1. ざんていララオぉ
  2. ▽635. The Languege Game
2024-10-03 20:22

▽635. The Languege Game

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本件とは一切関係ない用語解説
「チャンク」
市長・山下 ひろしのみが行使できる絶対的能力。
「チャークル・K・チャンクズ」
ストグラのあるキャラクターに与えられた称号。
市長によって「チャンク」を5回を受けたとされる。
この場合の「チャンク」とは市内をブロックに分けて管理している事から由来する。


#コラボ収録 #ポンコツ #多層チャンキング作戦 #今だけボトルネック #モーテン #The mind is flat #台形トーク
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じゃあ説明を。 はい。まずどこから行こうか。
え?そんなに長い話なの?これ。 うん。
でも簡単になるべく言おうと思うんだけど。 うん。よろしくお願いします。
この人の前の本。 Mind is Flat。 あー、あの人ね。
うん。で、言ってたのがまあ基本… 基本というかまあ関係あるんだけど。
まあとりあえず推論でしかないっていうところ? あと人はその時に一つのことしか認識できない。
ああ、そういうことね。 そして一つのことしかできない。
今言ってた。マルチタスクが下手くそ。 そう。
似たようなネタでもう一冊書いたみたいな感じかな。 どっちかというと。 またか。
でもメインとしてはもう一人のモーテンさんという人。 モーテン?
うん。プラロワの人じゃなくて、モーテンさんという言語学者がいて、 この人がメインで書いてるらしくて。
ドイツ人? 知らんけど。
二人が30年間ぐらい研究してるらしい。 言語の。 一緒に?
うん。一緒に。 それをまとめた本です。
Mind is FlatとThe Language Game。 この本ね。
ほぼ同時です。 あ、そうなんだ。
早く。
人間と対比してコンピューターは、 巨大な情報パケットを電光石化の速さで送り合うことができ、
パケットの到着順番はほとんど問題にならないわけ。 そうだね。
それと比喩して人間のことを考えてたら全然違いますよってことだよね。
そうだよね。ストレージも無限だしね。 だいぶ違うね、そこは。
残念ながら人間のメモリーはね、 ほんこつなんです。驚くほど。
8MBある? うん、ないね。
数字にすると9文字ぐらいかな。電話番号。 あー、確かに。
あれがギリギリですね。 確かに確かに。
だから今聞いていることをその場で理解しない限り、
何を言われたかは、その次の直後に来る話によって、 押されて消えていってがわからなくなります。
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まあそうだね。
これが人間の基本性能だということを 押さえていただいてくださいね。
まあでもパソコンと比べたらダメに決まってるじゃないですか。
まあまあ。
すぐ比べるから。
比べたがる。
大抵の場合に、人は自分の注意力や記憶力に驚くほど 限界があることに気づいてないんだけど、
言葉を使うときに、 偉い限界が来てるなっていうのは誰もが経験から知ってるわけよ。
伝わらないなみたいな。
すぐ忘れちゃうな、俺みたいな。
あれ、さっき何しようと思ってたっけ? っていうのがあるじゃん。
あるある。
ちょっと歩いたら忘れるみたいな。
鍵どこ置いたっけ。
あとちょっと人の話をパッと聞かずにいたら 戻っても何言ってるかわかんなくなってるとか。
あるね。
そんな感じで。
言語に関しては自覚はあるわけ、ある程度。
言語や思考にね。
それは当たり前なんや。さっき言ったとおり。
だけど本当に不思議なのは、
なぜこんなにポンコツなのに、 人の話がわかるのかっていう方なんですよ。
あーなるほど。
なぜできてるのかっていう方が不思議なんですよ。
確かにメモリーが少なすぎるからね、 そのことを理解するには。
そういうことなんですよ。
確かに確かに。
何をやってるかを今から言いますね。
これ先に言っちゃダメだ。
え?
これが予測語。
いいよいいよ、もちろん言って。
答えがもう見えた。
ストーリー理解をしている。
惜しい。
まあいいや、ここまで予想は。
多層チャンキング作戦っていうのをやってるんですよ。
もう一度お願いします。
多層チャンキング作戦。
なるほど。
用語を説明します。
チャンクとは塊のことですね。
あ、そうなの?
チャンク。
チャンキングは塊にするってことね。
仮想?チャンク?
多層ね。
え?あ、多層?
多層チャンキング作戦。
聞き取れなかった。
仮想に聞こえた。
ここを聞き逃すともう、あと何を言ってるかわからなくなりますよ。
人間だから、あなたが。
多重の層になっているチャンクの作戦?
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そうそう。
まず、スペクトルが絶えず変化する複雑な聴覚信号を耳に届くことから始まります。
この入力信号には、自分にとって関心のある音声とも他に、背景で立てられる会話音や音楽や騒音など、あらゆる音量のあらゆる種類の音が混じっています。
たいてい耳障りな背景音から脳は話しての音声だけを分離しなくてはいけません。
ここまでいいですか?
ラジオの収録でよくあるね。
分離してくださいね。
そのとき特に有益なのは、声の方向を突き止めることなんよ。
脳はどこから音が走っているかを、様々な手がかりを使って大雑把に特定することができるんです。
これは、中でも最も重要な手がかりは、耳が左耳と右耳に到着するときの時間差で、どこから音が飛んできているかが分かる、というのが一番の代表例だね。
だから、あの人が喋っているんだ。
その人の声に集中することができる。
はい、2番。話しての声から聴覚信号が無事に背景音と分離されたら、今度はそれが複雑な音波から最初のチャンクとなる単純な形に変換される。
それが音素や音節などです。
こうした音に基づいた単位は、ゆどみない発話に含まれて、信じ難い速さで届いてくるために、すぐにお互いが干渉を起こし始めます。
大丈夫?干渉を起こしてない?今のところ。
今日はクリアだね。
すごいね。
3番いきます。
唇を最短距離にすることによって。
やってみますね。
これを解決するのは、これらの音を単語にチャンキングすることだ。
この小技によって脳はそれらの入力情報に対する時間の余裕を多少持てるようになる。
が、後から後からやってくる発話の中で、今度はその単語同士がすぐに混ざり合い、何が何だかわからなくなっていく。
大丈夫ですか?わかってますか?今。単語と単語は大丈夫ですか?
何が何だかわからなくならないよ。
ならないよね。すごいよね。
お前の脳、どうなってるんだ。だって一個ずつしか処理できないんだよ。なんでできてるんだ、そんなことが。
4番。
そこで脳はまたチャンキング過程を繰り返す必要に責められて、すぐさま単語を適切に組み合わせ、複数の単語からあるチャンク、すなわちフレーズにまとめる。
これではまた多少の時間を稼げるが、やがてまた干渉が始まって、またチャンキング過程を繰り返さなければならなくなり、今度は完全なセンテンスに組み立てて、
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最終的にはさらに大きな単位を仕立てる。
こうして会話のやりとりであれ、物語であれ、ある一定の指示であれ、意味を持った大きな言葉の塊が出来上がる。
なるほど。
というわけなんですよ。
一つ言わせてもらうと、今まで君がベラベラベラベラ喋ったことは、チャンクされてます。
早く終わんねえかなって思って聞いてる。
ついでにやっちゃうね。
こうした様々なレベルでのチャンキングが並行して起こっている間に、一方で人は徐々にそれらの単語の意味を統合していく。
自分が既に知っている様々なことも照らし合わせて、それらの単語がこの場の状況で何を伝えるかを把握する。
そして最終的にセンテンス全体に対してなされた解釈が現在の会話の記憶に吸収される。
そこにあるのは、次から次へと絶えず並行して行われている一連の意識活動です。
なるほど。
その1回に1個とか、文字だったら9個とかしか処理できないのを、
今だけボトルネックっていうネーミングで呼んでるんだよね。
今だけボトルネック?
チャンキングするにあたって、最初の1回を正しく遂行することが必須となる。
常に存在する今だけボトルネックのせいで、前に作ったチャンクがなかったことにするのは非常に難しい。
要素を回の単位に戻して、そこからまたチャンキングし直すというのはまず無理なのだ。
一度チャンクが作られたら、元々の開口性要素はすぐに消え失せてしまうので、残っているのは最初の入力個子だけである。
どういうこと?途中に今だけボトルネックが入っちゃったら、話がよく理解できなくなるってこと?
ボトルネック、記憶できるのはちょっとしかないから、今だけ。
チャンクまだ作るじゃん。話が進むじゃん。
そのチャンク間違ってた場合は、前に戻ってチャンクを作り直してる暇はないわけ。
ああ、なるほどね。間違ってた場合ね。
間違ってた場合ね。だから最初の一回聞いた時にしっかりそのチャンクが正しくできないと、会話が理解できないってことね。
まあ、そりゃそうだろうね。
しかしながら、悪名高い人間言語の多様性を考えると、最初の入力だけに頼って正しいチャンクを適切に組み立てられるとは考えにくい。
したがって、確実に最初から正しいチャンクを作ろうと思うなら、脳がその場にふさわしい手がかりをとっさにたくさんつかめる状況でなくてはいけない。
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これがゲレンデなんですよ。
ゲレンデ?急に?
ゲレンデのことだよね。
環境が整備されてるってことね。
そう。まず環境が整備されてないと、その単語が何を意味してそういうチャンクに入れたらいいかがわからないってことね。
脳が絶えず入力情報をチャンキングしてチャンクからチャンクを作っていかなければならないのだと考えると、
なぜ人間の言葉がとてつもなく多くの言語があるにもかかわらず、
みな一様に音素・音説・単語・文といった上下関係にある単位で構成されているのかも説明がつく。
なんですべての言語が同じような構造をしているかがわからないってことね。
あー、似てるから。
どの言語も同じような感じだ。
それは脳みそが同じだからだろうね、多分。
それもあるんだけど、不変文法みたいなのがあるっていうのが今の定説なんだけど、
不変文法じゃなくて、脳の構造がこうだからこうするしかないっていうだけの話なんだよ。
今言ったように。
まあまあまあ、そうだね。そういうこと。
人間の記憶力に深刻な限界があるのが原因です。
そうするしかない。
そうするしかない。
以上です。
終わり?
終わり。
あー、なるほど。それが言語の秘密だといったわけね。
そうそうそう。
つもりが少ないので、流し込むしかないんだよ、方法はね。
流し込んだのは脳が勝手に処理してくれるから、別に本人が頑張る頑張らない関係ないとあんまり。
でも最初の前提を間違ってたりすると、もう沈粉寒風になってしまうのはもうどうしようもない。
そう。そのままいくら話を聞き続けてもダメってことね。
新しいっちゃ新しいのかな。
不変言語があるわけではなくて、脳の構造がそうさせてるっていうのは新しいんだよね。
そうそうそう。
なるほど。
でも俺の中で脳の構造イコール不変言語なんだけど。
へー、そうなんだ。
だって類推をするのが脳なんでしょ?
うん。
そういうふうに作られてるよね、脳は。
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俺らが喋ってるのは文法を喋ってるんじゃないんだよね。
類推してるだけだから文法なんてないよね、最初から。
文法はないね。
あるように見えてるけど、文法。それは人間が後付けしただけだよね。
そうだね。
でもここで不変言語派はムキーってなるってこと?
そうだね。
俺たちが今まで頑張ってきてたものはフラットだったのかーみたいな話になるわけね。
そうだね。
なるほどね。
基本的にはそんな感じ。
ビビらせたかったわけね。
そうそう。一発かましです、一発。
始まった。
いや、学問なんてかましですから。
かまし合いの始まりだー!ってわけですか。
お前が言うなって言ったよ、俺は。
お前、かましかしてないから。
なるほどね。フラットを知ってたら、知らなかったらびっくりするか。
でもフラットを知ってたら当たり前になっちゃうんだよね。
そうだね。フラットってまだ認められた説ではないけどね、全然。
もう俺のが認めた。
お前が認めてるだけだけどね。
認め切った。
だからそのチャンクが入ってるわけ、俺の中に。
もう入ってるから、俺が言ってることはふーんって感じだよね。
まあそうなるわなってことだよね。
なんなら下手したらお前知ってたとか言い始めるよね。知ってた。
いや、俺は知らなかったけど、俺の脳は知ってたよ、たぶん。
なるほど。そういうことよ。
じゃあリアルタイムで証明したってことでいいんじゃないか。
反響ができてればどんな早口で言葉の洪水が来ても大丈夫ってこと。
関係ないよね。
証明できましたよ。
最初の1センテンスで全部わかったくらい。
だいたいこいつ今からこんなこと言うだろうなとは読めたよね。
だから聞いてないかもしれない、下手したら後半は。
下手したらね。下手したらもう自分の言いたいことを頭で考えたんだよね。
そうそうそう。俺は次のことを考えてた。
人がよくやるやつ。
それが喧嘩の原因だよね、よく考えたら。
そう、それが喧嘩の原因なんだよね。
ちゃんとよく聞いてないんだよね。
そう。で、あとで、「ああ言ったよね?」って言われて。
みんな覚えてるわけないから。細かいことは。
大型トークなら絶対に起こらない問題が、こういう尖ったトークだとすぐに起こるんだろうなって。
18:06
細かいことが重要な場合はね。
普段の生活では別に適当で。
普段の生活でそれはただの雑談だから、大型トークとは全然違うんだよね。
大型トークって何なの?定義すると。
1から積み上げるトーク。
まず積み上げるね。
ただ、積み上げ方っていうのは毎回工夫ができるからさ。
法律の良い積み上げ方をだんだん覚えていくわけですよ。
そうすれば最短距離で今回の言いたいことにたどり着けるようになるんですよ。
なるほどなるほど。
そんな感じです。
なるほどね。
大型トークを繰り返したらいいんじゃないんじゃ。
俺らしてると思うよ。
してるか。
例えばさっきの結論があったんですよ。
今だけボトルネックがあるので、
普遍文法は実はなくて、脳の機能でしかないです。
全部同じになりますっていう言葉を今回言いたかったわけじゃん。
言いたかったよ。
それを言うためにあの長文を言う必要は一切なくて。
ないね。
何かうまいことを言えば、すぐにその結論に行けたわけよ。
でもそれは2回目からでしょ。
だから1回目は言う必要はあるよね。
あるあるある。
そのコミュニケーションだと誤解が少ないよね。
確かに。
余計なこと喋んないからさ。
いちいち引っかかんないしね。
その言葉遣いは間違ってるとか言い出さないしね。
そうだね。
チャンクになってるから。
なるほど。
そういうことか。
じゃあ大型トークってそういうことか。
スーパーチャンク製造に頑張ってんだ。
そうそうそうそう。
楽だもんね、1回作ってしまえば。
20:22

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