- 抗生物質がない世界ってどんなんやろう?
- だから、いろんな治療をする時に、それっぽいことをやるじゃないですか。 血を抜いたりとか、とりあえずぶん殴って気絶させたりとか、そういうよくわからない医療が増えるんじゃないですかね。
- そういうこと。昔からあるアグレッシブなやつが増える。
- あとは、悪いものを飲ませて、毒を飲ませて治療するっていうことです。 でも、毒を飲ませたら悪くなっちゃうから、薄めて毒を持って毒を制する的な医療が発展していくんじゃないですかね。
- ああ、そう、本命パシーみたいなやつ?
- そうそう、そういうこと。
- ああ、なるほど。レメディ的なね。
- そう、レメディとかね。コンピューターの電磁波を抑制するレメディっていうのもありまして、前も言ったかもしれないですけど、パソコンのCPUを砕いて、それを希釈していくと飲むと、電磁波を抑制できるレメディがあるらしいですよ。
- まあまあ、そんな話はまた嬉しの会で取っておいてもらってですね、今日は現代医学のかなり広い範囲を下支えしている抗生物質ということについて話をしてみたいんですが、肺炎とか尿路血石とか虫歯を始めてする歯の感染症とか、あとは手術の前、手術の後、低汚石灰、がん治療、あと臓器移植まで、こんなところをね、やっぱりカバーシグレスが広くね。
- だからさっきおちょっけて言ったけどさ、抗生物質とワクチンっていうのがなかったら、こんなに今人口増えてないんじゃないかなって思うよね。
- 抗生物質がもし効かなくなったら、日常の医療そのものが危険になりますと、WHOも宣言してますからね。だからそんな医療インフラの一つと言っても過言ではない抗生物質について今日は話をしていきたいと思います。
- そうですね。抗生物質がないと毎日何かあったらセロガンを飲んでる。そんな日本になってたかもしれないということで、抗生物質について学んでいきたいと思います。それでは始めていきます。理系団健康論。
- 理系団健康論は人事総務嬉野とカイロプラクティックドクター中坂の理系男子2人が毎週月曜朝6時にお送りする健康リテラシー向上ポッドキャストです。
- 抗生物質クイズ。カビおじさん目指して頑張ってください。
- はい、頑張ります。
- 第一問。抗生物質といえばペニシリンが有名ですけれども、大量生産できるようになるまでにとても時間がかかりました。
さて、大量生産を大きく後押ししたペニシリンのカビはどこから見つかったでしょうか?
これは最初じゃないよ。大量生産目的で株を探してたんですね。
A. 腐った果物 B. 腐った魚 C. 腐った鳥の死体
- かなかいろんなものですね。全然当てずっぽいけどさ、魚じゃないですかね。
- はい、残念です。正解は腐った果物ということで。
アメリカのイリノイ州のピオリアというところでカビの生えたメロンから優秀な株が見つかりました。
- じゃあセクエンの研究者たちはどの株がいいかっていろんな腐ったものを調べてたってことか。
- そうなんです。大量生産しようと思った時に大量生産に耐えうる株を探してたみたいなね。
では第2問目。現在も大量に使われるセフェム系構成物質。このルーツはカビなんですけども、さてこのカビどこから見つかったでしょうか?
A. エベレストの雪の中 B. 地中海の海辺 C. 中東の遺跡
- よくわかんないけど中東の遺跡がそれっぽくていいっすよ。
- はい、不正解です。ヒントも何もないもんねこれ。
- 無理だよ。
- でもね、面白いんですよ。イタリアのサルデーニャ島っていう島があるんですけど知ってます?
- 知らないけどなんか風光明媚なとこっぽいな。
そこで研究者が下水が流れ込んでいる海域があったんですね。
でもそこはチョウチフスとかの菌があんまり増えてないってことがわかって、
なんでかなーって調べたらそこに微生物がいて、そいつが構成物質を作ってたって言うんですよ。
というわけで地中海の海辺が正解ですね。
なんか下水が流れ込んでるところからカビ見つけて、
そのカビが作ってた物質が構成物質に繋がってるってすごい話やなと思って。
- あの研究者ってものすごいね、そういうのね。
- すごいよ、ほんとに。もう尊敬に値する、もうそれしかないね。
- だから日本も研究費を削るとかっていうのは絶対やめたほうがいいよ、これから。
- 俺はこのドブ川を探しに行きたいって言ったらもう研究いたしたって、ほんとに。
なんかくだらないクールジャパンとか言ってる場合じゃないって、研究費を削らないと。
- そう、プロジェクションマッピングとかやってる場合じゃないんやって。
- ないよ、あんな気持ち悪いやつね。
- しょーもない、ほんまに。はい、では第3問目です。
構成物質を含む薬は薬局で買えるか?
A.買えない B.買える C.買えるものもある
- 買えるものもあるんじゃないですか?
- 例えば?
- なんだっけ、ロキソニン的な?
- 残念でした、ロキソニン構成物質入ってません。
- あ、でも買えるものがあるが正解なんです。
- 例えば?
- 構成物質が入っているもので買えるものは皮膚に塗る軟膏ですね。
それ以外は多分買えないでしょう、ということです。
- というわけで構成物質の話ですが、
薬が登場したことによって国の平均寿命が半年伸びたっていう記録があるんですよ。
- 半年?
- 国やで。
- 国?日本全国の?
- アメリカですけどね。
- アメリカってそもそも平均寿命短いですけどね。
- でも全部が半年って結構すごいと思うよね。
1930年代に、これは構成物質というか抗菌薬なんだけど、
サルファ剤っていう人工の抗菌薬が普及しだしたときに、
妊産婦の死亡率が3割減って、肺炎が約3割減って、
あと症候熱って分かる?
- 症候熱、分からない。
- 腰炎菌っていう菌が感染するとなる。
- 腰炎菌は分かる分かる。
- だからこの薬の登場しただけで、この1個の薬で登場しただけで
アメリカ人の平均寿命が半年伸びた。
- すげえな、ちゃんとした薬なんですね。
- 多分私たちも今まで何度もお世話になってるはずなんですよ、構成物質って。
- 風邪ひいて病院行ったら構成物質とか処方されることもあるもんね。
- あるよね。
別に全然覚える必要もないけど、ひょっとしたら聞いたことあるかもしれないなと思うのを
リストアップしてみたんですが、多分聞いたことないかもしれない。
- クラリス。
- 聞いたことある。
- フロモックス、メイアウト、サワシリン。
- ない。
- ないですか。この辺結構有名どころなんですけど。
- クラリスはなんかね、家にあるよ。
- 本当?肺炎になったとか中耳炎になったとか、
あとはさっき言った腰炎菌の感染症になったとか、
あとはハアとかね、膀胱炎になったとか。
こういう時に多分出会ってるんじゃないかなっていう薬なんですね。
で、恒星ブーストは歴史をたどっていくと200種類以上が開発されました。
- 200種類?なんか逆に少ない気がするね。もっと色々ありそうな感じだと思う。
- それにいろんな系統があるんだけど、これは開発されて。
だから1個の薬で1秒半年伸びてるっていうぐらいの、それぐらいの発明内容がある。
毎回毎回。
だからこれを累積していったら、
いったいどれほどの人類が死なずに済んだかなって考えたらすごいよね。
- そう考えるとすごいね。ペンシリンの発明だって、それだけでどんどん伸ばしたわけだからな。
- そうだってさ、日本って肺結核で死んでる異人ってめっちゃいるもんね。
- ああ、いるね。
- 例に挙げてみましょうか。
樋口一葉、24歳。
正岡敷、34歳。
高杉晋作、27歳。
石川拓福、26歳。
滝連太郎、23歳。
みんな結核ですよ。
- みんな結核ですよはいいんだけどさ。
- 俺らよりずっと若い。
- 俺らよりずっと若くてさ、あんだけすごいことをやってきた人たちなんだ。
- 何この俺たちこのノンベンダラ林島を生きているのってさ。
- 凹むよね。
- 何か寿命を伸ばす必要あったって思っちゃった今。
- こんなくだらないことを言ってる俺は。
- いや、凹むよねこれ見てたら。
- だから後世物説がこの時あったらもっと多くの小説とか名曲が生まれたかもしれないし。
- でもその限りある命の炎の中でやってたからああいう名曲だったり素晴らしい文学作品ができたのかもしれないですね。
- もちろんそうとも言えるよね。
- だって正岡敷屋に誰じゃん。石井をしても一人っていうのはそれじゃないですか完全に。
- 石井カリエスで死ぬほど苦しんだんですよね。
- それこそさ高杉品作なんて明治政府の顔ぶれもさ日本の軍隊の作り方までさゴロッと変わってたかもしれないよね。
- そうだよね。
- だから日本では後世物説をそんなに簡単には買うことはできないわけなんですけど。
- でもやっぱりあまりにもさ身近にあるっていうか病院に行ったら処方してもらえるし、
- 普段からそのすごいありがたみを感じながら生きてないよね全然なんか遠い世界のような。
- そもそもそれがどうやって作られたかなんて考えることもあんまりないんじゃないかなと思うんだよね。
- なんか普通に処方されて普通に飲んでるだけやから全然考えてないね。
- そうよね。だからといってもほとんどのケースでは日本では自分で自由に買うことができないからこそ、
- ぜひ知っておきたいなっていう知識をね皆さんに紹介したいと思います。
- 確かにその辺知識は必要かもしれないしな。
- でもさすごくこれ不思議なのがさ、俺ほら人類の寿命を伸ばしたのはワクチンと抗生物質って最初にちょっと言ったじゃん。
でワクチンはさ反対する人がいっぱいいるんだけど、抗生物質に対して反対だっていう声ってあんまり聞こえてこないね。
- なんかそれ不思議やね。
- 聞こえへんよね。不思議よね。
- 不思議。同じようなもんやと思うけどね。
- 反抗生物質っていう人おらんもんね。
- 反ワクチンはいっぱいいるけどさ、なんでだろうね。
- 抗生物質だってアレルギーとかあるんやけどな。
- だって同じようなところから出てきてるじゃん。ワクチンも抗生物質もさ。
- 注射で打つのか飲むのかの違いはあるにしてもさ。
- 考え方とか聞き方が違うからじゃない。抗生物質は直接菌を攻撃するに対して、ワクチンは自分の免疫の機能をいじるからさ。
- あーはいはい。
- その辺で怖さの度合いが違うよね。
- 改造されるからってことか。
- なんかそういう自分の免疫システムに情報を書き込んだりとか、自分の免疫システムを活性化させたりとかっていうさ、間接的な働きやからちょっとなんとなく怖さが増すんかもしれないな。
- なるほどな。
- 抗生物質の話に戻りまして、3つほど紹介したいと思います。
- まず1つ目、抗生物質は風邪とかインフルエンザなどのウイルスには効きません。
- うん、効かないです。
- 風邪ひいて病院行って、「先生、抗生物質出してください。」って言ったことある人いると思うんですけど、
- 普通の風邪の多くはウイルスが原因なので、抗生物質を飲んでもウイルスは死にませんということで。
- インフルエンザもそうですけど。
- あとね、これたまに聞くんやけど俺、人から。
- 鼻水が黄色とか緑になったら、これ細菌感染やから抗生物質が必要とかって言う人いる。
- はー。
- 聞いたことない?
- ないっす。
- ないっすか。
- 鼻水の色で判断する人いるんですよ。
- うーん。
- でもこれ必ずしもそうじゃないんで、普通に風邪ひいてても途中から黄色とか緑っぽくなることありますんでね。
- 色が変わった!よし、抗生物質みたいな。
- 自分で判断しないのが大事ですね、これ。
- うーん。
- 二つ目のあるあるですけども、抗生物質は最後まで飲み切れという危うさがあります。
- うーん。
- これ知ってます?
- 昔からよく聞かへん、抗生物質は症状が良くなっても絶対最後まで飲んでくださいみたいな。
- あー、なんか一週間分処方されたやつでも飲み切ってくださいねっていう。
- うんうんうん。
- 勝手に途中で止めたりするのはやっぱり良くなくて、
例えばさ、5日分処方されて2日目にさ、あ、もう喉痛くないし元気やから止めたみたいな。
これダメなんですよね。
でも、でも、抗生物質は飲みすぎる、飲み切るのが正しいみたいな風に思い込んでる人もやっぱりいて。
この、ほんとね。
これ、なんかね、なんだろう、患者ってさ、たまにさ、なんか、え、何言ってんの?みたいな解釈することあるよね。
あるよねって言ってもわからんか。
- わからない。
- あるんよ。なんでそんな風に理解するのかなみたいな。
- 正しくは何て言ってんの?
- 抗生、抗生物質を飲む飲み方をちゃんと説明してるので、
だから、もらったら自動的に飲み切らないといけないと思い込んでる人がめっちゃ多いの、現実は。
そうじゃなくて、処方の通り飲んでくれっていう話じゃない?
- あー、その、食後に飲んでくれって言ったら、食後に飲め。
え、でもそれってさ、いつじゃあ止めていいかどうかわかんないじゃん。
- 止めていいって言われる場合は、あの、止めていいですよって言われるの。
こういう症状がなくなったら、もうやめていいですからねみたいな。
- 話聞いて、ちゃんとって言われる。
- でもさ、薬局行ってさ、薬剤師の言葉ってだいたい右から左に流れるじゃん。
- よくないよね。薬剤師さんの話、絶対ちゃんと聞いた方がいいよ。
- だってさ、病院でさ、1時間とか待たされてあげるにしてさ、やっとこれで帰れるって薬をもらってるからさ、
早く早く包んでくださいよみたいなさ。
- その病院で受けたストレスをなぜか持ち越されてる薬剤師さんの気持ちにもなれよ。
薬剤師さんの仕事めっちゃ迅速じゃない?
- 迅速だね。
- 例えば、薬処方されるのに1時間待つってないでしょ。
- ないね。5分とかで出てくるよね。
- なんなら今まで、もんもんとしたストレスをぶつけられるような気の毒な役割を果たすときもあるやん、薬剤師さんって。
- なんか薬剤師さんって下に見られがちなとこあるよね。
- そうでしょ。専門家なんで。
- 僕から薬持ってくる人じゃないからね。
- そうですよ。
だから処方された通りに飲むと分からなかった薬剤師さんに聞くと大事ですよって話ですね。
3つ目です。お願いだから抗生物質を取っておくのはやめてください。
- 余ったやつ次のために残しておこうってことですね。
- うれし野が感染症になりました。お医者さんで抗生物質を出してもらいました。
うれし野は無事治りました。薬が余りました。
- 数ヶ月後息子が熱を出して、これもらったやつだから飲んだらいいやん。これやめましょう。
- やっぱり賞味期限があるわけやな。
- そういうちっちゃい理由じゃないよ。そういうことじゃない。もっと大きな理由がある。
- そもそもその人の症状にこれを飲ませていいかどうかが分からないってことか。
- その通りです。同じように喉が痛くても原因が同じとは限らないし、
それが細菌かもしれないしウイルスかもしれない。
もしウイルスだったらそれを無駄に飲むことになる。
そもそもその薬の量も処方もあってんのって話だよね。
- だからそういう家族とか自分のために取っておくのはいけないから、
とりあえず街行く人にこれ1000円でいいから買わないかっていう風に
渡すっていうのがあるかもしれないですね。
- ちょっとリアルな話すんなよ。
他の国の人が日本で処方箋をもらって安い値段で買って、
それを国に持ち帰って高値で売りさばいてるっていうのが横行してるらしいやん。
- あと東横キッズとかね。結構そういう風に。
- これ処方箋がいるやつだから高く売れるんですよねって言ってたよ。
この間テレビで。
- やめて。マジでやめて。
この3つって本当にやりがちなんですよ皆さんね。
これを聞いてる方でも絶対やったことある人いるんじゃないかと思います。
でもこのエピソード最後まで聞いてもらったら分かるんですけど、
それが本当の理由でもないんよ。
個人とかそういう話じゃないんですよ。
抗生物質にまつわる話は。
では抗生物質にまつわる面白怖い話をいくつか紹介したいんですけども。
今まで正しく使ってくださいって強調してきたじゃないですか。
- してたね。
この理由は別に自分の体に抗生物質が効きにくくなるとか、
そういうことじゃないんですよ。
これは人類すべてが関わる問題なの。
- またデカくなってきたよ話が。
いやいや本当そういうことなの。
抗生物質使うと菌が死にますやん。
- 死にますよ。
死んだり増えるのを抑えたりします。
でもたまたま抗生物質に耐えられる菌が残ることがあるんですよ。
- 隠れてそーっとした子たちがいるわけやな。
抗生物質効きませんってやつがいるわけですよねたまにね。
- 突然変異でいるわけやな。
そうするとその残った菌が増えていくじゃないですか。
するとその増えたそこの集団には同じ抗生物質は効きにくくなってしまう。
これつまり耐性って言うんですけど耐性ができるんですよ。
これ日本で起こったことなんですけど2017年。
たった2種類の耐性菌による菌が血液の中に入る病気がある。
菌血症って言うんやけど。
これ約8000人が亡くなってるんですよ。
- へー日本で?
はい。
で世界を見てみるとこの薬剤に耐性がついた薬剤耐性菌っていうのは
直接原因になった死亡っていうのは年間100万人を超えてるんですよ。
- へーそんなにいる?
世界ですよ。
だから抗生物質は医療を支えるインフラって言っても俺は本当にいいと思ってるんだけど
それぐらいの存在なのに世界中の人たちが好き勝手に飲み始めたら
もう自分たちでその存在価値を脅かしてしまうことになる。
- ちょっとごめんそこが俺ついてきちゃったんだけどさ
勝手に飲み始めることと耐性菌ができるっていうのは
勝手に飲むことによって耐性菌を生み出してるかもしれないってことなの?
そういうこと。
だから例えば全然飲む必要もない人が使うことによってさ
その時に残った耐性菌みたいなのがたまたまいてそれが原因で増えていったりするわけじゃないですか。
- 中瀬君が言ってるのは適切にモニタリングをして適切な指導と経過観察をしていかないと
そういうことになっちゃいますよっていうことを言いたいの?
そうなんです。
だから抗生物質病院に行くたびに自分のために処方されるじゃないですか。
でもそれは処方された瞬間に人類の共有の資源として捉えてほしいんですよ。
いや俺が勝手に飲んだらひょっとしたら問題起こるかもしれないなっていうぐらい考えても大げさじゃないと思う。
それが例えばさっき肺結核の話をしたけど
抗生物質に耐えうる結核菌がやってきたらそれがまた広がっちゃって
どんどん人が亡くなってしまうかもしれないぐらいの話をしてる。
そういうこと。それが原因ですごい数の人間が亡くなる可能性がある。
日本政府はこの抗生物質の問題に対して具体的な政策もちゃんと立ててるんですよ。
2020年と比べた時に2027年までに人口当たりの使用量を15%減らしましょうという目標を掲げてるんですよ。
それぐらい乱用されやすいっていう反面がある。
こんだけ当たり前にやったらさパブロンと同じ感覚で飲んじゃうよみんな。
しかもさ日本の場合医療保険のおかげですごく安く手に入るやん。
そうそして子どもたちはほとんどの市町村でタダで手に入るんですよ。
そうでしょ?お手軽やから。
世界の話をしたからWHOは抗生物質を3つのカテゴリーに分けるっていうことをしてるんですよね。
それが3つのカテゴリーが1個目はアクセス、2つ目はウォッチ、3つ目はリザーブっていうこの3つあるね。
この最初のアクセスっていうカテゴリーは一般的な感染症でまず選択肢になる薬のグループ。
これは必要な人にはちゃんと届けましょうねっていうスタンスですね。
2つ目のウォッチっていうやつはこれ耐性菌を生み出すリスクがあるから使い方を特に注意してみましょうねっていうやつがウォッチっていうカテゴリーの薬。
最後のリザーブっていうのはアクセスとかウォッチの薬が効かないような重い感染症のために最後の取り出しとっておきましょうっていう薬のカテゴリー。
じゃあ普通には出回らんやつがいるわけだな。
なかなか出さないようにしてる。
別にこの分類は単純にこの弱い普通めっちゃ強いっていう薬の強さで並べてるわけじゃない。
どんな感染症にそれを使うのか、耐性菌を生み出すリスクはどれぐらいあるのか、どれぐらい温存する必要があるのかっていうようなことを考えた分類なんですよ。
ここで残念なお知らせです。
この2つ目のカテゴリーの耐性菌を生み出すリスクがあるから使い方気をつけようねって言ってるこのカテゴリーの中にもめちゃくちゃ重要な薬があるんですよ。
例えばバンコマイシン。
知らないな。
でもこの薬に耐えられるVREっていう菌がもうすでにいるわけですよね。
全然その他のウォッチのカテゴリーの薬にも全然効かない耐性菌結構いるんですよ。
リザーブの在庫が減ってきている。
お前ら大事にそれ扱ってるけどもうすでに俺ら効かんけどみたいな菌がいるわけですよ。
いよいよ本丸に攻め込む時が来たぜって思ってる奴がいるわけだ。
だから多剤耐性菌っていっていろんな薬に耐性を持っている菌とか他の選択肢がほとんどないときのためにリザーブっていう薬があるわけじゃないですか。
でもリザーブなら絶対に大丈夫ってわけでもないんですよ。
そうなんだ。
もうリザーブの薬に対する耐性菌も報告されてるんですよ。
要するにこれさえあれば絶対大丈夫という抗生物質はもうすでにないと。
だから新しい薬を作ります。耐性菌が現れます。また新しい薬を作ります。耐性菌が現れます。
だからもう人類が一方的に勝ってきたなんてとんでもない話でずっとこの戦いが続いている。
人儀なき戦いが続いているわけなんですよね。
これはもうコンピューターウイルスとセキュリティソフトの関係にすごい似てるよ。