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そろそろ東京ネイティブ水上優です。
ミラです。
今日はですね、私がわざわざサイン会にまで行って買った、
サイン会に行ったんだ。
そうなんです。吉村さんという方の小説、
みんなのお墓というものをご紹介したいと思います。
吉村満一さんですね。
これ私が何で知ったかというと、
坂巻仕人音さんという、
フェミニスト系というか、
ハラウェイという学者を研究している人がいるんですけど、
その人がこの吉村さん達の信仰があるみたいで、
その人のツイートかなんかで、
知って、
で、この人、吉村さんと小玉さんという人が誕生する会だったんです。
小玉さんは私前から知ってて、何冊か本持ってて、
夫のチンポが入って、
ああ、あの人か。
で、一番デビューした。
書店で予約するのがこんなの本第一。
それで出たエッセイを書いている人、
詩小説と言ってもいいのかな。
うんうん、そうだね。
と対談する会があって、
そこで最新刊が出たので、
しかも徳間書店で対談があって、
徳間書店って目黒駅の前にあるので、
それで行って買ったんですよ。
で、吉村さんの小説それまで読んだことなかったんだけど、
すごい面白くて、
お墓に関する小説なんだけど、
お墓に関する小説っていうのじゃ、
あんまり説明にならないような話が展開されたんですけど、
これ多分みなさん面白く読むだろうなと思って、
結構読み終わってすぐにお貸ししたのが展末ですね。
しばらく積んでたんですけど、
読みましてスルスル読めました。
読みやすいよね。
読みやすい。
その前からね、
人の老後とか人生みたいなのを語ってきましたけど、
なんでこの本もですね、
みんなのお墓ってタイトルで帯に墓参りの形や住人と色って書いてあるから、
なんかいろいろミスティーディングなんだけど。
そうミスティーディング、
なんかちょっと、
お墓?
お墓への向き合い方みたいな。
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就活みたいな。
そう、とかね、就活とか、
墓じまいみたいなね。
そういう経路があるのかなと思ったら、
全く違う。
お墓が関係ないっちゃ関係ないとも言えるんだけど、
でもお墓だからこそ起きる出来事たちなんだなってなるんだけど、
びっくり。
最初からびっくりって感じ。
最初の5ページ目ぐらいからなんか様子おかしいんだみたいなね。
様子がおかしい。
だんだんおかしくなってくるんだよね。
最初の章というかが終わった段階で、
これ何か思ってるんだと違うやつだなっていうのは明確になる。
結構衝撃的、衝撃的っていうかこう、
そうね。
なんか展開を予想とかそういう話じゃないなっていう感じ。
そこがすごくいいなって思った。
こうなったらこうなるなみたいな展開を考えながら読むんじゃないってこと?
そうだね。
なんかここに落ち着く。
なんかよく小説で特に娯楽小説とかってさ、
落ちるべきところに落ちるのがいいって場合もあると思うんだよね。
それを期待して読んでるというかさ、
娯楽的な小説とかって。
とかそうじゃなくても、
ミステリーとかホラーとか、
こういう合理的に予想して話を読んでいくんだけど、
これはもう予想がつかないことの不快感を抱く小説もあるんだよね僕の中で。
なんか論理的に破綻してるとまでは言えないけど、
展開がなんかちょっと納得いかないみたいなね。
これはもう予測不可能なんだけど、
不愉快じゃないというか、
結論を、
どっかの結論に落としてくれることでのカタルシスというか気持ちよさみたいなのを、
自分が抱かなくて済むみたいな感じ。
読んでる途中でそこを期待しない、
そういう想定しないで読んでいくっていうか、
すごく面白い、いいなと思って。
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でも現実ってそうかなっていう気もする。
現実のその一種の定点観測みたいなね。
何かの公園でも誰でも出入りできる場所の定点観測って、
多分そうなんだと思うんだよね。
あんまりこういうと他の人にも読んでもらえたらなとは思うんですけど、
でもさっき好きなところがあるって。
好きなところはね、好きな要素というかね。
おなら、へ。
確かにいっぱい出てくるね。
こんなにへに向き合った作品知らないなと。
あのすごいあなた、やっぱ読みが深いね。
なんで?
あのね、それ吉村さんが言ってた。
この対談の時に、
僕はへについて初めて書いた文学者だと思う。
あーそうね。
小説家だと思うって。
そう。
おっしゃってた。
へってね、アニメの絵の鼻の穴みたいなもんだと思うんだよね。
小説とかにおいて。
映像作品とかでも。
実写のね。
とか現実の人間でも。
世紀以上にへってね、
多分今まで描かれてきてないと思うんだよね。
でも、僕けっこうへに関心があって、
僕すごいおならするんだよね。
私もします。
でもさ、人のおならってそんな聞かないんだよね。
身内以外。
でも、じゃあ自分すごいおならするのかなって思うと、
統計的にそれなりにみんなおならしてるはずなんだよね。
前このラジオでもさ、
僕がうんこするのが2日に1回とか毎日出る人じゃなかった。
むしろ毎日出るっていうことに知ってびっくりしたみたいな。
人の頻度知らないからみたいな。
っていう話をしたんだけど、
へもまさにそうだと思うんだよね。
自分がいかにへをしてるか分からない。
他人と比べてね。
って思って、
帯の下そうなってたんだ。知らなかった。
で、このラジオで僕いまいか言おうと思ってたことに、
東京ネイティブだから東京あるあるとか言ってみようかなと思った中で思いついたのが、
ホームで電車入ってきたタイミングでへするみたいなね。
風が回ってくるから。
だし、うるさいでしょ。
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どんなに濃いっても分かんないよね。
へこきポイントなんだ。
へこきポイントでしょ。絶対よく思う。毎回思うもんね。
このホーム上絶対15人もへしてるな、いまみたいな。
そう?15人?
新宿駅だったら絶対してる人いるみたいな。
むしろ歩きながらしてる。
あのお姉さん歩きながらしてるかもとか思うんだよね。
この本はね、それを描いてるんだよね。
いやだから吉村さんもたぶん同じように世界見てる気がする。
そうね。たぶん。
だし、正直だなと思った。人の体にの。
だから、へが、ここでへを文学的に効果的に使おうみたいな。
これ書いてる時点で文学的に意味が出てきちゃうんだと思うんだけど。
ここでへさせるかっていうのもあるんだけど、
その体制、そうしたらへ出るよねみたいな。
意味もなくそこでへ出るよねみたいなのが随所にあったのがすごいいいなって。
へをこういったことに意味持たせ、
そこでちょっと滑稽な感じになってたりするんだけど、
別に登場人物がそれをなんか、
へをそこで漕いたことで悲しみを表現したりだとかそういうことはないんじゃないかな。
だってへっていつでも出るし。
そうね。だからその涙とか、
精液とかとはちょっと違う排泄物だよね。
生理現象としてね。
あと尿とかもね、結構違うよね。
比喩的に意味を持たせられちゃったりするでしょ。
でもやっぱりへは確かに結構極限的に無意味で、
なんかやっぱりおかしみがあるよね。
そうそう。
へをしてるってことで、
当人は他人からの姿勢を今感じてないっていう、
とか近くに人がいないって思ってるっていう状況を表してるっていう効果はあるかもしれないけど、
それもね、我々がへは隠すものだっていう認識があるからそういう状況を想定できるよね。
とにかくへがすごいなと思った。もう最初からの。
素晴らしい着眼点ですね。
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へしか覚えてない。
いろいろなことありましたよ。
ありましたね。
なんか最初の人とかはね、だってほら、母席でいろんなことをなさったりされるわけで、
途中に出てきた人とかはね、なんかいろいろ血が出るような描写があったりとかしましたし。
本当に思ってる通りにならないんだよね。
確かに。
この人、この事実を知って脅したりとかするのかなとかあるんだけどさ、そんなこともない。
脅す気力がある人間がこうはなってないっていうことなのかね。
あとだから本当に最初皆さんがおっしゃったみたいに、現実味があるよね。
人は人の弱みを握ったところで、それを簡単には使ったりしないし、
で、山奥の合宿場行くシーンとかもあるじゃん。
あれも日々の生活と地続きな感じが妙に出たりするじゃん。
そうだね。
学習塾で同級生と会うみたいな感じの表現とかが出てきてて。
それでなんかこう、ちょっと精神鍛える系の学習塾みたいなのとかね。
あれも別になんか、あの場所はすごい得意な場所で、
なんかもっと特徴的に描くこともできるけど、
でもやっぱりなんかその日常の地続きなんだなって感じるところがたくさんあって。
自分が住んでる川の上流にその施設があって、
でも自分の家の近くの川とは同じ川と思えないぐらい住んでるみたいなね、情景とか。
ここに帯にさ、伊坂幸太郎がさ、
吉村万一さんは虫を観察するかのように、天体を観察するかのように人間の営みを描いているって書いてあるけど、
まさにその通りで。
だからすごい調節ってね、三浦さんが言うように、
ウエットに描こうと思えばいくらでも描けるわけじゃん。
感情が渦巻いてその結果こういう行動をしてしまった主人公みたいな。
その感情の渦の中にみんな巻き込まれていくみたいな。
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そうそうそう。
じゃないんだよね。
じゃないんだよね。
そう、全然違うないんだよね、もう。
だから、それでもすごくいいね。
なんかみんな自分、主人公とかがなくて、
自分が、それぞれ自分を生きている感じがするよね。
自分の浅ましい理解みたいなものも、自分中心に発揮していって。
それが結構。
リアルな感じが。
リアルな感じだし、ある種救いだなって思って。
そうだね。
その意味で人の欲望への理解が深いんじゃないかなって。
いろんな人の。
僕好きな漫画でさ、メイドインアビスっていうのがあるんだけど。
あの潜っていくやつ。
潜っていくやつ。
あの作者の人もすごい人間の欲望に注目した作品だと思うんだけど。
私、人間の欲望に対する理解が深いなと思ってるんだけど。
潜っていくと、自分の姿が自分の欲望にかなった形になっていくみたいな呪いみたいなのがあって。
自分の欲望に忠実な姿形になった人たちの村があるのね。
その中で、マットレスというか、軽装とマットみたいなやつがいるの。
その人の欲望っていうのはつまり価値なのね。
自分が価値だと感じるものに適した形になるっていう、体が。
そのマットレスみたいな人の価値は何かっていうと、小さな生き物に踏まれることなの。
ゾクゾクっとしたよね、やっぱりそういうのって。
僕もね、小さな生き物に踏まれるの好きなの。
犬飼ってるんだけど。
犬が踏んでくるってすごい幸福だったり。
多分同じように思う人いっぱいいると思う。犬とか猫とか子供とかさ。
でもそれって別に一部の変態が持ってる感情っていうよりかは、
それがより強くって変態さんと呼ばれる人たちもいると思うけど、
結構いろんな人がその種というかさ、小さなその欲望自体は持ってたりすると思うんだよね。
小さな生き物に踏まれるっていうことに対していいと思う。
心地よさを感じるみたいな。
この作品もそういう驚きがあるというか、人の欲望。
ここにあったのか。
ここにあったのか、そう。
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みんな持ってる欲望を描いてる。
いろんな立場で。
そうだね、そうだね。
みんなあるの。別に一部の変態だけじゃなくて、
発露してないだけでとかね。
そうだね、ちょっとしたきっかけがないだけでってことだよね。
この登場人物たちもいろいろとあって、それが社会に、
今回登場人物たちの行いがいろんな波紋を呼ぶけど、
何らかの欲望をきっかけとかにしてね。
欲求とか。
それって別にこの人しか持ってないわけじゃなくて、
それまでは社会にバレちゃうとかじゃない時の普通の人たちだから、
何の属性的関係性もないっていうかね、
バラバラの立場と。
一部の特殊な人たちが持ってる欲望が社会にバレるようにじゃなくて、
みんな普通に社会生活してる人たちの中にある内なる欲望が発露してるみたいな感じ。
みんなだからさ、ホームでヘイするのと同じように、
みんな何隠してるかわかんないよっていうね。
そこにすまして立ってても。
人って面白いみたいな感じの本かな。
ぜひ読んでほしい。
読んでいただきたいね、みなさんに。
石村万一さんのみんなのお墓という小説なので、
ぜひ見てください。
もうちょっと話すことまとめられたらよかったけど。
いやでもあんまり調べるとネタバレになるからさ。
だいぶね、いろいろ。
こんなもんでいいんじゃないかなと思いますが。
これは今年出版なんですね。
出版した日ぐらいにイベントがあって行ったので、
たぶん3月とかにありましたね。
すごい、この人でもすごい著名な小説家の方なんだよね。
1961年。
有名な方です。
芥川翔とか撮ってるのね。
そうなんです。
でももともと高校の先生だったから。
それも考えると不思議。
そういう経歴の、この人の作品読んでないから他はさ、
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なんかもっとなんかすごい失礼だけどすごくみずみずしいなって感じ。
内容がね。
なんかでも対談でもおっしゃってたけど、
結構その一周してそうなったみたいなところはあるっておっしゃってたね。
最初のほう、最初のデビュー作。
このところにいればだんだん来てるっていう。
こんなにいろんな書いてるけど文章が破綻してないというか、
すごくこう読みやすいのは確かに黒。
黒とおといても。
プロですからね。
プロすごい経験のある人なんだなっていうのは納得するかもしれない。
本当そうですよね。
いやーなのでぜひみんなのお墓読みになってください。
おやすみなさい。