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この時間は、日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Upです。
水曜日は、スポーツ文化評論家・玉木正之のCatch Upです。
スポーツ文化評論家・玉木正之さん、おはようございます。
おはようございます。
今日は、思考を変えまして、オペラの話をしたいと思います。
オペラ。
時計不快ですもんね、玉木さんは。
突然、そんな話をしたんです。
私、1997年に、こんな本を出しておりまして、クラシック道場入門という。
その後に、オペラ道場入門という本も出しまして。
一応、肩書きとしては、音楽評論家という肩書きもあるんですけれども。
この本を出した時、面白かったですね。
私の友達とか、編集者の方から、おいおいおい、同性同盟の音楽評論家がいるぞって言われちゃったんですね。
別人と思われちゃったんだ。
スポーツをやっていると、こういうクラシック音楽とかを取り扱うと、何かおかしいように思われるんですが。
実は、クラシック音楽、音楽とスポーツってものすごく近いんですよね。
よくご存知だと思いますが、3大テナーってありましたでしょ。
パワロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスというテノール歌手3人が、コンサートをして大評判になったんですけれども。
これのきっかけは、1990年のイタリアでのワールドカップの時ですからね。
そうですね。
イタリアでのワールドカップ、アメリカでのワールドカップ、フランスでのワールドカップ、日本でもそうなんですけれども。
順々に3大テナーがやっていったというので、すごくオペラという歌が近づいてきたんですね。
普通のポピュラーファンにも。
パワロッティという人はね、いろんな人と共演してまして。
エリック・クラプトンとか、エルトン・ジョン、スティーヴィ・ワンダー、ビービー・キング、ライザ・ミネリ、セリーヌ・ディオン、ナタリー・コール。
これね、全部DVDあるんですよ。
面白いです。意外とね、ポピュラーの方はご存知ないんですけど、ヨーロッパなんかではポップスとクラシックってそんなに垣根がないんですよね。
そうなんですね。
だから普通に見ちゃうと。
特にイタリアなんかでは、オペラの歌っていうのは学校で習うような歌ですから。
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おまけにオペラっていうのは難しいもんだと思われてるかもしれませんけれども、95%までが恋物語ですからね。
男と女のいろんな恋物語。
不倫もあれば、純愛もあれば、それこそいやらしいドロドロした恋物語もあればというね。
そういうものばっかりなんですけど、オペラってすごく面白いのは、生まれた年がわかってるんですよ。
はっきりと?
はっきりと。
それは珍しい。
珍しい。
1597年、フィレンツェでジョバンニ・ディ・バルディという伯爵の家があったんですが、そこで歌を使った物語のドラマをやれないかということで、
ダフネ、要するに古代ギリシャですね。
ギリシャのダフネタの月刑獣、アポロンに惚れられて逃げて月刑獣になったという、この物語を音楽を使ってやったっていうのがオペラの最初と言われてるんですよ。
最初のうちはドラマ・イン・ムジカと言われまして、音楽好きのドラマって言われたんですが、その後オペラっていう名前になったっていうのは、
オペラっていうのはね、オーパスという作品、ピアノの練習なんかしてる人はオープスっていう言葉よくご存知だと思うんですけども、作品という言葉ですね。
ですからオペラのオープスはオープスナンバー5とか言ったら作品5という意味ですね。
オペラはオープスの複数形なんですよ。
要するにいろんな作品が集まったものがオペラなんです。
ですから音楽もあれば物語もあればお芝居もあれば衣装の派手なのもあれば舞台装置もあればバレエもあればっていうのでいろんな作品が集まっている総合芸術がオペラであるという。
だからはっきり言うと面白くないわけがないんですよ。
これは私の家にいろいろスポーツ関係者の人が遊びに来たときにオペラのビデオを見せたらみんなえ?こんなものがオペラであるの?というね。
男性が来たときには必ず女性が裸になるようなオペラをお見せするんですけれども。
皆さんびっくりされますよね。
イメージが覆される感じなんでしょうね。
オペラといえば芸術。
いやもう高尚なね。
そういうイメージ。
敷居の高いものに生まれてるんですね。
面白いのはね、1597年にオペラが始まったっていうことなんですけれども、この頃日本でも何かが始まってますね。
え?
1597年ですから。
秀吉の時代ぐらいでしょうね。
そうですそうです。1600年が関ヶ原と戸高い。1603年が江戸幕府の時代ですね。
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1597年というと京都の三条河原で出雲の奥にが奥に歌舞伎をやったときと全く一緒なんですね。
これは全く偶然なんですけれども、西のイタリアでオペラが生まれたときと東の日本で歌舞伎が生まれたときっていうのはほぼ同じっていう。
これは非常に面白くて。
実は私は京都の南座の横の家で生まれてまして、
幼稚園の時から行きたくもないのに歌舞伎に連れて行かれたという。
羨ましい環境じゃないですか。
幼稚園の時に漢人鳥とかスケロクとか身につれて行かれて、どんなに辛かったか。
今考えてみるとこれはもういじめですよね。
それが小学校の高学年ぐらいになってくるとだんだん面白くなってきてしまったんですよね。
それで歌舞伎から演劇を見るようになって、そのうちオペラも見るようになったというときに、
後からオペラと歌舞伎は同じ時に生まれたっていうのを知ったときは面白かったですね。
これは縁があるんだなと思ったんです。
おまけにモーツァルトのフィガロの結婚とか、ロン・ジョバンニーとかいろんなオペラがあるんですけれども、
それが全て男と女の物語だって知ったときにもうれしかったですね。
もう何をオペラだって難しいこと言ってる人がいるんだと。
これ単なる恋愛物語じゃないかっていう。
情熱的ですね。
特にワーグナーなんてものすごい難しい音楽を作って、
リーベルングの指輪なんて全部通して演奏したら13時間ですよ。
すごいですね。
1週間に分けて4つの物語をやるんですけど、
これを私なんかの書いてる本では、これはスターウォーズより面白いって書いたんですよね。
本当にそうなの。神々の話から地下帝国の話から人間の世界の話からで、
指輪を奪い合うわけですから、ボルーキンの指輪物語よりずっと面白いです。
これもうスターウォーズよりも最高だなって本に書いたら、
ものすごい抗議文を日本ワーグナー協会の方からもらいまして、
あなたはもうオペラの評論なんかするのやめろって言われたんです。
それでも私逆に頭にきましてね、
なんでこれスターウォーズより面白いって書いたのがどこが悪いんだっていうことになって、
ちょっと喧嘩したんですけれどもね。
日本でオペラ好きな人っていうのは、自分の立場を高くしたいみたいですけれども、
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ヨーロッパなんかでもオペラっていうのは大衆芸能ですから。
オペラが生まれて、先ほど言いました、その後バロックオペラが生まれて、
モーツァルトが生まれてオペラの歴史ができるんですけれども、
バロックオペラなんていうのはものすごい衣装でね、
ものすごい歌を舞台装置で歌うっていうのは、
これもう一番そっくりなのは小林幸子さんの衣装ですね。
ラスボス感があるから。
それと全く一緒なんですよ。
ただその音楽がね、ポップスとは違うと。
でも高い声が思い切り出るとかね。
思い切り難しい声が出るっていうのはすごいもんですよ。
これは本当に面白いとしか言いようがないっていう。
ですからワールドカップの時なんかにも予況として行われましたし、
それからオリンピックの時なんかでもオペラ歌手が出てきて歌を歌うというのはよくあります。
ニューヨークヤンキースは近くにニューヨークのメトロポリタン歌劇場というのがありますから、
正常期国歌を歌う時にメトロポリタンオペラの歌手が来るのが普通だったんですね。
そういう機会があるんですね。
そうなんですね。
私もヤンキースタジアムでワールドカップを見た時は、
ロバート・メリルというすごいバリトン歌手が、
ヤンキースタジアムにノーマイクみたいなもんですよ。
そこで歌ったっていうのはすごいかったですね。
おまけに私は幸せなことに、パパ・ロッティの練習を真横で聞いたことがあるんですね。
日本に来られた時に。
練習ですから手を抜いておられるんですけど、一曲だけまともに歌ったんですね。
すごかったですよ、真横で聞くと。
もうどんな声かというと、フェラーリのF1のエンジン音ですね。
めちゃくちゃ声がでかくて隣の人に話もできない。
ところがすごく柔らかい声なんですね。
大きな声だけど痛くない。
オペラというのは物語もこういう物語ですし、
驚くような声が出てきますし、
一度見たことない人は見てみてください。
ミュージカルと同じですから、本当に面白いですから。
見ることをお勧めいたします。
ありがとうございました。
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