00:05
イラストレーターの原あいみです。絵本や書籍、キャラクターを作ったり、難しいことをわかりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。おはようございます。お疲れ様です。
今日はですね、私の得意分野のお仕事の一つである、キャラクターデザインのお仕事で、ちょっと面白い会社さんを訪問してきましたので、その感想レポートというのかな、そんな話をしていきたいと思います。
私がですね、マスコットキャラクターというんですかね、企業さんのシンボルキャラクターを手掛けさせていただいています会社さんに、生物技研さんという会社があります。
こちらは会社名の通り、生物の技術を研究することというのをお仕事にされている会社さんで、私にはね、とっても難しくて、具体的に何をやっているかというのは全く説明できないんですけど、
大きなサービスとしては、DNAの受託解析サービス、そしてゲノム編集受託サービスというのが、大きなサービスの主軸になっている会社さんです。難しいですよね。
会社さんのご挨拶ページがホームページにあるんですけど、バイオミメティクスという生物模倣という言葉が聞いたことがあるでしょうかという問いかけから、このご挨拶は始まるんですが、
例えば、綿ファスナーってマジックテープってよく呼ばれるやつですね。ベルクロって呼んだりしますね。あれはオナモミっていう実の表面構造、この引っ掛けるトゲトゲですね。
あの構造の特徴を真似して作られているなんて話は結構有名ですよね。それは私も聞いたことがあるなという気がするんですけど、そんな感じに生物の技術の特徴を現実社会で模倣することによって、いろいろなテクノロジーにつながったり、新しい商品が開発されたり、そういうことが世の中にはたくさんあるんですよね。
この生物技研さんは、そういったサービス、商品をいつか作っていきたいみたいな、そういう思いがあるんだそうです。
でも今は、研究職っていうのかな、ちょっとうまく説明できるかわからないんですけど、例えばある調べたい生物の糞をDNA解析していくと、いろんなことがわかったりとか、そういうことがあるんだそうですよ。
私には、世の中には私の知らない仕事がいっぱいあるんだなと思って、最初にキャラクターを開発させていただいたのは、もう10年近く前、9年くらい前かな、会社説明をお受けして、とにかくこうやって解説しても、とても一般の消費者さんには非常に難しい話になってしまうので、
03:23
何か親しみが持てる、アイキャッチになるようなマスコットキャラクターを作りたいと思っているんです。ということで、私にキャラクターデザインのご依頼をいただきました。それが最初の出会いなんです。
当時、生物技研のご発注をくださるご担当者さんも、ちょっと前職で過去にお仕事をしたことがある方だったので、ちょっと気心知れた感じで、ザックバランに発注をしてくれたんですけど、とにかくこんな感じで、うちは難しい会社なので、これをモチーフに作ってほしいですというのがありますというふうに、非常にわかりやすいオーダーをいただきました。
それが、この生物技研さんの会社で、実はヤギを、ヤギさんを2頭飼っています。別にヤギの研究はしていないんだけども、うちの看板猫みたいな感じで、看板ヤギっていうのかな、ヤギが2匹いるから、ヤギのキャラクターが作りたいんです。
あゆみさんのすでに描かれているこのイラストみたいな感じで、うちのヤギをキャラクターにしてくださいっていう、そういうオーダーだったんですね。
なので、受ける側としてはとってもわかりやすく、お客さんももうゴールがあるので、それに合わせて一緒に作っていきましょうという感じで、隣のヤギ村さんというキャラクターを作りました。
この名前もキャッチーですよね。要は、会社の研究所の横の草っぱらでヤギさん飼っているから、隣にいつもヤギがいる会社っていう感じなんですよね。
なので、そんなキャラクターを作らせていただいたのが、約10年近く前でした。
今回、どんなお仕事をいただいたかというと、会社さんが10周年を迎えられたということで、10周年記念のヤギ村さんを使ったキービジュアルというお祝いのビジュアルを制作させていただくことになりました。
10周年といえば、キャラクターの新ポーズを作ってほしいというのは、ちょこちょここの10年の間も何度かいただいてきまして、キャラクターの仕事って、本当に軌道に乗ると、気に入ってもらえると、新しいポーズが欲しいですみたいな感じで、展開があるたんびに新しくまたご発注いただけるので、とても長い付き合いになるんですね。
06:00
こういうところも、私はキャラクターの仕事の面白みだと思っています。
ただただ絵を描けばいいという、そういう仕事としてもできるんですけど、私はそうではなくて、この会社さんがどういう思いでこのキャラを作りたいのか、どう使いたいのか、社員のみんなにとってどういう役目を与えたいのか。
近隣住民の皆さんとかも、結構ヤギのキャラクターが入り口とかに張られているので、なんとなくほっこりしてくださっているそうです。
そんな感じで、どういうふうに使われているのかなというのも、いっぱいいっぱいできる限りのヒアリングをして、役目を果たせるようにお答えできるような成果物をお届けするように頑張って作っています。
今回はそんなご依頼をいただきまして、そういえば前回の時はまだ数人で始めたばかりという感じの状況だったので、あまり会社見学に行かせてもらうという空気ではなく、
あちらが私たちの事務所に来てくださって、説明をしてもらってという打ち合わせで作りました。
でも10周年ですごく従業員さんも増えて、研究棟もたくさん増えたということでして、しかも最近鶏を300羽くらい飼い始めて、卵を販売したりとか、
え?卵の販売?どういうこと?公園とかビオトープを近所の場所に新しく作ったりとかって、めっちゃ面白そうなんですよ。
DNA解析の会社さんじゃなかったの?っていろんなことをやっているので、見たくてしょうがなくなりまして、
しかも10周年記念ビジュアルなので、今どういう感じで皆さんが働いていらっしゃるのとか、現地に行って見たほうが絶対いい絵が描けるなと思ったので、
もう久しぶりですけど、ちょっと今回は現地に行かせてくださいって言って、急遽相模原まで見させてもらいに行ってきました。
そこが本当に面白くて、いわゆる研究室は、ドラマとかに出てきそうな長いスポイトを持った白衣を着た研究者の皆さんがポチョポチョやっていたり、
すごいでっかいスーパーコンピューターみたいなのがあって、これが実はDNA解析する機械なんですよって言って、すごい冷え冷えに気温が高くなっちゃうとコンピューターが動かなくなるからだと思うんですけど、
めっちゃ冷え冷えになった非常に厳重注意の部屋があったりとか、もちろん研究棟に入るためには制約書を書いたり、
社員さん全員指紋が登録されている人しか入れないみたいなものすごいセキュリティーがしっかりしていて、私はこんな会社さんの詳しく何やってるかよくわからないけれども、
09:07
何かきっとすごい国のためになってるんだろうなみたいな、そういう空気感を生で感じることができました。
でも書いてるのはかわいいかわいい八木村さんっていうキャラなんですけど、現地に行ったことで、どんな人が働いていてどういう場所なのかっていうのを実感することができました。
しかもとても嬉しかったのが、私がこんにちはって皆さんが研究しているところにひょこって入っていくと、紹介してくれて、
みんな八木村さん書いてるイラストレーターさんだよ、ちょっと見学させてもらうねって言って、白い姿の皆さんのところに挨拶して入っていったら、
八木村さんめっちゃ好きですとか、なんかすごいやーとか言ってもらえて、すごい嬉しかったですね。
社員の皆様には当然のことながら認知されていて、みんな名刺に八木村さんの自分の好きなポーズを選んで入れるっていうふうに使ってくださっているそうなんですよ。
で、応接室とかいろいろ看板とかにもいっぱい八木村さん使われていて、受付には八木村さんぬいぐるみがあって、これ何かの記念のときに作っていただいたんですけど、受付で八木村さんがお客さんをお招きしてるというか、お迎えしてるんですよね。
そうか、別に全国的に世の中でめちゃくちゃ有名なキャラクターではないけれども、こういう会社の中で一員として社員の皆さんが愛着を持って、かわいいかわいいって言って使ってくれてるんだなって、そういう現場を見ることができました。
そして、ちゃんと役目を果たしてるんだな、八木村はと思って、とてもうれしく思いました。
実際にそういった研究をされている皆さんの研究棟を見学させていただいた後は、噂の鶏、買い始めた鶏っていうのを見せてもらいました。
今鶏さんが150羽くらいいて、最近仕入れてきたひよこさんが同じく150羽くらいいて、ビニールハウスみたいなところで平買いされてるんですよね。
その子たちが毎日卵を産むらしいんです。その卵を相模原の地元の皆さんに買っていただくように、別途日本家屋をリフォームされたのかな、素敵な雰囲気ある縁側で庭を眺められるっていう和室がある素敵な日本家屋があって、
そこで平買いの卵と地元のパン屋さんがパンを売っているっていうスペースになっていて、かつそこは社員の皆さんが週に1回社員食堂としてご飯が食べれる場所にしているそうなんですね。
12:12
かつ今後そこは一応カフェレストランみたいな感じで事業として営業していくっていうプランがあるそうで、そんな感じでDNA解析だけじゃない、地元にすごく根付いた生物を使った事業として広がっていってるんですよね。
面白かったのがその鶏さんの餌になるアブ、水アブっていうね、ウジ虫みたいな虫さんがいるんですよ。その虫さんはゴミを食べて分解してくれるんですよね。
なので、産業廃棄物とか生ゴミとかそういったゴミを処理する能力がある虫なんですね。その子を使って、まだ今サービスにはなっていないけれども、自分の会社や家庭から出たゴミプラス地域の方のラーメン屋さんからゴミをもらってきたりとか、そういったものをウジ虫くんたちが分解するっていう場所も今作っていて、
それでゴミが全くきれいになくなりつつ、役目を終えたウジ虫くんは、ちょっとかわいそうですけど、鶏くんの餌になって、鶏くんが元気に育ち、おいしい卵を産んで、卵は地域の皆さんが飼っておいしく食べるみたいなね、いろいろな循環になっていってるそうなんですね。
なるほどと思って、ウジ虫くんがゴミ食べてる様も、元気にゴミ食べてる様も見てきました。なんかね、面白い仕事だなと思って、デザインとか、こういったキャラクターを作ったりとか、あとCIね、ロゴマーク作ったりとか、
そういう仕事って、本当に会社さんの一部分だけじゃなく、本当全体的にどういう理念で、どんな思いでこの仕事をやられているのかっていうのを見せてもらう必要があるので、いろんな会社さんを体験できるんですよ。
普通の社員だったら、企業秘密の部分もあるでしょうから、そんなひょいひょいいろんな会社に入るなんて、なかなかできないことだと思うんですよね。でも私はデザイン会社にいた時から、これは役得だなってずっと思ってましたけど、本当にいろんな企業さん、いろんな会社さんのオフィスもたくさん見てきましたし、いろんな偉い方の話もいっぱい聞いてきましたし、
そして言っていることが難しいと、すみません、何も知識がない私に分かるように説明してもらえますか?みたいな感じで、ズバズバと無知であることを使って質問させてもらうという、そんな役得なこともたくさんしてきました。
15:10
今回は特に普通だったら入れないセキュリティが厳重な研究棟にも入りましたし、一つの村みたいになっている地域に根付いた様も見ることができて、しかも相模原の大自然の豊かな場所にありましたので、本当に気持ちよくて、
ヤギさんにも会ってきましたよ。私がモデルにさせてもらったヤギさん。子供も何頭も産んで、今は何頭かはもう里親に出ちゃったらしいんですけど、親子3人で仲良く暮らしておりました。
なので挨拶もヤギさんにさせてもらいまして、半日くらいでしたけど良い取材の一日でした。
実際現地に行かせていただいて、匂いを感じて、音も聞いて、働いている皆さんの顔も見て、ヤギ村さんがみんなに愛されているんだということも実感して、
さあ、ヤギ村さんを使ってどんな10周年記念のビジュアルを作ろうかというのを考えていくという段階なんですけれども、
私が見た感覚が、本当にいろんな生き物の力を使って、一つの村ができているみたいな感覚を受けたので、
私が見てきた動物、生物、生き物、草花、そういったものをちょっとふんだんに盛り込んで、
かつ主軸のサービスはDNA解析ですので、DNAの輪っかというんですかねじねじを模様のように使いながら、
生物をふんだんに盛り込み、主役はヤギ村さんという感じで、10周年のアニバーサリー的な絵を一つ仕上げようかなと思っています。
しかも今回は、私の古典のイラスト的なアナログで一枚絵を仕上げるというチャレンジでOKをいただきました。
しかもそれが面白いと思ってもらえたので、栃木の戦争を作った時のようにかなりお任せいただけたので、
ここからちょっと超特急なんですけど、生物技研さんという私の大事なクライアントさんのお祝いにかなうような絵を描いていきたいと思います。
すみません、少し長くなってしまいましたが、先日お邪魔しました。
私がマスコットキャラクターを描かせてもらっています。生物技研さんの取材・訪問について感想を残しておきました。
18:00
イラストレーターの原江美でした。また話します。