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日替わりコメンテーターが独自の切り口で多様な視点を提案するCatch Up、水曜日はスポーツ文化評論家、玉木正之さんです。
玉木さん、おはようございます。
はい、おはようございます。よろしくお願いします。
世の中はAI社長が活躍するようになってきたそうですが、スポーツの世界もAIだらけになってきたようで、今、情熱大陸という番組がありまして、
イチローさんと松井秀喜さんが出ていて、すごいこと喋ってるんですよね。
お正月にまた特集があるらしいんですけれども、
2人でなんで言い出したかっていうと、
最近の野球はつまんねえなーって言い出したんですよ。
要するにデータ通りやってる。
だから退屈で仕方がない。
彼らのぐらいの見る目を持った人がいたら、今の打ち方はデータ通りだみたいなのがわかるから、我々にはまだわからないところがあるんですけれどもね。
だから彼らから見ると、どんどん野球がつまらなくなっていて、
それでイチローさんが言っていたことは、感性が失われていくという。
データっていうのはどうなってるかっていうと、昔からはありましたよね。
スコアラーの人がいろいろ調べて、ピッチャーがどんな球を投げるとか、
このバッターはどのあたりに打つ可能性が高いから守備位置をこう変えようとかっていう、
そういうデータがありました。
最近のデータはビッグデータですから、あらゆる打席全部集積されてるんですね。
それをAIが分析して、あのピッチャーは1球目には何々を投げると、どの高さに投げると、
相手のバッターが身長が何センチ、右バッターか左バッターだったらここに投げるっていうのがほぼわかっちゃうんですね。
ほぼわかっちゃうところを待って打てばいいという。
それが1番から9番まで同じようにデータがあるもんですから、
打順による打者の個性とかそういうものもなくなってきたっていう、
そのあたりも一郎さん言っておられましたね。
なるほど。
それで一郎さんが今やっておられるのが、高校生に自分の感性を働かせる判断で野球をやろうというので、
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例えばランナー一塁で自分が出ていたときにガイアフライが飛んだと。
さて走るか止まったほうがいいのかっていうのは、これはデータにないわけですね。
だからそのときに打球を見て、相手の守備を見て、一瞬そのときに体を止めて判断して走るか戻るか決めるっていうのは教育されていたんですけどね。
その話の流れ、非常に面白い番組だったと思うんですけれども、将来の野球がどうなるのかなって心配になってきましたね。
どんどんでもそういうAIとかコンピューター、ボールの回転数がどうだとか、いろいろなことを特にメジャーは見てますよね。
特にメジャーって今おっしゃいましたけども、いえいえいえいえ、高校野球でもやっているという。
高校野球でもですか。
それが一郎さんの出身校の明田校で、それに近いようなピッチングマシンですね。
バッティングマシンと言ったほうがいいのかな。ピッチングマシンですね。
写真が出ていて、そのピッチャーのフォームまで出るわけですね。
そこから投げる吸収が出てくるという。ほとんど現実に打っているのと変わらない感覚で練習ができる。
すごいですね。そんな時代。
高校野球もそんな風になってきたっていうようなところで、一郎さんがおっしゃっていたのが、
メジャーで起こっていることは、何年か後に日本の野球でも完全に起こる。
さてどうなるかっていうことなんですけど、私実は先週、12月7日の土曜日に、
早稲田大学で日本スポーツ学会のスポーツを語り合う会というのがありまして、
そこで、稲美雅彦さんという東京大学先端技術センターの方の講演がめちゃくちゃ面白かった。
AIの話。
だから、AIに分析させると、サッカーのペナルティキックで選手が蹴る、その仕草を見た瞬間にどこに蹴るかがわかる。
それとAIのデータを組み合わせて、ビッグデータを組み合わせて、この選手はどちらに蹴るか確率が非常に高いというの。
それと仕草を見れば、ほぼ100%止まるという。
そういうような発表もあったりとか、それからピッチャーの投げる、先ほど言いましたね、
どこに投げる、相手のバッターがどんなバッターだったらどういうピッチングをするというのを、全部ビッグデータで出ているということをしゃべられた後に、
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私は手を挙げて質問したんですね。
そうしたら、これからスポーツってどうなっていくんですか?っていう質問をしたんですが、
その時は答えはたった一つですね。
何でしょう?
観客の目。観客が面白いと思うか、面白くないと思うか。
それだけで、今はまだメジャーリーグもね、一郎さんとか松井選手は、つまんねえな最近の野球はとかって言ってるんですけど、
観客はまだ言ってませんよね。
もうすごいですよね。大谷選手の50-50はすごかったっていうので、どんどん盛り上がってますよね。
これを聞いた時にね、私思い出したのは、ベイブルースが生まれた時に、ベイブルースがホームランガンガン打った時に、ニューヨークタイムズがものすごく批判したんですよね。
これ前ちょっと喋ったことあると思うんですが、要するに守っている野手が手を伸ばしても取れないような打球を打つのは卑怯だと。
こんなつまんねえ野球はないというふうに大批評をしたニューヨークタイムズが。
ただそれに対して観客は、あの素晴らしいホームランを見に行こうというので、ヤンキースタジアムに詰めかけたんですよ。
それを思い出したんですね。
ですから一郎さんとか松井さんは、ものすごく野球のことをよくわかる方ですから、この頃の野球つまんねえなと言うんですけれども、さて素人はどういう目で見ているか。
素人がどういう目で見ていて、これからの野球がどう変わっていくかっていうのが、これからのAI野球の別れ目になるんじゃないかということですね。
素人もいずれそういう目が越えてくる時が来るんでしょうか。
どうでしょうね。そこら中にAIネットワークがはびこって、それこそカメラがベースにも全部ついたりして、マイクもそこら中について審判の有効音も聞こえて審判が今にAIになって、
ストライクボールをAIが判定するように近々なるわけですよね。そうなった時に、どこで我々がつまんねえな最近の野球はって言い出しとかどうかでしょうね。
ちょっとやりすぎじゃない?つまんないよねってなるとまたいろいろ変わったりとかもあるんでしょうしね。
今サッカーでペナルティーキックをキーパーが止めて誰もつまんねえって言う人いませんよね。緊張感ハラハラドキドキしながら見てますよね。
止まった時にうわーすごいって思いますよね。さあそれがバックグラウンドがどのようにしてその結果が出たのかっていうのはわかりませんけれども、これから来年以降のスポーツどうも見る視点がちょっとずつ変わってきそうですね。
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そういうことで今年もいろいろありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
良いお年をお迎えください。ありがとうございました。
この時間はスポーツ文化評論家玉木雅之さんでした。
ガールズパンチ×少女隊の×ラジオ会
×少女隊の春のキーナと
アオイリルマです。
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