1. ざんていララオぉ
  2. △452. 富野節
2024-02-28 23:01

△452. 富野節

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00:00
スピーカー 2
バナージくんは、礼儀の話をしているんだよ、ラジオ。
スピーカー 1
とね、富野節についての回となります。
スピーカー 2
ちなみにバナージくんの出てるガンダムユニコーンは、
富野節ではありませんので。
スピーカー 1
まず富野節って何ですか?
スピーカー 2
会話が…
それは後から言うんですか?今から言うんですか?
スピーカー 1
そうだね。すぐには答えは出せませんので、富野節を買いに行かって。
礼なら出せるけどね。ユニコーンとか、他のドラマとか、アニメとかって、
スピーカー 2
あれだよね、収録をしているものじゃないですか。作品じゃないですか。
知ってる知ってる、全部。
で、セリフを読むっていうことだよね。
スピーカー 1
脚本を読んでますよね。
スピーカー 2
で、脚本にちょっと演じてみて、変なところがあったら手直ししちゃうよね。
スピーカー 1
するする。
なので、富野節になり得ないんです。
だね。
スピーカー 2
整合してしまうんだよね。
整合しちゃうよ。整合したら気持ちいいからね。
あえて整合させないときは、不整合を演じるっていう状況になるよね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
その2種類しかなくて、間がないんだよね。
まさにそう。
スピーカー 2
さっきより説明うまいね。
スピーカー 1
うん、うまい。さっきあったんだね。
その整合と不整合の間を表しているのが富野節と考えていただいている。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
間違いは少ないんじゃないかと思うよ。
意識的に富野さんはそうしている。
そうしないと実現しないってことや。
多分それは富野さんがリアルの会話を観察して得たんだと思うんだよね。
そうそうそう。
スピーカー 2
日常会話に台本はないので。
あと人間は完璧な整合の表現などはできない生き物なんだよね。
できることもあるけど、よく失敗するもんね。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
できるのは結構しっかりと組み立てたそういうプロができる感じかな。
03:00
スピーカー 1
そうそうそう。
もしくはもうずっと一緒にいる二人とかそういうのはよく整合するんじゃない?
スピーカー 2
そこがまた難しいとこで、君は会話を先に持ってきたがりますね。
台本ブレイカーですか?
あ、そういうやつですか。失礼しました。
スピーカー 1
整合よ。
スピーカー 2
失礼しました。
スピーカー 1
出ると今言わなきゃいけないんだけど、長く一緒にいると整合と不整合の愛、おっしゃるように少々変なことを言ってもスルーしちゃう癖で。
スピーカー 2
両方あるよね。スルーもするし整合する確率も高いっていうことだよね。よく喋ってたら。
そうだね。いい例で言うと、あれで通じることになっちゃうんだよ。
あれがあれでって言ったら通じてしまうってこともありえるわけだよね。
スピーカー 1
こんなん他人から聞いたら、「は?」としかならないね。
スピーカー 2
はい、話し戻しましょう。一応ガンダムって戦争の話なんだよね。
で、戦時ってやつよね。
戦時だね。
戦時は平時よりも比較的整合を求められるがちです。
スピーカー 1
まさにそうです。
スピーカー 2
この説明はいいかな、別に。
いや、したほうがいいよ、これは。なんで?なんでな?
しっかりと指揮官の意思が末端まで間違いなく、あとスピード感を持って伝達されることが、その整合体の強さになるからです。
スピーカー 1
そうだね。オッケーです。
そういう世界に生きてきた人たちが、現代、引きずってんじゃないの、ちょっとそれを。
特にビジネスで。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
なので、ビジネスの中では比較的整合を求められる感じがします、平時でも。
するする。
そうなんよ。
高連想をちゃんとしないといけないよ。
あー、そうだね。
スピーカー 2
なんなんだろうね、言い直したり聞き直したりあんまりしない感じ。
スピーカー 1
あー、確かに。
スピーカー 2
本当は整合性を保ちたいのであれば、言い直したり聞き直したりするほうがいいはずない?
するほうがいいよ。
より整合性が高くなるはずなのに、あんまりやらないよね。
06:01
スピーカー 2
あんまりやらないね。
スピーカー 1
なんでだ?
スピーカー 2
もうわからん。
もう戦時でもないのに、言い直す時間もないんだろうかってちょっと思った。
なんかね、聞く方もなんかイライラしてるよね。
一発でバシッと決めろよみたいな圧をかけてくるよね。
スピーカー 1
そうなんよね。
なので、さっきの長年連れ添った人は流すんだけど、よくわかんなくても。
スピーカー 2
ビジネスの中でもよくわかんなくても流すっていう同じような行動が見られます。
そうだね。誤解してるなっていうのは、俺は何度も聞いたことがあるよ。
スピーカー 1
ああ今流したけど違うんだけどって思ったことは何度もあるよ。
スピーカー 2
しかも言い間違えなのに、それを恋の嘘だと勘違いする人も出てくるし。
スピーカー 1
いろんなあれがあるね、そこで受け取り方で。
スピーカー 2
そうなんよね。
スピーカー 1
そういうことが頻繁に起こっているのがリアルなんよ。
スピーカー 2
それは物語では起きないよねっていうことだね。
起きない。わかりやすい誤解しか描かれない。
あのよくあるすれ違い。
すれ違いとか。
そこから生まれる悲劇みたいな。そういう感じ。
あとよくあるのが、自分の主張しか言わなくて、この二人は常に仲違いしてるなっていうのが不正語。
演出された不正語なんだけどね、それは。
そうなんよね。
あれやけに聞き分け悪いときない?物語って。
スピーカー 1
あるあるある。
スピーカー 2
そこがこっちをやきもきさせて、感情を高めてくれるわけよ。
なんでわかんないんだこの人はってことだよね。
スピーカー 1
そうそうそう。やきもきさせて、楽しませるってやつだよね。
スピーカー 2
でもやっぱり俺らの基本が…
スピーカー 1
付き合っちゃえよ!ってやつ。
フリーレンで登場人物が言ってたけどね。
もう付き合っちゃえよ!って言ってたね、おっさんが。
スピーカー 2
正語が当たり前だと思ってる者同士がよく喧嘩になるよねって。
そうそうそうそう。
逆にあれなんじゃない?自分たちが富の節だってことは気づいてないよね。
気づいてない気づいてない。
正語か不正語かで生活してると思い込んでるような気がするんだよね、大体の人は。
だよね。
でも富の節ですよっていう。
みんな何十年も前にちゃんと指摘されてるのに、気づくのに40年かかるのはどういうことなの?
09:01
スピーカー 1
確かに。やっぱりそれは俺らは富の節と作品を見てないから、気がつけないんじゃない?
世の中は正語と不正語でできてるんだって洗脳されてるんじゃない?
スピーカー 2
ガンダムはみんな…
スピーカー 1
ガンダムが少なすぎてる。
スピーカー 2
富の節が。
成分が少ないので、富の節の方が変なんじゃないかと思ってたってことね。
それそれそれ。お笑い芸人のあの全く整合されたラリーがあるじゃないですか、会話の。
あるある。
あれが正常な会話だと思ってるんだよ。
あーあれひどいよね。
あんなの起こんないのに。
スピーカー 1
ひどいっていうか、よくやってるよね、あれ。
スピーカー 2
よくやってるよね。
いや、やっぱり全部アドリブの場合もあるわけじゃん。
そうそうそう。できてるんだよ。
しかもあとは、編集で変な間は切ってある場合があるんだよね。
スピーカー 1
あるあるある。
スピーカー 2
で、限りなく生に近い感じで演出しちゃってるから。
スピーカー 1
そうそうそう、そういうことだよ。
スピーカー 2
あと、すごいテンポのいいトーク番組とかね。
うん。幻覚なんだよ、あれ。リアルではないんだけど、演出されてるんだよね、きついと。
だよね。ダメなんじゃないと思ったんだけど。
たぶん富野さんは、あれを見てちょっと、いかがなものかって言ってると思うよ。
だよね。なんでこの話題をガンダムが提示したのに誰も話し合ってないの?
そうだよね。
なんか、とびどびしおもしれーぐらいしか言ってないよね。
そうそう。
スピーカー 1
で、俺らも今の今まで気づいてないっていう。
スピーカー 2
なんか。
すごくない?
とびどびしおもしろいやすごいっていう人の感想って、あれでしっかり通じてるからすごいと思ってるんだよね。
スピーカー 1
どうなんだろう?
スピーカー 2
いや、そういう人も絶対半分いるよ。
そういう人もいる。ああ、なるほど。
なんか、新しいコミュニケーションのやり方だみたいな。
そんな人いる?
あの人たちはあれでわかってるので、ちょっとニュータイプになりかけだぐらい思ってる。
えー?そんな人いる?
俺の感想だと、ちょっとした違和感がおもしろいわけじゃん。
うん、おもしろいね。
だから、それを楽しんでるんだと思ってるよ。俺がそうだった。
それも半数いたとして、通じてるって思う人もいると思うよ。だって他のドラマも通じてるわけだから。
ちょっと私には難しいけど、通じてるんだって。
そういう人もいるかもね。
12:00
スピーカー 1
いると思うんだよね。
スピーカー 2
あるじゃん、専門用語ばっかりで喋ってる人って、端から見たらわからないけど通じ合ってるように見えるじゃん。
スピーカー 1
その類かって思ってる人がいるかってことね。
スピーカー 2
ここまで言ってですね、ガンダム第1話の会話をちょっと紹介します。
スピーカー 1
ブライトさん、うちに出たの初めてなんですよ。
スピーカー 2
エレベーターでセイラさんに話しかけたら、
セイラさんはエリートでいらっしゃったのねって返したんよ。
スピーカー 1
ん?まあいい。流そう。
スピーカー 2
ブライトさん、皮肉ですか?って言ったんよ。
スピーカー 1
で、最後に。
スピーカー 2
まあいい。
スピーカー 1
で、セイラさんが最後に、もうエレベーターから出る寸前に、「夜明けは禁物でしょ、ブライトさん。」って。
んふふふふふ。
スピーカー 2
いやーすごいなぁ。
スピーカー 1
まあこういうことがよく起きてるんだよね。
スピーカー 2
無理矢理解釈することはできるけどね。
できるね。
今やれとこ。長くなるし。
いやこれをね、解説してるところはあるんだけど。
あ、あるんだ。
でもそれもちゃんと整合してるっていうような解説なんだよ。
だよね。
違うよ。流してるんだと思う。
スピーカー 1
そう。セイラさんもブライトさんもお互いに流してる。これは。
スピーカー 2
まあどうでもいいわ。あんまり重要じゃないわって思ってるね。
もうあるし、戦時なんだよね、この人たち。
ああ、そうか。もう敵が目の前にいる状態だもんね。
そんなに近くはなかったっけ。
そうだった。
ああ、いたいた。まあでも、ある程度ザクが来た後だった気がする。
スピーカー 1
だからその戦闘のことについて喋るほうが重要だから。
スピーカー 2
そういう自分の初めて宇宙に来たとかどうとかいうのが、本当に流したかったんだ、セイラさんは。
スピーカー 1
まあ後で、何話かだいぶ後で、ブライトさんははっきり言うんですよ。
スピーカー 2
アムロくんが、「ブライトさんは何のために戦ってるんですか?」とか言い始めたときに。
スピーカー 1
あったね。
スピーカー 2
哲学など語っている時間はないんだって言ってるんだよね。
ああ、まさにそれだ。
そうなんだよ。
スピーカー 1
哲学って思ったけどね、俺は。
スピーカー 2
哲学なんだろうね。
15:01
スピーカー 2
哲学なんだ。理由を聞いただけなんだけど、まあいいか。
スピーカー 1
その辺も、その辺も飛び飛ぶ次第だよね。
スピーカー 2
いやまあいいじゃないですか。そこは別にそんなに飛んではないと。
スピーカー 1
飛んではないね。
まあそんな感じですわ。
かなりいいところまで行ってると思うんだけど、
スピーカー 2
これぞ富野節っていうのをちゃんと説明できている自信がまだないんだけど。
ああ、なるほどね。富野節の定義ですか?
さっき言った通りでいいんじゃない?
スピーカー 1
正語と不正語の間っていうのがまず一つの定義なんだよね。
スピーカー 2
で、戦時は、その富野節で流すっていうのがエチケットっていうのがわかる。
スピーカー 1
わかるわかる。
平時じゃん。
スピーカー 2
てへって言っていいと思うんだよね。
最後に言いたいと思うのかな。
スピーカー 1
平時はね。
スピーカー 2
ちょっとあなた今変なこと言いましたよって突っ込んでもいいですし。
ゆっくりね。
ちょっと今のわかりにくかったって聞いてもいいですし。
スピーカー 1
いいね。
スピーカー 2
てへっていう間が必要だと思うんだけど。
せっかく時間があるんだから。
スピーカー 1
そうだよね。でもみんな時間がないって言ってるよ。
スピーカー 2
先人モードなんじゃない?なんか追い立てられて。
スピーカー 1
そうだよね。あとはあまりにもテレビを見すぎた。
スピーカー 2
データ。
整合性のある会話を聞きすぎちゃったんじゃないかな。
あ、そうだ。女子会トークみたいなやつって、結構整合性がないように見える時あるんじゃなかった?
あるね。でもあれはでも、会話としては整合性があることをおしゃべってるよ。
話が変わるだけ?
変わるだけで、この正確なへんのレスポンスをし合ってるんですよ。
あ、ラリーをしてるんだ。
スピーカー 1
ラリー。ポンポンって卓球みたいな感じ。
スピーカー 2
まあね、トッピヨシもないことは言ってないよね。
じゃあある意味芸人じゃん。
そうだね。
スピーカー 1
えー。今の俺らの会話はどうなんかな。
あんまり聞き流さないね。
スピーカー 2
だけどその本筋とあんまり関係なければ流すっていう感じ。
そうよね。徹底的に流すよね。
スピーカー 1
ちょっと言い間違えただけなのは流すね。
18:04
スピーカー 1
これ流せないやつがコメントで書くんですよ。指摘するんですよ。
YouTubeのコメント欄に。
スピーカー 2
なんかさ、真顔で指摘したらダメだと思うんだよね。
ああ、そうそう。軽やか。
整合性を求めてる態度なんだよね。
本当はそうじゃないんだけどね、ただの真顔なら。
スピーカー 1
わざわざ手減ってする必要あるっていうのはあるよね。
そうだよね。
わざわざ手減ってしなければいけない方がおかしい気がする。
スピーカー 2
しなければいけないのはやっぱり整合率が高いことを最初から求められている世界なので、
すいませんっていう意味で手減ってするんだよね。
あれ?必要ないんじゃね?
必要ないね。自分たちがみんな富の節だと気づけば、
それは当たり前になって手減ではなくなりますね。
手減ってつけなくて良くなりますね。
つけなくて、宇宙に出たの初めてなんですよって言われず、
エリートなっていらっしゃったのねって言われた時に、
は?って言えばいいんだよね。真顔で。
真顔で。
スピーカー 1
でも…
まあいいか。
スピーカー 2
潜在的に完璧死美者で、直せるもん作品作る人。
ああ、そういうことか。
直せるなら直すわけよ、人は。
ああ、そうだね。
直しちゃうんだよね。
そうだよね。でも人間が整合が好きなんだからしょうがないか。
スピーカー 1
しょうがないんだよ。
スピーカー 2
そっちの方がウケるってことだよね。
スピーカー 1
整合主義で完璧主義でそれを聞いた人も心地いいって言う。
スピーカー 2
しょうがないよね。
スピーカー 1
ありゃ?ありゃりゃ?
スピーカー 2
ん?感じはありゃな。
スピーカー 1
いや、そうじゃん。
スピーカー 2
じゃあみんな、これは目指すんだ。
目指す。
みんな芸人を目指すんだ。
目指す目指す。
スピーカー 1
いや、それがエラーを起こすって俺は言いたいんだよ。
スピーカー 2
うん、起こす起こす。
スピーカー 1
できないんだから。
ええ?
スピーカー 2
良くないよね。
良くない。
目指してはいけないものを目指してる気がします。
スピーカー 1
目指してはいけないものを目指してる気がします。
スピーカー 2
なんで2回言うか。大事なことなのに。
21:01
スピーカー 1
そこはスルーできんかった。
スピーカー 2
整合スルーができんかった。2回言うことは。
スピーカー 1
2回言うことはね。
スピーカー 2
2回言わないよね、普通に人間って。
言わない言わない。あ、でも2回繰り返す人いるじゃん。
スピーカー 1
何?
ちょっと受けたときに同じことをもう一回言えばよかったじゃん。
ああ、あるね。
あれは何?
スピーカー 2
あれはね、いや、同じじゃない?
同じ?
受けたっていうのは自分にとって大事だから。
ああ、1回言うわけね。
2回言うのに突っ込む人はいないよね、世の中で。
いないね。
スピーカー 1
もう一回笑ってあげるよね。
ちょっと富野節に似てるよね。
スピーカー 2
確かに。
うん。
いや、富野節だね。
富野節の中にそういうのはなかったけど、取りこぼしたね、富野さん。
やってるよね。
富野さん、リアルを取りこぼしてるんですよ。
スピーカー 1
2回言う。でも笑い自体はないからな、それまで。
確かに。
スピーカー 2
大事なことを2回、一文一句変わらず2回言うのはないんだよ、リアルでは。
ないね。
普通は。
普通はないね。ギャグでしかないね。
言い方を変えるんだよ、大体。
あ、そうそう、変える変える。
スピーカー 1
大事なことは。
スピーカー 2
でも面白いことって一文一句同じで言ってるよね。
スピーカー 1
言ってる言ってる。
スピーカー 2
あれ面白いね、よく思えたら。
スピーカー 1
ね。
スピーカー 2
やっぱり言い方が面白かったっていうのがあるから、ちょっと一文字変えたらつまんなくなる可能性が高いからじゃないか。
ああ、そうかそうか。
繊細なんよ。
スピーカー 1
そんなに大事なの、笑いが。
大事です。
23:01

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