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この時間は、水曜日は、スポーツ文化評論家、玉木正之さんのCatch Upです。 玉木さん、おはようございます。
はい、おはようございます。よろしくお願いします。
連日、WBCで盛り上がっており、日本ですけれどもね。
いやー、やっぱりね、すごいですね。大谷もすごいし、日本の選手たちすごいし、ピッチャー陣がすごいし、もう喋りだしたらこれだけで終わってしまいますので、別の話題に行きますが。
今日は何でしょう?
WBCで支給指揮をした方がおられましたね。
はい。
日本の総理大臣、小泉さん、いや小泉さんじゃない、石田さんが、元野球部なんですって。
元野球部と割にはちょっと下手すぎましたよね。
でも、あれが支給指揮なんですね。
要するに、どんなに偉い人でも野球やらせたらダメだと。ここは変わってくれと。野球の上手い人やってくださいというのが支給指揮なんですよね。
あんまり支給指揮でいい球投げる人はよくないんですよね、本当は。
ズバーって投げたりするよりも、ちょっと転がったりして届かなかったりしてもいいわけですね。
世界で一番最初に支給指揮が始まったのは1892年。
歴史がありますね。
1892年にアメリカのオハイオ州の州知事、ウィリアム・マッキンリーという人なんですけどね。
その後大統領になる人なんですが、1892年にウエスタンリーグというセミプロのリーグがあったんですね。
これで初めて支給指揮をやったというのが記録に残っているそうです。
アメリカのメジャーの支給指揮というのはご存知ですよね、どんなふうに指定するか。
日本と違うんですか?
これアメリカから始まったんですけどね、支給指揮というのは。
日本のやり方っていうのは日本式でちょっと驚かれたんですよ。全然違うんですよ。
そうなんですか?
アメリカの支給指揮というのは、観客席にいる誰かがボールをグラウンドに投げ入れるんですね。
それを選手が受け取って、そしたらこれから始めますって言うんです。
ですから州知事がボールを選手に投げるんですね。
客席から。
それでそれを受け取った、要するに州知事のような人でも、
俺はできないからお前やってくれって言ってボールを渡すわけですよ。
なるほど。
これと同じ支給指揮をやったのが1972年の神宮球場でやった第一回の日米学生野球。
今の上皇様と上皇后様が神宮球場の客席の上の方にいて、
そこまで選手が通路を走って行って、ボールをもらいに行って投げてもらったっていうのがありました。
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このマッキンレイという人も後に25代大統領になるんですが、
その2代後のタフト大統領という人、1910年。
この方がまた支給指揮をやるんですね。
この方から後はもうワシントンで役がある時には大統領が支給指揮するっていうのが、
だいたい官例になったんですね。
それで客席から投げるっていうことなんですね。
マウンドに立たないんですね。
立たないですね。1910年。
このタフト大統領って結構有名な方で、何で有名かというと、
ベイブルースと同じ時代だったんですね。
ベイブルースが大統領の年報を抜いちゃうんですね。
大統領よりも高い年報をもらうプロ野球のメジャーリーグの選手が初めて出たっていうので有名になった大統領。
この時ベイブルースが何と言ったかというと、
大統領だと言ってもホームランは打てないだろうって言ったらしいですね。
ですからホームランを打てる人の方が野球場ではやっぱり上だということなんですよね。
これを別に真似たわけじゃないんですけれども、
日本で初めて支給式をやった方、これはやっぱり政治家なんですよ。
大熊重信。
早稲田大学を作った方ですね。
1908年に大リーグの選抜チームがやってきて、
早稲田大学と一緒に野球をやろうと。
早稲田大学の相手に野球をやろうとした時に大熊重信さんが出てきまして、
これでマウンドの上から投げたんですね。
これが日本の支給式の原点になっちゃったんですね。
この時は大暴走だったらしいんですけれども、
大暴走、大熊重信先生が投げた大暴走だけれども、
これは打たなきゃいけないというので空振りをしたというところから、
空振りをするという伝統も始まったそうです。
それが経緯を表する形になったということですね。
それが経緯なのかどうなのかよくわからないですが、
大熊重信といえども野球はやれないということですね。
ですから日本もその後政治家の方が結構やっていまして、
1957年には岸信介首相が巨人対黒鉄スワローズの試合、
今のヤクルトですね。
との試合で出てきてやったというのがありますね。
1960年には引き継いだ池田首相ですね。
所得倍増政策で有名だった方ですが、
この方がオールスター戦で支給式をやってますね。
そんなふうに政治家の人が多かったんですけれども、
なぜか今はね、何て言いますか、
みんなで楽しもうじゃないかというので。
芸能人も多いですもんね。
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女性でもすごいピッチャーが出てきたりとかね。
新庄選手が選手時代のように支給式の球を打っちゃったり。
そういうことがいろいろあったんですが、原則としては、
一番重要なことは野球をやるのは君たちだというのでボールを渡すと。
要するに私たちは下手くそであるということを見せると。
要するに一言で言うなら交代の儀式ですね。
ここからは野球選手がきちんとやってくださいという。
そういう意味では池田首相が出てきて大暴走をしたというのは、
これは理にかなっているやり方だったので。
じゃあそれを知ってたんですかね。
いやどうでしょうね。
それは池田首相に対して忖度しすぎたと思いますけれども。
そうですね。心にもないことを言ってしまいました。
そうですね。
高校野球の時には小泉史夫なんかが出てきて、
ど真ん中のストライク投げたというのも有名だったんですけれども。
これは普通は首相は行かずに文部で文科大臣が行くことになっているんですけれども、
文科大臣でも拒否した方がいるんですね。行かなかった人が。
長谷博史という方ですね。
そうすると文科大臣時代に甲子園には行かなかったですね。
あんな暑いところで高校生に野球をさすのは私は反対だからと。
これは私に直接語ってくれました。
ただし一般では語りません。
やっぱり人気のあるものには逆らえないからと本人も言っておられました。
というのをここで暴露しておきましょう。
貴重な話を最後に披露してくれました。
色々な話題があるということでした。
歴史があるんですね。
玉木さんありがとうございました。
どうも失礼しました。
キャッチアップ水曜日はスポーツ文化評論家玉木正之さんでした。
数学教師芸人の高田先生だ。
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