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日替わりコメンテーターが、独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。
水曜日は、スポーツ文化評論家・玉木正之のCatch Upです。
玉木さん、おはようございます。
おはようございます。ワールドシリーズ、面白かったですね。
面白かったです。
すごい試合でしたね。野球の面白さが、いろいろと詰まりきっていたというかね。
もちろん、日本人参戦者が活躍したのも嬉しいですけれども、それ以上に野球の面白さを見直していたというか。
特に、守備ですね。ファインプレーがどれほど出たかというのが多くて、素晴らしいし、
仕事が手につかなくなってしまうほど、私の仕事は何だったんだろうと思ってしまいました。
この素晴らしさの中で、山本選手がMVP、素晴らしい。大谷選手の1試合3本のホームランもすごかったですね。
素晴らしかったですね。
というような時に、今日はちょっとそこから離れはしないんですけれども、紹介したいのは、こんな本が出たんですね。
ローソ?
ローソ組合。日本プロ野球選手会を作った男たちという本なんですね。
これはジャーダリストの木村幸彦さんという方が書かれた本なんですけれども、これはプロ野球ファンには絶対読んでほしいくらい面白い本ですね。
要するにこの帯に書いてある言葉、これが大事なんですけれども、この労働組合ですね。
この組織がなくしては、大谷選手の活躍もなかったという。
要するに野球選手が権利をどんどん獲得していくわけですね、労働組合にして。
その権利の中にFA制度とか、アメリカへの移籍制度とかも含まれていたわけなんですね。
それまではプロ野球の気候側と言いますか、球団側の方は、選手の権利をあまりにも認めていないところが多かったんです。
我々はよく野球選手というのは高額の年報をもらって、お金たくさん持っているくせに労働組合ってなんだと思う人もいるだろうけれども、
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意外と野球選手というのはもう権利がほとんどなかったんですね、自分で主張する。
それを一つずつやっていくのに一番最初に立ち上がった人間が中畑清さんですね。
どうだったんですかね。
中畑さんがこれを労働組合にしなきゃいけないというのは、基本のモデルがアメリカにあったわけですよ。
アメリカの選手会で、大谷選手の年報とかもういくらかって言いたくもないぐらいでかい年報ですけれどもね。
1960年代ぐらいから徐々にそういう労働組合を作ろうという話がアメリカのメジャーで始まって、
その1960年代というのは、日本円にして2000万円を超す選手は5人ぐらいしかいなかったんですよ。
年報5000万円。
それが今日の100億円、10年契約であるとかで年間10何億円という人が出る。
出るならば昔50年ぐらい前に3000万円の人が少ししかいなかったということは、
球団どれだけ儲けていたんだろうということです。
選手に行かずに球団側に入ってたってことですかね。
例えば日本のプロ野球なんかでもオールスター戦楽しみますよね。
オールスター戦の主催はどこだかご存知ですよね。
NPBですね。
日本のプロ野球機構がやるわけですね。
選手に一戦も入ってなかったんですよ。
選手がプレーするのに、選手にお金が入らないっておかしいですよね。
絶対におかしいですよね。
その辺を取りに行ってたらおかしいですけど、権利を主張し始めてるのが労組合ができたからなんですね。
この労組合が一番有名だったのが古田敦也さんが委員長をやったときに、
ストライキをやりました。2004年でしたね。
このときに私もかなり噛み合いまして、古田さんと連絡を取ったりしてたんですけれども、
すごかったですよ。私の家にも変な人から電話が来て、
こんなストライキに協力してるようじゃお前の仕事も無くなるぞとか。
そんなこともあるくらいストライキ潰しもものすごくあったんですよ。
でもそれに負けずにストライキをやれたというのは、
70%以上のファンがストを支援していたんですよね。
それに乗っかってという言い方はよくないな。
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それに押されて一緒になって、ストライキを何度か打って、
そのときは12球団から1つ合併して1球団減って、
もっと減らして8球団1リーグにしようという動きがあったんですよね。
それを止めたというのもこれも大きかったです。
だってプロ野球が縮小してしまったらプロ野球になる選手が少なくなるわけですよね。
どんどんシュリンクというか縮小していく中でダメになっていくだろうという、
それが球団を持っている人たちが自分たちの利益を大きくするために小さくしたかったんですね。
要するに自分たちの少ない球団でたくさんのお金を設けようと、
要するに多くの球団で野球を発展させようとにはなかったわけですよね。
それを古田さんが中心になって阻止できたと。
そして今の12球団がまだ存続しているという状態になっているんですね。
その時のコミッショナーがストライキを起こしたら、
試合をやった時に得ることのできる利益の損害賠償を選手会にするぞという秘密文書が巻かれたりしたんですよ。
それに対してそれは法律違反であると。
言いながらその時のコミッショナーの根五郎さんというんですけれども、
この人は検事なんですよね。
法律知ってるはずでしょっていう。
そんなことは、労働組合がストライキして損害賠償なんて求められたことはないのにですね。
大リーグにもそんな例はない。
大リーグでもすごくストライキがあったとご存知ですよね。
ストライキがいっぱいあった中で選手が自分の権利を獲得したと。
その権利を獲得したことをよく知っていて、
日本の古田さんや選手会のローソに教えた人が野間秀夫さんという人ですね。
本に書いてあって野間さんがずっとローソのことを色々調べて、
それでこういう風にしたらいいというのを言っていたという。
それにおまけに旧団側というのは圧倒的にローソ潰しに入ったんですけれども、
旧団の側でもローソ労働組合に味方する人がいたんですね。
それは表だってはいないんですけれども、
元セーブライオンズの代表だった坂井康幸さん。
この方は労働組合を作らなきゃダメだということで、
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表だっては動けないけど裏で動いていたと。
そんな人がいたからやっと労働組合ができて、
それで今日のプロ野球及び大リーグに行く道筋とかも全部出来上がったと。
まだこれからいろいろ権利を獲得しなきゃいけないということで、
今も問題もかかわれているんですけれども、
その中でもすごいなと思ったのは、
今広島カープの監督をやっている新井孝幸さん。
この方が選手会のローソの会の委員長をやっていた時には、
WBCの収入の分配のことを主張したんですね。
今度はアメリカばっかりがお金を取って、
ダメじゃないかって言うんで、
こんなのだったら出ないよっていうことまで言って、
要するにWBCに対するストライクを球団側に言って、
今の収入の権利を獲得したという。
だから選手たちすごく頑張っているっていうのがこれを読むと、
本当によくわかるって。
逆に言うなら、日本のプロ野球の球団の人たち、
もうちょっときちんとしろよって言いたくなる本ですけれども、
ぜひとも野球ファンの方はこの本を読んでください。
ローソ日本プロ野球選手会を作った男たち、
シュウエイシャインターナショナルから出ています。
読んでも面白い本ですから。
こんなに苦労してやったのかという。
2軍選手の最低年俸を280万円から360万円にしたりとか、
1軍の600万円ぐらいだったら800万円にしたりとか、
少しずつやってきたという動きもあります。
ぜひぜひ。
グラウンドじゃないところでも選手たちは
いろんなところで戦ったり権利を獲得しようと
主張しているその姿という。
そうですね。球場の裏側の舞台もちょっと知ってほしいなと思って紹介しました。
よろしく。
玉城さんありがとうございました。
はい、どうも失礼します。
玉城さんが着ている亀仙人のパーカーがすごく気になりながらお話を伺っていました。
すごく似合ってます。
玉城まさゆきのキャッチアップをお送りしました。
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