第百三十一話『悔しい思いを糧にする』-【漫画家篇①兵庫県宝塚市】 手塚治虫-
2018-03-03 13:58

第百三十一話『悔しい思いを糧にする』-【漫画家篇①兵庫県宝塚市】 手塚治虫-

今年、生誕90周年を迎える漫画の神様、手塚治虫。
彼の記念館は、兵庫県宝塚市にあります。
60歳で生涯を閉じた、その5年後に開館しました。
外観は、まるで彼の漫画に出てきそうなヨーロッパの古いお城。
15万枚にも及ぶ作品の歴史を、垣間見ることができます。
手塚治虫が生まれたのは、現在の大阪府豊中市ですが、ほどなく宝塚に転居。
幼少期から青年期の最も多感な時期を、豊かな自然と文化的で洗練された雰囲気が共存する不思議な街で過ごすことになったのです。
宝塚は、明治時代には温泉地。大正、昭和時代には、歌劇場や遊園地、植物園などリゾート施設が充実した最先端の街として発展してきました。
この地は、手塚に二つの大きな宝物を与えました。
ひとつは、ペンネームにもつけられている「虫」。
家の裏の雑木林は、虫の宝庫でした。
小学5年生のとき見た、昆虫図鑑に心をわしづかみにされた手塚少年は、先生も驚くほど、虫を細かく丁寧に描き、「これはまるで写真じゃないか」と言われました。
そしてもうひとつは、宝塚歌劇。母親が大の宝塚ファンだったので、幼い頃から多くのステージを見たのです。
ひとたび幕が開けば、そこは、めくるめく想像の世界。
子ども心に、彼は癒され、高揚し、やがて、感動の源を知りたいと思いました。
虫を注意深く観察し、描くこと。フィクションの世界に身をゆだねること。
そのどちらも、彼の過酷な人生が裏打ちしていました。
執拗なまでにいじめられ、バカにされ、それでも世界に名立たる漫画家になった手塚治虫。彼がつかんだ人生のyes!とは?

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