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2022-02-13 19:18

#54 渋谷のコーヒー屋さんの閉店から考える建コンのお仕事

「流行りすぎたからお店を閉める」という渋谷の人気コーヒー店のフィロソフィーから、建コンのお仕事について語ってみたいと思います。

この話題は、以前にタイトルコールものまね回でもご紹介した、行武姉弟のポッドキャスト番組の、下記のエピソードを題材にしています。


■なあなあ、最近何しよん?「なあなあ、流行の後に何が残ると思う?」

Spotify

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健康のアレコレの健康アレです。よろしくお願いします。
先日のタイトルコールをモノマネする回でもご紹介したんですけれども、
私が好んで聞いているポッドキャストに「なあなあ最近何しよん?」っていう
ポッドキャストがありまして、私はちょっと通勤中にポッドキャスト聞くんでですね。
行く間あんまり聞けなくて、最近年末の回からこう振り返って聞いてるんですけど。
12月の中旬ぐらいに更新されているエピソードで、
渋谷の裏手の方にある流行りのコーヒー屋さんが閉店してしまったっていう話を取り上げている回があるんですね。
そのコーヒー屋さんの閉店の理由が面白くて、特徴的で、
流行った、流行りすぎちゃったからやめますっていう風にして閉店されたんです。
っていうあの回の話から、健康の仕事について考えるっていうことをやっていきたいと思います。
では始めます。まずそのポッドキャストの説明を一応ちょこっとだけすると、
実の姉妹、兄弟っていうか、お姉さんと弟でやってるポッドキャストなんですよ。
兄弟ならではでもあるし、男女ならではでもあるし、いろんな話題について話していると。
それでいう話なんですけど、弟さんはオランダでフリーランスのライターとか翻訳をやってるお仕事にしている。
お姉さんは千葉県の泉市っていうあたりでシェアハウスを経営したりとか、
ワークキャリアだっけな?そういうコミュニティ系のお仕事をしていて、
会社の社長さんもしているみたいです。
多分シェアハウスの運営とかそういう会社なんだと思うんですけど。
そういうお二人がお話ししているっていう話で、年齢も二人とも私と近いんですよね。
両方二人とも30代多分。好きで聞いてるって話なんですけど、
コミュニティっていう部分で健康とあまり遠くないフィールドで活躍されてるなっていう意味でも興味を持って聞いていると。
そんなポッドキャストで12月にどんな話されてたかというと、
弟さんからの話題提供で渋谷のお気に入りのコーヒー屋さんが閉店しちゃうらしいっていう話から始まるんですね。
その閉店の理由がさっき言ったように、流行りすぎちゃったんで閉めますっていうことらしいんですよ。
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詳しくその話を聞いていくと、流行るから辞めたってのはどういうことかっていうと、
そのコーヒー屋さんはもっとね、馴染みのお客さんとか地元のお客さんにゆっくり時間を過ごしてもらえるような、
そういう場所を作りたいと思ってコーヒー屋さんを始めたんだけれども、
なんかプリンだか何かお菓子がすごく話題になっちゃって、もう行列ができるようになっちゃって、
思ってたことやりたかったことと違ってきちゃったということで、お店を閉めることにしましたっていう話らしくて。
その話が面白いのは、お店の雰囲気を弟さんは非常に好きだったそうで、
オランダから時々帰国した時も立ち寄って飲んだ時に、何度かしか利用してないんだけど、
「あ、今戻ってこられてるんですね」ってマスターの方が声かけてくださったりとかするように覚えててくれたんですって。
何年か前に一度利用をして、何年か隔ててまた帰国の時に寄ったら覚えててくれたっていうのも印象的で、
思い入れもあって閉店してしまうの悲しいなっていう思いがあったと。
一方で、弟さんもそういうふうに時々利用をしているお客さんの側なんで、
閉店の理由からすると、どちらかと言うとお店としては大切にしたい、なじみのお客さんではない自分っていうものにも気づいて、
なんか複雑な気持ちになって。ただ一方で、弟さんとしてはそういうコンセプトを大切にするとか、
地元に、つまりどんどん稼ぐとかね、
どんどん事業を大きくするっていうのと違う路線っていうものにはシンパシーを感じるところがあって、そういう雰囲気が好きであって、
いいなぁ、その判断はリスペクトだなって思う一方で、自分はだからその、っていうような、っていうような、っていうような、いろんな複雑な気持ちを感じたよっていう話をしてました。
今日この話をこの後続けていくのに、一つですね、ここから取り上げるポイントいろいろあるんですけれども、
私のこの今日の話題のキーワードを整理した話を整理したいと思います。
このコーヒー屋さんのエピソードから私が抽出したいキーワードは、忙しくなると一人一人のお客さんを大事にしにくくなる、
っていう話がここには潜んでるなと思ったんですね。もう一回言いますよ、忙しくなっちゃうと一人一人のお客さんを大切にしにくくなっちゃうっていう話。
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これはいろんな仕事に共通すると思うんですね。で、一つ私の実体験の話をしたいんです。
次は私の話。私が通っている美容室はちょっと変わってて、予約を受け付けてないんですよ。
どういう仕組みかっていうと、フラーっと行って空いてたら切ってもらえるし、あの先客がいたら、先客っていうか先客がいたら、
「すいません、今街なんで30分後に来てください」とか「何時ぐらいに来てください」って言われて、その時間に行くって感じ。そういう仕組みなんですよ。
もう少し面白いのは、一人でやってるんですね。多分40代前半ぐらい。おじさんっていうより私の感覚からするとお兄さんって感じの人が一人でやってるお店なんですけど、
お店の中にも一応座る場所あるんですけど、待たれるとプレッシャーなんで、できれば出かけてって、
「時間になったら来てほしいです」って言われるんですよ。これ、あの、接客的にはなかなか尖ってるじゃないですか。
そういう感じなんですけど、私はねその雰囲気がすごく好きで、
好んで行ってるし、お兄さんのスタンスも好きなんで、なるべくね、そのグルーヴに乗っかって自分も切られたいなって思うんで、
必ず時間きいたら「じゃあまた来ます」って言って散歩して戻ってきたりとか、一回家帰ってきたりとか、そういう風にしてるんですけど、
この間ですね、切ってもらった時に、なんと、もう何回も言ってるんで顔を覚えててくださって、
顔を覚えてくださってるだけじゃなくて、この間やった時に「お子さん、そろそろ生まれるんでしたっけ?生まれたんでしたっけ?」とかって話になって、
「あ、そうなんです。生まれまして」とか言って「おめでとうございます」とか言って切ってもらった後に、
「これ、ちょっとしたもんなんですけど」って言って、お祝いをくれたんですよ。出産祝いを。
それでね、私が何を思ったかっていうと、その人は、まず、忙しくしすぎないために、そして一人でオペレーションをする最適解として予約を取らないっていう判断をしてると思うんですよね。
だから予約を取れば、どんどん時間を埋めることができて、1日にたくさんのカットをすることができて、お店の売上としてはもっと上がるはずなんだけど、そうじゃないライフスタイル、そうじゃないワークスタイルを選んでいる。
で、予約を取らないってことは、お客さんの情報もストックできないんですよ。全部あの人頭で覚えてるんですよ。
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で、私のことも、お店とかだとね、なんかメモとかあったりするじゃないですか。ちょっと私、美容室がどういうふうにお客さん情報を管理してるか知らないですけど、あの人全部頭で覚えてて。
それで聞くとね、そろそろ来るかなっていう、キリに来るスパンとかもなんとなくわかるんですって。
それでね、お祝いのちょっとした品を、ちょっとした品って私が用意してくれてたんですよ。私はね、そのもらったものそのものよりも、そのなんていうか、職人魂っぽいものに感動を感じましてですね。
「あ、すごいな、この人はいいな」って思ったんですね。
で、この私の実体験は、あの「なあなあ、最近何しよん?」っていうポッドキャストで言っている、あのコーヒーの例にすごくシンクロするものを感じて、私が行ってる美容室の人は予約を取らないっていう、あのフィルターのようなね、ことをすることで、一人一人のお客さんを大事にしてるんだなって思ったんです。
そこでですね、健康の話をしたいんですけど、健康業界は、やはり長らくブラック業界的な、みんなどの会社もめちゃくちゃ残業しているような、忙しい業界だったと思います。私が入社した時は少なくとも。
だけど、あの本当にここ4,5年で、もうちょっと経ってかな、あのだいぶ改善して、あの今私がいる部署では、もう仕事取り過ぎないようにしなさいって、あの上層部から指示を受けるぐらい、あの受注のしすぎに気をつけなさいって言われるぐらい、あのコントロールしてるんですよ。
で、私以前、健康で残業が発生する仕組みっていう回を撮ってるんで、なんで私たちの業界で残業があるのかってことは説明してるんですけど、あの平たくポイントを言うと、あのいっぱい仕事を受注するだけの話なんですよ。
受注する量を、プロジェクトを受注する量を減らせば、究極な話、残業はゼロにできる。だけど、あのいろんな理由があって、そうオーバーした受注になっちゃう。で、そこをコントロールすることが効率動向の話じゃない。
受注してる量をコントロールすることこそが、残業をコントロールする一番のポイントだと私は思ってるんですけど、そこにちゃんと向き合って、会社が向き合って改善してきてるっていうふうに思っていて。
で、あの業界全体の残業が減った要因には、発注者さんの制度とかが変わってきたっていうのもすごく大きな要因だと思っていて、昔はね、2月とか3月に締め切りがもう思いっきり集中してたんですけど、これは行政の予算とかの区切りになるんで年度末っていうのが忙しかったんですけど、
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そういうのをばらけさせて、波が集中しないようにしていただいているっていうことに加えてですね、実は結局健康の企業の問題も多かったと思うし、私はどっちかというとその企業スタンスとか部署のスタンスとか上司のスタンスの方が支配的だと思ってて。
それが変わってきて、さっき言ったみたいに仕事を取りすぎないようになってきたんで、残業が減ってきたと思ってるんですけど、これはね、大事だなと思うし、もう一歩進んでもいいようにも思う。
これは人の考え方ですし、組織の考え方なんで、正しさってものはないとは思ってるんですけれども、やっぱりね、一個一個のプロジェクトを大事にしたい、なのにできないっていうことってどうですか?働いてる皆さんありませんか?
人にもよりますよ。自分でたくさん受注しちゃって、自分でいっぱいいっぱいになってるのは自分のせいですけども、でも技術者としてステップアップする過程では、上司が受注した仕事を自分がやるっていうパターンになることってのがあるんですよね。
そういう時代ってのは、たぶん必ず通過すると思うんですよね。それってね、辛いですよね。上司がいっぱい取っちゃって、自分が忙しいっていう。私もありました。私はもうそれが嫌で嫌でしょうがないから、自分で資格を取ったって思ってます。
自分で資格を取って、自分で仕事を受注する、自分の資格登録でエントリーするプロジェクトにね、応募され、公募がかかっているプロジェクト、案件に自分でエントリーして、取れたり取れなかったり、受注ができたり受注できなかったり、他社に取られちゃったりとかあるんですけども、
そういう資格を取ることで自分が判断の主体になれるっていうことが、自分にとっては一番のモチベーションだったんだけれども、そんな風に自分で選べたり、上司の選択に揺さぶられてしまう立場の人もいると思うんだけども、
ぜひですね、今後も引き続き、一つ一つのプロジェクトを大切に大事にできるように受注量をコントロールするっていうことが健康業界に定着してってくれたらいいなーって思っています。
その上で、いろんな私、エピソードで喋ってますけれども、資格を持っている人は自分一人でその業務に積極的に参加をするのか、それとも手一杯だから取りに行かない、積極的に行かないっていうスタンスにするのか、
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自分一人で判断するんじゃなくて、一緒に仕事をするメンバー、特に若手、後輩たちがもう一本やりたいか、それとも今でもステイしたいか、そういう意向をちゃんと組んで聞いてあげてですね、
チームとしての意思決定っていうのを有資格者が心がけてくれるような感じになったらいいなーって思っています。
それはもう既にかなり徹底している企業もあるし、徹底している人もいるんで、とてもいいことだと思うんですけれども、より浸透したらいいなっていうふうに思っています。
あともう一つはね、そういうふうになかなかしないタイプの技術者っているんですけど、もっと大きい組織で、うちの会社もちょっと一部そうしてますけど、もっと偉い人が「あなたもう少し気をつけなさい」と「取り過ぎだからやめなさい」って、
上の人が、もっと大きい組織の上位の人がコントロールするってことも時には必要だよなって思ってます。
でですね、この「NANA最近何しよん?」っていうポッドキャストは非常に面白いんですけど、このコーヒーの話からですね、実は、
あ、そう、コーヒーの話からね、いろんな話題に及ぶんですよね。流行りの後には何が残るんだろうねっていう、あのタイトルのエピソードなんですよ。で、タピオカとかティラミスが流行った後どうなったかとかね。
あの、なんかいろんな、流行るっていうこととか、利益を追い求めるみたいなこと、拡大を志向するっていうことについてどういうことなんだろうなーって。
それがじゃあ山が過ぎてしまった時って何なんだろうなーっていうことを、お姉さんと弟さんが二人で語っていくんで面白いんですけど。
後半の方にね、えーっと、まあ要は長い目で捉えるってことかなーって弟さんが言うんですね。私はこの一言がすごく好きで、
あのー、ある種サステイナビリティとも言うかもしれないですけど、
あの、今年の利益を確保したいとかね、目標利益を達成したいとかっていう、今年の目標っていう視点で、あの目一杯仕事を取ったり、
実は利益の上がりにくいプロジェクトにも手を出してしまったりすることによってチームの誰かが疲弊をして、
あの、しまう、モチベーションが下がってしまうっていうことは、長い目で見た時に、うんと、良い選択ではないっていうことがやっぱあると思うんですよね。
長い目で見るっていう時に、あの、今年の利益をあえて見送るみたいなことも必要だし、
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あのー、なんか変化の多い世の中ですから、あとなんかねー、なんかちょっと、わかんないけど、ちょっと時代背景とか社会に紐づけて喋りたいんだけど、
あんまりちょっと私そこまで知識がないんで、個人的な気持ちですけど、
あの、継続するチーム、継続する組織、継続する企業として、今年、今年、今年の利益を追い求めるだけじゃなくて、
チームとしてウェルビーングであるためにはどうあるべきかっていう視点を持つっていうことが大事だよなーっていうことをとても考えさせてくれる素敵なエピソードでした。
概要欄に、あのー、リンクを貼りますので、ぜひ聞いてみてください。
ちなみに弟さんは最近帰国をされて、今年はまた新たな動き、新たな、あのー、取り組みとかね、新たなフェイズに、
このポッドキャスト番組も、あの、なあなあ、最近何しようになっていくみたいなんで、あの、引き続き私はとても注目をしていますので、ぜひ聞いてみてください。
ということで、今日も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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