陸上
2024-02-14 11:43

陸上

スポーツ文化評論家 玉木正之
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毎週水曜日のこの時間は、玉木正之のCatch Up。スポーツ文化評論家、玉木正之さんです。玉木さん、おはようございます。
はい、おはようございます。どうもです。
今日はですね、最初にフライニュースからというのは、ケニアのマラソンの世界最高記録を出していたキプタム選手が、放通事故で亡くなりました。
まだ24歳ですよ。
その記録がですね、去年のシカゴマラソンで、2時間0分35秒ですからね、2時間を切るのはこの人だと言われていて。
そうですよね。
まだ24歳ですからね。しかもこれ、2時間0分35秒って出したのが、3度目のマラソン大会、マラソン出場だったんですね。
わずか3回目で。
3回目の出場で、2時間1分台を出してたんですよ。
ですから、それまでの世界最高記録を持っていた有名なキプチョゲ選手が、ものすごく高く評価していた選手。
この選手が放通事故で亡くなった。自分の運転のミスらしいですけれども、その辺がすごく残念ですよね。
ということを取り上げた上で、マラソンは最初、第一回オリンピックのギリシャで、ギリシャのアテネですね。
ギリシャに関係のある競技を作りやろうということで選ばれた競技だったんですね。
どの競技の中の種目でかわかりますよね。
陸上競技?
何と言われている競技の中の種目なのか、1種目。
陸上競技?
そうそうそう。陸上競技。
陸上競技、おかしいと思いません?この言葉。
えっ?
陸上競技がおかしい?
陸上競技。何ですか?陸上競技って。陸の上でやる競技ですか?
学校なんかでもみんな言うんですよね。陸上部とか言って。
陸上って言いますね。
だったら野球も陸上なの?テニスも陸上なの?
ああ、確かに。地球でやるわけですからね。陸地でやるわけですから。
陸上競技っていう風に作ってきたのは、どうも正岡敷らしいですね。
あの方が野球とかも含めて。
野球とか大好きなんですよね。
いろんなスポーツを紹介している中で、陸上運動会というものをまず名付けて、
これで面白い競技がいろいろあると紹介しているんですね。
それは幅跳びとか高跳びとか、競争とか、鉄球投げなんて書いてるんですね。
方眼投げのこと。
その中で競争というのがあって、競争だけれどもボートレースは含まれませんよって書いてるんですよ。
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競争と言えば、走ることと言えば、日本人はそれまで走りませんでしたから。
走る競争っていうのを感覚としてなかったんですよね。
ところがその当時、先に墨田川なんかでボートレースが始まってたんですね。
輸入された。
それで水上の競争ではなくて、これは陸上の競争ですよという解説をしてるんですね。
それと分けるために、ボートと分けるために、陸上という言葉を。
そうなんです。ボートと水上と分けるために現れたのが陸上という言葉で。
それで陸上運動会とか陸上競技会という言葉を正岡式が書いていたら、
そしたら陸上競技という言葉が定着しちゃった。
これは英語で言うと、イギリスではアスレティクスという競技会という言い方が多いんですが、
アメリカではトラック&フィールドという言い方。
トラックとフィールドのゲームということですね。
トラック&フィールドの翻訳として陸上競技と訳すのは、まるでおかしいんですけどね、はっきり言うと。
まあ確かにそうですよね。
それで正岡式自身もですね、これ小羅玉液という短編のエッセイ集の中で、
小羅玉液松の梅雨のようなものだというのは、これは中国で有名な炭の名前なんですね。
炭を吸って字を書いているということを言いたいらしいんですけれども、
その中で陸上競技を紹介している中には、クリケットもベースボールもそれからテニスも入っています。
陸上競技ですからね。
まあそうですよね。
それでそのうちベースボールの好きだった正岡式がベースボールをものすごくたくさん解説してるんですね。
それでベースボールとかテニスも少し解説していて、
テニスとかベースボールとかは陸上競技、今で言う陸上競技、トラック&フィールドとは別物のように捉えちゃった。
残されたものが陸上競技になったっていうのがどうも真相のようですね。
それで私もこの番組なんかでよくドジャースとはどういう意味とかね、ドレボールとはどういう意味とかって意地悪な質問させていただきましたけども、
一番不思議なことに、これつい最近まで気づかなかったんですよ。
田中さんも?
はい、陸上競技と言っても何の不思議もなかった。
昔からそう言っていた、中学生時代から陸上部がいたし、陸上部の友達もいたし。
なじみがあると気づかないですよね。
考えてみたら陸上部という名前が一番おかしな名前だと気づいたのが、72歳になってからでした。
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いろいろ気づくことって人生であるものですね。
って言われてみれば確かにそうですね、陸上ってね。
おかしな話ですけれども、でもそのあたりを調べていくと、日本人はそもそも走らなかったとかね、競争をしなかったとかね、
競争として最初に入ってきたのは実はボートだったとか。
ボートは水上でやるから、陸上でやるのはこれでは陸上競技だということになっちゃったんですよね。
おもしろい歴史。
歴史ね、日本のスポーツは海外から輸入した文化だったらよくわかりますよね、このあたりがね。
本当そうですね。
世界陸上なんて言うんでね、もう定着してますけどね。
世界陸上どころか、瀬陸と言ってますからね。
なんですかね、瀬陸というのは。
世界の陸。
世界の陸。
でもそういうふうにして日本語になっていく方が浸透していきますよね。
そうですね。
ですからボクシングという競技も今は結構人気ありますけれども、剣刀という言葉ができて日本に広まりました。
ベースボールも野球という言葉ができて広まりました。
残念ながらサッカーという言葉、球球という言葉は広がらなかったんですよね。
だから今サッカーの名前というのはほとんど言語とか英語のまま言ってますね。
フォワード、ミドル、ヒビドフィルダー、バックス、ゴールキーパー。
それも翻訳全部作ってるんですよ。
前衛選手とか後衛選手とかね。
守備、守備要だったかな、ゴールキーパー。
それが発達しなかったんでなかなか日本に定着しなかった。
その割に語訳でも構わないから、陸上というのが流行ったから陸上競技みんな納得するようになったんですね。
これがトラック&フィールドのままだったらあまり人気出なかったかもしれないですよね。
確かにね。
親しみやすさっていうところはね。
やっぱりこの名前っていうのはすごく重要なのかなと思いますけどね。
陸上といえばこの間ベッドを置いた毎日マラソンもありましたけど、
パリオリンピック代表を賭けた争いっていうところも注目ですね、陸上もね。
そうですね。日本もね、日本の選手たち、陸上競技の選手たち強くなって世界レベルに達してますからね。
かつては110mハードルなんかで世界と越して戦うなんて全く考えられませんでしたよ。
それに明治時代に陸上競技が入ってきた中でやっぱりマラソンとか長距離を走るというのがすごく発達したんですよね。
短距離は苦手だった。なぜかわかりますよね。
なんでですか。
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急に聞かれるとドキッとしちゃいます。
人力車を引っ張る人が多かったんですね。
ああ、そういうこと。
磁気輸送みたいなのが得意。
最初に上野の忍ばずの池のマールレーツとかいろいろ始めたの全部人力車を引いてた人ですね。
それからアムステルダムオリンピックでマラソンの予選で1位になった人も人力車を引いてた人で、
この人はプロだということで失格になりました。
プロ扱いなんだ。
そうですね。
その時のプロは5人ぐらい全部失格になってまして、1位から5位まで。
牛乳配達とか郵便配達とか新聞配達の人もダメでしたよね。
6位の学生さんが1位になってアムステルダムに行ったという。
そういうような歴史もありました。
面白いですね。
陸上競技について、不思議な陸上競技について喋りました。
玉木さんありがとうございました。
失礼しました。
この時間はスポーツ文化評論家玉木正幸さんでした。
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