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日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。
水曜日は、スポーツ文化評論家・玉木正之のCatch Upです。
玉木さん、おはようございます。
おはようございます。皆さんはどう思われましたですか?
大谷選手、ドジャースの大谷選手が、トランプ大統領と会ったということ。
ドジャースの面々がね、招待されてましたよね。
そうですね。トランプ大統領、あんまり好きでない人も結構多いのでね、
あんまり仲良くしない方がいいんじゃないかとかいうのを、私もふっと思いましたけれども。
このアメリカの大統領が、メジャーリーグの優勝チーム、去年の優勝チームですね、ドジャース。
優勝チームと会うのは、これは一つの儀式として定まってるんですよね。
メジャーリーグだけではなくて、NBA、バスケットボールですね。
それからNFL、アメリカンフットボール。それからNHL、アメリカのホッケー、アイスホッケーですね。
これの優勝チームも全部、大統領のホワイトハウスに招かれるんですよ。
なんでこういうことがあったかっていうの分かります?こうなったかっていう。
言ってみれば、政治によるスポーツ利用という言い方もできるわけですね。
でもこれはもっと多くの深いことがありまして、
ベースボールとバスケットボールとアメリカンフットボールとアイスホッケーというのは、
全部アメリカ大陸で生まれたスポーツなんですね。
四大スポーツとして親しまれていますもんね。
ヨーロッパとは違うぞということが主張されるんですね。
これの主張が、アメリカ大陸で生まれたスポーツというのは全部、1890年前後に成り立っているんですね。
これどういうことかというと、南北戦争というアメリカにありました。市民戦争が。
これが1861年から65年まで続いたんですが、
その後にアメリカ独自のナショナリズムというのが高まるんですね。
アメリカが一つに固まったということで、
俺たちはヨーロッパと違うぞというので、いろんなことが起こった中で、
ラグビーとかサッカーをやるよりも独自のアメリカンフットボールをやろうとかですね。
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それからサッカーとかラグビーのようなゲームを室内でできないか手を使ってやろうというので、
バスケットボールが生まれたりとかですね。
そういうのが1890年代に起こってくるんですね。
アメリカ独自のスポーツが起こって、ベースボールもそうだというときにちょっと困ったのがベースボールで。
困るというのは?
ひょっとしてヨーロッパから来たスポーツじゃないのっていうので、かなりいじめられるんですね。
お前たちはヨーロッパで生まれたスポーツをやってるんじゃないかという。
そこで1902年になって、20世紀入ってちょっとあって、
アメリカの上院でですね、ベースボールの起源調査委員会というのが生まれるんですね。
本格的に調査したんですね。
そうなんです。ナショナルリーグの会長とか何人か7,8人集まりまして、
調査した結果、ベースボールはアメリカ独自に生まれたスポーツであると。
1839年にアブナー・ダブルデイという北軍の将軍が、
ニューヨークのクーパーズタウンでルールを作って始めたんだということを言うんですね。
今もクーパーズタウンには野球伝道というのがありますね、メジャーリーグの。
クーパーズタウンが発祥の地だと言われて決まったんですね。
でもこれは嘘だったんですね。
国を挙げて調べたのに。
全くのデッチ上げだったんですね。
なんてことを。
このアブナー・ダブルデイという人が、ベースボールで大活躍して、
スポーツ用具でも大儲けしたスポルディングという人の親戚だったっていうこともあって、
ダブルデイに栄誉を与えたと言いますかね。
そういうこともありまして。
縁起を図ったって言った方がいいんじゃないですか。
でもすぐにデッチ上げだとか、そんなこと言われたんではなくて、
それはもう30年ぐらい経った後に言われたりだしたんですね。
ですから今もクーパーズタウンがアメリカのベースボールの伝道のように言われているというような歴史がある。
ただアメリカは自分たちのスポーツをやっているんだっていうことを主張するために、
ホワイトハウスにその代表を招くというのが、そのあたりから慣例になったという感じなんですね。
ちなみに野球の発祥は結局どこだったんですか。
結局野球のベースボールという言葉自体はイギリスにあります。
子供たちがやっていたというベースボールという名前とか、タウンボールという名前とか、
ラウンダースと言ってくるくる回りながらボールを打ったら走っていくという。
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回るという意味なんですけど。
それが後にクリケットのほうになっていったりするんですかね。
変わらないんですね。
違うんですか。
違うんですね。
ラウンダースがクリケットに一部なったという説もあるんですけれども、
ラウンダースとかタウンボールというのがアメリカに伝わって、
アメリカでマサチューセッツゲームというのとニューヨークゲームというのが生まれるんですね。
マサチューセッツゲームというのは今の野球で言いますと、
ランナーにボールをぶつけたらアウトというやり方だったんですが、
ニューヨークで1843年にアレキサンダー・カートライト二世という消防士のチーム。
これは野球チームを作って、そこで十四条の野球のルールを作るんですね。
それからベースボールが始まったっていうのがだいたい普通の説になってますね。
このアレキサンダー・カートライト二世という人は面白い人でして、
消防士のベースボールのチームを作ったんですが、
その後ずっと西のほうに渡りまして、最後はハワイまで来てるんですね。
ハワイまで来て、捕鯨のことをやっていたと。
要するに鯨を捕っていた。
そこで、たぶんハワイのほうに浴露された日本人なんかと出会ってたんではないかと。
そこで日本人なんかも、野球を初めて出会ったんではないかと言っている人もいますね。
そうやってだんだん西にも広がっていったという説があるわけですね。
ただアメリカの大統領が、アメリカ大陸で作られたスポーツを
称賛するという意味でやってるんですが、
トランプ大統領が大谷選手を自分の執務室に招いたというのは、
これはトランプさんの点数稼ぎみたいなところがありますね。
あれだけ特別扱いでしたもんね。
ちょっと特別扱いですね。
ミーハーな部分もあるんだなと思って見てました。
呼ばれたら行かないとしゃあないなという感じもありますけれどもね。
そういうアメリカのスポーツの歴史があるというのは、
ちょっと頭に入れておいたほうがいいのと、
だからアメリカで大谷選手大活躍しています。
だからといって世界の大谷というのは言いにくいというところも知っておいたほうがいいですね。
アフリカの人はほとんど知らないですね。
野球はそこまで広がってないですもんね。
知らないですね。ヨーロッパの人もあんまり知らないんですよね。
その辺りを知っておいたほうがいいかなというので。
逆にそうやってアメリカのってしてることがあんまり広がりはないっていう感じもあるんですかね。
バスケットボールだけは世界に広がりましたけれども、
考えてみたらバスケットボールのルーツはヨーロッパのフットボールなんですね。
ラグビーとサッカーの。
これを室内でやるというのでバスケットボールが生まれた。
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ですからある意味でヨーロッパと、ベースボールもそうなんですけれども、
ヨーロッパとのつながりは結構あるんですね。
それと反発しているのがアメリカであると。
だから今の関税も出てきたのかなというようなことになるんでしょうね。
そこともつながる。
なるほどね。
わかりました。玉木さんありがとうございました。
はいどうも失礼しました。
この時間は玉木雅之のキャッチアップお送りしました。
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