1. 絶望カフカの何者かになりたいラジオ
  2. #82 絵本『ドクターバク』
2024-07-03 11:14

#82 絵本『ドクターバク』

エピソードをシェアする

Share on X Share on Facebook Share on Threads
ドクターバク/ゴキンジョ

Voicyチャンネル
サンマーク出版で働く人たち
「真っ直ぐで誠実な言葉や作品は、必ず必要な人のもとへ届く」
https://r.voicy.jp/Gw9rN6PM9j3
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/5fc03020c646546590d81677
00:05
絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスリートのカフカが日々の絶望と 些細なヒントをお送りするラジオです。
最近の絶望はパーマ描けたんだよねと言ったら、え、そうなの?と言われたことです。 さて今回はですね、ドクターバクという絵本についてお話していきたいと思います。
ご存知の方いらっしゃいますでしょうか。 ゴキンジョと呼ばれる2人組が描かれたドクターバク。
このゴキンジョというのがですね、 長砂博さんと呼ばれるイラストレーターの方とですね、
書籍編集者の岸田健二さんが描かれた 2人組になります。
なんでゴキンジョという名前なのかというと、お2人はゴキンジョ付き合いだったという話らしいのですが、
まあそれはさておき、僕はなんでこのドクターバクを知ったかというとですね、
サンマーク出版さんがやられているボイシーなんですよね。 そのボイシーで岸田さん、岸田編集長が毎週火曜日に放送されているんですが、
その中でドクターバクの創作秘話みたいなものをお話しされてたんですよね。 そのボイシーのタイトルが
まっすぐで誠実な言葉や作品は必ず必要な人のもとへ届くというタイトルになっています。
このタイトルにもある通り、 長砂博さん、ゴキンジョの相方のもう1人の方ですよね。
長砂博さんの言葉を、 エピソードを取り上げて
まっすぐで誠実な言葉は必ず必要な人のもとに届くというようなお話をされているんですよね。
そのエピソードもまた良かったですよね。 なんか岸田編集長の
話す言葉の選び方のセンスというか、
さすが編集者の方だなぁというふうにも思いますし、 まさにその岸田編集長のお話する言葉というのがまっすぐで誠実な言葉だなぁと思いながら
僕は聞かせていただいて、いつもボイシーを楽しませて、楽しんで聞いておるんですけれども、
僕も岸田編集長のように音声配信できたらいいなというふうに思っていたり、影で思っていたりします。
そしてその話の中でDr.バックを僕は知りまして、 ぜひ読んでみたいということで購入して読みました。
03:01
まあすごく良かったですね。 もし全くネタバレなしで読みたいという方がいらっしゃったら
ここで止めていただいてぜひ読んでください。 ではこのDr.バックどういう物語かというのを簡単にお話していきたいと思います。
バックというのは人の夢を食べる空想上の動物ですよね。
まあそれになぞられて、人の夢の中で
暗闇、未というのは時痛と書いて未ですね。 未のなると書いて未ですけれども、暗闇を食べることができる
Dr.バックの物語なんですよね。 つまりそのお医者さんということですよね。
Dr.バックは患者さんの心の中に入ることができて、 その心の中にできている暗闇を
食べることができる。食べてしまうことによってその患者さんの暗闇は消えてしまう。 そして暗闇が消えた患者さんは
明るくなって帰っていく。そんな世界観の物語になっているわけです。 そして物語の中ではDr.バックが患者さんの心の中に入っていく様子が
細かく描かれているわけです。 その心の中というのはその人だけの世界にたった一つの世界になっている。
ただ そのいろんな患者がいる中で
唯一同じなのがその心の中の真ん中に一本の大きな木が立っている。 そういうことらしいんですよね。
そして Dr.バックはいつものように患者さんを見ては心の中に入って
暗闇を見つけると 暗闇を見つけたということで躊躇うことなくその暗闇を食べ尽くすわけです。
なぜここまでDr.バックは人々の暗闇を食べ尽くそうと 固く
決心しているかというとですね Dr.バックの過去に関わってくるんですね。
その過去っていうのが暗い過去なんですが実は Dr.バックの両親が暗闇に逆に食べ尽くされてしまった。
そして Dr.バック、ドクターになる前のバックは 一人ぼっちになってしまった孤独になってしまったという過去があるからなんですね。
06:03
だからそこからバックはドクターになるために死に物狂いで努力をして ドクターになって
今度はみんなの暗闇を僕は食べ尽くすんだという 固い決心を持ってドクターを
日々行っているわけです。患者さんの治療を行っているわけです。 そんな時とある事件が起きて
Dr.バック自身があれ 人々の暗闇を食べ尽くすことって本当にいいことなんだっけ
ということに気づくというお話になってるんですよね。 ここから先は完全なネタバレになるのでぜひ絵本を読んでいただきたいんですが
つまりこの暗闇というのが 僕たちの心にある暗闇
黒い部分 暗い部分
それはある種嫉妬だったり黒い部分だったり人には決して見せることができない 不安だったりそういったものですよね
そういったものが例えば何かものすごく嬉しい ドーパミンが出るような出来事によって書き消される
まあそれで 食べ尽くしてしまう。なかったことにする
っていうことって あるじゃないですか
まあ ネガティブな感情をポジテムな感情で上書きをするみたいなことって
でもそのネガティブな感情って本当になかったことにしていいんだっけ っていうことを言いたいのかなと個人的には思ったりしました
なんかいろんな作家さんだったり精神医学 まあ心理学の領域でも言われてたりするんですけど心っていうのは
いくつかの階層に分かれていて この
いつもは自分たちは 地上にいて地下1階とか地下2階部分しか意識的には見えてないけれども
地下3階4階5階ぐらいのところに無意識の領域に自分たちの本当の欲求みたいなものがあるんだろうなというふうに思うし
自分自身の心を観察してもきっとそうなんだろうなというふうには思うんですよね その上で
ネガティブな感じを見ないことにするって 地下1階とか部分をもう完全に閉じちゃうっていうことだと思うんですよね
でも閉じちゃったら地下2階以降にもう行けない 本当はあるはずのものを全くもう見えないようにするっていうことだと僕は思うんです
09:02
とはいえね 心に余裕がないとそうやって地下1階2階3階って降りることってできないと思うので
そこはバランスをとりながらほどほどに まあ階段を降りて行ったらいいのかなというふうには思ったりしました
まあ拙い僕の感想だけではなくてね本当にこのドクター爆 イラストも本当に良かったのでおすすめです
特に光と影の使い方がすごくいいなぁと個人的には思ったんですよね 光にもいろいろあるじゃないですか
例えば朝日 昼間の光夕焼けの光
そして心の中にドクター爆が潜っていくシーンではちょっと何か不思議な光に 照らされている
あるいは夜星の光に照らされているシーンもあったりしました まああるいは
誕生日会の時に部屋を真っ暗にして ケーキに刺さったロウソクの日の光に照らされるドクター爆
そんなシーンもあったりしました ということでいろんな光の使い方がすごく良くてですねまあ
超簡単に言うとエモいんですよね まあそういうことで
なんかすごい作品に出会うとなかなかこう言葉って出てこないですよね なんかそういうふうに考えると自分はいかにちっぽけなものかというふうに思ったりしますし
なんか資格試験頑張りますっていう自分がすごくちっぽけに思えてきますよね まあでも資格試験も頑張ります
はいこの後も勉強します というわけではい
ドクター爆 本当におすすめなのでぜひ読んでみてください3マーク出版から
ご近所 著で出てますはい今回は以上になります最後までお聞きくださりありがとうございました
ではまた
11:14

コメント

スクロール