1. 広告を楽しむ『アドバタラヂオ』
  2. #201 広告もPRも必要なのは社..
2024-06-06 31:22

#201 広告もPRも必要なのは社会視点!『本屋大賞』創設のきっかけと本屋 B&Bを作った話 ゲスト:嶋浩一郎さん

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00:02
広告をやって楽しむ、見て楽しむ、話して楽しむ、アドバタラヂオパーソナリティの富永誠です。
砂犬でございます。
いや、ちょっと本日、天気がいいですね。
天気がいい。もうちょっとしたシェスタだ。
シェスタだって初めて僕も聞きましたけど。
ちょっとしたシェスタなんだよ。
ビール、スパークリングワインも飲んでいらっしゃる砂犬さんですが、その砂犬さんの隣に前回引き続きゲストを来ていただいております。お願いします。
クリエイティブディレクターの嶋浩一郎さんです。
はい、みなさんこんにちは。よろしくお願いします。
よろしくお願いします、嶋さん。今一瞬、たった一瞬遊びましたけどね。
いいですね。下北沢の昼下がり。
この前ね、小さな兵隊っていう、ジャン・リュック・ゴダールがアンナ・カリーナを初めて主演女優に呼んだ、2作目なんだけどちょっと内容に政治的な問題があって公開が遅れて3作目になった、小さな兵隊っていうのがあるんですけど。
はい。
その中で、主人公が朝8時に聴く音楽はバッハ、モーツァルトは夜8時、ベートーベンは夜中の音楽、昼下がりに聴きたいのはハイドンっていうセリフがあって、まさに今日ハイドンが似合う感じのBGMは一人脳内再生でハイドンを再生していただくといいと思うんですけど、まさに今日そんな感じの昼下がりの下北沢からお送りしています。
ありがとうございます。
みなさんよろしくお願いします。
完全に僕の冒頭のカナリーいらないんじゃないかっていうぐらい。
さすがでございます。
これはね、みなさん忙しいから短い時間に情報必要だからね。
そうですね。
ダダ漏れの内容じゃなくて、聞いてくださったらポジティブな気持ちになってもらえるような情報もお送りしたいんですけど、ちょっと今日改めてですけど、下北沢B&Bのテラスにて島さんと収録しておりますが、とてもあれですね、ちょっと触れますけども、ファミリー層がとても多いですね。
休日はね、ファミリー層多いんですよ。オープンエアなところでね、テントがあってね、ビールも飲めるし、B&Bの1階には発光のテーマにしたお店があって、そこでいろんな飲み物もあったりしますんで、もうみなさんぜひおいでください。
ほんと土日結構混んでる。
そうですね。コロナの時はすごい大変だったんですけど、今年のね、1月ぐらいからお客さんの出足が戻り始めてね、もうほんと良かったですよ。本も売らなきゃいけないしね。
ありがとうございます。その話の流れでこの後伺っていきたいんですけれども、島さん、先ほどの前回のエピソードではいろいろカコードに入られた話だったりとか、カコード、ケトルを作られた話、いろいろ伺ってきましたけども、
やはりね、須貝さんといえば広告×PRというところでご活躍されてる方だと思うんですけども、いろいろ聞いていきたいなと。
そうですね。
僕らとしても広告とPRってどう分けるんだっけみたいな話を2人でもさせてもらったぐらい盛り上がってるお話なんですけれども、
03:02
それこそ島さんとしては両方やられてる、広告もやられる、PRもやられるっていうところで言うと、現代で言えばどっちもちゃんとやっていかないといけないみたいな流れになっているのかなと思うんですけども、
それぞれやっぱり気をつけるべきポイントとか関係性、どうかっかり合わせるとよりブーストしていくんだっけみたいなのは島さんの中では割とイメージは常に持ってらっしゃるんですか?
そうですね。根本的な発想が違うんだよね。だからUNOとSANOみたいな感じで、アプローチの仕方が全然違うと思うの。
広告とかマーケティングってどっちかっていうと、違いを強調すると褒められるビジネスで、PRって同じを強調すると褒められるビジネスだと思ってるわけ。
最近ここ変わってきてはいるんだけど、基本的には長い広告とマーケティングの歴史は、人とここが違いますよっていう、市場における差別化ポイントを言うと、物が売れるっていう時代が長かったと思うんですよ。
車で言えば、うちの車は燃費がいいですとか、うちの車はデザインがいいですとか、うちの車は日出の容量が大きいですとか、うちの車は走打性に優れていますとか、みたいな他社の競合と比べてどこが違うかっていうことをすごくアピールすることが広告の大きい役割だったと思うんですけど、PRってどっちかっていうと、ここは握れますよね、ここは同じですよねっていう同じところを見つけると褒められるビジネスなわけですよ。
だからパブリシティにしても、この商品を読者に伝えることと、ブルータスの利益は一緒ですよねっていうことを、これは一緒ですよねっていう、握らなきゃいけないし、PRって結局合意形成のビジネスだから、今までない価値観を世の中に浸透させていかなきゃいけないわけですよ。
例えば民泊っていうのはインターネットができてからマッチングの技術でできるようになるわけじゃないですか。だけど今までの宿泊業っていうのは常識的にはホテルか旅館に泊まるのが当たり前だったわけじゃないですか。だから広告屋さんが民泊の広告を作るとしたら、それは今までにない宿泊体験とか、そういうキャッチコピーをつけると思うわけ。違いを強調しなきゃいけないから。
PRは民泊っていう新しい価値観や思想が世の中に広まるために、やっぱり民泊嫌だって思う人たちもいるわけですよ。隣の家に知らない人が泊まってたら嫌だとか。でもオタクの自治体は関係人口を増やしたいって言ってましたよね。
関係人口を増やすっていう側面から考えたら、民泊使えると思ってくれませんか。ここだったら握れませんかねとか。オタクの自治体は空き家問題が課題だって言ってましたよね。民泊で空き家問題解決するなら、そこなんか目的一緒にできるんじゃないですかねっていうように。ここは同じですよねっていうところを見つける能力が長けてる人がPRパーソンに向いてると思うんですよ。
06:01
なので、違いを見つけられる人はマーケティングとか広告に向いてるし、同じを見つけられる人はPRに向いてるんですよ。でもね、大きい意味で今ね同じを見つける時代になってると思うわけ。それこそ豊田昭雄さんがこの指止まれって言ってモビリティサービスカンパニーに変わるときに、豊田一社じゃできないから志を一緒にする人一緒にやりましょうっていう。
でもそうすると旅行業界とか宿泊業界とか地方自治体とかモビリティサービスっていうビジネスが進捗したら利益を得れるであろう、いろんな所属の違う人たちと手握っていくわけじゃないですか。そこを意外に一見すると価値観が違う人たちを手を握らせることですごい世の中が変わってくっていうのをやっていくのがPRなわけ。
でも両方大事なんだよね。あともう一個言えるんであればシンパシーとエンパシーの違いもあると思う。シンパシーとエンパシーって両方とも共感って訳すけど、シンパシーはなんかあの人いい人ねとかなんか気になるとかなんか素敵みたいな感覚の共感がシンパシーで、エンパシーってもっと感覚とか表現とかっていう話じゃなくて、技術や能力の話なんですよエンパシーって。
違った文化の人たちが一緒に行動するために何ができるかとか、違った価値観の人たちが同じところで共同生活を送るためにどういうルールを作ればいいかみたいなことを作っていくのがエンパシーっていう意味での共感なんですよね。
エンパシーはものすごく他人の価値観に寄り添うみたいなところですごいエモーショナルな感覚で理解してる人が多いんだけど、他人の価値観に寄り添った上で何か一緒にできることを探すみたいなのがエンパシーなわけですよ。
そう考えると広告っていうのは表現上ですごくシンパシーっていうのをどんだけ最大化できるかっていうのが広告の仕事で、実務の世界でどんだけ違いを乗り越えられるかっていうのがエンパシーでPRの仕事だと思うんですよね。
基本的に今コミュニケーションする仕事をしてる人にとってみたら両方できないともうダメな時代になってるんじゃないかなとは思うんですよね。
今日真面目な話してるじゃん。
ありがたい。
でも一番最初に島さんが掛け合わせっていうかそれをやってみようって思った時の周りの反応っていうか、全然噛み合わないよそんなのっていうような感じでした?周りの反応?
いやそんなことないんじゃない?それはやってみたらそれこそ作った広告が話題になるとかということの価値はみんな理解したけど、あまりにもPRと広告が遠いところにいたから広告の人がPRを理解する、PRの人が広告を理解するっていうのがなかなか難しかったんだと思うんですよね。
でも今すごい多くの広告のクリエイターがPRの大事さをすごいわかってるし、細川みやこさん伝通のコピーライターで今続くのコピーライターやクリエイティブディレクター、みやこさんとかは天才的にPRの才能がある人だと思いますね。
09:13
ACCで受賞したこの髪どうしてダメですかとかって、もちろんヘアケア製品を売ってる企業が、昔のマーケティングで言えばこのシャンプーは洗浄力が高いですとか、このシャンプーは香りがとか、このシャンプーはキューティクルがとかっていう差別化を言うわけじゃないですか。
でも今の世の中だとこのブランドは女性の髪型の自由さ、引いてはシャンプーを使ってくれてる、ヘアケア製品を使ってくれてる女性の生き方が多様な世の中であった方がいいと思いますっていう。市場における私っていうよりは社会における私をアピールする時代になってるわけじゃないですか。
そこに社会と手を握るPRがすごい必要になってくるわけで、宮子さんってすごいそういう視点でACCで取られてる賞とかね、大人がオムツをしていいようになろうとか、ああいう仕事も含めて非常にPR発想がある仕事をされてますよね。
なるほど。すごい得の高いお話を。
でもおっしゃっていただいて確かにその視点で違うなっていうのは。
社会視点を入れると応援されやすいんですよね。
DXのサービスをしてる、SARSサービスをしてる会社が、うちの会計ソフトはすごいです、早いですっていう商品スペック、つまり他社との差別化要因だけ言ってると応援されにくいけど、働き方改革の今、うちのソフトを使うとみんな早く買えるよっていうと応援されやすい。
社会視点が入った途端にみんなが興味を持つ、メディアも興味を持つ。そんな別に日経新聞が会計のDXのソフトを載せる必要はないけど、働き方改革を進めるとたんになったとたんニュースになるわけじゃないですか。
フリマーアプリも別にそれだけだとメディアが追っかける価値はないけど、使ってる途中の製品をちゃんとリサイクルできますよっていう話になると、エコ消費の文脈の中でフリマーアプリが取り上げられるようになるわけじゃないですか。
市場がどう捉えるかっていう視点じゃなくて、社会がそのサービスをどう捉えるかっていう見方ができるようになると、画前応援されるブランドになるんだよね。
社会視点、確かにそうです。
PRは社会視点があるよねって言うけど、その社会視点ってどういうものなのか具体的によくわかってない人が多いと思うんだけど、今言ったようなことは本当そうだと思うんだよね。
確かに広告だとなかなかそこは表現しづらいけど、企業から発信するものとしての社会視点を織り混ぜたPRっていうのは確かに結構ものが違うなっていうのはわかりますね。
島さん、社会視点を常にキャッチアップするために何か普段からされてることはあります?
12:04
散歩は大事ですよね。
来たぞ、今スイッチ入ったぞ。
新聞読まれてたりとか?
新聞もすごい読みますよ。超うまい読みに行ってニューヨークタイムス読みます。
広告の人は結構読んでなかったりするんですよ。ただ上の活躍されてる人ほど、そういうのをきちんと情報キャッチアップされてたりする。
松本麻里香さんがやってるミスターゲットっていう結婚詐欺師のドラマが今テレ朝でやってますけど、
結婚詐欺師の親玉のスナックのママが松本麻里香さんをね、
あの子も勉強してんのよ結婚詐欺師がちゃんとうまくいくように。新聞も読んでるのよって言ってたしね。
大事大事。
社会視点、皆さん社会がどうなってるのか。
そうじゃないと結婚詐欺もできないんだよ。
頭使うんだと。
結婚詐欺もできない。
いろんなレベルの人と付き合いしなきゃいけない。
そうなんですよ。
社会にいろんな人たちと対話をしていかなきゃいけないってなると、
やっぱり知っておくっていうことをまず前提として状況を理解しておくっていうのが大事な視点ですよね。
そうですね。
でも基本的にはね、メディアも大事なんですけど、本むちゃくちゃ読んで新聞読んでラジオ聞いてテレビ見て、
インターネット見まくるの大事なんですけど、
メディアが伝える情報より日常風景の情報の方が面白いですよね。
例えば男女の雇用機会均等っていうのが進むと、
お父さんも保育園に迎えに行くようになるわけじゃないですか。
そうすると何が起きるかっていうと、街中歩いてると気づくのが、
4時から開いてる居酒屋が増えたわけよ。
4時から開けるんだ居酒屋は。
お父さんが保育園に迎えに行く前に一杯引っ掛けるっていうニーズが増えてるんだなっていう風に
気づくわけじゃん。4時から居酒屋が開いてると。
2時間くらい止めますからね。
そういうのを、なんで居酒屋が4時から開くようになったんだろうって考えて
デコンするみたいな。だから日常風景が一番のヒントだよね。
散歩とか街を歩くとか。
ワンカーンとかって今言うじゃん。コンビニで買って飲むやつ。
でもそういうのって実は今から5年くらい前から現象としてはあったからね。
なんでこの人コンビニの前でビール飲んでんだろうとか、焼酎の缶飲んでんだろうとかっていう
なんか薄々気づいてたことがメディアによって言語化されるみたいなのが後から気づくみたいな。
それを誰よりも先に気づく感性が欲しいなと思いますよね。
常に誰よりも先に安定を張ってるよと思う。
結局世の中っていろんなことが同時多発的に起きてって
15:02
それをちょっと距離を置いてみた人が星座のように星を結んでった時に
あ、今路上飲み増えてるかもとか、そういうことに気づいていくわけで。
だってそれは装飾男子もお一人様も昔の価値観と違って
昔だったら絶対20代の男の子は女の子にモテたいと思うのが最高だったのに
今そんなことないじゃん。装飾男子みたいな人が増えてるよねっていうのも
最初は変な奴が増えてきたって思ってたけど
意外に同時多発的にこっちにもあっちにもそういう奴いるらしいよっていう話になった時
装飾男子になっていくし、お一人様もきっと多分一人でご飯食べる人がどんどん増えてって
それを誰かが星座として結ぶんだよね。
でもそれは新しい欲望の発見だから
お一人様が発見された途端お一人様カラオケとかお一人様焼肉とかビジネスが生まれるわけじゃん。
そうですよね。
だから誰よりも最初に星座引ける人になると
そこのすごい新しいビジネスを発見できるセンスもすごい磨かれると思うんだよね。
推し勝つとかもそうですよ最近。
前からあることをちゃんとつなぎ合わせて
推し勝つって言葉でつなぎビジネスにやるっていう。
欲望する言葉っていう本はそれについて書いてみたんだけどね。
ひとつ橋の松井先生っていう教授と一緒に書いたんだけど
まさにそういうところはあるよね。
最近京都大学の山内教授っていう戦略的美学みたいなことを研究してるんだけど
彼とすごいこの前大学院に呼んでいただいて
院生の方とディスカッションする機会があったんだけど京都で。
例えばフランスのブランドが超乾燥スーパードライみたいなカタカナを
突然Tシャツに書き始めるのと
ユニクロさんがロゴをカタカナで書き始めるのは同時多発的に起きてるっていう
まさに装飾男子が同時多発的に世の中に生まれると同時に
デザインの世界でも同時多発的に同じような傾向が生まれるみたいな
そこはなぜ生まれるのかみたいな研究を山内先生されてるんだけど
まさにそういうことに気づくセンスがあるかないかって
企画者としてはすごい大事なんだろうなっていうふうに思うんですね。
だから広告マンもPRマンもそういう視点を持ってる、いかに持ってるか
そういう機会をどれだけ自分で作っていけるかっていうのは
素質としては大事なポイントってことですよね。
ありがとうございます。
さっき点と点を繋いで線にしてそれを現象にするっていうところで言うと
島さんこれ本屋大賞は2004年ですね。
本屋大賞は別に自分が作ったわけじゃなくて
全国の書店員が一同一緒に作った仕事なんだけど
18:02
これある意味書店員で出版業界の中で末端の仕事をしてるけど
でも本当は一番本を売ってる書店員が一番偉いと思うんだよね。
出版不器用になったとき書店員の皆さん
きっと出版不器用に対して何かやりたいっていう思いがあるし
でも実は書店員の人たちが持っている本の目利き力というか
この本は絶対受けるはずだっていう彼らの嗅覚って
当たり前のように持ってるから当たり前になっちゃってるけど
実はすごいそこがレバレッジになるんじゃないかって思ったわけですよね。
だから書店員が選ぶ賞を作ってみようっていう。
でももともとそれは日本の配本制度の仕組みで
日本の書店員がこの本を売りたいっていう取り継ぎにオーダーを出しても
なかなか届けてくれないっていう難しい側面もあって
なんかフラストレーションも溜まってるんだろうなっていう
自分たちが売りたい本が本当に売れるっていうのが当たり前じゃないんだよね。
魚屋さんは今は豊洲に行って売りたい魚を買ってくればいいわけだけど
本屋さんなかなか注文した本さえ届かないことがある。
なぜなら本は取り継ぎが届けても売れなかったから
売れなかったらもう一回回収し直さなきゃいけないからみたいなところもあるわけですよ。
じゃあだったら本当に売りたい本を売るために何ができるかっていうので
本屋の目利きが選んだ賞を作るといいよねっていうことで作られたんですけどね。
まさか20年も続くと思わなかったですね。
それって一番最初に誰かが大本がいて島さんも協力して
本当ねその時僕ねそれこそ前回話したようにいろんな会社のオウンドメディア作ってて
本の雑誌社っていう椎名誠さんが設立した書評誌のオウンドメディアも作ってたんですよ。
目黒浩二さんっていう書評家が当時代表されてたんですけど
目黒さん面白い人で競馬が大好きなんですよ。
競馬やってて競馬予想っていうのがインターネットっていうのに載ってるらしいなって言って
なんかそれ見たいからインターネットに見させてくれっておっしゃってたんで
そのネットで競馬予想のページとかご覧になっていただいたんですけども
これなるほどとかって言って
で集英社さんとか講談社さんとかオウンドメディアも当時も持たれてたわけですよ。
こんなのもあるんだって見てて
なんで本の雑誌のホームページはないのって言って
いや作ってないからですよっていう
そうなんだ作んなきゃいけないんだっていう話になって
じゃあ作りましょうっていう話になってそこで作り始めて
21:01
その中に書店員の連載とかをしてて書店員の思いとかを聞いてて
なるほど自分たちで売りたい本が売りたい
じゃあ書を作りましょうかっていう本の雑誌が母体になって書店員を集めて
やったわけですねだから当時まだ僕は単なるインターネットのその本の雑誌の
ウェブページの編集をしている人だったわけだけど
まあでも本屋大将が軌道に乗っていく過程で
まあそれは自分も本屋をやらなきゃなと思ってここB&Bを作ったんですよね
そうですよね自身がやられたのも
そっか
もともとやりたいなとかってのは多かったと思う
もちろんそうですよ本屋はね本当に
偶然会う情報って大事だからセレンデピティって本当大事だから
なんか買い物のついでにとか待ち合わせのついでにとか
ついでにが大事でついでになのに
すげえドロドロの恋愛小説に出会っちゃったりとか
ついでにのタイミングでなんかもうアインシュタインの相対性理学の本に出会っちゃったりとか
そんなところにそんな情報突っ込んでくるみたいな
それがあるから人生楽しいわけで街の本屋ってそういう役割を果たしてると思うんですよ
B&Bを作る2012年のちょっと前の2011年に
ブルータスで本屋特集本屋好きってのがあったんですけど
それの編集を手伝わせてもらって全国の本屋回って取材したんですよ
その時にやっぱり街の本屋は魅力的だなと思って
でもなかなか今のビジネスモデルだと立ち行かなくなるなという
経済的には難しいビジネスだなと思って
21世紀に自創できる本屋っていうのはどういうビジネスモデルを作ればいいんだろうと思って
うちに真太郎と相談して
本の売上だけに頼ってると本当に大変なことになるから
著者を呼んでイベントをするとか
本とビール相性がいいからビールを売るとか
そういう本を売る以外に復収入がちゃんと安定してある本屋が作れないかと思って始めたのがB&Bで
だからB&Bはブックス&ビアでビールと本っていう
自分が好きなものを組み合わせただけじゃんみたいな
順列組み合わせとしてはかなり順当な組み合わせで
順当ですよね
順当なんだよね
やっぱり楽しいですか本屋さん
楽しいですよね
ご自身で本屋さんってどうやって
でもさ本屋さんはね
すごい素敵な本屋さんもいっぱいあるわけですよ全国に
でも一人が本棚を作るとすごくいい本棚はできるんだけど
なんかねいじっちゃいけないような感じになっちゃうわけ
わかるかな
なんか全てが壊れそうな
で京都に市城寺に経文社っていうすごい素敵な本屋さんがあって
そこの店長さんが本当僕のメンターで堀部康史さんっていう方なんですけど
彼は一人が本棚作るとなかなか売れない本棚になっちゃうんですよと
24:00
何人かが寄ってたかって一つの本棚作ると
みんなが欲しい本棚になるんですっていうすごい教えをいただいて
そういうふうに作ってるんですけど
でも本当に面白いのはすごい毎日マーケティングの訓練だなって思うんですよ
例えばワールドカップとかオリンピックとかあるじゃないですか
その時に普段絶対売れなさそうだなっていうドラえもんの国旗図鑑みたいなのを
ちょっとレジ横にメンチンしておくんですよ
そうするとオリンピックで開会式とかでいっぱい国旗見た子どもたちが来ると
ドラえもんの国旗図鑑を買って帰るんですよね
すごいシーズナリティですね
本当に雪が東京で降るとか珍しいじゃないですか
そうすると雪が降った日に雪の結晶についての本とかを
ちょっとメンチンしておくと売れたりするとすごい嬉しいんだよね
やっぱりなおさら本屋さんの書店員さん
その時の状況を一番わかるわけじゃないですか
肌で感じてこういう結果でしたよとか
それを踏まえて並び替えをされたりとか
マーケターなんですね
本当はできる本屋はそうじゃなきゃいけないと思うんですよね
だからこそそういう思いがあってみんな自分が売りたい本を
本屋大賞になったりとか
それぐらいモチベーションは持ってらっしゃる方もいらっしゃる
今年の受賞作のナルセは天下を取りに行く
非常に面白い小説なので皆さんぜひ読んでください
あと本屋大賞で大賞を取ると必ず映画になるとか
そういう流れになってるじゃないですか
今のところグランプリに選ばれたものは全部映画になってるみたいな
ほぼそうですね
ありがたいですね本当にね
本屋大賞へ伺っていく中でご自身でも本屋をやられると
本当にありがたいですよね
この本屋は下北沢のコミュニティにも属するし
本って何とでも繋がるんですよね
料理だろうが旅行だろうが文学小説
社会問題ジェンダー
毎日いろんな人が来てくださってトークしてくれて
本当最近小泉教科さんとか本当に何度もやっていただいたりね
ありがたいです
今回B&Bっていう場所もそうですし
本屋大賞という一つのイベントという毎年のものを作る上で
一番島さん的にここは外せない場所作りコンテンツ作り
思ってらっしゃることってあるんですか
でもこういうの作るとすぐお金儲けに走っちゃうタイプの人もいるんだけど
もちろんお金があるのはすごい大事で
サステナブルに運営していかなきゃいけないんですよ
例えば本屋大賞ってどうやって運営してるかというと
本屋大賞受賞って帯を受賞策が来たんびに
数円ずついただくみたいなところで
事務局の運営費を賄わせていただいてるし
27:03
やっぱりB&Bも本当に町の本屋が厳しい経営状態の中で
イベントをやったりとかビール売ったりすることで
過労死手だけど運営し続けることができるみたいな
そこの最低限度のサステナブルなところが増していけるところを
まず目指すのはすごい大事だと思うんですよね
それはちゃんと長年やってると
一緒にビジネスしませんかみたいな話がもちろん来るんですけど
そこで初めてやるぐらいな息の長い仕事にするのがすごい大事で
本屋って一度できたらやり続けなきゃいけないし
マケトリでもレストラン作ったりとか
いろんなセントを作ったりとか
そういうコミュニティをいくつも作ってるんですけど
一番大事にしてるのは
10年単位でやれるかどうかみたいな
広告業界の人って短距離走がすごい得意で
100メートル走ってそのまま倒れるみたいなね
その瞬発力の大事さもものすごく分かるんですけど
毎日毎日レジの売り上げ見て
毎日毎日本のスリップ見て今日は何が売れたとか
本当に本屋の利益なんか知れてるんですよ
そういう世界の中で毎日を繰り返して
5年10年やっていくっていう
広告業界の人が持ち合わせなかった
何て言うんだろうねこういうね
でもメディア作ることもそうじゃないですか
雑誌作るとことか
オールドメディアとかもだから本当に
カンヌもそうだけどいろんな広告書を見て
アプリ作りましたとかって
どんだけそのアプリが今も使われてるんだとかって
本当に思うことが山ほどあるわけで
めちゃくちゃ本当にそうですよね
何だか10年以上やってる仕事がいっぱいあるのが自慢ですね
本当に西島さんの仕事はリードタイムが長いけど
継続する期間も長いっていう
すごい広告業界っていうか
時代を早く成果出せっていう
すごく貴重なお仕事をたくさんされてるなっていう
思いますね
これやっぱ後輩の方々にもそういう形で
お話をされてたりするんですか
例えばみながわくんっていうCDは
とばさんとシェフとレストラン作ったりとか
西原井にホッタユっていう銭湯を
ご一緒させていただいたりとか
銭湯なんて毎日なきゃ困るからね
毎日穴開けられないからね
だってお風呂入れなくなったら困っちゃうからね
インフラみたいな仕事をやるのは
ほんと覚悟がいるけど
インフラになったときには絶対必要なものになるから
30:00
すごくそこの覚悟って大事ですよね
ホッタユはうちから近いんで
銭湯行かせていただきました
サウナよかったでしょ
よかった
昔よく中川純一郎と銭湯に行ったな
出るまで10個企画出し合わないと
出れないみたいな
死ぬよ
ストレックすぎますね
それでいろんな銭湯もありましたね
いいですね
すごいこの話を島さんに伺いたかったので
本当にありがとうございます
今回は仕事の話を中心に
いろいろお話を伺いましたが
次回は島さんに
これからのお話をいろいろ伺っていきたいな
というふうに思っております
一応前回島さんからお話ありましたけど
7月20日
こちらお本屋B&Bさんでイベントをやられると
12周年イベント
あざぶけ馬場の来場も決まりました
速報です今
本当ですか
速報です
あざぶけ馬場さんもすごいですよ
なかなか前回の駿河橋博士さんと
続きありがとうございます
速報です
速報です
ラジオは速報大事だから
ありがとうございます
ということで今回は以上となります
ありがとうございました
31:22

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