転職して仕事が変わったことで、自分がどんな環境に置かれているのか?いま何が足りないのか?ということを考えてみました。思考の整理回です。
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こんにちは、かねまるです。 プラントライフは、化学プラントの技術者が、化学を軸に、皆さんの視野を広げていく番組です。
今回は、私の頭の整理にお付き合いいただきたいなと思いまして。 転職して、仕事内容が変わって、環境が変わって、
今、自分に何が足りないのかとか、どんな状況なのかっていうのを、一旦考えてみようと思います。
もし、同じような境遇の方がいらっしゃったら、参考にしてほしいのと、 私より先に経験されていたら、こうしたらいいよとか教えてもらえると嬉しいです。
まずは、私の仕事がどう変わったかっていう話をしたいと思います。 今は、化学プラントで現場改善の仕事をしています。
今作っている製品の製造プロセスについて、安全性を向上させたりとか、コストを下げたり、品質を維持できるように考えたり、そういった仕事をしています。
日常業務として行っているのは、製造している状態が変わっていないかっていうのを確認して、変化があればその原因を突き止めて、対策感を考える、そして実行するところまで行います。
以降、具体例を出しますと、 化学プラントの運転の管理の仕方っていうのは、温度計とか圧力計を使います。
基本的に化学プラントは広くて、人が見に行くのは大変です。 そして中身は見えないんですよね。
ほとんどが鉄とかステンレスの金属製なので、外からは見えないようになっています。
だから、液体とか気体がどういう状況になっているかっていうのを、温度計とか圧力計、あとは流量計っていう液体とかの流れを見るようなセンサーを使って、中が今どういう状況になっているかっていうのを予想します。
そして、その温度計とか圧力計っていうのは指揮地を設けています。
ハイとかローとか言ったりするんですけど、 例えば100度で化学反応させている装置があるとします。
装置の中は100度になるように自動的に制御維持されているんですけど、
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何らかの原因で温度が上がりすぎたり下がりすぎたりするのを検知するために、ハイアラーム、ローアラームを設けています。
この指揮地についてはもちろんプロセスとか製品によって変わってきますけど、
100度で反応させて、ローアラーム、温度が低い方を90度に設定して、高い方、ハイアラームを110度に設定したとします。
そうすると100度で反応させているところからじわじわと温度が知らないうちに下がってきて、
90度になるとローアラームが鳴って、オペレーターの方が異常に気づくことができます。
そんなのずっと見てたらいいやんって思うかもしれないんですけど、その温度とか圧力とか流量を監視する量が何万点ってあるんです。
そりゃ見てられないんですよね。
だから指揮地を設けて、異常ですって通知されたものを対処していくっていうのが基本になります。
それで私がやるのは、そういう異常の検知がされているものを毎日集計して、
何かおかしいぞっていう状態になっているものを優先して対策していくわけです。
これが私の現場改善の仕事の中で、安定的に創業するための改善の一つとなります。
そしてもう一つ大きいのが、減価の低減ですね。
コスト削減になります。
エネルギーとか原材料を無駄なく使うために、
今どこでどれだけのエネルギーが使われているか集計したり、
原材料の中でも100%使い切れてない廃棄になっていたり、
反応がうまく進んでいなかったり、無駄になっているような原料っていうのを探し出したり、
こういうのは先ほど話したアラームではわかんないんです。
安定的に動いているけど過剰にエネルギーを使ったり、
無駄に原料を廃棄していたり、そういうことがあります。
こういう無駄な部分を削減して、コストを下げて利益を上げていくという業務があります。
こういった仕事っていうのは製造技術と呼ばれたりします。
だから私は今、化学プラントの製造技術者というようにしています。
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人によっては生産技術という言葉の方が馴染み深いかもしれないんですけど、
このあたりの区分っていうのは会社によって全然違うんですけど、
生産技術の方っていうのはこういう製造手順で作りましょうって決まった中で、
それをどうやって量産できるように考えるかっていう仕事です。
そしてその生産技術の方が量産する製造プロセスを安全に、
安定して100%の力で運転できるようにさせるのが製造技術の仕事です。
私の前職の時は生産技術っていう仕事の中で、生産技術も製造技術も両方とも役割を担っていました。
今説明した生産技術とか製造技術の仕事の他にもエンジニアリングっていう仕事があります。
大きく区分としてはプラントエンジニアという区分になります。
こういうプロセスで作りたいっていう案があって、
それを具体的な工事の仕方、建設の仕方に落とし込んでいきます。
そしてその導入した設備を保守、運用する役割です。
実際に工事をするっていうよりは、図面を書いて工事業者さんとやり取りをして、実際の工事を管理していく仕事になります。
設計の過程でどういう会社のどういう方式の機械を使うかとか、どんな方式のセンサーを使うかとか、
どういうルートで配管や電線を通していくかとか、
こういうことをしたいっていう要望を具体的な案に落とし込んで、
実際に現場に導入させるっていうすごく大事な仕事です。
実は前職の時はこういうエンジニアリングの仕事もやっていました。
もっと言うと電気工事をしたりもしていました。
あとは制御プログラムを書いたりもしていますね。
そんな感じで、前職の時は生産技術も製造技術もエンジニアリングも一部の工事の作業についてもやっていました。
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これは会社の規模がちっちゃかったこともあって、技術者として一通りの仕事はやらされていたような感じですね。
だからDXやろうぜってなったら、生産現場のDXの仕事もやっていました。
広く浅く仕事をやっていたところから、今は製造技術っていう特化した仕事に変わっています。
これは会社の規模が単純に大きくなったからですね。
全部仕事の役割が分担されていて、むしろ専門的な人がいっぱいいるんで、だいぶ楽になった感じはするんですけど、
その反面、もともとの経験値の関係から専門性が深くないので、今苦しんでいます。
経験したことあるプロセスとか設備でも、会社が変わるとこんなに違うんだって思ったこともありましたね。
規模が大きくなって、適応される法令っていうのも変わりました。
基本的な法律っていうのは変わらないんですけど、
1日の生産量とか取り扱う危険物の量とかによって、同じ法律の中でも厳しさが違います。
対策する内容も増えていきます。
あとは承認フローもだいぶ複雑になりましたね。
話したこともない人から承認を受けるっていうのがすごく不自然な違和感がある感じです。
前の時は全部会ったことある人とか話したことある人、何なら目の前にいる人が最終承認者だったりとかするので、
規模が大きい投資になっても比較的楽に進められるっていうのはありました。
そして承認とか依然の問題で関係者が圧倒的に増えていますね。
先ほど話したように仕事が完全に区分されていますので、
それぞれの技術者に対して相談をしたりお願いをしたり、
あとは生産現場の方も人数が圧倒的に増えているんで、
その方々の顔と名前を覚えてもらって、
24時間運転なのでみんなに会って話をするっていうだけでも結構時間がかかるなっていう印象です。
もうこれは日々の改善業務の中で現場の方とどんどん話をして、
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この仕事を一緒にした人だっていう感じで覚えていくのが一番だなって思いましたね。
毎日改善業務を進めていくっていうことで、
今まで以上に製造プロセスとか製品についての理解っていうのを深くしていかないといけません。
それは設備についてももちろんです。
こんな設備でこういう作り方をしてるっていうところを一個ずつ理解していかないといけません。
もっと言うと過去にどういうトラブルがあって、どういう対策をしていたっていう経緯も理解していかないといけないですね。
幸い技術標準っていう形で今のプロセス、経緯っていうのはある程度まとまっているので、
それを参考にしながら自分の知識、技術として習得していかないといけません。
人脈を作るっていうのと、今の製品やプロセスをしっかり理解するっていうところがまずは第一かなと思っておりまして、
その上で汎用的な技術の知識を身につけていかないといけません。
プラントで使われている機械っていうのはポンプとかバルブとか、あとは蒸留等に炉火器なんていうのもありますね。
やっぱり前職で使っていたものと今の仕事で使っているものっていうのは似ているところはあるんですけど、違うものもいっぱいあります。
液体を送り出すっていうポンプにもいろんな機構があるんですよね。
遠心力で動かしたり、歯車の力で動かしたり、ピストンの力で動かすっていうのもありますね。
それだけじゃなくて、同じような構造のものでも細かく液体が漏れないようにするためのシールっていうものの種類が違ったり、
温度とか圧力とか流量とか、そういう測定するためのセンサーの原理が違ったりもします。
あと思いつくのは、今まで以上にプラントの配管とか装置の中の状態を予想しないといけなくなってきますので、
流体力学とか熱力学、この辺りも理解を進めておかないといけないなと思っています。
まあいろんなものが足りないですね。
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幸い5年ぐらい前から技術的な発信とかやっていて、キャッチアップもしていたので、
比較的スムーズに転職してから入り込んではいたんですけど、その勉強も虚しく、
まだまだ仕事で成果を上げていくには長い道のりがあるなっていう感じはしますね。
前の会社の上司がもともと転職組でして、だから私が辞める時も特に何も言われず、むしろ応援してくれていたんですけど、
その上司と辞める前に1回食事に行きました。
その時に転職した先輩としてアドバイスを1個もらったんですけど、
転職して数ヶ月とか1年ぐらいで出る成果っていうのはたかが知れていると、
3年ぐらい経って得られる成果が本当の成果だと言われています。
だからこそ目先の実績にとらわれて軸をブレさせるんじゃなくて、
しっかりした軸を持って仕事をしてほしいとおっしゃっていました。
その言葉のおかげで、今なんか回ってないな、うまくいかないなって思いながらも、
極端に焦ってはいないっていうところの理由になります。
私の頭の中の整理にお付き合いいただきありがとうございました。
この話、全く原稿を書かずにその場で考えながら喋ってたんですけど、
意外と整理されてよかったです。
なんとなく焦りっていうのも若干出てきてたんですけど、
よく考えたら転職先の人脈を作って、プロセスを理解して、
その中で基本的な技術を身につけていきましょうっていう話なんですけど、
今までと変わんないなって思いました。
ただ、今まで持っていたものをなんか失った感じになって、また新しく作り上げるっていうのが、
自分の中でだいぶストレスになっていたのかなっていう感じもしますね。
もし転職される方がいらっしゃれば、少しでも参考になれば嬉しいですし、
私より先に転職をしていっぱい経験された方は、
もしよろしければ、体験談とか、こうしたらいいよとか、
今こんな感じでなんとかなってるよ、大変だよとか、
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いろんな話教えてもらえると嬉しいです。
お便りフォームでもいいですし、
Xでハッシュタグプラントライフをつけて発信してもらえると助かります。
新年度になって、もう新人を教えないといけないのかっていう、
別の嫌な部分も実はあるんですけど、
そんな気持ちを抑えながら、これからも頑張っていこうと思います。
それではお聞きいただきありがとうございました。かねまるでした。
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