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2023-12-05 13:27

#19[不妊治療の振り返り」ファンタジーな妄想が心を救う

前回に引き続き、自身の不妊治療の振り返り話です。お話の中に出てくる「ヒゲバブー」の妄想話は、実は出産後に主婦の友社のムック「赤ちゃんがほしい」で、「スタンバイベイビーズ」という漫画になりました。今はWEB掲載も終わってしまい、見られない漫画なんですが、結構お気に入りの作品でした。
また改めて描こうかな…😊

#不妊治療 #流産
#妄想 #妄想癖 #ファンタジー

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サマリー

原あいみさんは、イラストレーターで絵本やキャラクターの制作をしています。彼女は不妊治療を経験し、自身の妄想が心を救うことについて話しています。不妊治療の振り返りを通じて、心の拠り所や妄想が心を救うことが良いことであると話しています。彼女は、体外受精をする病院に転院した時、帰り道に見つけたおもちゃのひよこをお守りとして持ち続け、不妊治療のメンタルサポートになった話や、妄想が心の拠り所になることについても話しています。

スーパー銭湯での時間
どうも、イラストレーターの原あいみです。絵本や書籍、キャラクターを作ったり、難しいことをわかりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。
プライベートでは、8歳の娘の母で、夫と娘と3人で都内で暮らしています。
先週の週末にですね、私も娘も大好きなスーパー銭湯に行ってきました。
うちはですね、定期的にスーパー銭湯に行くんですけれども、まあ温泉も好きなんですけど、
漫画とかが読める、スーパー銭湯が特に好きなんです。
学生の頃に演劇部だったんですけど、公演が一つ終わると、自分にお疲れ様の意味を込めてスーパー銭湯に行くっていうのを、
なんか、ルーチンにしていたんですね。スーパー銭湯に行くと、マッサージ
施設がついてたりするので、そこで一日ゆったりと過ごしながら、体の疲れをほぐしてもらうっていうのが最大の贅沢でご褒美でした。
なので、社会人になってからも、例えば個展をするとか、なんか大きな仕事に取り込むとか、そういったものが一段落すると、スーパー銭湯に行って
マッサージをしてもらうっていうのが、なんとなく自分の中でのご褒美タイムというふうに
ずっと過ごしてきています。子供が生まれて小さい頃は、なかなか行けなかったんですけど、それでも
2歳くらいからちょいちょいと連れ出すようになって、スーパー銭湯に行ったりしてたんですけど、やっぱりちっちゃいと
目が離せないですし、なんかね、転んだり泣いたりするので、逆に疲れちゃったりね、するんですが、今はもう8歳なので、まあでもそのちっちゃい頃からね
連れ回してた甲斐あってか、娘もね、スーパー銭湯大好きで、本当に今はもうね、上司2人で全部のお風呂に入って、漫画読んで、ご飯食べてって、すっごい楽しくゆったりと一緒に過ごせるのが、とても幸せだなと思っています。
都内や都内近郊のおすすめスーパー銭湯があったら、ぜひ教えてください。
不妊治療の振り返り
さて、今日の本題はですね、前回も少しやってみましたが、自身の不妊治療の振り返りで思いついたお話をしていこうかなと思います。
私はですね、34に結婚をして、自身で基礎体温を測ってするから始まり、タイミング指導、人工受精、体外受精、顕微受精とほぼ全てのことを体験して、
娘を1人授かることができました。
そんな経験をしていますので、ちょっと振り返ってまた不妊治療の話をしてみようかなと思います。
今日はですね、ファンタジーな妄想が心を救うことがあるよね、ということをお話ししていこうかなと思います。
前回の放送でもお話ししたんですけど、
最初、初めて着症をした時、喜んでしまって、親にもすぐ話してしまって、なんですが、残念ながら流産をしてしまい、悲しい別れを経験しました。
その時に母から、きっとね、赤ちゃんは下見をしに来て、お腹の中下見をしに来て、一旦戻ったんだよ、またすぐ戻ってくるよ、大丈夫、というふうに声をかけてもらったんですね。
この言葉が、本当に落ち込んでいたので、ずっと救いになっていました。
当時、妊娠すると胎児名をよくつけますよね。つけない人もいるのかな。
うちはね、そこまでもそこそこ時間が経っていたので、すごく嬉しかったので、すぐに胎児名をつけちゃったんです。恥ずかしながら。
夫がね、ひげ眼鏡キャラなので。
ひげバブーっていうね、恥ずかしい名前をつけました。
で、そんな感じで、かなり愛着を持ってしまったので、まだ心音も聞けないくらいだったんですけど、
でも、ひげバブーっていうのが、もう頭の中でキャラクターみたいになってしまっていて、なので、さよならしてしまったのがすごく悲しかったんですね。
もともとAMH値っていうのが、私はすごく低かったので、
とにかく妊娠力に自信がなかったんですが、なので、一生涯で、もしかしたらこの、あの妊娠が最後だったかもしれないっていうような、なんかそんな思いもあり、毎日ね、やっぱり涙が出てしまうっていう悲しい日々だったので、
お空に一旦戻ったひげバブーがね、準備をして、装備を整えて、今度は落っこちないように、ちゃんとね、いろんなものをつけて、お腹に戻ってくるんだ。
で、その戻ってくる日まで、私も自分で体調管理をして、あのベッドって、あの子宮をね、ふかふかにするっていうのを、ベッドをふかふかにするってよく表現するんですけど、ね、私はベッドをふかふかにして、あの待ってるからね、それまで共に頑張ろうぜっていうような、なんかそういう思いを、あの妄想することで、精神状態を保っていたっていうところがありました。
で、えっと、それをね、あの、自作で歌を作ってですね。
ファンタジーな妄想
あの、うち、あの、父親がね、歌を作るのが好きで、子供の頃からよく、あの、自作の歌とかを、父のね、自作の歌をよく一緒に歌わされたりとかしてたので、なんかそういうことが日常なんです。
あの、ちょっと変わった家族なんですけど、なので、そのね、ひげバブーがお腹に戻ってくるよっていう歌を自分で作ってですね、すごい明るい歌を作って、で、悲しくなって、思い出してしまって悲しくなってしまったら、
その明るい歌を歌って、一緒にそれまで、次会うまで頑張ろうぜ、みたいなのを頭の中で歌っていました。
で、えっと、ある時、あの、結構ね、信頼している仕事関係の、仕事関係だけど半分友人みたいな、あの、男性の方に、えっと、不妊治療のこととか、結構プライベートなことも、もう話す間柄だったので、その、ダメだったんですよ、みたいな話もした流れで、
その子がね戻ってくるっていうのを信じてまた頑張ってるんですよみたいな話をしたら
なんかファンタジーだなぁみたいなちょっと鼻で笑われるみたいな
なんかそういう反応をされたことがあって
家族以外にね話すことではなかったなという反省ももちろんしたんですけど
でもねこのバカみたいなファンタジーな妄想っていうのは
もう本人が100も承知なんですよ
で分かっててもそんな風に考えないと
努力しても金をいくら積んでもゴールがつかめるわけじゃないっていう
その不妊治療のね世界に道に足を突っ込んでしまったものですから
あの手この手で心の健康を保っているわけなんですよ
だからこうちょっとね鼻で笑われたような反応されたのがね
すっごい恥ずかしくてちょっと腹も立って
なんかそんなことも
ありました
でそもそも赤富士ってあるじゃないですか
ご存知ですか
妊娠中の妊婦が腎痛中に
腎痛中に書いた赤い富士さんの絵をもらうと
それをもらった人が次妊娠するっていうジンクスみたいなやつがあるんです
でこれももう全くファンタジーな妄想ですよね
あとこう妊婦さんのお腹を触らせてもらうと
妊婦菌がうつるとかね
あと妊婦さんの股の下をくぐらせてもらうと妊娠するとか
あと私が当時あったのは
妊婦さんと街で妊婦さんとすれ違うと
妊婦ポイント1ポイントゲットで
100ポイントゲットする頃には妊娠するとかね
なんかね本当どれもこれも全部ファンタジーなんです
で何の根拠もないことばかりなんですよ
でもちろん
あの自分で分かってもらうと
自分で分かってやってるんです
ひよこのお守り
なんですけど
本当そういうのにすがりたくなるのが
不妊治療の時の精神状態なんだなという風に
改めて振り返っても思います
そうそう
それで思い出したんですけど
私初めて体外受精をする病院に転院して行った時に
その帰り道に
なんかね
あの縁日で売ってるような
なんて言うんでしょう
ビニールでできた
中にちょっと水水分が入ってる
ブヨブヨした
あの黄色いひよこさんが
なぜかザーって露天に売っていて
で振るとピカピカ光るんです
あの縁日のおもちゃとして売ってるようなやつです
でなんでこの帰り道にこれを発見したんだろうって思い
でもひよこなんで
なんかこう妊娠のお守りになって
持ってなりそうって思い
そのひよこをね
帰り道に買って帰りました
でえっとそのひよこがずーっと私の
体外受精以降の
不妊治療のお守りだったんですけど
体外受精の時って
いろんな注射したり
あと受診しに行って
厳しい結果を聞かなくちゃいけない時とか
なんかそういう時に
お守りみたいに握って
握って診察台に乗って行って
持ったりとかしていました
見られるとちょっとね
先生に恥ずかしいんで
なんか原さんひよこ持ってるぞって思われるのは
ちょっとさすがに恥ずかしいので
ハンカチとかにくるんだりしながら
でもずっとそのピヨコをね
ピヨコって名前つけて
連れて行っていました
前回の放送でも話した
幼馴染の
不妊治療をともに頑張ってた子にも
違うお店でね
また見つけた時に
何匹か飼ってあったんですけど
それを彼女に送ったりもしてました
すごい子供みたいですよね
そのヒヨコがお守りになってるっていうのが
何が心の支えになるのか
わからないなというふうに
ちょっと懐かしく思い出します
そうそう
前回の放送で話した
ずっと私の治療をしてくれていた
神給師の友人がいたんですけど
その友人が
その友人にこのピヨコのことを話したら
本当にね
全くバカにせずに
そういうかわいいものとか
ぬいぐるみとか
なんでもいいけど
心の拠り所にすがるっていうのは
全然悪くない
むしろいいことだって
妄想の力
すごい冷静に言ってくれました
やっぱり
不妊っていうのは
正直
医療技術でも
原因がやっぱり明確にわからないことも
まだまだたくさんあって
気持ちの持ちようで変わるってことも
否定しきれないって
その子は話してくれました
だから
かわいいピヨコを心の拠り所にして
めでるっていう気持ちの持ちようは
この赤ちゃんを迎えるっていう
精神状態にも近いことだし
すごくいいことだと思うよって
優しく
全肯定してくれたんですよね
それがね
すっごく嬉しかったなっていうのも
同時に思い出しました
もちろん
いろいろなタイプの人がいると思いますから
そんなね
妄想が心の拠り所になる
とは全然思えない
っていう方もいらっしゃると思います
人それぞれかなと思いますが
私はね
こういう仕事もしてますし
そもそも
妄想癖がある人間なので
絵描いたり漫画描いたり
なんて妄想から
着想を得ているところも
いっぱいありますので
そもそも妄想しながら
生きてる人間なんです
なので
私自身はね
このファンタジーな妄想っていうのに
不妊治療中は
随分心を救われたなと思います
そんなことを思い出しましたので
お話ししてみました
今不妊治療頑張っている方が
どうか毎日笑顔で過ごせますように
ということで
今日はこの辺で終わりにしたいと思います
イラストレーターのハライミでした
フォローやコメントをいただけると
とても嬉しいです
ではまた次回
13:27

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