作品の概要
コーノ
じゃあ、その謎を解いてはいけない話をしましょうか。
一応、あらすじから。
これはAmazonの回答です。
たぶん、どこも一緒だと思うけど。
その謎を解いてはいけないは、6月1日。
2023年6月1日に発売というか、刊行というか。
著者が大竹ヴィントだって。
この人の初短著ということで、
自分が読むというのがあったので、
これを一回選んでいいのかなと思って。
あらすじは、ミステル一回の最終兵器爆弾異常本格推理。
その辺にしてあげて、必要以上に謎を解く探偵。
暗黒院本名田中が送る野生の本格読点。
さあ、あなたの心当たりをえぐられる準備よ。
これは宮内雄介さんという人の帯文ですね。
帯文が書いてあるのかな。
著者の初短編小説
コーノ
他にも何個か帯文が書いてあって。
共感性周期で責任につながらも読むのが止められない。
だって人の黒歴史を覗きたいですよね。
これは原川穂立さん。
生まれつき左目だけ緑色。
ポーさん
なんて読むんですかね。
コーノ
なんか、緑色。
水色。
お台の女子高生坂梨唯は、
右目に緑色のカラコン、黒いマントの28歳独身男性、
暗黒院真子と本名田中雄司が営む探偵事務所で助手を務めている。
ある日探索中に火が落ちて山奥から帰れなくなった二人は、
茶園館と呼ばれる廊下に泊めてもらうが、
翌朝一室でしたようにつかる。
ところが探偵として推理しようとした田中が暴いたのは、
犯人ではなく決して解いてはいけない謎で、
昨日の著者が贈る新感覚本格ミステリー開幕というマルフジーの文。
ミステリーしたね。
我々はあまり普段ミステリーを読まないですから、
ポイントは我々が読むと。
まあ、ミステリー読まないから別にあれなんですけど、
僕はあんまりでも、
ミステリー読まへん人間の方が楽しめるんじゃないかって思ってます。
ポーさん
そうですね。
ミステリーに対する常識がわからないというか、固定観念もなかったし。
コーノ
求めるものがある人の方がきついかもしれないと思いましたね。
なんかこの著者の人が、
Twitterフェースかなんかで喋ってる会があったんですけど、
この帯を書いてくれてる人がその人と一緒に喋ってたスペースの観光記念のスペースみたいなのがあって、
そこでミステリーは、
著者の人はほとんど読んだことがなかったって、
近代的少年の知識しかなかったんですよ、最初。
で、この後ちょっと勉強して書いたみたいな感じだったらしいんですよ。
だから、著者もほぼミステリー初心者というか、
もともとそんな好きで読んでたとかではなかったらしいですね。
ポーさん
ミステリーを書くことになったっけみたいなことを話されてたんですか?
コーノ
ああ、なんか言ってましたね。
もともと純文学とSFばっかり書いてて、
あまりにも需要がなかったらしくて、
物語の特徴
コーノ
持ち込み行ってもすごい断られてたから、
じゃあ、ミステリーの業界は読者と著者の距離がすごく近くて、
ほんまに読者に求められるものを書くっていうのをやってるのがミステリー界隈らしいんですよ。
ポーさん
だから一回自分もそれをやってみようと思ったみたいな。
純文学は読む人はやっぱり全体の人口としては少ないから。
コーノ
だから書きたいものを書いてる人が多いみたいな、純文学のほうが。
でもミステリーは求められるものがわりとはっきりしてて、
それに沿って書いてる人が多いみたいな。
エンタメの文学の極地みたいなのを言ってて、
そっち振り切ってみようみたいな感じで。
ポーさん
他の作品、この方の作品を読んだことあるんですか?
コーノ
若手作家のアンソロジーみたいな、
いろんな作家が短編を一冊になってる電子書籍みたいなのがあって、
それを読んだことありますね。
あとそれこそ短編集がKindle版で出てて、それも読んだことありますね。
ポーさん
結構前ですけど、5年以上前かな。
アンソロジーって異常論文ってやつ?
コーノ
アンソロジーはいっぱいあって、
僕が読んだのはヒルノーサーズっていうやつなんですけど、
異常論文の方が多分最近。
ポーさん
そうですね、私これから本屋さんで見たんで。
コーノ
結構有名な人がいっぱい入ってる。
ポーさん
結構分厚かったですね。
異常論文は読んでないけど。
160ページもの。
コーノ
コロニアルタイムっていうのが一応個人の短編集。
今Kindle版の。
これはほんまに完全にSF作品ばっかり。
短編集。
本の像と言ってはいけないの中で読んでて、
全然ミステリー関係ないところがいっぱいあるじゃないですか。
その辺のテイストはタンプ集とか近いですね。
ポーさん
ちょっとくすっときちゃうかな。
コーノ
そっちじゃないです。
ミステリー関係ないってどう言ったらいいんですかね。
風学の話とかをやたらしてたりとか、
研究の話とか、
作家論の話とかめっちゃ出てくるじゃないですか。
その辺のこととかは普段の文体に近いかな。
結構文体すごい変わるじゃないですか、途中で。
モノローグみたいなところと一通り進むところと別で。
学校会場みたいなところって本当に例えとかめっちゃ多いし、
完全に著者の文体になってるんですよ。
ポーさん
著者の文体っていうのは大瀧さんがどこかで書いてるような。
コーノ
そうですね。物語の流れの中の文体とか、
誰かのキャラクターの語りじゃなくて、
著者の文体になってる感じのところがすごいあったなと思って。
ポーさん
今回私はKindleでしたけど、
河野さんの本見せてもらうと結構分厚いですね。
コーノ
500ページ越えですかね。
ポーさん
確かに結構長かったけど、
私1週間くらいで読んだかな。
割と読みやすかったですね。
コーノ
小立てやし、1章ずつは割と100ページくらいで読めるんで。
ポーさん
そうですね。
第1話から第5話までで、4話と5話が前編後編に分かれています。
コーノ
そうですね。1話は完結じゃないけど、
一応話は分かれてるんで、続いてるけど、
出てくる人とかも全然変わるし。
フォームとかでもこんな感じですよね。
ポーさん
同僚人物は、探偵は一緒だけど、
出てくる依頼者とかが変わっていく。
コーノ
そうですね。
ポーさん
それが何話か集まって1冊の本になるっていう。
コーノ
一応ね、探偵推理小説っていう意味では一緒なんでしょうかね。
形式は。
僕は最初の方でめっちゃふざけてる本じゃないですか。
特に序盤はすごい、序盤というか序盤の中盤ですけど、
後半になると割と真面目になっていくというか、
後半でも全然ふざけてるとこあるんですけど、
ポーさん
格ゲーのくだりとか。
コーノ
でも割と真面目な話が入っていく間に。
真面目な話があると思ったらギャグが出てきて、
ポーさん
そういう関係がずっとありました。
ギャグというか、何なんでしょうね。
結構インターネットネタみたいなのがあるなと思って、
全部多分私分かってないとこも多いと思うんですけど、
多分そうなんだろうなみたいなのもあったり、
自分がちょっと面白いなと思ったのもあったりしたんで、
結構そういうインターネットの言葉をいろいろ散りばめてるっていうのが
なかなか普段読んでる本がなかったんで、
割と新鮮でしたね。
コーノ
これだって今しか通用しないですもんね。
リアルタイム性がすごいあるし、
ネットミーム的な言い回しとかすごい多かったですね。
ポーさん
今っていうのもあるし、
割と特定の世代の言い回しとか。
コーノ
それもめっちゃありました。
僕一番びっくりしたっていうか、
意味ないのに出てくるだけなんですけど、
ポーさん
バトルドームって知ってます?
私もね、それはちょっとね、
すごい忘れてた記憶を呼び覚まされましたよ。
コーノ
CMでしょ?
子供のCM?
あれめっちゃ笑っちゃう。
ポーさん
私もちょっとバトルドームが出てきたのがびっくりしました。
全然意味ないじゃないですか。
コーノ
日曜日の朝の子供向け番組のCM、
間のCMとかで確かやってたなと思って、
仮面ライダーとか。
ポーさん
金曜日のしんちゃんとかドラえもんの時にもやってました。
コーノ
最初それはあれなんですけど、
音だけなんですよね。ガチャガチャ音がするみたいな。
ドアの向こうでガチャガチャ音がするみたいな。
何の音か分からなくなる。
こういうドーム状のものが机の上に置いてある。
これは何だってバトルドームですよって。
バトルドームって言われて、
ガチャガチャの音と合わさって、
昔のCMの映像があったわけよ。
子供が画面で変化でしちゃう。
ポーさん
10年以上前の記憶が。
コーノ
これ誰が分かるのって思いますよ。
ポーさん
本当に同世代というか、
特定の世代かもしれないとは分からないけど、
昔は分かったんで面白かったです。
コーノ
あれはちょっとね、声出して笑ってしまった。
びっくりして。
ポーさん
バトルドームはネットネタでもないかな?
コーノ
ないと思いますけどね。
あんまりそれに触れられてるのを見たことがないんで。
ポーさん
そうですよね。
コーノ
ちょっと油断してました。
あのキャラが一番好きだったんで。
ハクジツインショウゴ。
ポーさん
私もハクジツインショウゴが一番好きでした。
コーノ
一番真面目な顔してふざけたことを言う。
面白い。
ポーさん
なんちゃらディテクティブとかずっと言ってた。
コーノ
みんちゃんうっとくしてんじゃん。
グッドディテクティブとか。
ポーさん
ニアディテクティブとか言って。
コーノ
あんまり意味がないことをね。
途中で黒幕みたいなことを似合わせたけど。
ポーさん
そんなに別に意味がなかったんですけど。
この小説は黒歴史がキーワードというか使われてたけど。
コーノ
ハクジツインは白歴史を扱われてた。
カムスラみたいなこと言ってました。
ポーさん
コンタルみたいなことしてるみたいなこと言ってましたけど。
コーノ
ディテクティブって探偵って言うらしいですね。
ポーさん
探偵じゃないはずなのに探偵か。
コーノ
不意義的な意味で使ってますもんね。
ポーさん
ホナンとかも確かに。
コーノ
ディテクティブ・ホナンとか言ったもん。タイトルに。
ポーさん
白歴史にショウゴがいろいろと決め台詞も好きだったんで。
コーノ
大いなる勝負の訪れだって。
全然意味ないんですよ。
解決したみたいなときに答えが分かったみたいなときに。
大いなる勝負の訪れだみたいな。
ポーさん
暗黒院よりかはキャラがなんというか。
ブレないんですよね。ずっとこの調子なんで。
コーノ
暗黒院・マコトという28歳の探偵と高梨雄彦は女子高生ですよね。
高梨というのも鳥が遊ぶ場合というのは高梨。
聞いたことなかったんですけど知ってました?
ポーさん
私は知ってました。
コーノ
それを書いてあるのは見たことなくて。
小説で私は見たことがありますね。
やたらそれを触れるんですね。
暗黒院がことあるごとに小鳥が遊ぶほうかみたいな。
ある層にはそういう高梨というのがわりと響くんでしょうね。
小学生向けのミステリー小説
コーノ
一応作中でフィクションで出てくることのほうが多いみたいなのが書いてある。
ポーさん
それこそ私小学生のときに読んでたミステリーなんですけど
パソコン通信探偵団事件ノートという
わりと小学生向けのシリーズの本があったんですよ。
この眼鏡をかけている男の子が高梨という名前だったんですよ。
コーノ
その字なんですか?
ポーさん
それで知りました。
むしろそれでしか見たことがないけど。
コーノ
ほんまに僕は読めなくて。
覚えれなかったんですよ。
高梨か高梨かどっちだったかなと思いながら。
ポーさん
高梨がいないから小鳥が遊べるってことですよね。
そういう意味なんですか?
著者の作品やキャラクターの話
コーノ
そうですよ。
ポーさん
そういうことか。
コーノ
その辺の読み替えがめんどくさくて読んでいるときに長いじゃないですか。
身の前をいちいち頭の中で変換するのがめんどくさくて
ポーさん
いちいちずっと読んでて。
コーノ
身の前もね、変わった、いかにもそういうちょっとひと癖ある名付けですけど。
暗黒院の同級生の小説家だったんですよ。
途中から、2話からレビュラーになるのかな。
割とこの人が作家論みたいなのを結構話したら。
デビューの話とか、作家仲間とかが出てくるんですよね。
ポーさん
あれが2話だった。
私はこの小説読むって決まってから大崎さんだったんで
ちょっとネットで見てたらノートとかも書いてて
割とそこで小説、創作論みたいなのを書いてたから
それをちょっと見てて
割と言ってることと身の前さんの話してるのがちょっとかぶったんで
コーノ
そういう自分のいろんな要素をキャラクターに打ち込めてるのかなと思って読みました。
僕は軽く知り合いみたいな感じなんで
1回だけ会ったことがあるんですけど
ツイッターフォローとかしてるぐらいの人で
結構ツイッターを5、6年前から見てたんで
これもうめっちゃ普段から言ってることですけど
ポーさん
全体が恥ずかしいことをやってるやつを煽る感じとか
二宮さんだけじゃなくて
悪い誠的なところも小崎さんのパーソナリティにあがって
コーノ
痛いことをしてる人をやめてくれみたいな感じの
そういうのがダサいからやめてほしいみたいなのがすごい言ってて
何回も聞いたことあるんですよ
ツイッター上手ですけど
アマチュアでサッカー憧れで投稿したことある程度のやつが
よくツムグって言いがちとか
出てきましたね。ツムギストが
あれはアムコクイーンで言ってたじゃないですか
俺はあいつのことをツムギストと呼んでるみたいなことは
ツイートで何回も言ってたんだけど
だから普段から言ってるやつを割とまとめたっていうのが多いですね
そういうネタ部分でも
相談論的な話もそういうのもあると思うし
ツイッターのネタや炎上の話
ポーさん
ことの葉を摘む
セリフでそういう感じので
文学好きの間にはびこる
自己啓発本クソディスリマニア
前々からイラっとしてたんですよっていうのがあったんで
コーノ
これもじゃあ大瀧さんの
そういうのばっかりだと思うんです
なんかすごいやっぱりその辺の
個人的な好き嫌いがすごい詰まってる
そういうのとかはいろいろ詰め込んでると思うんですよ
結構僕は序盤は特にほんまに
そういうコメディ要素が
ピンポイントのコメディ要素だったり
特に1話がやっぱり一番それはすごかったかな
ポーさん
なんかツイッターのなんか
コーノ
ツイッターで食べて多いじゃないですか
めっちゃ多いですよね
ツイッターって言ったら僕の最初のイメージというか
就活の
何者とかの感じってもっと薄いというか
ネタっぽくはない
若い人のツイッターの使い方って当時どうやったのかなぐらいの
裏赤とかも一応出てきてたけど
こんなに掘り下げてない
炎上とかも
ライトに当たったから
ポーさん
殺されたおじいさんの
生前のアカウントがバラされるじゃないですか
あれとかちょっと私は見ててつらかったですよ
コーノ
あれはだからアカウントハックの話がね
一応主人公の得意技みたいな感じ
パスワードが分かるとか
ドラゴンだとか
ポーさん
収入っぽい人がつけるパスワードはみんなこれだみたいな
コーノ
ブラックドラゴンとかやられる
ポーさん
私第1話が一番ちょっとこう
なんていうかめんくらったというか
そんなことを私ツイッターしてないんですけど
ネットをたまに見てると
そういう炎上した話題とか見かけるんですけど
確かにそういうのであるなと思ってたけど
それがこうやって小説の中に出てくるっていうのは
初めてだったし
やっぱその殺された人のアカウントが
こんな家族の前で晒されてるっていうのは
コーノ
ちょっとびっくりしましたね
家族全員そういう風になりましたもんね
インフルエンサーのお姉さんが最初ね
キラキラ系ウェブライター
だいぶその辺はライトに扱ってるんで
ミステリー小説っていう前提で
殺しをライトに扱うというか
ポーさん
人が死んでるから深刻なはずなんですけど
その辺のネタの
属性感というか
コーノ
なんかこうコメディですかね
殺人コントで扱ってるみたいなもんですかね
どういう本なのか全然知らんと読んでたんで
やっぱり1話でびっくりしましたね
お姉さんがいきなり
923って言われたから
そういうやつかと思って
割と序盤の44ページ
これは紙の本の44ページなんですけど
ツイッターのプロフィール欄に
面白きことを
面白くっていう
高杉晋作の台詞というか
言葉みたいなやつを
ツイッターのプロフィールに書いてるやつが
全然面白くないみたいなことを大竹さんよく言ってて
ほんまそういうの詰め込んでるなって感じだったね
ポーさん
あるあるその後ろにもハッシュタグで
リツイートは賛同意味します
これも見かけたことがあるし
コーノ
イキリを許さないみたいな
普段ミステリー呼ばへんけど
でもあんまり他にないやろな
っていう感じでしたね
読書体験というか
ポーさん
一番面白かったのは
最後の黒歴史について語る時に
語ることが一番
コーノ
この話の中では面白かったですね
一応ミステリー的な引っ張りもやってましたね
挑戦状とかで言うと
ポーさん
引っ掛けみたいなのもあったし
最後どっちが犯人か分かんないみたいな
状態になったじゃないですか
あの辺はやっぱりハラハラしてみてましたよ
コーノ
そういう読ませもあるなって思いましたね
その辺で言うと
暗黒院が一回沈められるじゃないですか
黒か何かね
死ぬの?って思って
その辺もちょっとびっくりしましたけど
そういう展開もあり得るのかなって思ったんで
ポーさん
当たりました?犯人
コーノ
自分がそう読んでました?
他にいいなと思ってて
トリックとかは全然分からなかったですけど
あんまり考えてなかったですけど
あんなん何本でも言えるやろ
何でしたっけ
引いて
バルーンかなんか
ボートが出てくるなんて
やりようなことが多かったんですけど
あんまりその辺の部分に
乗れないとこがミステリー好きじゃないとこなんでしょうけど
その謎解き
割とどうでもいいなって思ってしまうので
他の章とかでも結構犯人誰とか
犯人分かってるやつも多かったですけど最初から
結構どうでもよかった内容が多かったので
それ以外の部分だけを読んでても
ポーさん
全然よかったかなと
私は最後の黒歴史について語る時の
どっちかなって結構自分の中で考えてたんですけど
外れましたね
どっちっていうのがあったんですか
あんまり言わないほうがいいんじゃないですか
わかんないですけどいいんじゃないですか
書いちゃうんですよ
コーノ
この人が犯人だと思ってたんですよ
ポーさん
意味深なことを言うし
動きもちょっと怪しかったから
私はこの人かなと思ってました
コーノ
でも違ったから
誰が怪しいとか予想はできない
誰であっても全然おかしくないって感じはありましたからね
難しい
ミステリー的な読み方はしてなかったです
推移の下りを畳み掛けるように終わるじゃないですか
他の話とか特に
最後だけすごい引っ張りましたけど
結構どうでもいいかなと思いながら読んでましたけどね
ポーさん
数学者の犯人殺人の話あるじゃないですか
あれは最初にある程度犯人が絞られてて
っていう話があって
こういう形で最初に絞られているっていう
シチュエーションのミステリーを初めて読みましたね
あれはこういう出し方もあるんだと思って
構成としては面白かったです
コーノ
特に密室がどうなのかでもなかったので
殺された人との指定関係みたいな話をずっと書いてましたね
殺した双子と
ポーさん
あの話が多分一番普段の作風に近いかなと
結構数学の通訳が割と硬い話というか
コーノ
そうですね
経路なんとかとか言ってましたね
ポーさん
4色問題みたいなやつですよね地図
コーノ
経路法を編み出した
そういう格の数学理論の話とかが割と前にもあったなと思って
ポーさん
SFとかそういうのもありますよね
コーノ
そういうのは私はよくわからなくなってくるんで
多分なんとなく書いてるだけだから
実際に難易度の話だと思うし
ポーさん
書くだから
ホイールってなんとなくそれっぽいじゃないですか
妥当性があるような
そういうのを書けるのって
コーノ
SFっていつもその辺がすごいなって思ってますよ
分かりますよね
文系が無理って書いてるから
この人バリバリ理系なんで
それっぽさをちゃんと出せるかどうか
理系の人がちゃんと頭で考えて作ってる感じか
雰囲気で書いてるか
こういうのは本領だと思いましたね
ポーさん
そうですね
コーノ
結構文章も難しかったしあの辺は
ポーさん
何でしたっけ
割と最近流行った中国のSFの三体
あれもそういう読んでてわからなくなってくるけど
それらしい理論を結構な分量されて説明してるんですけど
SFってそういう
特に理系の人はああいうふうな書き方するんだなって思ってて
今回はそれがあったんで
なるほど
コーノ
全然物語の関係ないですよね
ミステリーのそのなんか
関係ないですよねやっぱり
ポーさん
なんて言うんでしょうね
結局こういうのって本質じゃないところが
どれだけ膨らませるかで物語のリアリティが出てくると思うから
一見意味ないように思わせながらも
そういうところが大事なんじゃないですかね
コーノ
僕は結局そっちが書きたかったんだなって思いました
その事件云々っていう肩の中に
そういう話を入れて
一回の終わりか、純文学か
コーノ
全体的に読めるようにしたんじゃないですかね
だから中身がメインなんじゃないかな
この形式よりも
ポーさん
形式は普段使わないミステリーだけど
その中にどれだけ自分らしさを詰め込めるかみたいな
そういう制約の中で書いてるんですかね
コーノ
そう感じましたね
僕この小説というかこの本自体も
一回この461イメージ第5話って
結構間が空くんですよね
ポーさん
空くって何てことですか
コーノ
話は進んでいくんですけど
この読者への挑戦状の手前のところって
ここで一回終わるのかなと思った
なんかこのページ余白がすごい
ここで終わってしまっても
なんかおかしくないなと思って
僕は後書きとかかなと思ったんですよ最初
ポーさん
本で確かにされてみると
もうページ的にも残りわずかだし
コーノ
この461ページの段階では
この5話の犯人とかトリックとか
一切わからん状態でここで一回切れるんですよ
この最後話してる内容が
高梨の過去の話かな
その辺の話をずっとしてるじゃないですか
結構この内面の話とかが
しっかり長く出てくるじゃないですか
第5話とか
その辺で自分を振り返ってどう思うみたいな感じで
そこで終わってしまうのかなと思って一瞬
そうなってくるとこのミステリーっていう
題材すらもフリで終わってしまった
一瞬終わったんですけど
最後に全部ちゃんと回収してたっていうのがあって
結構びっくりした
ここで終わるのかなと思って
だからこの461ページで
空白大きいところで終わってたら
完全にこれはミステリーの体を借りた
もう純文学で終わらせた
ポーさん
さすがにそうじゃなかった
もしかしたらそれで終わらせたかったんじゃないですか
編集者とやり取りして
コーノ
その辺で書いてあったことが
天野川がどうして私を振ったのか
みたいな話を思い出してるところとか
過去の話を回答してるところで
自分の黒歴史とは何だったのか
そういうところで思いつめて終わるんで
メタルの終わりではなかったっていう
そういうのはいろいろありましたよね
ポーさん
もうそういう引きかかった面白いところなんて
いくらでもあげられるんで
こうあげちゃうと思う
いつまでもいつまでも
コーノ
おっさんがピンを抜くと魔王が出てくる
現代の話やネットのネタ、文学のパロディ
ポーさん
あれ私調べようと思って忘れてたんですけど
コーノ
あれ何なんですか?
僕アプリで漫画とか読んでたら
よく広告で出てくるんですよ
そうなんですか
ピンを抜いて火を消すとか
そういうしょうもないですよ
めっちゃしょうもない
ひげのアメリカのおっさんみたいな
ポーさん
そういうことか
コーノ
これに課金してるとか
そんなしょうもないですよ
いいの?とか
ポーさん
そういうことか
それをわかってなかった
コーノ
天の川はね
未だにミクシーをやってるとか
お前だけだったとかってクラスで
なんかそんなの結構あるんですよね
小ネタが
小ネタで
ポーさん
バトルゾーンが一番面白かったけど
それ以外にもいっぱいありましたよ
コーノ
天の川っていうクラスメイトも
暗黒院に憧れてる高梨の同級生みたいな
キャラで
272ページなんですけど
芝居が勝手やりとりに割と乗り切りだったやつで
俺はもう一人称が俺に更新された
ポーさん
感情ってやつがなくなっちまったんですよ
コーノ
高校生となんか
そういうことを言いたいやつが
ポーさん
言いがち来てる
コーノ
これ割と中盤ぐらいですけど
序盤よりかな
センター試験の点数を自慢する
ポーさん
おっさんとか
いましたね
コーノ
それ僕はネットで見たことありました
ポーさん
こういう痛いおっさんがいるみたいな
コーノ
学歴が高い人で
未だにセンターの点数を覚えてるっていう
肺炎的になっちゃってる人みたいな
そんなおっさんがいた
それ村上春樹のエッセイにもありましたね
ポーさん
ありましたありました
コーノ
アメリカで
ポーさん
やがて悲しき外国語
出てきてましたね
コーノ
そういう
おっさんになって未だに
物語が終わりつつあり、まだ解決していない部分
コーノ
センターの点数自慢してください
ポーさん
点数一時自慢してくれよと
コーノ
この小説では
暗黒院がやってるんですよね
ポーさん
そうそう暗黒院がやってる
暗黒院めちゃ賢いですよね
東大行ってますからね
コーノ
数学だけすごいできるみたいな
何だっけ
対象法
最初にいきなり
専門用語だけ
ポーさん
なんだっけ専門用語言ってるの面白かった
天野川が
プログラミングの話をしてて
暗黒院がプログラムを書くのか
説明するときに
天野川が
パイソンですか?
こういう名詞で生きろとしてきて
ピクッとした
面白かった
コーノ
言わなくていい
ポーさん
なんかわかる
こうやって
あった話が
その人何て名前でしたっけ
花熊さん
その人に飲み物もらうときに
力水をお願いすると
コーノ
花熊
ポーさん
もがな
橋橋に
同世代というか
コーノ
力水とかまだあるんや
ポーさん
私もまだあるんだと思いました
この話って
本当に現代の話じゃないですか
オンライン使ったら
カイコス出てきたり
今の子供も
コーノ
力水飲むのかな
絶対知らない
おっさん向けのネタ
ポーさん
ネットのネタも多いし
わりと
文学のパロディとかも
コーノ
結構あるなと思いました
ポーさん
小説の第1話で
修学旅行を一人で
パッカーゲームをガチャガチャやってる
みたいな説明あったじゃないですか
棒的なものがぶつかった
パッカーゲーム的なやつ
一人でやってるときに
平成元年のフットボールっていう風に
周りからちょっと
陰で言われてたみたいな
平成元年のフットボールは
万年元年のフットボールですよね
それ何なんですか
大江健三郎の
そういう小説があるんですよ
これは確実にそうだし
コーノ
大江健三郎は多分
ポーさん
この人一番好きなんで
なんかどっかの
扉の角度
なんていうか
引用してるとかあるじゃないですか
あそこでも大江健三郎を使ってました
コーノ
日本の作家で一番好きな人が
大江健三郎とか
ポーさん
言ってた気がしますね
これは絶対そうだなと思いましたし
コーノ
他に
ポーさん
格言引用みたいなのほんま意味あんのかな
って思って
やりたかった
これもあるあるというか
ミステリーの絶対声をする人
ひふみのまえさんの
デビュー作の重力の
脚光
これもピンちゃんの
作品のもじり出し
パートナー武器
蹴りたい背中みたいなのもあった
打ちかましたい背中とか
割とそういう
号泣する準備ができていた
コーノ
これもそういう作品が
ポーさん
誰の
えくにかおりかな
そういう
コーノ
人だけじゃなくて
ポーさん
いろんな文学
引用しているのがわかったところは
コーノ
面白かった
あんまり僕はわからなかったんで
ポーさん
漫画もありましたよ
今ここでやるのかみたいな
進撃の巨人で
確かそんなようなセリフを
コーノ
言ってたんですよ
その辺の元ネタがすごい
わかったら面白いって
いっぱいあるもんね
一覧とかになったらめっちゃあると思う
そうですね
ほんまに
どうでもいいネタも多いんですけど
ずっとムーンウォーク練習してる
ポーさん
とかも
コーノ
こんなんとか絶対あると思うんですよね
こういう王国諸作家の
原稿紛失事件とかも
ポーさん
元ネタあんのかな
命を狩り取る形
みたいな夢があって
真野川君の説明ですけど
コーノ
ブリーチだった
ポーさん
キャラが立ってるから
いくらでも
続きをかけそうな
まだ続きそうじゃないですか
続けられそうな
コーノ
そうですね
めっちゃ売れたら空飛河かもしれない
終わりそうになるとも思わなかったんですけど
最終終わりそうになって
終わらない感じに
落ち着いたんで
ポーさん
どちらでもいける
コーノ
続けようと思えば
あんまり分かってないというか
解決してないというか
高梨の親子関係の話とかも
分かってないことがあるじゃないですか
なんとなくしか
ポーさん
父親もまだできてないし
コーノ
暗黒院の話って
若い子の話がジラッと出てくるぐらいで
大学生の
同級生が死んだりしてるから
その辺とか
ポーさん
7回告白したとか
コーノ
その辺とかも全然広げようと思った
いくらでも広げられると思って
僕は
割と最初の方に
すごいこの
キャラクターとかもそうなんですけど
セリフとかも
めっちゃアニメっぽい
アノベっぽいって思ったんで
アニメとかでやってくれたら
すごい楽やなって思って
ポーさん
高梨のツッコミとか
なんかねアニメで
コーノ
アニメキャラのね
ポーさん
振る舞いなんで
コーノ
ありがとうございます
ポーさん
面白かったかな
コーノ
僕はキャラとしては
明らかにこの
ポーさん
コナンなんですけど
あの何でしたっけ
コーノ
怪盗キッズ
その見た目は
意外と背が高いんですけど
全身白づく
ポーさん
片眼鏡
コーノ
片眼鏡を割るんですよ毎回
割って踏みつけるみたいな
その辺は怪盗キッズとまんまやと思う
ポーさん
怪盗キッズもあるんですか
コーノ
いや
見た目
あとはすごい
主人公はシルクハットは
してないんですよね
なんていうのでしたっけあれ
ポーさん
ロープ隊
コーノ
あれ
見た目印象つきすぎて
ロープ隊って僕初めて見たの
高校の時の先生で
確かにおじいちゃんみたいな
先生が
涼しいからええねんって
ロープ隊してたなと思って
ポーさん
あれは実は
昔ちょっと良いと思ってたことが
あって
あれに憧れを感じる
気持ちは私分かります
コーノ
憧れそうなんですか
僕も全然良いと思ったんですけど
おじいちゃんのイメージをつけすぎる
じゃないですか
あんまり
実際使ってる人が
確かにそういう人が多かったなって思う
ポーさん
私ね
第2話の
第2話
マージャンすごい使われるじゃないですか
マージャン全然知らないんですよ
ちょっと
マージャンあたりの話が
難しかった
コーノ
頭に入らなかったですね
分かりましたか
僕はルールぐらいは
小説の反応と批評
コーノ
テンパイとかは
分かりますけど
リュウイソウとかも
トリックか何かのとこですよね
ハツがないとか
そういうとこは
分かんないかもしれません
いるんだろう
ポーさん
出てこいのが
結構
コーノ
言いますもんね
ポーさん
2話のタイトルが
4話と5話のタイトルは
これもあれじゃないですか
レイモンド・ガーヴァーの
愛について語るときに我々の語ること
コーノ
そうですね
村上春樹が引用して
ジャズか
ガーヴァーが
ポーさん
言っていけば
田中はユウジじゃなくて友原みたいです
コーノ
そうなんですか
ユウジ読み始めてましたね
一番序盤の方で
ディスティニーつけきよ
っていうのが
すみません今なんて
聞き返し方とか
あれじゃない
昔
キラキラネームっていうのは
その上を行く感じの
ポーさん
誰がやらかしたんだっけ
かわいそう
コーノ
この人もかわいそうでしたね
かわいそうな人なんですよね
スキギをマスクを
ミステリーの
アイコンとして被らされるやつ
ポーさん
ビタビタ
コーノ
結構これ
アマゾンの評価
ボロカスに書かれてるんですよ
あまりにも荒れてるから
って言って
著者の人が
ツイッターで呼んでいいと思った人
ポーさん
コメントください
コーノ
ひどい評価ばっかりやから
ポーさん
ちょっとつらいこと
コーノ
書いてる人がいますね
結構最初の方特に
イチとかが多かったんで
ポーさん
星イチとかが
文革推理と銘打たれているものの
っていう書き方してる人もいるから
後にミステリー好きの人が
読んじゃったってこともある
コーノ
ぐらいですか
そういう煽りというか
勘違いしたというか
だから
結構他の人
ミステリー好きの人の
感想
ミステリー作家の人の感想とかも
アメーバブログとかで
書いてある人がいて
めっちゃ好き嫌い分かれると思うって書いてあって
それがそうやろなって思って
定型にハマったものが
いいと思ってずっと
ファンの人とかは
結構嫌やろうなと思うんで
ポーさん
バカにされちゃう
自分たちの好きだった
インターネットネタもね
コーノ
結構好き嫌い出るし
ミステリー作家としての挑戦
コーノ
あとはほんまに
嫌いな人をディスりまくってるから
どっかに自分が
当てはまってたりとかしたら
ポーさん
ちょっと嫌やろうし
コーノ
煽りまくってるなと思った
ポーさん
誰にも無難なものを書いてもしょうがないし
やっぱり苦手な人もいれば
俺は好きっていう人がいればそれでいいんだろうし
コーノ
特にあれとかほんまに
コメディとか
漫才とかも
そういうとこあれじゃないですか
尖ってるやつほど好き嫌い分かれるから
尖ってるというか偏ってるというか
万人受けはしない
万人受けは
万人受けは
してもいいと思うんすよね
好き嫌いが結構出るなと思って
ポーさん
どこですかね
他の
本が一番
手に入りやすい
コーノ
キットルだったら別に
ポーさん
そうですね
本買う人は
コーノ
一応
読者で作者の
プロフィールとかに
今まで書いてなかった
雑誌のものを食べるのが遅いとか
あんなにも書いてた
異常論文
異常論文は最近
今の本が出てなかったから
自分の親とか
自分の姉とかが
作家って信じられてなかった
それで
そういう話も
Twitterペースで喋って
早くまともな仕事について
欲しいと言われた
ポーさん
短調がやっぱり出るっていうのは
コーノ
全然違いますよね
雑誌に載ったりとか
いろんな作家の本に
誰かが載ってないとか
ポーさん
それはずっと言われてた
分かりやすいですよね
自分の名前が出てる本って
コーノ
帯とか書いてくれてる人が
ポーさん
有名だったらしい
そうですよね
新川たてさん
有名人
すごい売れてる人ですよね
コーノ
お姉さんが普通に
自分の名前が出たらしいから
初めて認めてくれた
ポーさん
元彼の遺言場とか
テレビで見た
今までの作風が
コーノ
変わったってことですけど
ポーさん
どうするんですかね
コーノ
どうなんですかね
ミステリーを
あんまりやる感じは
しないんで
いろんなジャンルを
書きたいみたいなこと
いろんなやつ
時代ものとか
書かないといけないけど
あれも難しそう
あれも特殊な分野ですよね
漢字やたら多いし
ポーさん
あれもファンが
ちゃんと
コーノ
こだわりがあるというか
あれもめっちゃ
ポーさん
固定のファンがいますからね
そう考えたら純文学は何でもありというか
和口は
何でもありですよね
コーノ
なんせよっぽど
売れるためには
何か別の要素がいるんだよね
文学賞取っても全然売れないとか
何か有名になる要素が
あった方が
手に取りやすいみたいな感じ
全然知らないですもんね
渡川賞とかでも
この都市のこの人は知ってるけど
みたいな感じじゃないですか
それ以外
読んだことないのか
大竹さんはちなみに
ツイッターで
毎年渡川賞予想があって
毎年というか
年2回ですけど
多分全部読んでるのかな
候補作とかを