一人喋りの苦手意識
本とかのお店、雑談盗み聞き 一人回、第2回目です。
今回はまさに一人喋りについて考えていきたいと思います。
ラジオとかポッドキャスト、YouTubeにおける一人喋りです。
僕は長らく一人喋りが苦手でした。聞く方も苦手だし、話すのも当然苦手。
2人以上のやりとりや掛け合い、会話を聞くことには楽しみを見出せていたけれど、
一人喋りは一体どういう心持ちで聞いたらいいのか、よくわからない。
よく一人喋りは、聞いている人が自分に話しかけられるように感じるって言うけど、
あんまりそれがわからないというか、違うかなぁと思ってしまうから、
自分はそんな風に思えないです。
舞台演芸の漫談とかは楽しめます。
漫談は客席との掛け合いがあるから、純粋にあんまり一人でやっているようには見えないし。
同じような話だと、YouTubeの一人芸もあんまり楽しめないというか、面白さがわからないというか、
笑いも何もないところで一人で芸をやっている動画とかはちょっと難しいですね。
で、ラジオやポッドキャストにおける一人喋りも、
漫談とかと違って基本的に一人ですね。
で、客席っていう意味やったら、ラジオはリスナーのメッセージに延々と応えるタイプの一人喋りがあるけど、
あれは聞きやすいですね。一人じゃないんで。
例えば僕が昔聞いてたやつで、えぐちたくやのぼっちラジオっていうのが10年ぐらい前にあったんですけど、
これは声優のえぐちたくやの元に送られてくるリスナーの一人ぼっちエピソードをひたすら読み上げるっていう、
それで読んでるえぐちたくやがダメージを受けるっていう趣旨で、あれは面白かったです。
次々メールを読むタイプなんで、あんまり一人喋りはなかったですね。
他に延々と曲を歌うタイプのFMラジオとか、これもあんまり一人喋りと思えないんで、
一人でやってる番組としては聞きやすいですね。
例えば私が今聞いている村上春樹の村上エディオかはそれに当たります。
信仰が一人って言うだけで、喋りはメインじゃないタイプの番組。
これは一人喋りって言うのかどうかわかんないですけど、他にもパーソナリティが一人でもその場にいるスタッフと話している、
声が入ってなくてもスタッフとのやりとりはある番組もよくありますね。
あれもそんなに聞いてる方として違和感がないんで、自分がどういう心持ちで聞けばいいかわからないっていうふうにはならないです。
聞きやすいですね。
声日記の始まり
私が苦手というかよくわからない…なんて言ったらいいんですかね。
聞く人に語りかけてくるような本当に一人喋りのコンテンツっていうのが合わないって言ったらいいかな。
それでこれまでほとんど聞いてこなかったです。
実際聞いてこなかったんで、一人喋りの世界っていうのはあまり知らないって言った方が正しいですね。
食わず嫌いかもしれないです。
そんな私ですが、リッスンというサービスで声日記をやることになりました。
声日記という声で日記を綴るという形態なんですけど、
声日記は僕が苦手な、そこにいない誰かに対して一人で語りかけるタイプの一人喋りではなくて、声で日記をつけるだけ。
これだったら一人喋り形式であっても僕にもできるかもしれないと思って始めました。
同時に始めるにあたって、人の声日記も聞くことにしました。
最初は聞いたんかな。やる前に聞いたのか、僕が先にやったのか、どっちだったか忘れましたけど。
結局人の声日記を聞いてみたら、声で日記とは言いつつ、結構普通に一人喋りの番組をやってるというか、
日記っぽさはあんまなかったですね。日記っぽいのもあったけど、ラジオっぽいのもありました。
だからそれは日記っぽいって言ってもそれは僕が思う日記っぽさであって、実際の日記もいろんな日記があるので、
誰もが今日あったことをひたすら書き連ねる日誌のようなスタイルに限らないでしょう。
今日このタイミングで思ったこと、感じたこと、出来事だけじゃなくて、そういう考え事だこととかを書くスタイルもあると思います。
それも立派な日記だと思います。
語りかけるような文体の日記を書いてる人もいてもおかしくないです。
そうなると、一人喋り、一人語り、声日記の境界って実は曖昧なのかなと思いました。
僕は声で日記をつけるだけだったら自分にもできるかもしれないと思ったけど、
実際にやってることはラジオ、ポッドキャスト、YouTubeの一人喋りとそう大差ないのではないか。
つまり意識の問題ではないか、そういう風な結論に今至ってるんですけど、
その結果今度はこのポッドキャストでも一人喋りができるかもしれないと思って今一人喋りを始めているところです。
一人語り、一人喋りについては今でも正直違和感があって苦手意識は拭えてないです。
このままちょっと様子を見ていきたいと思ってます。
ご意見ご感想をお待ちしております。
一人喋りについて共感してくれた部分があったり、もしくはあなたの思うことがあればコメントかTwitterでお待ちしております。
それでは今回はこの辺で。