1. from 雑談
  2. #11|STUDY「クラフトビール雑..
2023-02-20 39:55

#11|STUDY「クラフトビール雑談&試飲会<前編>」GUEST:宮嵜尚文/98BEERs 醸造責任者〈収録:2023.2.3〉

from 雑談【STUDY】ではクラフトビール文化に縁ある方をお招きし、クラフトビールにまつわるアレコレをお伺いします。(収録 2023.2.3)

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[GUEST] ───────────────────

【宮嵜尚文 / Naofumi Miyazaki】
山梨県内のブルワリーでビール醸造に携わった経験から「98BEERs」に準備段階より参加し、現在は2022年に山梨県甲州市にてオープンしたオーベルジュ「STAY366(https://www.stay366.jp/ )」に併設された「98BEERs」の醸造責任者を務める。

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[HOST] ───────────────────

【SHIBU】 TOCINMASH 主宰、合同会社TCM, 株式会社雑談 代表。2006年ポッドキャスト黎明期より活動する技術と知見を活かし、2022年に「Podcast Weekend」立ち上げに協力、同年新たな活動拠点として「雑談」を創設。主な受賞歴に Apple Best Podcast 2016,2019受賞、Apple, Spotify Podcast 総合ランキング首位複数獲得、JAPAN PODCAST AWARDS 初年度「墓場のラジオ」大賞ノミネート、第2回「NOTSCHOOL」ベストナレッジ賞ノミネート、第3回「月曜トッキンマッシュ」ベストパーソナリティ賞ノミネートなど。 https://tcminc.co

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【Mechikuro】 マンガ・オーディオ・アート・クラブミュージックなどの第一線で、分野横断的に活動するクリエイティブディレクター。 グラフィック&プロダクト両面のデザインのみならず、編集&ライティングからブランディング&プロデュースまで多様なスキルセットを駆使する。 これまでの経験と知見を活かし、『JAPAN PODCAST AWARDS』では創設メンバーとして、2019年創設〜2021年まで3年に渡り理念&審査レギュレーション設計、選考委員選定、ノミネート作品選考、グラフィック&トロフィー造形など中核業務の全てを担当。 作品選考作業においては、年間平均2000作品・2000時間強に及ぶ聴取・リサーチ・分析を行い、アワードという一つの基準において、国内ポッドキャストシーンの可視化とクオリティの定性評価に寄与した。 現在、自身のポッドキャスト作品としては、ぷにぷに電機と共に制作する『LAUNDRY AM』を配信中。 『雑談』では、より広く、より深く、音声作品の可能性と魅力を伝えるべく、さらなる能力を解放する。 https://bit.ly/Mechikuro

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Twitter|https://twitter.com/zatsudan_co_jp
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©︎雑談 https://zatsudan.co.jp

00:16
東京や東中野にあるクラフトビールバー付きポッドキャストスタジオ
雑談をお届けするポッドキャスト番組
from 雑談ワSTUDY
STUDYではクラフトビール文化にゆかりある方をお招きして
クラフトビールにまつわるあれこれをお伺いいたします。
ということで、雑談の支部です。
メチクローです。
早速なんですけれども、この方をご紹介いたします。
98BEERSの醸造責任者であります
宮嵜尚文さんです。
こんにちは。
よろしくお願いします。
宮嵜さんとは誰なのかって話からしないといけないですね。
そうですね。
じゃあちょっとここから先のエピソードを始める前に
宮嵜さんの自己紹介をお願いしてもいいですか。
はい、わかりました。
なんかちょっとこのビールの仕事をするまでのところも簡単に話してもいいですかね。
はい、お願いします。
じゃあ宮嵜尚文と申します。よろしくお願いいたします。
今ご紹介いただいたように98BEERSというですね
山梨県にあるブルガリーの醸造責任者をしております。
去年の9月に立ち上がったブルガリーなんですけども
それより以前はまた別のブルガリーのところで仕事をしてまして
その前はですね、実は医師の関連の仕事を
いわゆるそういうディレクターの仕事をしてたんですけども
通販系の。その通販系の仕事の時に
やはり夜遅くまで仕事をするようになって
渋谷で何かどっか飲めるとこないかなってので
ビアバーにうねうね行くようになって
クラフトビールにハマったっていうのが一番のきっかけなんですよ。
その頃当時何歳ぐらいですか?
えっともう30半ばぐらいでしたね。
飲み始めたら30前半か。
ビール最初は本当に飲む側でうんちく飾って
このIPAはとか多分モザイク使ってんじゃねーかって
いうことを言ってたんですけど
とあるビアバーで作り手の方と
カウンターで一人一人で飲んでて
そのオーナーさんにつないでいただいて
作り手の方と話す機会があったんですよ。
その時に話を聞いてたら
飲んでうんちく語るよりも
作ったものを人においしいって言ってもらう
喜びみたいなのをすごく感じたくなってきて
ちょっと作りたいなと思い始めたのがきっかけですね。
このビール業界に入ろうと思ったのが。
最初はすぐに全然違う異業種になるので
じゃあ一気にブルバリーどっかでっていうのも
ちょっと腰が引けたんですよね。
やっぱり30超えてたんで。
で、友達とデザインできる友達がいて
ファントムブルバリーを立ち上げたんですよ。
鋼ブルーイングって言うんですけど
お互いメタルと猫が好きで
03:00
猫のちょっとシンボリックなところもありつつ
本当にメタルな感じでやってたんですけど
最初、茨城県に自分たちでビール作れるところがあるんですよ。
そこに作りに行って
相方がデザイン、ラベルのデザインして
ブラックペッパーストームっていう
ちょっと変わったブラックペッパーを使ったビールとか作ってて
その後に実在する
埼玉県とか静岡県のブルバリーさんとコラボで
ビールを作らさせてもらって
その隣のビアバーでリリースパーティーをするっていう
そういうことだったんです。
じゃあ完全インディーで始めたんだ。
で、それをやりつつ
自分で本格的にブルバリーにどっか入れるとこないかなってところで
前職であったファーイストブルーイングというところとちょっとご縁があって
そこで本当に本業としてビール作り始めたっていうのが
そういうストーリーですね。
メジャーになったってことですね。
ファーイストさんとか何年くらい働いていたんですか?
4年半ですね。
そして今ですね。
今の活動はファーイスト時代とはどういうところが違うんですか?
一番は母体がワイナリーがやってるブルバリーなんですけども
もともと98ワインズというワイナリーがありまして
5年前に立ち上がってですね
今に至るんですけども
去年今のブルバリーと一緒に併設のステイ366というホテルがありまして
そちらの方で面白いことやりたいなっていうふうに
ワイナリーのいわゆる私のボスですね
ボスが思っているところでちょっとご縁があって
ビールを作ることになった。
一番の違いというのはやっぱりワイナリーがやってるっていうことと
宿泊施設が併設していて
そこのお客様にビールを飲んでいただく
そしてブルバリーの横にタップルームが併設されていて
私が作って自ら販売するというところを一元でできてるってところが
大きな違いでもあるし
今自分がそこをやりがいを感じているとこでもあります。
ここがもうね必ず1回行かなきゃいけないと思いながら
雑談の業務に追われているようなんですけど
ぜひ来ていただきたいですね。
98ワインズさんがブルバリーを作ったそれが98ビアーズであり
そしてその98ワインズさんが山梨県にある
延山駅って言うんですかね近くに
ホテル付きブルバリー
ステイ366という名前のねところが
宿泊者の方がそのタップルームのビールを飲める
そうですねもちろんチェックインから夜のディナーまで
そのタップのビールをフリーフローで
私がその時間があるというか作業がなければ
実際にちょっとずつご提供して
06:02
今こういうラインナップですよと
飲んでいただきながら説明をして
でその後じゃあこの南蛮のセゾンを
グラス半分くださいとか満量でくださいとか
お客様はそのベンチに座ったりとか
外の焚き火にあたりながらとかで
トークをしながら楽しんでいただく
1泊2食付きディナーまでフリーフローでビールが楽しみですね
12月から3月までの登機期間は
沿山駅からの送迎とワイナリーツアー付き
駅からワイナリーを1回経由して
そこのホテルへとたどり着き
ホテルの一室あれですよね
ブルワリーがなんかこう眺めながら
部屋でくつろぐことができる部屋があるんですね
そうですね3部屋中2部屋がブルワリーが見えまして
1部屋はそんなに上から少しタンクが伸びてるぐらいなんですけど
明けというですね結構多分お二人も好きそうな
結構なんですかねニューヨーク的な
様子もあるような部屋は結構ガッツリ見えます
で僕も作業してるとたまに斜め上から目線を感じるんですけど
あそっか見られてるのか
そうなんです
サボれないですね
サボれないしやっぱ綺麗にしておかなきゃいけないので
そうですね
それはすごく肝ですよね
そうですね
で泊まった人って
本当に朝から晩までビール飲み放題ってことなんですか
基本的にはチェックインからディナーまで
チェックインからディナーまで日中ってことですかね
そうですね日中3時から大体6時ぐらいとかそんな感じですね
で次の日別に朝起きてからすぐビール飲む方いらっしゃらないですけど
そのディナーの時にやっぱりこのビール合わせてみたいとかっていうのは
基本的にフレクシブルに対応するようにしてます
何タップぐらいあるんですか
今は5タップですね
たまに試験的に作ってるビールがあって
それは本当に樽で数十リットルしか作らないので
直接
そういうのは6タップになって
今しか飲めないんですよって感じですね
すごい
ぜひねこれリンクも概要欄に貼ってるので皆さん確認いただきつつなんですけど
そんな宮崎さんと僕らが
じゃあどうして出会いそしてここの雑談がどうできたのかをね
ちょっと宮崎を交えて
喋っていきたいなと思うんですけど
まず出会いですよね
そうだね
そもそも僕らがこの雑談を立ち上げようと思ったの自体が
2022年の
3月4月
3月4月ぐらいですかね
でもうすぐ
いろいろアイデアを出し合って
法人をもう作ってしまって
でそこから一気に動いてっていう流れなんだけど
その過程で
クラフトビアー×ポッドキャストで行こうっていうのは早々に決まって
走り出すんですけれども
クラフトビアー
飲むの好きな僕らは別にいいけど
やるって全然違うよねと
それはさすがにバカな僕らではなかったので
これはプロを誰かに相談しないことには話にならねえぞって
09:04
で僕ら渋ちゃんとめちくろの2人と
プラスして創業の時にちょっとアドバイスいただいていた方が1名いて
その方が知り合いにすごい人いるよと言ってくれて
中上さんをまず紹介してもらったんですよね
そうですね
そうですね
まずさらにそこの仲介人として
仲介人として
その友達クラフトビール仲間の中上さんという方
またいつか出ていただきたいんですけど
すごい面白い方
というと
友達だったんですよね宮崎さんがさらにね
じゃあだったら宮崎紹介しようかみたいな形で
1回こうミーティングする機会をズームで
そうだね
いただいたんですよね
その段階ではまた受けるかどうかもわからない状態で
という感じですね
そうですねまったくそのなんかざっくりとしか話聞いてなかったので
でタイミング的にもちょうど3月ぐらいだったので
僕がそのワイナリーに属して
設備が入ってきたの6月末で
そこで準備期間ではあったので
今だったらそういう細かいお話ちょうどできるなと思ったので
タイミング的にはいいなと思ったので
詳しくお話聞こうかなという風になった流れですね
ズームの背景があれホテルができる途中みたいなところでなかったですか
あれはですね実はワイナリーの2階なんです
そうなんだ
ワイナリーの売店の2階ですね
なるほどなるほど
今ホテルを作ってるんですよって話をしてましたもんね
当時ね
ワイナリーのその売店の2階もかなりかっこいいので
何があるんですか2階は
ぶっちゃけ何もないんですけど
座れるハンモックをぶら下げて
ガラスがすごい大きなガラス張りになってて
目の前に富士山ドアがね
そうですよね
当時ね僕らもこの雑談を
ある意味セルフビルドではないんだけど
設計が細かいところまでかなり関与してやってたので
お互い作り途中のものを見せ合いながら
使ってる材料とか情報交換して盛り上がりました
そうですね
そもそもなんですけど
クラフトビール屋さんやリタイナー的な動機って
今こういうブームになってくると
多分日本の方が思うと思うし
そこのモチベーションとかレベルって
いろんな人がいると思う中で
僕らみたいなちょっとチャラついたような動機で
相談するって普通警戒するはずなんですけど
最初のミーティングの時の印象ってどうだったんですか
まず前提として
さっき出てきた中上ですね
通称僕は俊君と呼んでるんですが
彼は10年以上の付き合いになるんですけど
全幅の信頼を置いてます
彼も僕に変な人は紹介しないって思っています
紹介があった時点で
まず問題ないだろうって
人柄としては問題ないだろうって思ってました
その中で今メチクロさんおっしゃるように
チャラつくというか
12:00
クラフトビデオやりたいっていうのは
たくさんいらっしゃるかもしれませんけど
やっぱそこにこのポッドキャストっていう
コンテンツがあるっていうのが
やっぱ僕はそういう魅力が感じたし
ちゃんと本気になる軸があった上で
そこにクラフトビデオつけたいっていう
その重いコンセプトがすごく共感できたんで
もう話がスッと入ってきたという感じですね
ありがてや
中上さん本当に
そうだ別でランされてるんですよね
トレーランナーでもあるんですよね
そうですね
クラフトビールとこのトレーランの文化っていうのは
結構近いものなんですか
結構近い
そうですね近いと近くて
例えばですけど
アメリカの方の
パシフィッククレストトレイルっていう
結構長いトレイルとか
ハイキングですよね
ハイキングって言っていいのか分からないですけど
そこの周りでやるような
トレイルランニングのレースの
例えば商品で出てくるとか
お氷屋さんで終わった後に飲めるとか
結構本当に根付いてるっていうか
走った後に飲むっていうのは
結構至る所でありますね
日本ではまだそんなでもないんですけど
ここ何年前だっけな
コロナ前なんですけど
香港のトレイルランニングのレースに
ノースフェイスが出てて
そこに地元のブルガリー産の
オリジナルビールが出るみたいな
そういう風な絡みも
コロナ前に出てきて
もっと来るかなと思ったらコロナになっちゃって
少ししたびになった感じはしましたけど
歴史的にはどう結びついていったんですか
このビールとランっていうのは
確かにね
どっちが先なんですか宮崎さんは
走るのが先なのか
ビールが
僕は走るのが先です
走るのが先で
走ると同時に山行くじゃないですか
トレイルランニングって言葉は
一般的な登山よりも
カットバスわけじゃないですけど
登りなんかはパワーボークって言って
走るわけじゃないですけど
膝をストックガーリーにして
抑えながら
登っていくんですけど
そうすると必然的に早く登れますよね
ってことは日帰りで来れるんですけど
半日で終わって
下山して地元の温泉に入って
ビールを飲んで帰るっていう
これが僕の中での
トレイルランニングのルーティーンだったんです
そこまで合わせて
僕の中のトレイルランニングだったんですよ
そのビールがだんだん
クラフトビールになってった
僕もボットキャストを聞いていて
ボットキャスターの中でも
レプリカントFMの方とか含めて
ロードサイクル×クラフトビールとかみたいな
やっぱりこういう体を動かしながら
アウトドアスポーツみたいなものと
クラフトビールの相性みたいなものは
雑談始める前から実感としてはあって
だからやっぱりボットキャスト×○○みたいな
カルチャーとくっつけるっていうことで
かっこいい人いっぱい
いっぱいっていうか知っていたので
僕らも安易にではないんですけど
15:00
クラフトビール×ボットキャストいけるんじゃないか
って思ったのはあったよね
なんか調べれば調べるほど
バーがあって収録スペースがあって
頭に描けば描くほど
いやこれしかないんじゃないか
っていうことになっていって
具体的に何をお願いしたかっていう話
からだと思うんですけど
とにかくクラフトビールをどう仕入れるのか
とかも含めて全く知らない中で
クラフトビールとは何たるや
っていうことに関するコンサルティングと
そもそもお店を構えるにあたって
どういう設備が必要なのか
レベルから知らなかったので
そのもろもろ雑談の施設を作ることから
入荷をどうするのか
あとその後どういう感覚で
このカルチャーに触れればいいのか含めて
トータルのコンサルティング
っていう形で
その数ヶ月がみっちり
関わっていただいたという形で
間違いないですから
そうですね間違いないです
でしたね
僕東京都内何軒か連れて行ってもらいましたもん
タイさんに最初
5軒ぐらいババババッとね
渋谷から新宿の方にかけてでしたっけ
原宿かな
どこスタートでしたっけ
原宿のディグザライン
本店からスタートして
いくつか行って新宿の方に
出したよね
とかもしてもらえたら
あとはここの場所がまだこういう
たてつけになる前の段階
単なる何もないスペースの中で
試飲会を何度もして
まだ事務所がしだったこの物件の状態でね
ベンチだけ買ってね
面白かったですね
何でもそうですけど
人にこう伝える教えるって
自分も身になるので
自分もやってて
このスタイルってこういう感じだったな
このブルワリの小指ってやっぱ
懐かしいなとか
自分の中でも再発見した部分いっぱいありました
あれ本当ワークショップ的にね
絶対楽しいと思うんですよ
宮崎さんが缶ビンをね
思いにバッと持ってきてもらって
リストをA4の紙にこうしてくれて
コメントが書けるようになっていて
まずはこちらからって
飲んでいくわけなんですよ
どう思いましたか?
飲み口はこう
じゃあ打って変わってこんなタイプもあります
様々なね
サワー系からガツンとした
重たい物まで紹介してもらって
渋谷さんこういうのが好きなんだ
メチクロさんもこういうのが好きなんだ
ロクタップあるなら
だいたいこういうラインナップを並べて
冷蔵庫の中にはこういう缶ビンが並んでたら
まずは雑談としていいんじゃないですかっていう
ファーストの最初のラインナップを
決めていただいたこともありましたよね
まずここにどういうお客さんが来るかも分からなかったので
第一にお二人が好きなビール
売れれば販売できれば一番いいですし
それでお客さんの反応を見てっていうのが
18:00
一番いいスタートだったんじゃないかなと思いますね
知識というか
前とかジャンル的な知識としては
いろんな種類のビール
雑談始める前から当然知ってたんですけど
実際それがどういうものなのかとか
どういう違いがあるのかっていうのまで
意識してはやっぱり
お客さんであるときって飲んでなかったんですよね
実際あの日宮崎さんが順番に全て
資料まで作ってくれた上で
口頭で説明した上でみんなでテイスティングして
ディスカッションしたっていうのを一周しただけで
一気に体系化されたっていうか
やっぱりあれ強烈で
なんとなくああいう感じを
うちもライトユーザーの方でも
ああいう雰囲気に近いことが
このロックタップと冷蔵庫だけで提供できればな
っていうのをあの時イメージできたんです
ああいう楽しみ方って
クラフトビールカルチャーの中では普通なんですが
もっとみんなラフに飲んでるもんな
僕のイメージはもっとラフっていうのは大きいですね
本当に一部のビアギークというか
そういう楽しみ方する方やっぱりいますけども
全般的にラフな方が多いのかなって気がしますね
今一方でって話になると
自分でブログ書いてるとか
コメント書いてるとか
インスタとかいろいろと記録残してる方っていうのが
その次のフェーズでいらっしゃったり
それの中でコミュニティがあったりっていう気がしますね
ラフにクラフトビールがざっくり好きで
IPAとか最近流行りのヘイジーとかを飲みたいって
一日に飲める量高が知れてるんで
好きなものをこの店にいる3時間ぐらいで
飲めればいいなっていうのを繰り返しちゃうんだと思うんだけど
あの時強烈だったのは
サワーって聞いたことあるけど
実際どういう魅力があるのか知らなかったなみたいな
ぼんやりしてて行動に移してない僕みたいな人間の
きっかけとしてはやっぱすごい
入りやすかったんですよね
黒にしたって今の黒ってこうなんだよ
だからああいうきっかけを提供するだけで
その後また他のクラフトビールやバー行った時に
もう一回サワーここの試してみようかなと思う
行動に移れるんで
なんていうのかな
普通にお店でクラフトビールを好きで飲むっていうのよりも
もう一歩だけ進むには
ああいう体験ってすげーいいなと思いました
いいですね
またやりたいですね
その場所にそういう中上さんいましたね
必ず彼は来てくれる
美味しそうに飲んでる人が隣にいてくれるっていう
そうだそれと
このお店雑談が東中野にあるっていうことも
よくなぜ東中野なんですかって聞かれるんですよ
あれも一番最初宮崎さんに
物件決まってから
東中野なんですって言った時どう思われました
21:00
まず率直に渋いなっていう
渋い
20代前半にちょっと近い所の中井って駅に住んでいたので
ここから調べたら600mくらいだったんですよね
前のアパートが
なんで土地感あったんで
じゃあ記憶の限りこの辺に
本格的なビアバーあったっけかなと思った時に
あまり記憶がなくて
そういう意味でも面白いし
ただあまり降り立ったことはなかったので
どういうお客さんが来るのかなっていう
そこだけはちょっと不安はありましたけど
いざ来てみたら面白い通りで
駅からも近いし
これは地元の人来てくれたらいいなと思ったら
結構結果的には地元の方とか近い方来てくださってるので
よかったなっていう気はしますけどね
多いですよね
普通こういうかっこいいカルチャーのことを
やるような場所じゃないんですよね
僕も東京長いので
何かやる時にはこのエリアみたいなもので
例えばファッションだとしても
大体こう土地感ってあるんですけど
僕ら新しいポッドキャストっていうものの場所って
そもそも場所をポッドキャスターが持つってこと自体は
ほぼないので
色が付いてない土地がいいなって思って
東中野にしたっていうのもあったので
まさに渋いというか
普通ないよなっていう場所には当然なった
なのでだからこそ
ちゃんと質を伴う営業形態になってないと
人って来てくれないので
宮崎さんのお家からってやっぱり本当に
絶大だったなと思って
そこであれなんですよね
次のテイスティング会の後の第二の関門は
じゃあ実際この店でどうやってビールを売るのか
っていう部分で
施設ですよね
設備をどうするのかっていう話だったんですけど
僕らが壁からタップが飛び出してて
やりたいって
そもそもがあれって
簡単なことだったんですか
簡単なことじゃなかったんですか
簡単なことではないと思います
例えば冷蔵庫的なもの
大きい冷蔵庫的なものがポッと開けるとか
いろんな要因があれば
簡単だったかもしれませんけど
建物があって
そこに市販の既製品を入れ落とすと難しい
じゃあどうしようか
でも壁から出したいっていう時に
これはちょっと大変だなとは一緒に思いました
普通は業務用の大型冷蔵庫に穴を開けて
そこからタップを出すっていう
一番簡単なタイプもあるんですけど
僕らはコンテナ冷蔵庫として
部屋を丸ごと冷蔵庫にするっていうやり方をしたので
僕もやってみて感じたんですけど
これ大変ですね
そして今4,5ヶ月経って今なんですよね
24:00
しかも最初が9月だったので
まさに真夏盛りの中
しばらくは冷蔵庫の問題で
ずっと駆け回されて
冷蔵庫がなかなか冷えない問題が発生して
設備自体を調整しながら
かつその設備が不安定な状況でもやる
必殺技みたいなのを教えてもらいながら
とんでもなく重たいね
50キロぐらいあるコールドプレートを導入しながら
山梨から
マイコールドプレートですからね
マイコールドプレートを担いでもってきてくれた日がありました
そんな感じでスタートとともに
接客とか入荷とかも大変ありながら
まずは設備を安定運用するっていうところで
2ヶ月ぐらいは忙殺されてる中で
でもあれはあれでまた経験値はすごい上がったなと思って
どうですか?4,5ヶ月経ってこのお店は
一言で言うとニュートラルっていう言葉が
最初から今に至るまですごく印象が付いていて
ニュートラル
クラフトビルが始めますって言ったら
例えばすごい強烈なキャラクターの店員さんがいるとか
めちゃめちゃド派手なアメリカンな感じにするとか
何か突き抜けた感じで人を呼ぶ気にしてもらうっていうのは
あるかもしれませんけど
本当にまず見た目もすごくニュートラルですし
お二人もそんなめちゃめちゃクラフトビル詳しいわけですね
これからっていう意味でもニュートラルだったし
来るお客さんも偏っていなくて
地元の方ってそのニュートラルなところが
すごく真っ白なところに絵の具が少しずつ入っていく感じが
今すごく実感できていて
本当そうですね
それが他のクラフトビルではない個性が一つ出ていて
それがニュートラルかなと思っています
やっぱりある程度突出した個性をもとに
お客さんを呼ぶっていうのがクラフトビルの
よく見るパターン
いくつかのパターンはあると思うんですけど
例えば本当に店員さんが名物店長さんとか
名物店長のとこ連れて行ってもらいました
感動
あとすごくビールに合うようなお食事の中で
すごい名物なフードがあるとか
あと場所すごいド派手なところの
例えば新しくできたビールの何階かに
だだっぴろい中ですごい装飾である
本当にアメリカのポートランドとかにあるんじゃないか
みたいなお店もあるかもしれませんけど
そういうところもやっぱり多いですね
クラフトビルだと
目の前には富士山しか見えない場所とか
そういう場所ですかね
逆にビールの入荷する銘柄によって
27:01
個性を出すとかっていうのは普通はあるんですか
あると思いますね
やっぱりどこどこより
例えばヨーロッパ寄りであるとか
アメリカ寄りであるとか
日本オンリーにするとか
やっぱりその仕入れる方の
個性みたいなのがあるかもしれませんね
そこにやっぱりお客さんがついてくる
っていうのもあるかもしれない
どちらかというと今言ったように
そこはニュータルじゃなくて
飲み手の方たちも
やっぱりもともと自分たちが分かっている
上級者の方もいれば
中級ぐらいから
上級になろうとしてるんだけども
やっぱり本当に詳しい方に聞きたい
って時に
詳しい名物店長さんとか
オーナーさんと話をすることで
そこに行くことで
そこで彼らがレコメンドしているものを
飲むことで
上級になっていくっていうか
詳しくなっていくっていう
場所がすごく多いなっていう印象は
自分の中ではありますね
今でも昔でも
宮崎サンデーを作りたいですね
そうだね
なんかね
宮崎さんセレクトデイとか
セレクトデイね
でもさっき言った
僕らがやったテイスティング会みたいなものを
ちょっとある程度
人数入れた
ワークショップ形式でやってみたいですよね
そうですね
なんか昔は
なんかそういう話も
いろんなビアバーで聞いた気がするんですけど
今あんま聞かないですよね
なんかやると面白い気がするんですけどね
面白いですねあれ
スタートした時のラインナップは
宮崎さんにしっかり決めていただいて
樽と冷蔵庫の中の瓶とか
セレクトしていただいた以降は
ちょっと頑張って僕が
入荷を続けてるんですけれども
全部は置いてないと思うんですけども
たまに見た時に
うちのラインナップ見て
何か感じることというか
先生として
何かアドバイスいただければ
そうですね
途中何度か来させていただいて
たまにね
突然
あこなしで来るんですよね
抜き打ち
抜き打ちで
ドキッと
本当に最初からのところで
ご紹介した
仕入れ先から
来るようなブルバリーさんとか
あるなあるなって思っていて
徐々にやっぱり変わっていったなと思ったのが
飯黒さんのフードに合わせた
ラインナップに必然的になってきているのと
多分そこに
お客さんの
飲み手の方が
付いてくださっている方たちの
多分好み
うまくシンクロしていってるのかな
っていうラインナップな印象がしますね
今当初は6タップある中で
3タップ運用4タップ運用から
スタートしてたんですけど
今は無事6タップ全部
開けられてる
回ってる状態になってて
今のバランスは大体
2つが軽い飲み口
うちらのレギュラーとしてある
東京ブロンドと
もう1つ海外銘柄とかで
軽めに飲めるペールエール
が2種類と
あとは今のしっかり
しっかり苦いIPAか
もしくは最近の
ニューイングランドスタイルとか
30:01
香りをしっかり楽しめるっていう
いわゆる今のクラフトビールの
旬のところ2つと
あとはできるだけ変わった味わいのものを
2つっていう形で
2×2×2ぐらいで
回るように揃えていて
だから20タップあるようなところほどは
いろんなものは試せないんだけど
一応1日の中で
なんとなく変わったものを
3回飲めば
ホップできるなぐらいには
してるんですけど
そのバランスとかって
間違ってないですか
僕はすごくいいと思います
本当に6タップ
運用としては4タップもできますけど
それぐらいで回せるのには
ちょうどいい
箱の大きさもそうですし
お客さんの感じかなという印象がありますね
実際
タルって
鮮度が命なので
洗浄を含めて
ちゃんとタルをしっかり
終わらせるまでの期間も
長いとビールが傷んでしまう
っていうのもあって
タップを増やせばいいってもんじゃないんですよね
だからしっかりおいしいタイミングで
ちゃんと飲み切っていただくっていうのを
そもそもが
作り手の方にも失礼ですし
お客さんにもいい提供できないので
無理ちゃいけないなと思いつつも
一応今は6タップちゃんと
回ってるので
ほぼほぼ今まで廃棄はないですよね
全部ちゃんと
実は
インスタは必ずチェックをしていて
メニューで
見てるんですけど
本当にいいスピード感だなと思います
毎回来れると
毎日来れるようなイメージで
見てるんですけど
あれ繋がったな
飲んでみたいな
飲んでみたいな
って思って今度行こうかな
ぐらいのイメージで
距離遠いんで行けないんですけど
次の日ぐらいの見ると
終わっちゃってるみたいな
週末行こうと思ってもあれ飲めなかった
逆にこれぐらいは
いいかなと思ってて
もっと早くインスタ見たらすぐ行こう
ってなるぐらいがちょうど良くて
それであれば6タップでも
全然20タップでダラダラやるよりも
すごく良かったのかなと
だから地元の人が一番
得意はしてるんですよね
やっぱちょいちょい
変わったの飲めるんで
だからその辺の気が勘っていう意味で
言ったら
マーケティング的に
あとは
メチコレさんと喋ってて
なかなかこの樽は
開かないよっていう
癖の強いやつ
今で言う5番のやつとか
5番に置かれてるのは基本そうなんですよね
僕この6タップを
プレートのデザインもそうなんですけど
野球場の
打順として考えてるんですよ
だから
4番5番出しあたりは
変わったの入れたいなと思って
それこそ
ファーイーストさんのオフトレールレベルとかの
本当に変わったものとかは
この辺に
33:01
沈座増し増してるんですけど
よく見かけます
ブルワリーの方とか
詳し方とかが
もちろんお客さんとして来てくれた時に
勇気ありますねって
言ってくれたりするんですよ
そういう方ってやっぱり
瓶で買って
飲んでるっていう中でいくと
それを樽で飲めるってやっぱ
珍しいらしくて
褒めていただけるようになってきました
なんでしょうね
この東中野の方々も
ポッドキャスト文脈のお客さんももちろんいらして
もしかして
クラフトビールに馴染みがなかったからなのか
珍しい樽から
開いたりするんですよ
それはやってみて
そうなったんだなっていう発見でしたね
それこそオフトレールの
ナイトメアフェルっていう
すごく黒くて酸っぱくてワインみたいな
味をする最も変わったビールなんかは
僕らはオススメするというよりは
むしろオススメないっていう
やり方をしてるんですけど
そうするとダチョークラブ的な効果で
オスナオスナ的な
じゃあ行きますって
みんな美味しいって言わないのに
首をかしげながら2杯目行く
そういう不思議な
楽しみ方もだんだん定着してきていて
でも会話をしながらビールを飲むっていう
最初宮崎さんに体験していただいたことの
真似事じゃないんですけど
僕らもちょっとずつそういうことできるようになってきていて
さっき宮崎さんが
飲む側から作る側に行ったように
僕らも飲む側から提供する側に
なった楽しみっていうのは
かなり味わえてきていて
福祉的なことだけども
楽しみはすごい増えたよね
そうですね
雑談それこそニュートラルって
言ってくれましたけど
本当にこう
特別な個性をあえて
作らないつもりもなかったんですけど
そうなっている今
お客さんと雑談
気軽に喋る機会が
今多いので
ポッドキャストの話だったり
クラブビューの話だったり
でもそんな中で
1個僕
個人的に相談なんですけど
パッとこの6
出社見て
ラインナップ見て
全くわからない人は英語がずらずらあるだけで
本当に理解ができない
何頼んでいいかわからない
結構多いんですよ
その時に一からきちんと説明するのがいいのか
気になったの
飲んでみてっていうのがいいのか
いつもこのバランスを
悩んでいて
あれって正解とかあるんですか
多分そのお客さんとの
距離感だと思うんですけど
最初に聞くのが
すっきり系がいいのか
苦いの大丈夫ですか
酸っぱいの好きですか
聞くしかないと思うんで
酸っぱいの全然
クラフトビール自体飲んだことないって言うんだったら
上から順に
飲んでみてくださいと
他のクラフトビール屋さん
東京で行ったりしても
こと細かに
36:01
ちゃんと言ってくれる人と
感覚で
何も言ってくれない
両方ともいいんですよ
これどっちなんだろうと思いながら
正解は別にないんですね
オペレーションとして
土日お客様に
ご提供してて
今もロックタップありますけど
説明の仕方としては
ざっくり全部
説明します
その中で飲まれるビールを
決めてくださった後に
これがもし好きだったら
次これ何番の
こういうの言ってみたら面白いかもしれません
っていうコミュニケーションを取るようにしてますね
ここもロックタップであれば
例えば
状況、お客さんが話を
ゆっくり聞いてくださりそうだったら
軽くでもいいので
順番に言っても面白いですし
今飯塚さんがおっしゃったように
123456っていう
ちょっとしたセクションがあるのであれば
それをまず概要を伝えて
その中のどこのブロックから
どっちか気になるものありますか
っていうのでいくような選択肢でも
面白いのかなと
さっぱり
苦い変わったの
っていう3ジャンルなんだとしたら
お好みとして
さっぱりがいいですか苦いのがいいですか
変わったのがいいですかっていうのを聞いて
反応を
いただいてから1,2進める
とかみたいな感じ
がうちのスタイルなのかもなと
は思ってますね
でもほとんど
何十人もお客さんを相手にするような
お店じゃなくてそれこそロックタップのようで
それなりにお客さんとお時間を
与えるお店にはなっているので
そのぐらいのコミュニケーションは
あっても楽しいかもしれないですよね
でそんな
今4,5ヶ月経って
ラインナップも固まってきたところを
今日宮崎さんが
揺さぶってくれるらしくて
そろそろちょっとびっくりしたのを
持っていった方がいいですねみたいなので
新委員会が今日まさにあるんですけど
持ってきてくれてるんですよね
今日実は
びっくりするようになったのよりも
自分で作ったビールを持ってきて
それはびっくりします
こういうのもありますよという
説明ですね
僕今
実際インポーターの方
6社ぐらい
付き合いしながら選んでるんですけど
実際インポーターのカタログから
選ぶっていうのは数ヶ月
作り返していてある程度分かってきたんですけど
作り手の人の
お話ってまだ聞けてないので
今日はまさに
次のステージから
そうですよね
飲みながらもその話
やりましょうか
じゃあちょっと一旦
準備して
じゃあちょっと今からビールを楽しみたいと
思います
セイスティング会
盛り上がりすぎて
39:01
早物になりそうな気配もたっぷりですけど
じゃあちょっとやってみましょうか
引き続きよろしくお願いします
この番組は
東京東中野にある
クラフトビアバー
雑談で収録しています
厳選された
クラフトビールとこだわりの
スパイスカレーを楽しみながら
夜な夜な繰り広げられる雑談に
参加したい方は概要欄をチェック
では
次回の更新を
お楽しみに
39:55

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