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【A009】戦後詩とは何か
2015-08-15 57:31

【A009】戦後詩とは何か

【A009】戦後詩とは何か 時間:57分 音質:2 ジャンル:文学 講演日時:1967年11月5日 主催:早稲田大学 早稲田祭実行委員会 場所:早稲田大学 大隈講堂 収載書誌:徳間書店『情況への発言』(1968年) 音源について 客席から録音されているため 周辺のノイズが入っており、 音質はあまりよくない。 講演より 戦後詩というものは、 ひとたび再建された戦後資本主義社会という軌道に 戦後詩人が乗ったとき、自ら終結してしまったと 僕は考えています。そしてそれ以降、 「いかにしてどこに詩を創造する凝縮力の核を求めるか」 という問題についてのモチーフを喪失したのです。 現在、詩人が自らの創造の核というものを どこに求めるかを考えると、 〈原型として考えられる大衆〉、あるいは 〈沈黙の意味として存在している大衆〉との 対話によってしか、詩の創造の核は 回復することができないと思います。 詩というものが、戦後すぐの無権力状態における混乱と 無秩序のなかから手探りで見つけた創造の核を、 きわめて秩序を回復しているかに見える 現在の資本制社会のもとで獲得していく唯一の根拠と、 現在における詩人の存在理由は そういうところにあるだろうと考えます。

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