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毎週水曜日のこの時間は、玉木正之のCatch Up。 スポーツ文化評論家、玉木正之さんです。
玉木さん、おはようございます。
おはようございます。
サッカーワールドカップ、日本の挑戦が終わってしまいましたね。
終わってしまいましたけど、残念でしたね。
PK戦でね、もう、あと一歩ということで、
1ミリでスペインに勝ったと思ったら、1ミリで負けちゃったっていう感じですね。
そうですね。
PK戦って運ですから、もう仕方ないですけれどもね、
びっくりしたのは、日本はPK戦に弱いという声が出てきたっていうようなことを聞いて、
びっくりしたんですけれども、PKでものすごい勝ち方をしたのを覚えてません?
PKでものすごい勝ち方?
アジアカップで優勝した時なんですけれどもね、
準々決勝で2004年です。
ヨルダンとの試合。
これでね、ゴールキーパー川口選手、ものすごいセーブをしたんですけれども、
最初このPK戦が2人失敗して、1対3までなったんですよね。
その後4人連続止めちゃったっていう。
すごい。
それで逆転で勝って、その後アジアカップに優勝するという、
そういうこともあったんですよね。
ですから、負けたら批判したり、勝ったら褒めたりということだけではなくて、
歴史の中ではいろんなことがあったということを覚えたほうがいいですよね。
そうですね。
その中で一番すごかったのは、やっぱり今の日本のサッカーを考える上では、
1993年、Jリーグが生まれたこと。
これから来年で30周年になりますけれども、
このJリーグの誕生が一番大きかったですね。
Jリーグが誕生して何が一番大きかったと思いますか?
やっぱり当時もトップの世界の選手が来て、一緒にプレーできたというところも大きいんじゃないかなと思ったんですが。
そうですね。それは3番目ぐらいでしたね。
3番目。
2番目ぐらいが、各チームでホームタウンができて、サッカーが各都市で流行ったというところがありますけれども、
一番すごかったのは、私が考えるに、サッカーをする集団、団体が生まれたということですね。
それまでもいろいろプロ野球とか大相撲とかがありましたけれども、
野球をする団体じゃなかったんですよね、実は。
プロ野球は。
親会社の宣伝というのがありましたね。
ああ、そういうことか。
大相撲は伝統を守るということがありますよね。
それから、高校野球は教育のためだという高校生の。
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要するに、スポーツをする以外に別の目的があったんですよ。
ですからね、サッカーができたとき、初代チェアマンの川淵三郎さんに、新聞記者が聞いたことがあるんですけれどもね、私横にいたんですけれども、
ゲーリング作って何するつもりですかって聞いたんですよ。
そうしたら川淵さん何と答えたかって、サッカーしますって言ったんですね。
これはものすごいことなんですよ、実は。
というのは明治時代に、明治の9年から11年ぐらいにスポーツが日本にどっと入ってきますね。
そのときに野球も入ってくる、サッカーも入ってくる、ラグビーも入ってくる、陸上競技も入ってくる、
いろんな日本にそれまでなかったスポーツがどっと入ってきたんですね。
それを第一高等学校、要するに東京大学であるとか、他の大学を中心になって全部受け入れていくわけですね。
そのときに各クラブができるわけです。
球球部とかサッカーのクラブもできるわけですね。
野球部もできるわけですね。
そのときの武士という部の本に書かれていることがあるんですけれども、みんな共通しているのは何かというと、
なぜこれをやるかというと、国に一丁断ったときに力を発揮するためという。
要するにね、野球やって、面白い面白い、これはこんな素晴らしいものがあるぞって言って騒いでちゃいけないと。
それによって体を鍛えて、国に何か問題があったとき、これははっきり言いますと軍隊ですね、戦争ですね。
一丁断ったときに力を発揮するために体を鍛えてるんだということが必ず書かれてるんですよ。
予備役的なニュアンスだったんですね。
そこまでは行かないかもしれないけれども、スポーツを遊んでやっちゃいけないということなんですよね。
鍛錬の場だったんですね。
鍛錬だということに全部なっちゃった。何か言い訳をしないとつかないということがあったんでしょうね。
ですから野球はこんなに面白いからこんなに面白いものはやろうよっていう人も中にはいたんですよ。
中にはいたんですけれども、そういう人っていうのは大学とかの主流のところには入れなかったんですね。
それもサッカーも変わらなかった。ずっとそれで聞きたんですね。
ですからJリーグ生まれる前のJSLも言ってみれば企業スポーツとして存在したわけですね。
それがJリーグ生まれた途端にサッカーをやるんだと。
サッカーを文化としてカルチャーとしてやるんだということが初めて出てきたという。
これはものすごく大きなことですね。
それとこのJリーグと日本サッカー連盟ですね。
ジャパンフットボールアソシエーションが2050年に日本でワールドカップを開催して、
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そのとき日本が優勝することを目指すって言ってるんですね。
2050年まであと20年ぐらい、25年、28年ありますね。
そのときに世界一になるんだという目標も掲げて、
森安監督もそのために今やってるんだということを言われたんですね。
これは素晴らしい歴史の流れと言いますかね。
その中でサッカーをやってるという。
何も他には目的がない。サッカーをやるんだと。
それがいかに素晴らしいことかっていうことが出てきたっていう。
サッカー素晴らしかったですよね、ワールドカップ見ていて。
まだ続いてますけれども。
まだ続いてますし、私もこれからまだまだ楽しみたいと思いますけれども、
やっぱりスポーツをやるということがこんなに素晴らしいことなんだっていうことが広がるというのが文化なんですね。
他に理屈はいらないですね。
森安監督がビジネス書も書いてほしいとか言ってる人いましたけれどもね。
そんなの他に利用しちゃいけないですよ。
絶対理想の上司ベスト10とかに入ってきますよね。
そうそう入りますよね。
だからサッカーすること、サッカーを見ること、サッカーを楽しむこと。
それがいかに我々の生活を豊かにするかっていうこと。
それはサッカーだけではなくてスポーツもそうなんですね。
そういうふうに考えたいですね。でないとそういうことをきちんとわからないと、
でもスポーツで金儲けしようとかいう人が出てきて、
オリンピックでいろいろお金を動かしたりとかね。
あれで動いたお金って何にもスポーツのために役立ってませんからね。
本当そうですよね。
スポーツやって動いたお金なのにスポーツのためにならないっておかしいでしょ。
本当そうですよ。食い物にされたりかんですよね。
だから他の目的には使わないスポーツはスポーツをやることが素晴らしいんだと
いうことは覚えておきたいですよね。
そこのリスペクト大事にしたいなと思います。
田脇さんありがとうございました。
どうも失礼しました。
キャッチアップ水曜日はスポーツ文化評論家田脇正之さんでした。
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