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今回のテーマは
「マハトマ・ガンディー」
です。
インド独立の父ですね。
私たちCOTEN RADIOメンバーが推す、ブッダやイエスと並ぶ人類史上最高クラスの偉人です。
歴史上には世界に大きな影響を与えた人物や出来事が無数にあり、今まで本ラジオでも多く取りあげて参りました。
世界がドラスティックに変わる時、人間によるエネルギーの爆発が往々にして生まれます。
それは良きにつけ悪しきにつけ、戦争や革命といった
「怒りをベースとした暴力」
という形をとってアウトプットされることが多い。
「人類の歴史は争いの歴史」と言われる所以です。
本ラジオでも取りあげた吉田松陰の尊皇攘夷にしても、
血の雨を降らせたフランス革命にしても、
ユダヤ人を虐殺したヒトラーにしても、
その人の思想や行動、その時代の空気と潮流を駆動していたのは「怒りベースの暴力」です。
人間の性(さが)なのかもしれません。
しかしガンディーは、「暴力によらず社会変革を達成する」という、
人間の性と対極に生きたシステムバグのような人物で、
まさに正統派偉人と呼ぶにふさわしい伝説です。
ぜひご視聴下さい。
【ポイント】
①ヒンドゥー教の聖典『バガヴァッド・ギーター』から抽出した「非暴力不服従」の真理を「サティヤーグラハ(真理の堅持)」と名付けて具体的な社会運動に落とし込んだ
②自身はヒンドゥー教徒の上流カーストでありながら、カースト、宗教、貧富の違いを超えた運動を展開し、寛容の実現を圧倒的な熱量と戦略で目指したところにガンディーの革命性があった
③ガンディーとヒトラーは同時代に生き、全く正反対のあり方で世界に影響を与えた人物。それぞれが後世にどのような影響を与えたのか比べてみると、よりクリアに歴史の面白さが分かる
※番組内で話している歴史の内容は諸説あります。ご意見・ご感想はぜひ下記のお問い合わせチャットからご連絡ください。