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はい、今緊急で動画を回しているんですけれど、昨日のパリ五輪の柔道、まず男子66kg級の阿部一二三選手と、あとは女子の52kg級ですね、阿部詩選手、兄弟で東京五輪でダブルで金メダルを取ったんですよ。
なので、今回のパリ五輪でも兄弟でダブルで金メダルを取るというふうに期待されていたんだけれど、皆さんご存知の通り、残念ながら阿部詩選手はメダルを取ることができなかったということなんですよね。
で、このことに関して、今日本中がすごい沸き上がっているんだけれど、この柔道のね、阿部兄弟の試合について三木屋先生、解説してください、柔道を解説してくださいっていうリクエストがですね、今殺到しておりますので、今緊急で動画を撮っております。
なので今日は、阿部詩選手と阿部悲譜選手のですね、今回の試合について解説っていうほどのことはできません。私、柔道、せいぜい愛知県でね、体重別で個人で3位ぐらいまで行ったぐらいの選手なんでね、オリンピックの選手とかね、日本代表の選手をね、偉そうに解説する立場ではないんですけど、私の感想っていう感じでね、お話聞いていただければいいと思います。
じゃあまずね、阿部詩選手なんですけど、1回戦はカナダの選手にね、57秒大外狩りで、まあもう秒殺って言ってもいいんじゃないですかね、これ見事に圧倒的に実力差があると思いますね。
で、2回戦、2回戦で負けてしまったんですけど、相手がですね、世界ランキング1位なんですよね、ウズベキスタンのケルディ・ヨロワ選手。2回戦でいきなりですね、3年前の東京五輪の金メダリストの宇田選手と世界ランキング1位の選手がね、いきなり当たっちゃうってね、これがまたね、ちょっと厳しいなって僕は思ったんですけど、
本当はこの2人はですね、もう決勝で当たるぐらいの選手なんですよ。本当は金メダルと銀メダルの選手なんですよね。なので、ケルディ・ヨロワ選手はこのまま勝ち上がってね、金メダルを取ったわけなんですけど、宇田選手は敗者復活の方に回ることができたかったっていうね、悲しいですね。
本当は宇田選手はね、僕が言うのもちょっと申し訳ないかもわかんないけど、本当は銀メダルか銅メダルを取る選手だったと思うんですけどね、本当は金メダル取ってほしい。本当はね、僕は金だと思うんですよね。
で、ケルディ・ヨロワ選手、最初ね、宇田選手優勢だったんですよ。もうガンガン攻めてて圧倒的にね、僕は宇田選手の方が本当は強いと思うんですよね。この強い弱いっていうのも難しい表現であって、多分練習でランドリーやってたら宇田選手の方が全然圧倒的に強いと僕は思うんですよね。ちょっと僕ごときの人間なんでね、わかんないんですけど。
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柔道ってね、練習で強いのと試合で勝つ負けるってまた別なんですよ。僕はね、どっちかっていうと練習ではそんなにめちゃくちゃ強くなかったんだけど、いざ試合になると自分より練習で圧倒的強い選手と引き分けたりとか、あるいは友好を取って勝ったりとかね、そういうのがあったんですよ。
だから僕はどっちかっていうとバリバリのポイントゲッターっていうほどではなくて、相手が弱ければ全然勝ちますけれど、めちゃくちゃ強い格上の選手と引き分けたりとか、あるいはちょろっとね、背負いで転がして友好を取ってそのまま勝ち逃げしたりとかですね、そういうことができるわけであって、だからね、練習で強いと試合で勝つ負けるってまた別の次元なんですよ。
多分僕が見た限りではね、今回の試合見た限りでは宇多選手の方が本当は強いんですよ。だけど試合で勝つ負けるはまた別で、実際宇多選手ね、このケルディオロワ選手に対して、まず最初に内股で技を取ってるんですよね。で、その後残り時間1分で谷落としで1本負けなんですよ。
だから、最初内股で勝って、で、谷落としっていう技なんだけれど、これね、本当に微妙なんで捨て身技系の技なんだけれど、谷落としってのはどっちかって相手にもうがっつり組みついて自分の体重ごとかけてこうやって倒すっていう技なんですよね。
だから、僕もね、最後の逆転で時々使ってた技なんだけれど、例えば自分が技あり取られてたりとか有効取られてて劣勢じゃないですか、残り時間1分になるとこのままだと負けるってなるでしょ。だったらもうダメ元で捨て身で技かけて倒したろうっていうのがあるんですよ。
だから、もうダメ元で相手に抱きついてほんの自分ごと倒す。で、上手くいくと1本取れるんですよ。だけど相手の方が圧倒的格上でパワーもあって反射神経も優れてると、自分がこう抱きついてもそのままバーンってね、大打ち狩りとかね、倒されちゃうっていう。
その時は自分が1本負けするんですけれど、自分が1本負けするか、自分が1本勝ちするか、あるいは技ありぐらい取れるかっていうですね、技で。
これね、ウズレジスタンとかね、旧ソ連系ですよね、東ヨーロッパ系とか、レスリングとかサンボとかね、あるいは地元の組み技系の格闘技とか色々あってね、がっつり組んで投げるのがね、結構得意な人が多いんですよね。
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結構僕ね、学生時代、特に中学校高校の時とか、練習で谷落としとかね、使うとね、なんか怒られたりとかしちゃうんですよね。なんだその技はって感じでね。やっぱり日本人の柔道たるものね、綺麗に投げるっていうのが基本になってて、練習で谷落としすると、そんなのやるなみたいな感じの空気。
これはね、わかんない。昔一時期そう言われただけであって、まあそう怒る先生と怒らない先生いるかもわかんないんですけど、なんとなく日本ではね、そういう柔道っぽくないっていうか、まあ柔道の技なんですけどね。だけど最後の最後に試合でね、もうダメ元でかけるとかね、僕はやってましたね。
今回のケルディオロワ選手もね、最後石を報いるつもりでダメ元でかけて、それが決まったのかもわかんない。だからね、ここがね、また魔物が潜んでるというか、やっぱりそれもちゃんと防がないといけないんで、しょうがないです。今回ウタ選手が負けちゃったのはしょうがないんだけど、まあ惜しかったねって感じですね。
本当はウタ選手の方が強いっていうか、練習だと絶対強いんだけど、試合で負けてしまったっていうパターンだと思うんですよね。まあウタ選手号泣しててね、まあ僕も悲しくなりましたよね。会場でウタコールっていうのが出てね、これもびっくりしましたね。
フランス人なのか、あるいは他の国の人たちも一緒なのか、やっぱり安部ウタ選手ってさ、前回の東京五輪のチャンピオンでね、女王っていう感じだから、超有名選手で、可愛いんですよ。ぶっちゃけ可愛いです。だから、やっぱ可愛くて強い人はめちゃくちゃ人気出ます。世界でも。そういうもんです。フィギュアスケートとかでも、他の競技でもね、陸上とかでもそうなんだけど。
日文選手もイケメンでね、めちゃくちゃ人気があるわけなんですけど、日文選手、素晴らしかったですね。もう最後のね、インタビューでも言ってたけどね、妹が負けちゃって、妹のブンバで、みたいな感じでね。妹が一番のライバルだって言ってましたからね、なんか強いお兄ちゃんじゃないといけないって。
あの二人ね、ほんと仲いいんですよね。お互いに尊重し合っててね。ほんと憧れますよ、ああいう兄弟。羨ましいですよ、僕も本当に。
っていう感じで、日文選手は男子66kg級、2回戦が背負い投げで技あり取って、その後袖吊りで技ありなんだよね。
で、背負いと袖吊り多かったんですけれど、準々決勝も袖吊り技ありで、その後大内狩りで技あり合わせて1本。
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で、準決勝は延長戦まで行って、延長戦で大外狩りだと思うんですけどね、なんかテレビだと腹腰って言ってたんだけど、僕は大外狩りだと思うんですけど。
で、ポイント取って技ありだったかな。で、勝ち上がったと。
で、決勝はブラジルのリマ選手。最初にね、内股スカシだと思うんですけど、内股スカシなのか空気投げなのか分からないんだけど、スコーンと相手を吹っ飛ばしたんですよ。
相手が内股っぽいのをかけて、そのままスコーンとかけたんだけど、そのまま投げてひっくり返して勝って立ち上がったんだよね、日文選手。
で、でもそれ技ありだったんですよね。
だから安倍日文選手は自分が投げて相手投げて、これ1本だなって思って、試合終わったと思って立ち上がったんですよね。
そのまま寝技いかなかったんですよ。
だけど審判は技あり、初心技ありなんですよね。
だからなんかその後ね、日文選手ね、なんか1本アピールしてたんですよ、こういう感じで。
だからこれ1本だろ、技ありなわけねえだろっていう風に僕は見えましたね。
テレビとかでインタビューとかで言ってないんだけれど。
だからやっぱりあの審判ね、レベルが低いね、もう厳しいって。
マジでオリンピックの審判は危機感持った方がいいと思う。
安倍日文選手も本当は僕ごときの人間が言うのはダメなんだけれど、投げた後確実にこれ1本だなって思ってもやっぱり寝技いって抑え込まないといけないと僕は思いましたね。
だってその後日文選手は袖ついで技あり取って、技ありだったかな、結局1本勝ちで終わってニコニコしてたんだけれど。
勝てたからいいんだけど圧倒的に強かったですね。
世界で圧倒的に頭1つ抜けて強いから全然勝てて余裕だったんだけど。
勝てたからいいんだけど、もしあの後ステミオードで逆転を立てたら厳しいなって思ったんですけど。
っていう感じでやっぱり今回レベルが低いなって思いました。
安倍選手って右組ですよね、僕が見る限りは。
右組で普通に背負いとかね、背負いで投げるかするんだけど、
組手の時にさ、組手って本当は右組だったら右手で襟取って左手で袖持つのがいいんだけど、
なかなか綺麗に取らせてくれないんですよ組手で。
だから両袖でまず取るってことなんですよね、襟取れないから。
両袖の状態で右を上げて袖吊りやるんだよね。
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あれすごいなって思ったね。
この体勢で袖吊りできる。
袖吊りできる。これはね、すさまじいなと思いましたね身体能力が。
これで袖吊りができるんで。
で、しかもこれ、襟取れた時はこれで背負いやるし。
あのね、なんていうか、順応できる力っていうのはすごいなって思いましたね。
はい、という感じで、まあ兄弟で金メダル取れなかったのは悲しいけど、
やっぱりね、あの二人は花があるしね、かっこいいよね仲いいし。
マスコミもさ、二人ペアでさ、セットで特集してさ、ちょうど同じ日だもんね、階級がね。
だから両方金メダル取って当たり前みたいな空気だからね。
やっぱり二人ともね、プレッシャーすごいと思いますよ。
もう二人ともめちゃくちゃ練習しててね、めちゃくちゃ強いけどね。
まあヒフミ選手よく頑張ってくれたと思うし、
ウタ選手もね、残念だったけど、今ウタ選手は24歳ですよね。
なのでね、次のオリンピックもね、兄弟でね、もし出てくれたらね、僕は嬉しいなって思うし。
だけどまあ、下の方のね、若い選手もね、育ってほしいと思うしね。
はい、というのが今回の私の感想でした。
ご視聴ありがとうございました。