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世界体操選手権で、日本チームが男子団体金、女子団体銅などの好成績
2026-10-28 14:07

世界体操選手権で、日本チームが男子団体金、女子団体銅などの好成績

歴史、文化的視点からプロ・アマ問わず、スポーツ界の話題をスポーツ文化評論家・玉木正之がコメントします

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

日本シリーズの劇的な延長戦に触れた後、玉木正之が世界体操選手権で日本男子が団体金メダルを獲得した話を取り上げる。日本男子体操が1960年ローマ五輪から1978年ストラスブール世界大会まで世界一を続けた歴史や、塚原光男が語った忍者・飛び職の身体感覚、ロシアバレエ、中国雑技団との競い合いが紹介される。技の難度がIまで進み、白井健三の「白井スリー」のような技が生まれたことにも触れる。体操は超人だけのものではなく、誰かが人間にできる動きを発見し、それを他の選手が追随していく競技だという塚原の言葉から、人間の未発見の能力とスポーツの面白さを考える。

日本シリーズの劇的な延長戦
ショージ・トモハルです。僕には大事なパートナーがいます。 洋服とか、筋トレとか、あと、弾き語りとか。僕の趣味に色々付き合ってくれる。
そう、TikTokです。 あ、あと、ミキティです。 いや、あとって何よ。あなたの見たいが見つかるTikTok。
この時間は日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。 毎週水曜日は、スポーツ文化評論家、玉木正之さんです。
玉木さん、おはようございます。 はい、おはようございます。日本シリーズ面白いですね。 面白いですね。
もう、なんかたまらないぐらい面白いですね。 参戦連続延長戦ってのすごいですよね。
ありえないですよね、本当に。 おまけに、昨日の試合何ですか、あれ。もうちょっとソフトバンク強すぎますよ。
10回裏、10回裏とね、奇跡でしたね。 10回裏2弾から同点が出て、10回にさよならフォーマー。
これ誰が、こんな、なんて言いますか、信じられない話を作れますかね。 脚本家誰でしょうね、っていうね。
これだからスポーツは面白いです。 こんなドラマ書いたらもう笑われますよね、本当にね。
そんなものはありえないだろうという。 これからどうなるのか、また面白いと思いますが。
千葉てつやと『あしたのジョー』
今日は体操の話をしたいんですが、ちょっとその前にもう一つ。
千葉哲也さんが亡くなったっていう。 これは残念な話で、私も一度だけお会いして、いろいろ話聞いたことあるんですが。
やっぱり、明日の城という、ボクシングマンガなんですけれども。
これはね、私大学の授業なんかでも授業で使ってるくらいなんですよ。 授業でどういう使い方されたんですか。
要するにこれの一体、ドラマとスポーツというものがどう関わってるかっていうことですね。
単なる人間ドラマではなくて、ボクシングの技術ということが非常に詳しく出ている。
それも絵の描き方も違うということでね。 すごくスポーツの見方として面白いですよね。
もう一つ千葉哲也さんって満州帰りの方なんですよ。 あの方は。
ですから戦争に対する非常に敏感な感覚も持っておられて。
私も子供のとき、小学生のときでしたが、四年会の鷹という。
四年会とは第二次世界大戦中の戦闘機なんですが、
それのパイロットが戦争に対して疑問を抱くというようなマンガも描いておられたということで。
非常に素晴らしい方がお亡くなりになったということを一言ちょっと言っておきたいなと思いました。
日本男子体操の黄金期と強さの背景
今日は体操の話をしたいんですけれども、
世界選手権今やってるんですね。
日本シリーズにちょっと隠れて、本当にかわいさだったんですけれども。
世界選手権も終わったんですけれども、
日本の男子団体で金メダル、これは2大会連続で素晴らしいことですね。
日本の体操っていうのはこれはもう追い上げていくくらい素晴らしいことなんですけれどもね。
以前は、世界選手権とオリンピックに男子の団体は20年連続世界一になったことがあるんですね。
そんなに長く?
こんなに長く。1960年のローマオリンピックから、
1978年のストラスブールの世界大会までずっと優勝なんですよ。
オリンピックも世界選手権も。
これくらい勝ったスポーツっていうのは日本では他にないですね。
これくらい世界一を守った競技っていうのもないんで、やっぱりすごいなと思って。
私、この日本の体操ってのはなぜ強いのかっていうのを一度、
塚原光雄さんに聞いたことがあるんですけどね。
塚原さんは、この方はオリンピック3大会連続で出場されて、
金メダル5つ、銀メダル1つ、銅メダル3つ、すごい大活躍をした。
月面宙返りというムース・ムーサルト。
これを発明された方ですね。
この方にいろいろ話したとき面白かったんですけれども、
忍者・飛び職から見る日本の身体感覚
やっぱり日本の伝統っていうのはすごいと。
何が伝統かっていうと、忍者。
忍者の感覚なんかも頭にあったと。
忍者が要するに走るから飛ぶというような動きっていうのが、
自然に我々の体の中にあるっていうんですね。
もう一つは飛び職ですね。
日本の飛び職の人の歩き方。
例えば東京オリンピックで、東京タワー建設されたとき、
330メートル上の高いところ、命綱なしですよ。
命綱なしで、鉄骨の上をまるで綱渡りのように歩かれて、ボルトを締められたんですね。
想像しただけでゾッとするんですけど。
想像できないですよね。
怖いですね。
これ今でもフィルムなんか残ってるんですけれども、
それに焼けたボルトと病を下から投げるんですね。
道具で挟んで投げるのを、缶からのようなもので受け取って、
それを締めるんですね。
命綱なしでやっていたっていう伝統がある。
職人芸って言っていいのか。
すごいですね、本当。
すごい時代だな。
私、塚原さんに、そんなのはある意味で特殊な人だけじゃないかって言ったんですけれども、
いや、そうじゃないと。
やっぱりそういう血が流れてるんだという言い方されたんです。
体操技の高度化と白井スリー
日本の飛び職だとか忍者とかっていう血が流れているのと、
それとロシアのロシアバレーですね。
ロシアバレーの伝統のある国。
それからもう一つは中国の雑技団ですね。
それの争いであったっていうことを言っておられたっていう。
最近はアメリカもイギリスなんかも強い選手いっぱい出てきたんですけれども、
国の国境がなくなってきて、民族も国によってというよりばらけてますから、
だいぶそういうことはなくなってきたんですけどね。
ただ面白かったのは、塚原さんに話聞いて面白かったのは、
体操すごいじゃないですか。1964年の東京オリンピックの時なんかは、
ウルトラCという言葉が出ましたよね。
難易度がA、B、Cとあって、CよりもすごいのがウルトラCだっていう。
今これどこまであるかご存知ですかね。
今よくG難度とか聞きますよね。カッシーナとかって。
もっと上ですかね。
今A、B、C、D、E、F、G、H、Iまで言ってるんですね。
Iまで言ってるんですけど。
Iまで言ってるのが、これがね、白井選手の白井スリーという。
そうか。
これすごいですね。心身三回、後方二回転三回ひねり。
想像できない動きですね。
体の伸ばしさも後ろ向きに二回回って、その間に三度ひねるという。
これも想像できないですけど、安全の面もあるんですけど、
下にバネがついている床がになったというようなこともあるということがあるんですね。
私は塚原さんにインタビューした時に一番面白かったのは、
私は体操っていうのはいろんな技があるじゃないですか。
体操は人間にできることの発見
今アイナンド言いましたけど、一人がやると結構やりますよね、周りの人が。
要するにウサインボルトが9秒58で走ったって言っても、
誰も9秒55台でみんな走れるわけじゃないですよね。
そうですね。突出したりしてますよね。
体操は誰かが何か、四回ひねりだとやったら、他の人もパンパンパンパンやりだすんですよね。
確かにそうですね、追いつけっていう感じでやりますね。
だから塚原さんがモンサルトという、回転しながら体もひねるっていう技をやったら、
その時はすごいって言われたけど、みんなやるようになるんですね。
みんながやるのはなぜですかっていうのを塚原さんに聞いたら、
非常に面白い答えが返ってきたのが、体操は人間のできないことをやったことはないという。
人間のできないことをやったことはないという。
要するにできることを発見するんですね。
ですから誰かが発見すると、こういう風にして足をこう構えて、
回転の時に腰をこうすればできるんだっていうのがわかるらしいんですよ。
ですから私は塚原さんに言われましたね、その時。
月面宙返り、モンサルト、これはあなたにもできますっていう。
挑戦してみました?
いやいやいや、やらないですよ。
思わず私もその時、いやそれはないでしょって言ったんですけども。
あなたにもできます。
要するに倒立ですね。いわゆる逆立ちのことなんですけども。
これ誰にでもできることなんですってね。
だから特殊な人がやるんじゃないという。
体操選手が筋肉がすごくついたマッチョのような体にされてるじゃないですか。
だからああいう人でないとできないっていうことではなくて、
まだ使い切れていない能力
体操をやっているとああいう体になるだけの話で、
体操はそもそもみんなのできることをやってるんだと。
これは非常に面白い言葉で、ひょっとしてスポーツは全部そうなのかなと。
要するにウサインボルトの話をさっきしましたけれども、
あの体つきで、あの身長で、あの筋肉を持っていたらできることなんだと。
要するによく体操で素晴らしい選手もそうですけど、スポーツの素晴らしい選手を超人的とかってよく言いますよね。
それではそういうんじゃなくて、スポーツっていうのは、
人間のできることを誰かが発見していくんだと。
なるほど。
いうようなことかなというふうに思うと、よりスポーツが面白いですね。
ただまだ気づいてないだけでできることが世の中にまだ埋もれてるかもしれない。
まだ埋もれてるかもしれない。
だから我々コンピューター使ったりしていて、全然全部使ってないですよね、はっきり言いますとね。
全然使い切れてないですよ。
コンピューターのできることをね。
私なんかほとんどメールとワプロしか使っていませんけれども、
それと同じで、人間にできることを発見していくのが体操でありスポーツであると。
思ってみると面白いですね。
そうですね。これからまたどんな動きが発見されていくのか。
そうですね。ですからもう延長戦10回裏のサヨナラフォーマーも別に奇跡でもなく、人間のできることをやっただけだと。
それがどの場面で出るかでドラマティックになったりするんですもんね。
そうですね。人間というのはなかなかそうして思うと素晴らしいものですね。
まだまだできることがあるということだと思いますね。
まだ我々自身も使い切れてない能力が秘められているかもしれませんね。
そうですね。私はもう使わないまま衰えてきています。
いやいやいや。その年齢だから使えるものがあるかもしれませんよ。
いいことをおっしゃいますね。言うだけは簡単ですね。
そう思って生きていきましょう。
玉木さんありがとうございました。
どうも失礼しました。
この時間はスポーツ文化評論家玉木政彦さんでした。
14:07

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