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2022-12-08 21:31

【詩吟ch】必修:詩吟の「音程」を鍛える7つのステップ<静夜思>

静夜思 / 李白
牀前 月光を看る
疑うらくは是 地上の霜かと
頭を挙げて 山月を望み
頭を低れて 故鄕を思う


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00:02
詩吟の魅力を発信する、
詩吟チャンネル
おはようございます、こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、
わかりやすくザックバランにお話ししていくチャンネルです。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
今日は夜に収録してるんですけれど、
いやー、もうめっきり寒くなりましたね。
特に、今日は今年最後の満月だそうで、
とてもいい感じだなというところです。
私の娘と娘について、今日も雑談一つ話すんですけれど、
ようやくですね、家のサイクルがちょっと見えてきてですね、
何時ぐらいにお風呂に入れて、何時ぐらいに寝かしつけを始めて、
何時ぐらいから2人でのんびり夕飯を食べようという感じが見えてくるんですけれども、
いやー、子供を寝かしつけるっていうのが本当に、
今日は奥さんがだいぶ頑張ってましたね。
抱っこして母乳をあげて、うとうとしたところを、
そのすかさずですね、すかさずベッドの方にそそそっと持って行って、
そーっと置くんですけど、置いた瞬間に、
両腕がバーッと開くようにして、わたわたわたわたして、
あ、だめだ、もう一回抱っこして、もう一回そーっと置いて、
だめだ、今日はこれを7回8回ぐらい繰り返して、
ようやく30分ぐらいかかったかな、もっとかかったかもしれないですけど、
いやー、なかなか本当に大変だなというところです。
まあ、これも楽しいことの一つなんで、引き続き子育て頑張りたいと思います。
さて、今日の本題ですけれども、
今日もですね、過去にお話ししたっけな、
指弦の基礎的なところになるところをしっかりとお話ししていく内容になっております。
ズバリ、指弦の音程を鍛えるための7つのステップ、
そういう内容でお話ししていきます。
まあ、指弦の音程ですね、音程。
これを鍛えたい、音程をより正確に出せるようになりたいんですけれども、
どうしたらいいですかと聞かれた時に、
僕だったらこのように答えますよという内容になります。
全部でですね、ステップとしては7つありますので、
まあその順番に進めていただければと思います。
では早速ですね、順々に行っていきましょう。
まず最初のステップなんですけれども、
音程というものは連続しているものだと知りましょうということです。
これどうなんでしょうね、人によっては当たり前だろうというかもしれませんが、
03:02
人によってはそうなのと思うかもしれません。
僕はそうなのと思う側の方でした。
なぜならですね、やはりドレミファソラシド、すごい音程だ。
ドレミファソラシド、この音程しか大体聞かないじゃないですか。
それにフラットがあったりとかはあるかもしれないんですけれども、
音というのはまあこういうものだ。
だからドという音を出そうとしたらドってなるし、
レって意識したらレが出ると思い込んでいたんですよ。
しかしですね、そうじゃないんですよね。
音というものはすべてが連続しているんですよ。
なのでドレミファソラシドではなくて、
ドレミファみたいな感じで全部連続して繋がっているんですね。
そうなるとどういうことかというと、
ドとレの間にですね、無数に音があるんですよ。
なのでドだと思って出していったとしても、
実はドよりも若干高くなっている。
ドとレの2分の1ぐらいの音程もあれば、
4分の1の音程もあれば、
8分の1もあるし、
16分の1の音程のわずかなずれというものは必ず存在するということなんですね。
逆に言うと、自分がドだと思ってドを出しても、
そこは本当に100%ドだと。
出せるかどうかは本当にですね、結構難しいんだということを知るということですね。
音が連続しているからこそ、
自分の中でこれはドかなと思ってポーンと出すと、
まあ詩吟であれば主音のミですね。
オーオーオーと主音はこれでしょって思って出してもですね、
実はほんのわずかに低いかもしれないし、
ほんのわずかに高いかもしれない。
それは連続しているからということです。
結構これ厚くしゃべったんですけれども、
僕はですね、これ知るか知らないかでだいぶ音程が、
音感の良し悪しがだいぶ変わったので、
ちょっと熱弁させていただきました。
なので一つ目は、これは知るだけでいいんですね。
音程は連続しているということを知りましょう。
知ればそれでOKです。
で、そして2つ目ですね。
2つ目、これは堂々と声を出しましょうです。
堂々と声を出す。
詩吟においてですね、
音程はどうかなと探り探り、
ひょろひょろとした声を出していたとしてもですね、
そもそも音程を鍛えるというステージに立つことができません。
なんというかな、
血に足がついていないという感じでしょうか。
この音程をちょっと上げましょうとか、
この音程が低いのでわずかに上げましょうとか、
この音程が上ずっているので少し下げましょうとか、
まあ音程を修正していく際は、
そういうふうに話をしていかざるを得ないんですけれども、
この基準となる声をですね、
それをしっかりと出していないとですね、
そもそもその声がフラフラフラフラしていて、
最初に出したら高めなのに次に出したら低めになるとか、
06:02
本当にあの全く安定しないんですね。
安定しなければそこから高い低いというアドバイスも
しようがなくなってしまうんです。
なので間違っていてもいいから、
まずはですね、堂々としっかりと声を前に出す。
そこが本当にスタートラインになりますね。
僕は常々言ってるんですけれども、発声で大事なのは、
声をまるで伸びのあるストレートボールのように発するということですね。
ああ、ああ、みたいなこんな可愛らしい声じゃなくて、
ああ、ああ、という、
おーい、というこういうですね、本当に真っ直ぐ、
相手の方にストレートボールを投げるかのように伸びのあるですね。
そういうイメージで声を出すと、
ぶんせい、ひょろひょろと、
ぶんせい、しゅくしゅく、
こんなひょろひょろひょろひょろした声じゃダメですね。
ぶんせい、堂々と真っ直ぐ声を出す。
これが二つ目のステップになります。
そして三つ目行きましょう、三つ目。
楽な発声に甘えないということです。
堂々と声を出すと言うとですね、
思いっきり大きな声を出せばいいんでしょうという認識になってしまって、
鼻に引っ掛けたような声を出す人がいるんですね。
まあこれは過去の僕なんですけれど、
えぇ、あいうえおのええですね。
えぇ、という風に出さないといけないところを鼻に引っ掛けて、
えぇ、えぇ、えぇ、えぇ、という風な、
こんな、こんな声をついつい出してしまうことがあります。
こっちの方はですね、少量の息で楽に声を出すことができるんですよ。
大きな声を出せる。
ただこれはあのうるさいんですね。
うるさくて煩わしくて、しかも最悪なことに音がずれやすいんですよ。
音がずれやすい。
いくら頑張っても本当にあの、
上ずってしまうような感じになるんですね。
やはり正確な音を出すという場合はですね、
こんな声の出し方、発声で甘えちゃいけないんですよ。
たとえ息をたくさん使ったとしても、
そういう楽じゃない、正確な、まっとうな声の出し方。
えぇ、じゃなくて、えぇ、えぇ、という風にお腹が疲れてもいいから、
そういう声を出す。
決して鼻にかけないようにしましょうということが3つ目のステップになります。
そして4つ目ですね、4つ目。
この音程の上げ下げというものはですね、
スロープではなくて、階段で表現しましょうというのがこれが4つ目になります。
この車椅子とかで、階段じゃなくてですね、
なだらかな優しい坂道がありますけれども、
そういう風に音程は上げ下げしちゃいけないんですね。
弁性、祝祝、
09:03
こんな風にですね、あるとめちゃくちゃ気持ち悪いんですけれど、
そうじゃないんですね。
音程の変化というものは、もう明確な、もう直角であればあるほどいいですね。
カッコーンと上がるかのような、この階段をイメージする。
そして直角に上がった後は、まっすぐな、平坦な道になるんです。
ここをうねうねしてもいけないし、微妙に上がったり下がったりしてもいけない。
直角で上がった後はまっすぐ、こういう階段をイメージするんですね。
弁性、祝祝、
この上げ下げをですね、やる。
本当に半音だけの上げ下げとかもありますけれども、
それもですね、一層注意して、直角の階段のようにカクンカクンと、
そういう風に変化させていきましょう、ということですね。
これが4つ目。
いや、今日は長いですね。
で、5つ目。5つ目になりますけれども、
ここまで色々意識して声を出していきました。
吟じていきました。
堂々と声を出す、楽な発声に甘えずに、
そして音程の変化は階段のように声を出しましたと。
そうやって意識して吟じていったのならですね、
その次はこの吟を録音して、
そしてコンダクターと録音を聞き比べましょうということになります。
これ過去に僕も言ったことあるんですけれども、
自分の声を客観視するということがとても大切です。
なぜならですね、慣れればできるんですけれど、
吟じながら自分の声が音程が高いか低いかっていうのを判断するのってなかなかに難しいんですよ。
ただ、外部から人の声が高い低いとかっていうのは結構判断しやすいんですね。
耳から聞いているのか、自分の口から出た声を骨伝導みたいに聞いているかで、
やはり音程がですね、結構把握しづらいんですよ。
なので自分の声をしっかりと吟じたならば、それを確実に録音して、
録音した声とコンダクターを聞き比べして、
この部分は高いな、この部分は低いなということを調べるということですね。
それでようやく初めて自分の吟を客観視できる、
音程の正確さを自分自身で分かるようになると、認識できるということになります。
これは本当に大切ですね。
これを繰り返していくにつれて、吟じながらも自分の声が今高いかな低いかなというのがだんだん分かってくるようになります。
逆にこのステップをやらないでですね、いたらもういつまで経っても確実に音程は良くなりません。
本当にこれはもう絶対欠かせないステップなので、しっかりとやるようにしたら良いかなと思います。
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そして6つ目ですね。6つ目は感性を思い込むということです。
聴き比べして、よしじゃあここは高いんだなと、それを意識して修正して吟じていくと。
でも吟じていきながらですね、今ちょっと上ずったような気がするとかですね、
今の吟は全体的に暗かったような気がするというふうに、こういう感覚が思ってしまうと思います。
やはりですね、よほどの自信満々じゃない限りはですね、最初のうちは本当に正しいのかな、
いやちょっと今高いような気がするなとか、いろいろ考えてしまうんですけれども、その感性をものすごく大事にしてください。
そして、まあそれを録音して判断してあげればいいんですけれども、
できればですね、自分は今低かったかもしれない、暗かったかもしれないっていうのはあえて思い込んでほしいんですね。
暗かったかもしれない、いや暗いに違いない。
つまり、今の吟はそうだな、2分の1ほどじゃないけれど、きっと8分の1ほど低かったんだというふうに言い切るんですね。
思い込むんですよ。
こういうふうに思い込みを繰り返していくことによってですね、
何と言いますか、だんだんと感覚がインストールされていって、
本当にですね、今までなんとなくそうだった気がするなと思っていたのは、
実際に8分の1とか16分の1とか、そういうわずかな音の違いですら認識できるように成長していくんですよ。
なので、そこはですね、半信半疑でもいいんですけれど、あえて思い込むということをしてください。
そして答え合わせは、その録音をコンダクターと聴き比べをすると。
それが間違っていたらですね、今の感覚はちょっと間違っていたら、ちゃんともう一回録音から始めようということで、
この1個手前のステップですね、5番のステップからもう一度やり直して、
何度か吟じていくうちに自分の感性が働いたら、それを大切にして思い込むということ。
そしてどんどんどんどんと磨き上げていくんですね。
7個最後のステップになるんですけれども、こういうふうにやっていって磨き続けるということです。
音程に対する感性を、いわゆる音感ですね、これを磨き続ける。
そうしていくことで音程をより正確に、音程を鍛えていくことができます。
あとはですね、このステップやっていたら、もう繰り返し繰り返しやっていくんですね。
吟じながら録音して、聴き返して、吟じている最中は、今暗かったかな、8分の1低かったんだとか、本当にそういうことを考えながら吟じていくと。
そうしていくことによってどんどんと、今までは2分の1音とかずれていたのが4分の1音しかずれなくなった。
それがですね8分の1音しかずれなくなったというふうに、だんだんとこの暴れる量が小さくなっていきます。
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ここは一気にもう完璧になるってことはありえないです。
一番最初に言ったように音程というものはもう連続であって、ほんのわずかな音の違いだって間違いなく存在するんですね。
むしろそれがこの生物である人間が完璧に出せるなんてことはやはりありえないんです。
100点はありえないんですね。
逆に99.99何パーセントとか、そういう99.99点とかですね、そういうのは狙うことはできるという、そういう世界なので、
あとはもうどんどんどんどんと、より100点を目指していって精度を高めていって磨き続けるという、そういう道の世界になっていきます。
今日はちょっと熱弁してしまったんですけれども、こんな感じですね。
1つ目、音程は連続しているということを知りましょう。
2つ目、声は堂々と出しましょう。
3つ目、楽な発声に甘えないようにしましょう。
4つ目、音程の変化はスロープではなく階段として表現しましょう。
5つ目、録音して、銀は録音してコンダクターと聞き比べましょう。
6つ目、自分の感性を思い込みましょう。
そして7つ目は、これらを磨き続けていきましょうということになります。
ぜひぜひ、頑張ってみてください。僕はもうこれでずっとやってきておりました。
ああ、疲れた。よし、じゃあですね、後半の方をサクッと吟じていきたいと思います。
今日吟じるのはですね、李白作、聖夜誌ですね。
静かな夜に思うと書いて、聖夜誌です。
では、まず詩文から。
月の光が明るく、白く差し込んでいる。
あまりの明るさに霜ではないかと疑ったが、これは月の光なのであった。
神戸をあげてみれば、山上に明るい月が光々と輝いている。
異郷にあって、このような美しい月を見ると、
とりわけ故郷を思う状に引かされて、考えに沈んでしまうのである。
本当に月が綺麗なんでしょうね。
そして少しセンチメンタルな気持ちなのかもしれないという感じですけれども。
今日は今年最後の満月らしいので、
僕も今場所からめっちゃ首を上げたらなんとか見えるんですが、
月の光は差し込んでますね。今めちゃくちゃ車の中寒いんですよ。
最近ゴンアンゼックにハマっているみたいなので、
この静かな寒々しいような、だけれども美しい月。
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これをイメージしながら弦じていきたいと思います。
月光を見る歌の楽は
こり地上の下かと
神戸を上げて
三月を望み
神戸を垂れて
国境を思う
いかがでしたでしょうか。
今本当に寒いんですけど、
この寒々しく光々と照っている感じが伝わったなら幸いです。
ただ全部静かにやるとですね、やはりだれてしまうので、
この弦ではですね、
これ地上の下かと、この辺りをちょっと強めに弦じてみました。
ただそれ以外はですね、あえて同じようなペースで弦じた感じがありますね。
もう淡々とした、淡々と静けさがあるという感じをですね、
なんとか表現したくて、そういう風にやったんですけど、
少しでも伝われば幸いです。
21:00
ということでこんな感じですかね。
僕はもう寒いんで今日はこの辺にしたいと思います。
いつもコメントくださっている方、本当にありがとうございます。
励みになっております。
まだコメントしたことないよという方はですね、
もうちょっと一文だけでもコメントしていただけるととても嬉しいです。
またですね、シギンのこういうところがわからない、
躓いている、そういう内容もご相談もどしどしいただければ嬉しいです。
ではシギンのミルクを発信するシギンチャンネルどうもありがとうございました。
バイバイ。
21:31

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