第三百二十話『動じない心を持つ』-【宇宙篇】ニール・アームストロング-
2021-10-16 13:01

第三百二十話『動じない心を持つ』-【宇宙篇】ニール・アームストロング-

1969年、人類で初めて月に降り立ったアメリカ人の宇宙飛行士がいます。
ニール・アームストロング。
アポロ11号の船長だった彼は、月面に立ち、こんな名言を残しました。
「これは、ひとりの人間にとっては小さな一歩にすぎないが、人類にとっては偉大な一歩である」。
偉業は、世界およそ40か国に同時中継され、5億人以上のひとがリアルタイムで見守ったと言われています。
「いま、月に立ちました。砂のようです。炭を細かくしたような砂を、私はブーツで踏みしめています」。
生々しい実況の声が、来るべき宇宙時代への扉を開いたのです。
2年前には、ニール・アームストロング船長を、名優、ライアン・ゴズリングが演じた映画『ファースト・マン』も公開され、あらためて、52年前の歴史的瞬間がクローズアップされています。
映画『ファースト・マン』は、『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督とゴズリングのコンビが再びタッグを組んだ作品。
最愛の幼い娘を脳腫瘍で亡くす父としてのニールや、妻との見えない壁に悩む夫としてのニールが、少ないセリフで丹精に描かれました。
映画でも、いくつかのシーンで語られているとおり、月への道は、決して容易いものではありませんでした。
貧困や飢餓を訴えるひとたちからは、「いま、なぜ宇宙なのか、地球上でこんなにも困っているひとがいるのに、その予算を、目の前の私たちに使ってほしい」という抗議デモがあり、ベトナム戦争の兵士たちからは、「オレたちが日々、ジャングルで苦しんでいるのに、月に旅行とはおめでたい」と揶揄され、また、度重なるテスト飛行での事故やトラブルで、決して少なくない命が犠牲になりました。
そんな中、アポロ11号は飛び立ち、その船長に選ばれたのが、どんなときも冷静に対応する鉄の心を持つ男、ニールだったのです。
彼は、いかにして何物にも動じない心を獲得できたのか。
あるいは、動じないふりができたのか。
誰も踏み入れたことがない世界に一歩、靴跡を残したファースト・マン。
ニール・アームストロングが人生でつかんだ、明日へのyes!とは?

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