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  2. #2-102 2023年10月7日/森ノ宮..
2025-10-26 10:46

#2-102 2023年10月7日/森ノ宮/もりのみやブックフェスタ/2

#2-102 2023年10月7日/森ノ宮/もりのみやブックフェスタ/2

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落語を聞いたきっかけは、大学生の時に東京に行ってて、
寄生にたまたまフラッと行って、そこからドラッグをはまって。
母子研全然関係ないです。映画研究科やったので全く関係ないですね。
実際見たらもう…
最初は見て好きやっただけなんですけど、大学卒業する頃ぐらいに
ちょっとやってみようかな、やりたいなと思って。
ちなみに誰を見られたんですか?
その時は東京でいろんな師匠を見てました。
薙刀屋京太郎師匠という人とか、今商店のメンバーになられた
春風邸一之助師匠とか、そういう師匠も見てて。
東京で、僕大阪出身なので東京に住んでたんですけど、
東京では落語できるようになろうなと思って。関西弁やし。
大阪に帰ってきて、今は桂文師の弟子になってるんですけど。
髪型やっぱり東京と違いは?
言葉が全然違うのと、東京の方が…
髪型の方がバカバカしい話が多いですね。
賑やかな話が多いんですけど、ナンセンスな話も多いと思います。
そういう…どっちも好きなんですね。
階段に興味を持った…
きっかけですか?
昔から怖い話とかホラー映画とかすごい好きだったんですけど、
めちゃくちゃ好きだったんですけど、きっかけは
ここに置いてあるんです。
甘霞俊樹さんっていう階段作家の本を読んで
ちょっとこの人すごすぎるなと思って
自分でも…こういった作家なので
自分でもちょっと描いてみようと思って
描くようになったのがきっかけで。
なんか怖いんですけど、
怖いっていうか、文章がまずかっこいいのと
何も幽霊が出てこないとか
死ぬとか何もない
ただただ自分の記憶がおかしいだけじゃないかみたいな
変な話ばっかり描いてるので
なんか普通に思ってた階段と違う
たたりとか一切そんななく
そういうのが好きで
この人が惚れたみたいな話ですかね。
落語にもそういう怖さってある?
だいたい何か出てきます?
落語はでも
落語に出てくる怖い話は
どっちかというとちゃんとした幽霊が出てきたり
因縁でたたりがあったり
怨念があるっていうパターンが多いので
落語の場合の怖さってあんまりない気がしますね。
本ならではの怖さですね。
落語でやっぱ階段するときって
笑わせて階段に入る
もう階段のときは階段だけを喋る?
階段のときは階段だけを
ちゃんと話すときもあるんですけど
そこは締めて話すだけで
それはそこだけちゃんと聞かせたいから話すだけで
笑いの部分は要は緩急で緩急をつけるために
そこを締めるのは笑いのために締めてるだけで
後で絶対笑いを取りたいから
っていう感じですかね。
この中で何かおすすめの階段作家さん
03:03
高田路班っていう
これ階段作家じゃないんですけど
見たら見本の文豪なんですか
大文豪なんですけど
この人が書いてる
幻の壇っていう
幻壇っていう小説があって
これもいわゆる階段
しかも落語的な要素もあって
この話やっぱ面白いのが
本編は江戸時代の釣人が
海に巻き込まれるっていう
ものすごい落語っぽくもあるし
古典階段っぽくもあるんですけど
全く関係ない
冒頭何ページかが全く関係ない
イギリスの最近の山の
登山中の出来事
冬山の出来事っていうのが
小説としてありえないじゃないですか
全く関係ない話が最初始まって
そこからいきなり
江戸時代の怖い話につながるっていう
そこがやっぱめっちゃ面白いなというか
それは何か意図がある
意図が多分落語でいう枕に近い
枕っていう本ネタに入る前に
その本ネタにつながるような
フリをするんですけど
それにすごい近いかな
そういう効果を狙ってやってるの
わざと全然関係ない国で
わざと関係ない時代設定で
本編につなげていくっていう
若干被るというか
前半のイギリスの冬山の話も
ちょっと怖い話であるので
そこから本編につなげていくっていう
そうですね
そういう部分が面白いかな
という感じにつながるんやな
ここの部分は大体誰でも怖がるだろうみたいな
どんな怖いポイントか
何が起きるのか
この本の中でです
この本の中でも明らかに怖いのは
夜の川の中に
夜の川で釣りをしてて
もう夜の水面って怖いじゃないですか
そこに釣竿がピューと出てるんですよ
あれ絶対落としてる釣竿や
誰かが落とした釣竿
自分のものになると思って
釣竿を掴んで
グーッと引っ張ってきて
明らかに釣竿だけの重さじゃないなっていう
ここから先はちょっと言わないんですけど
そういう明らかに怖いポイントですね
やっぱりドライカーとかでも
出る出る出るっていう
出る予感のところがやっぱり一番怖い
出ちゃったら逃げるだけみたいな
映画だったら映像
文章だったらあれだけど
言葉だと難しい
階段も結局
階段話ってなると
楽は会話で喋るので
06:01
おいお前どこ行ってんや
俺こっち行ってたんや
みたいな話になるから
やっぱり怖くないので
二人で喋ってる会話がせいで
高段とかには階段は向いてると思うんですね
真っ直ぐ喋っていって
幽霊が出てきたっていうのを言える
この男すっと逃げた
みたいな感じで言えるんですけど
楽護に関しては怖がってるリアクションを
見せるってしまうので
怖がってるリアクションを見てしまうと
お客さんとしては怖くないんですよね
笑いになっちゃう
そこは楽護のいいところでもあり
階段に向いてないところでもあるかな
楽護のリアクションで先言ったように
水面にこうやって
やってる仕草とか見せたら
お客さんも想像してくれるかなって
想像の余地は残せる部分はあると思う
楽護は階段以外で
みんな怖いんですね
こっちのほうはタンカも好きで
タンカも置いてますけどね一応
タンカも
楽護の中でタンカとかそういうの出てくる?
タンカは出てきます
和歌ですね
昔で言う和歌が出てきて
教養
アホがよく出てくるんです
アホはだいたい物知りの人の家に行って
いろいろ話を聞いて
それを自分なりに解釈して間違える
というのがこのパターンなんですね
だからその時に掛け軸に
向こうのおじさんのところに行ったら
掛け軸があるから
その掛け軸に和歌があるから
それをちゃんと覚えてきや
って覚えられへんから
手ぬぐみ紙に書いて
それをちゃんと覚えるというのが
それの時に
藤でしたら
食産人の歌が書いておまんがな
その歌はとおっさんが尋ねたら
当人よここまでござれ天の原
三国一の藤が見たくばと書いておます
と言うたら
おっさん喜びよるから
というのでタンカが出てきたりはあります
よくそういうのは
節々にあります
だからそれぞれの楽護の中に
いろんなタンカが出ることが多いので
それをちゃんと覚えておかないと
観客は結構問われるんですね
知ってたら笑う
観客さんは知ってない
観客はどっちに言っても
別にアホにも感情移入できるし
どっちのポジションも取れるように
作られてるので
どこかで
怖さを
歌ってる歌とかもあるんですか
いやめっちゃあると思います
怖さ
例えばなんですけど
僕の
ホムラヒロシさんというめちゃくちゃ有名な
歌人さんがいて
この人ダビンチとかNHKの
戦者とかやったりしてる
結構有名な歌人なんですけど
この人は
もう名言を残してて
この人はもう
怖いタンカほどいいタンカだって
09:01
言ってるんですね
最近
階段描いてある
赤妻としきさんという人が
描いてるタンカで
タンカってのは理不尽に
飛躍してる方が面白いので
なんか一つ
赤妻さんの僕の好きなタンカで
滅んでもいい動物に丸付けて
投管すれば
地震今夜もっていう
ちょっと怖くないですか
怖い
そういうのがやっぱり
バイオレンス
なんか何の世界と何を
繋がってるわけじゃないのに
自分の行為が何かを
起こしてるかもしれないっていう
タンカならではの怖さやな
これ階段でも無理やし
落語でも無理な
人間にとって
怖さは
大事やと思います
一番大事な
死ぬのが
一番怖いみたいなことがありますから
ちょっとまとめを
まとめ
何がいい
階段のすすめ的な
落語のすすめ
階段とか落語はどっちも
すすめっていうのは
おすすめ
まとめになりそうなこと
いや
結局面白いことも
怖いことも一緒やと思ってる
自分にしか
見えてない世界というか
自分にしか見えてない世界を
人に伝えるときって
これが
面白いことも怖いことも
一緒やと思ってる
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