言いますよね。
スピーカー 1
例えば大手の新聞の一面に載るとかね。
なんかそれって、例えばその載ったり紹介されるまでに、実は広報さんが裏で結構いろんなことをしていて、調整したり交渉したりしていて、
見えないんだけど、実際取材を受けている、光が当たっている人しか仕上がったものは見えないんだけど、
実は広報は結構いろんなことをしているので、やった感というか達成感みたいなものは一番あると思うんですよね。
多分それが醍醐味っていうか、だと思うんですけど、
でも本当のやりがいはそこっていうよりは、その載ったメディアとかの情報を社内の担当者さんとか、
仲間たちが褒めてくれたり、お礼を言ってくれた時なんじゃないかなって、私個人は思います。
なんかその、いくらね、こう、ガイアの夜明けに載ってもね、
スピーカー 2
何々社長、ガイアの夜明けに載ってました、すごいですねって言われても、広報実はちょっとモヤっとするっていうか。
スピーカー 1
それよりは竹田さんさすがですよって言われると、多分一番嬉しいんじゃないかなっていう。
そもそも広報の仕事って裏方系のお仕事だから、裏方の人はやっぱり表側にいる人にあなたのおかげですって言われたくてやっているんで。
確かに。
そういう意味では、あなたのおかげで紹介されたとか、あなたのおかげで表に出たとかね、言ってもらえるのが一番嬉しいんじゃないかなと。
スピーカー 2
日の目を見たことへの感謝みたいなのが、事業部の人だったり、社長とかから言われると、やったってなりますよね、確かに。
私は特に今はエージェントで外から支える立場でやっているから、より一層あなたのおかげですって言われるのが一番のやりがいになるかなっていう。
スピーカー 1
要は自分が所属している会社でもなければ、自分が作った商品でもないものに対して頑張った結果、その人たちが思ってた通りに露出されたりとかして、
それってどうしても自分たちが頑張った、よかったねってなりがちなんですよね。当然なんだけど。
それを人によってはありがとうって言ってくれたりすると、やりがいを感じるかなっていう。
スピーカー 2
感謝を伝える側も、それは理解が必要ってことよね、やっぱね。
スピーカー 1
あとは、最近になってここ何年かで、私個人がすごく大好きだなっていうかやりがいだなと思うのは、メディアの人たちに、あなたに言われたからこの取材に来たんですとか。
スピーカー 2
ああ、なるほどね。でも確かにそれは、俺もそうだけど、竹奈さんに言われたからじゃあ一旦行くよとかっていうのはあるもんね。
スピーカー 1
あとはいつもありがとうってメディアの人にお礼言われたりとかね。
要は広報って、何かを支えて嬉しい人の集まりだと思うので、やっぱりありがとうって言われるのが一番醍醐味なんじゃないかなっていう。
裏方の重要性
スピーカー 1
自分がスポットライトを浴びるのが醍醐味だって広報ももちろんいるので、別に間違ってもいないので。
スピーカー 2
それで結果的に広報に繋がれば別に、それはまあ手段というか。
スピーカー 1
そういう人もタレント広報さんもいると思うので、逆に自分を素材としてカードで切って露出してるわけだけど。
スピーカー 2
そういうタイプの広報さんは、でもどっかインハウスの広報さんになるしかないんだよね。
そうだね。じゃなかったら、それこそテレビでコメンテーターとかになるしかないんじゃないかな。
スピーカー 1
でもその場合も自分がタレントになりたいっていうか、有名になりたいんだったら自分が露出されたことがゴールだから醍醐味だと思うんですけど。
フロントに出てるタレント広報さんも結局自分がキャラ立ちしてるとかね。
自分が前に出たいタイプだからやってるだけで、根本的には広報さんだから自分が露出してて、お前ばっかりいい思いしていいなって言われるのはきっと悲しくて。
彼らは外に出ることでその会社の商品とかサービスを宣伝しようとしてるから、より一層裏方なタイプの私たちよりも褒められる機会が少なそうで大変かもしれないですよね。
スピーカー 2
そこのギャップというか、好きでやってるんだろうって思われたら悲しいかもね。
スピーカー 1
好きでやってるんだけどね。
スピーカー 2
自分自身も媒体みたいな感じで振る舞える人ばっかりじゃないもんね。
多くの広報さんは基本的には裏方になって誰かにスポットライトを当てるというか、会社だったりサービスだったり。
スピーカー 1
そういう意味でその醍醐味っていう意味で、例えばすごいいいものを作っているエンジニアとか、夢のある未来を見ている経営者とかがいる会社の広報をやっていて、
だけどその人たちが作っているものとかやっていることはいいんだけど、なかなか外に有名に出ていかないものを自分が頑張ることで世の中の人たちが知るようになったり評価されるようになったりしていくっていう、何かを育てているみたいな感じの醍醐味っていうのは広報はあるんじゃないかな。
スピーカー 2
それが自分の醍醐味じゃなくて会社的な評価にもつながると本当はいいよね。
スピーカー 1
そうですね。理想的な感じで。
スピーカー 2
そこは事業部だったり社長とかの理解が絶対必要だよね。
どっかでサービスとかプロダクトがいいから当然物質されるんだろうみたいに思っちゃうところもたぶんコンテンツ側をやっている人たちはいるよね。
いいものでも知らないものは評価されないからね。
理解をしやすい形にしてくれるとか。
スピーカー 1
わかりやすくアプローチするとかね。
さっき言ってたテレビとかの取材とか新聞の取材って実は大変なんですよっていうのが、
例えば津田さんとかでやり取りしてて、こういう内容ですって説明して紹介してお見せしたりとかして、
なるほどって出来上がってくれればいいんだけど、
やっぱりいろんな補足法、例えば新聞とかだとお渡しした素材は使えないから、
素材を作ってもらうためにやり取りしなきゃいけないとか、
あとテレビだと取れ高に応えるためにいろんな準備をしなきゃいけなかったりとか、
スピーカー 2
段取りが多そうだね、テレビとか特に。
スピーカー 1
あと例えばこういうセンセーショナルなものが欲しいって言われたときの社内調整だったりとか、
あとは一発撮りなので言っちゃいけないことを言わないようにするために調整するとか、
スピーカー 2
それは意外と頑張っていることがあって。
そうか、そういうところの候補者の醍醐味を理解する人もいた上での醍醐味なんだなって。
スピーカー 1
そうかもしれないですね。
だから例えば大きく紹介してもらおうとしたら、
よくあるあんまり見せたくないところとか、めんどくさい調整が必要な人のコメントとか、
無理ですって言うほうが楽じゃない?
無理ですってうっかり言っちゃう候補者さんもいっぱいいると思うんですけど、
そうすると取れ高がないから紹介が小さくなっちゃったりなくなっちゃったりするわけですよね。
そこをどうしてもいい感じに紹介してもらいたいって思ったら、
サンドバックにされながら候補は調整し続けなきゃいけないから。
広報活動の魅力
スピーカー 2
面白いね。そこを考えると陰ながら世の中を良くして、
スピーカー 1
そんな感じ。
スピーカー 2
今日も平和な日常が送られているの実はみたいな。
スピーカー 1
あるある。そういうのはある気がしますね。
スピーカー 2
私のおかげでとか思ってほくそM醍醐味。
確かにね。面白い。そう考えると。
みんな思ってるのかな?
思ってるんじゃないかな?思いたいとは思ってるんじゃないかな?
へー、なるほどね。
スピーカー 1
そういう感じですかね。
スピーカー 2
そういうところを感じながら。
それのご褒美って竹田さんは何用意してます?
自分のご褒美ですか?
よくやったな私って思った時の。
よくあるリリースしてきたやつですか?
スピーカー 1
私は褒めてもらいたいので、外食にすることが多いですね。
スピーカー 2
要は自分でご飯を作るんじゃなくて。
そういうことですね。
晩ご飯を外食にしてちょっとご馳走を。
スピーカー 1
そうそう。ご馳走を食べる的なことが多いかな。
スピーカー 2
いいですね。それぞれみんなありそうですね。
スピーカー 1
それリリース紙の発想と同じですけどね。
スピーカー 2
そうね。モチベに上がるんだよね。リリース紙があると。
特にプレスリリースを出してって言われて、
プレスリリースを出すことが仕事なのか、
出した後に露出するまでが仕事なのかとかあるじゃないですか。
ぶっちゃけアサヒンデジタルラボで言うと、
出すことが仕事の部分もあったりするけど、
それは多分どういうリリースの内容かによりますよね。
スピーカー 1
営業的に正しい情報を発信することが必要な場合は、
スピーカー 2
出すことがゴールだから。
そこでたぶん、醍醐味も変わってくるってことだよね。
スピーカー 1
確かにね。リリース一本作るのに、
取材とメディア調整の現場
スピーカー 1
社内でいっぱい大変な思いをしなきゃいけないこともきっと。
スピーカー 2
調整とかもあるもんね。
コメントを社内からもらうとかでもあるし。
ましろくさんの記者会見とかもそうですよね。
スピーカー 1
確かに。
記者会見をやった当日なのか、
紹介された日が嬉しいのかみたいな。
私個人はプレスリリースを出した日にリリースしみたいなのはあまりなくて、
だいたいリリースを出した日とその前後って、
メディアとの調整とかが忙しくて、
のんびりご飯とかしてる感じじゃないから、
むしろ思いかけずめっちゃいい記事が載ったとか、
いきなりガーンとテレビに出たとかっていう時の方が
テンション上がるんで外に行くかみたいな。
スピーカー 2
そういえば今そのお話でふと思いましたけど、
こないだこういう取材が可能ですっていうのを
メールもらってたなと思って、
不意にその取材先にタイミングがあったんで、
フラッと言ったら、
取り上げてくれるんですか?みたいな。
コウホーさんがすごい恐縮されて。
スピーカー 1
ヤバ、津田さん来たみたいな。
スピーカー 2
そんなに?って思いながら。
スピーカー 1
でも津田さん割とそういう感じのタッチ1キャラな気がする。
そんな感じなんですか?
スピーカー 2
これ多分聞いてる皆さんもそうですよね。
フラッとタイミングがあって面白そうだなって。
スピーカー 1
今ちょっと話脱線しちゃうけど、
フラッとタイミングがあっても、
来てもらえるように記者さんに連絡するっていうのは、
一つ大事な手法ですよね。
よく締め切りを設けちゃって、
いつまでですみたいに。
そうするとそこまでに行けるかどうかはっきりしないから、
ダメって言っておこうってなるじゃないですか。
スピーカー 2
だって前の予定の結が、
ここまでって前の予定なんか言われてるけど、
早く終わるとか全然あるし。
スピーカー 1
締め切って取りまとめたいコウホーさんとか、
PRの代理店の方に気持ちも分かるんだけど、
私は当日いきなり、
今から行きますでも構いませんって案内するようにしてます。
例えばお手伝いしてるところが、
たとえ一週間前に締め切りますって言っていて、
一週間前に締め切りますって案内していたとしても、
記者さんやライターさんには、
大丈夫です当日電話くださいって、
当日でも入れますって言ってる。
スピーカー 2
それはありがたいですね。
メディア側からするとすごくありがたい。
スピーカー 1
そういうのもありますね。
スピーカー 2
分かりました。
スピーカー 1
という感じで。
スピーカー 2
武田さん、時間が来てしまいまして、
今回はこの辺りでと思いますが、
今回はコウホーの醍醐味について伺いました。
アサヒデジタルラボでは、
コンテンツで明日のワクワクを作るというのをミッションに、
Bouncy Moveといったメディア事業の実験を、
いろいろな映像制作だったり、ウェビナーだったり、
最近映像以外のこともいろいろ企業研修なんかもやってたりしますが、
今後そういった情報もお届けできたらと考えております。
武田さん、本日はどうもありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。