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2023-12-10 23:38

第167回「お互いをリスペクトし合うライヴ・セッション」JAZZピアニスト:平光広太郎さん(中編1)

▶️2023年12月マンスリーゲスト

『JAZZピアニスト』平光広太郎さん

▶️今回の内容(目次)

01:50  10年前にオルガンを始めたきっかけ

05:30  JAZZピアニストとしての一面

08:48  子ども時代にハマっていたこと

12:34  曲のアレンジ/解釈について

17:16  決まっていない曲を演奏する怖さはある?

19:00  8月のライヴ・セッションのこと

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✅平光広太郎さん プロフィール

愛知郡東郷町出身。幼少のころよりクラシックピアノを始め、岐阜大学New Stars Jazz Orchestra、Liebe Parzeに所属したことをきっかけにジャズピアノに転向する。水野修平氏に師事。2009年から本格的に演奏活動を開始。『金沢ジャズストリート2012コンペティション』にてグランプリを受賞。韓国仁川プラットフォームジャズデイ、中国南京国際ジャズフェスティバル等、海外での演奏経験を持つ。また近年、ジャズオルガニストとしても活動し、演奏の幅を広げている。これまでに自己のグループを率い4枚のCDをリリース。2017、2018年に立て続けに発表した”The Trio Vol.1&2”はDISK UNION JAZZ TOKYO weekly chart6位にランクインする等、高評を博している。自己の活動の他にも様々なミュージシャンのサポートやセッション等、名古屋を中心に活動を続けており、2015年からはジャズフェスティバル「ジャズコネクションイン名古屋」を主催し、地域のジャズ文化振興に尽力している。

平光広太郎オフィシャルサイト

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◉愛知北FMにて

第1・第3月曜日13:00~13:30(生放送)

『伊藤由美子のCozy Space』

番組YouTubeチャンネル

サマリー

平光広太郎さんは、JAZZピアニストとして活躍しています。彼は最近、JAZZオルガンについて話しています。彼は自身の経歴や購入したオルガンについて語っています。 彼は小学生の頃から音楽に親しんでおり、テレビ番組「夜も引っ張る」をきっかけに音楽への興味が芽生えました。それ以来、ジャズピアノに影響を受ける要素を見つけ、それを取り入れるようになりました。 彼のジャズピアノのアレンジには、ビバップや和風なテイストが取り入れられています。彼は音楽の解釈や現場の演奏を通じて、自身の個性を表現しています。 また、彼はライヴ・セッションでの相互のリスペクトの重要性を強調しています。さまざまなジャンルのメンバーが一緒に演奏すると、特別な音が生まれると彼は言います。

00:11
こんにちは、番組ナビゲーターの伊藤由美子です。
伊藤由美子のCozy Spaceへようこそ。
Cozy Spaceとは、日本語に訳すと、「居心地の良い場。」という意味になります。
この番組では、「居心地の良い場とは何か?」ということをテーマに、あなたらしくいられるちょうどいい場所を見つけるためのラジオ番組です。
毎回、素敵な方々にインタビューさせていただき、ついつい夢中になってしまうことや、個性を生かして自由に生きること、そして、日々気持ちよくいられるヒントなどをお伝えしていけたらと思っています。
伊藤由美子のCozy Space、第167回、2023年12月のゲストは、JAZZピアニストの平光広太郎さんです。
平光広太郎さんのインタビューは、第166回。
第169回から第169回の4回に分けてお届けします。
インタビューの2回目は、JAZZオルガンのことや、ライブでのセッションのことなどについてお話ししていただいています。
では、早速、平光広太郎さんのお話をお聞きください。
JAZZオルガンの始まり
JAZZオルガニストというか、オルガン奏者というのは、あまり自分の中でフォーカスしたことがなかったので、ちょっと興味深くて聞いちゃったんですけど。
そうですね。
オルガンは?
オルガンは、30過ぎくらいから始めたんで。
ここ10年くらい?
そうですね。それはやろうと思って始めました。
きっかけは何だったんですか?
きっかけは、オルガンは大学生の時にやろうと思ってたんですけど、その時は機材がなくて、めちゃくちゃ、2段じゃないですか、鍵盤が。
はい。
だけど、鍵盤が2段のものって売ってなくて。
はい。
キーボード2個。
キーボード2個を重ねてするんですけど、してたんですけど。
ああ、そういうことですね。
それも大変すぎて、その時に。
オルガンに見立てて、キーボードを2つ。
2個使ってたんですけど、大変っていうか、もうめんどくさすぎて。
ああ、そうなんですね。
それで、ちょっとその時はあまり広がらなかったんですけど。
はい。
そこはずっとピアノをやってて、30歳くらい。
そう。で、気づいたら、2段のコンパクトなやつが出てたんですよ。
あ、そうなんですか。
うん。
まあ、そのタイミングで出たわけじゃない。
じゃなくて、僕が知らなかっただけで、元何年も前から出てたんですけど。
はい。
元気軽に2段鍵盤でできるやつがあって。
はい。
こんなのあるんだと思って、あれ買おうと思って。
ああ、そういうことで。
で、買ったらやりたくなるんで、そこからですね。
あ、じゃあそういうの見つけちゃったから、やろうと思って。
そうですね。そこからオルガン3台買ったんで。
えぇ!?
はい。どうなんですかね。
結構な頻度じゃないですか、10年のうちに3台って。
そうです。
そうですね。
だってピアノはピアノであるわけじゃないですか。
ピアニストだから。
うん。あります。
うん。
え、オルガンに結構ハマったって感じじゃないですか、じゃあ3台の。
最初のそうですね、その3台買うまでは早かったですね。
え、それは音が違うんですか、その3台が買うっていうことは。
うん。やっぱりあの、ヴィンテージのものが最高とされていて。
はい。
現行で売ってるのはやっぱそれを真似して作ったやつなんで。
ああ。
うん。最初一番簡単なやつ買って。
うん。
その次にあの、
本物に近いすごいいいやつ買って。
はい。
でもやっぱり本物がいいなって結局本物買った。
ヴィンテージ買った。
そうそうそう。
すごい値段も高そうですよね、ヴィンテージとかね。
まあでも、あの、もう売ってないんで、そもそも。
うん。
それはちょっとあの、知り合いのツテで。
はい。
あの、譲ってもらったような感じですけど。
ああ、そうなんですね。
じゃあそれを使って持ち込んでライブもされるっていう。
オルガンのライブ演奏
そうですね。
え、全体に、あの、まあ基本あんまピアノの方が多いのかなと思うんですけど。
うん。
あの、ライブをするときの演奏楽器っていうのは。
うん。
そのうちのこう、オルガンでやる頻度ってどのぐらいなんですか?全体のライブでいうと。
ああ、でも最近はそんなに、あの、多くはないですね。
うん。
たまーにって感じですけど。
あ、そうなんですね。
うん。
そのオルガンでやってくれ、あの、欲しいっていうこの演奏依頼とかってあるんです?
ありますね。
うん。
まあ、オルガンのサウンド独特なんで。
うん。
うん。
だいたいわざわざオルガンでって言ってくるときは、やっぱそういうサウンドが。
そうでしょうね、きっとね。
結構その、意味のあるライブっていうか、その目的が。
目的がはっきりしてる。
目的がはっきりしてるものが多いです。
うん。
それ恐れんでもすごい面白いですね。
そうですね。
目的がちゃんとあるっていうところでやるっていうのは。
なんかオルガンやってよかったのは、結構ちゃんとその、必要だと思ってる度合いが違うというか。
ああ。
ちゃんと趣旨がはっきりしてて。
そうそう、趣旨がはっきりしてますね。
ああ、そういうとこがあるんですね。
うん。
あの、またあの、ピアノの方の。
うん。
お話に戻させていただくと。
はい。
で、まあ、あいちきタイムに来ていただいて、お話していただいたときに。
うん。
あの、まあやっぱりピアノ、ジャズピアノって即興の世界だっていうふうにおっしゃったと思うんですよ。
はい。
コード譜みたいなものがちょっとあって。
はい。
それを元にまあ、ほとんどアレンジする世界っていうことなんですよね。
はい。
だから、一回、一回一回が違う演奏になるっていうことですよね。
そうですね。
そしたらあの、感覚でだから弾くっていう。
はい。
ということじゃないですか。
はい。
その感覚っていうのはどういうとこから養われてるんだろうって私思っちゃうんですよね。
ああ。まあ、感覚ではあるんですけど。
はい。
あの、本当に無の状態から作ってるわけじゃなくて。
はい。
まあ、今までの自分の蓄積とか。
はい。
聴いた音楽とか。
はい。
自分の頭になってる音とか。
うん。
あとまあ、手の動かし方の癖とか。
はい。
そういうものが全部こう、相応されて即興でやってるっていう。
うーん。
そういうことなんですよね。きっと。
そうです。
でも今のお話伺うと、もともとクラシックのピアノをやられてたってわけじゃないですか。
ピアニストとしての経歴と影響を受けた音楽
うん。
そこも多分ベースにはなってますよね。どう考えても。
うん。
で、そこに、まあ、平道さんが聴いてきた音楽とかが、まあ、多分影響されてると思うんですけど、ちなみにどういった音楽とかを聴かれてきたんですか。
僕が聴いた音楽はどうなんですか。ラリー。
どうなんですか。ラルクとかですかね。
いきなりの、あ、いきなりのそっち行ったんですね。
いや、でもそういうのがなんか、私聴きたかったんですよ。
で、絶対ジャズばっかり聴いたわけじゃなくって、いろいろ聴いての、今なのかなってちょっと勝手な予想があったんですけど。
いや、ジャズなんか全然聴いてないですよ。
だからね、あの結局その、大学入ってジャズを知ったっていうことだと思うんで。
はい。
その今言われた、ラルカンシェルってことですよね。
そうそうそう。
ラルカンシェルはどの、いくつぐらいに知って聴いてきたんですか。
だから、その音楽聴いてた時期ってすごい狭いんで。
え、そうなんですか。
うん、まあ中、中1から高2ぐらいまでだと思うんですよ。
え、短いわ。
え、まさかプロのミュージシャンの人が、え、中1から高2までの間?
うん、ぐらいしか、あ、うん、あんま聴いてなかったかもしれないですね。
え、その時にラルカンシェルをよく聴いてたんですか。
そうそうですね。もうその時、すごいブームだったんで。
はい。
グレーとか。
はい。あ、グレーとかね。
うん、ですね。
それジャズじゃないところね。
そうそう。
グレーとラルカンシェル、あとはどういったの聴かれてたんですか。
あとは、あの、ハイスタンダードわかります?メロコアなんですけど。
わかんないです。
うん、なんか流行ってたんですよ。
あ、そうなんですね。
うん、そういう、まあでもそれはちょっと、ちょっとマニアックな世界かもわかりませんが。
はい。
うん、まあ音楽好きな人が聴く、ロックみたいな。
ああ。
とか、まあでもテレビで流れてるようなやつしか聴いてなかったですね。
ああ、あの、音楽番組でやってるような。
そうですね。
そうですね。
売れて、その時売れてる曲っていう感じの。
そうですね。うん。
ええ。中1から高2。え、その以外は平道さんは、小学校は何にハマってたんです?
え、なんですか、ミニ四駆とかですかね。
もう、全然ジャズビールス関係ないです。
小学校で言うと、まあそういう感じ。
ミニ四駆?
はい。
じゃないですか。
いや、あとは。
いや、本当になんか男の子って感じね。
記憶ない。
記憶。そうですね、ドッジボールとかですかね。
小学校時代からの音楽への興味
私もやってました、ドッジボールよく。
本当に普通の普通の、まあ小学校の男の子っていうことですよね。
幼少時代があり、中学から、中学1年から高2で、まあちょっとあの音楽聴いてて、その後は、え、聴かなくなったってことですか?
ちょっともう、ちょっともう、ちょっと聴いてたうちに入んないですよね。もう。
ほんとテレビで聴いてただけなんで。
あ、そうなんですか。まあちょっとBGMに流れてたぐらいですか。
まあ、夜も引っ張るよ、毎週見てたっていう。
また、またなんか。
だから、あれ、こういうテレビ番組の話してもいいんですか?
まあ、いいと思いますよ、別に。
夜も引っ張るよ、あの、僕好きで毎週見てたんですけど、あの、近代一少年のドラマあるのとか。
近代一少年の事件も?
事件も、あの、どうもとつやさんがやってたやつ。
はい。
あれを見て、その次の時間、夜も引っ張るんですよ。
あー。
あそこ、ニコマ必ず見てたんですよ。
11時ぐらいでしたよね、確かね。
そうそうそうそう。そうなんですよ。
だから、あれ、まあドラマ見て、その、夜も引っ張れ見るんですけど。
はい。え、夜も引っ張る、確かに音楽番組じゃないですか。
はい。
え、あれの、どこが面白いと思って見てたんです?
いや、どこがっていうか、うん。
でも、今思えば、あれ、あの、基本的にカラオケ番組なんで、あの、本物が出ないんですよ。
だから、あの、自分の歌じゃない歌を、違う歌手の人が歌うっていう番組でしたよね。
そうそうそうそう。
はい。
だから、本物あんまり見てなかったから。
あんまりでも、そのこだわりもなかったですね。
こだわりもなく。
うん。
え、それが今のジャズピアノに活かされてる感じですか?
どう、いや、全然生きてないと思います。
うん。
うん。
夜も引っ張る引っ張りで楽しんでいたと思うんですけど。
そうですね。
ジャズピアノのアレンジの要素
今の、あの、ジャズピアニストのアレンジは、どこの音楽が、あの、入ってきての、あの、素晴らしい演奏になってるんですか?
いや、まあ、深層心理ではそういうのはあると思いますけど。
うん。はい。
うん。まあ、一応、表向きには、その、ビバップっていうジャンルがあって。
はい。
それは、ジャズの最初の頃にできたジャンルみたいな。
はい。
まあ、なんか一応、それをベースにしてることになってるんですよ。
そういうことになってる。本当は違う。
そうですね。だから、まあ、どこか、多分、僕の曲とかに。
はい。
あの、なんていうんですかね、まあ、和風なテイストがあるとしたら。
はい。
そういう、その、本当の自分のルーツの影響だと思いますね。
うーん。
うん。
なんか、別に、その、音楽そのものじゃなくてもいい気がするんですよね。
ああ、なるほど。
うん、そのルーツがね。
はい。
なんか、きっと、その、平道さんが弾いてる時のやつ、あの、私ね、何回かこう。
あの、ここ数ヶ月拝見させていただいてますけど。
いろんな経験があっての、その人の演奏っていう気がするので。
はい。
その、その、音楽じゃなきゃいけないっていう感じもなく。
でも、まあ、ラルクも影響があったかもしれないですけど。
他に、多分、何かいろんな経験が、今、全部に、その、音に乗ってくるのかなと思うんで。
うん。
思ったりもするんですが。
はいはい。
いかがですか?
いや、そうだと思いますよ。
うん。
誰一人、こう、同じ経験はしてないわけで。
はい。
まあ、それと同じように音楽も。
はい。
人それぞれになるんじゃないですかね。
ああ、きっとね。
まあ、同じ曲やったとしても。
あ、そうでしょうね。
うん。解釈とかが。
うーん。
あ、今、解釈っていう言葉あったんですけど。
はい。
例えば、こう、譜面渡されるじゃないですか。
はい。
まあ、多分、コード譜ぐらいの簡単なものなんですよね。
はい。
そうすると、自分の中の解釈っていうのは、頭で考えるって組み立てるんですか?
じゃなくて、感覚的に、何か、指が動いたものが、そのまま音になるっていうような感じなんですか?
まあ、本当に。
本当の最初は、何か、ちょっと、こんな感じかなみたいな。自分の弾き出したら、こう、近いもの探すみたいな。
うん。
感じですかね。
解釈と現場の演奏による個性
ああ。それを弾く前にってことですか?実際。
まあ、本当にそうですね。触る前だったらそうかもしれないですね。
うん。
で、まあ、弾きながら、だんだん、ああ、こういう感じかって分かってくる感じですね。
うーん。
なんか、音を出していって、ああ、こんな感じかなっていって、それが進んでいくっていう感じなんですね。演奏として。
うん。まあ、でも、それは本当に、あの、本当の0から1の段階ですけどね。
はい。
あの、本当に、始めると音を出す。
ああ。
全く知らない曲で、始めると音を出すっていうときは、そういう感じですけどね。
そうなんですね。
うん。
だから、この前の、だから、あの、三輪さんと大山さんのジョイントライブのときに、大山さんの曲、知らないわけじゃないですか。
ああ、そう。で、あ、ですけど、あのときは、まあ、事前に、あの、曲を送ってもらってましたし。
そうですね。音資料を置く。
あ、そのときに聴いて、一応、組み立てて。
そう。
一応、組み立て、こんな感じかなっていうふうに、最初は。
そうですね。まあ、こんな感じ。まあ、自分の中で知ってるやつに、まず、落とし込んで。
あ、はい。
で、あとは、まあ、音源だけではわからないこともありますから。
はい。
まあ、あと、当日の感じっていうか、ですね。
当日の感じっていうのは、一緒にこう、リハーサルとかしたときの雰囲気っていう意味なんです?
そうですね。まあ、合わせてみないとわからない部分もあります。
ああ。
予習できる部分と、
予習できない部分ありますよね。
できない部分は。
はい。
で、まあ、こないだのライブのことで言うと、
はい。
曲でピアノが入ってないものも結構あったので。
そうですね。はい。
だから、ある意味、自由でしたね。
そうですね。あの、ピアノが入ってない曲なんで、平道さんに自由にやってくださいとお伝えくださいと、大山さんから事前にあったので。
うん。
それは本当に、自分の自由にも、その場で奏でたってことなんですよね。
そうですね。
そっちの方が楽しいですか?
まあ、元があると、ちょっと意識しちゃいますよね。
あ、そっか。
うん。
もともとのなんか、そういった、例えば、その音源にピアノが入ってるものだと、ちょっとそれに寄せちゃいがちとかもあるかもしれないですよね。
だし、まあ、本当に寄せた方がいいのかなとも思うんですよね。
ああ。
だから、それはもう本当に人によるし、現場にもよるので。
そうですよね。あとその、来てるお客さんもこう、なんていうのかな。
そうですね。
やっぱり、聴いてる、今まで聴いてきた曲だと、なんか違和感があってもいけないから。
そう、特にああいう、あの場だと、この、お客さんもみんな小山さんのことを知ってて、逆に僕のことはあんまり知らないっていう状態なんで、その、小山さんの元々の曲のイメージが崩れないようにしないといけないじゃないですか。
ああ、そうでしょうね。ある程度やっぱり、イメージ持っちゃってますもんね、元々も。
そうなんですよ。
うん。
で、ピアノ邪魔だなってなったら、もともとものがないし。
そうですね。かなり、もう、ハードル高いことやっていただいたのかもしれないですね。
でも、曲によっては多分、なんかどっかのところでピアノのあのフレーズが入ったらいいな、みたいなのがあったりするんですよね。きっと、あの、ファンの方からすると。
はい。
うん。で、なん、そうですね。ちょっと、詳しくは忘れちゃいましたけど。
うん。
何曲かは、なんかそのフレーズ、弾いた方がいいなっていうものがあったりとかしたんで、そういうのは残しながら、
はい。
他のものは、あの、自分で考えてって感じですかね。
ああ、その時の現場でっていうことですよね。
そうですね。
そうなんですね。それができるのがやっぱり、素晴らしいところですよね。
うん。
それって、馬鹿図なんですかね、やっぱり。
馬鹿図、そう、ですかね。
だって、いきなりできないですもん。私、私は別プロじゃないんですけど。
いや、僕もだから、できたかどうかもわからないですよ。正直。
ああ。
そういうことですね。もう、一回一回が違う演奏だし。
そうですね。
うん。
なんか、明確にできたっていう感じがないですね。
それは、だから、この前のライブだけじゃなくても、他の時もっていう。
そうですね。
うん。
いつも、だから、アレンジが違うから。
そうですね。
で、やるメンバーが違うから、場所が違うからっていうことなんですね。
そうですね。
本当に生き物っていうか、生物っていう感じですよね。
そうですね。うん。
うん。え、そこが楽しいんですか?
そうだと思います。うん。
ライヴ・セッションの鍵
今、私が言うの、そこが楽しいんですかって、なんか、誘導するように聞いたわけじゃないんですけど。
うん。
いや、その、決まってないものをやるっていうのって、怖さもあるようなイメージがあるんですけど、そこってないんですか?
ああ。いや、ありますね。
うん。
でも、一応、まあ、僕のやってるジャンルはジャズっていうことで。
はい。
まあ、それが拠り所になってるんで。
はい。
うん。まあ、怖いとはいっても、まあ、ジャズだからっていうのはあります。
ああ。なるほど。
うん。
ジャンルとか知らない展開が出てくるとそれは結構困ると思いますけど
ある程度ルール基準となるものがあるんで
そうなんですね
そこがあってのアレンジなんですね
そこも分かんないですよ素人だから
基準というのがあってそこがあれば多少いろいろ前後しようが
好きにやっていいよっていうようなことなんですね
そういうことですねざっくり言うと
今この瞬間に曲も何も決められなくて
せーのジャンだとさすがにできないと思うんですけど
そうなると怖いかもしれないです
そうですよね
でもそれも別に趣味でやってるわけじゃなくて
お金をいただいてやってるってことは
それなりの演奏にしなきゃいけないですもんね
それなりの素晴らしい演奏にしたいっていう気持ちでやってらっしゃると思うんですけど
なんかいつも
なんて言ったらいいのかな
落ち着いた印象があるんで
平道さんって
なんか緊張しなさそうなイメージ
なんかいつもドーンと構えてるイメージあるんですよ
そうですね
緊張するときはあんまりないかもしれない
ないな
そのままなんだ見たとおり
本当にやっぱ知らん
でもある意味この間の大山さんのやつは
普段僕はやらない音楽なんで
そうですよねジャズじゃないですからね
ちょっと緊張してる感じがあるんですけど
そういう印象がありますね
多分あの時三人
三羽さんわかんないな
三羽さんも結構どんとしてるから
体だけじゃなくて
大山さんも緊張されてたと思いますよ
そうなんですか
あのいつもとは多分
だってやったことないじゃないですもん
だって平道さんももちろん
大山さんもロックとかのあっち系なので
とまさか一緒にやるメンバーじゃないんですよね
そこをちょっと普段は
で初めての場所だったし
大山さんも
で初めて平道さんともセッション
まあ三羽さんとは一回やってらっしゃいますけど
でどうなるのかってわかんなかったと思うんですよね
やっぱり
でもあのまあ終わった後やっぱり
良かったっておっしゃってましたんで
私あのやっぱり平道さんと三羽さんの
なんて言ったらいいのかな
臨機応変さっていうか
その辺りなんだろうなと思ったんですよね
いい意味の器用さっていうか
でやっぱりああいう
練習セッションの時って
ジャンルの異なる演奏
きっとお互いをリスペクトできるかどうかっていうとこが
ベースにあっての音になると思うので
そうですね
それはそうかもしれない
うーん
そこがなかったらたぶん全然違う
ものになっちゃうだろうし
聞いてる方が多分違和感が出てきちゃうと思うんですけど
そのあたり初めてこう
ねえ
全然ジャンルが違ってやった音楽の college同士が
あそこでやって
あの音になったってのは
うんうんうん うんうん
なと思っておりますが もうたぶんやっぱりあの時は青山さんのライブなんで
青山さんの感じ大らかだったというか 懐が広かったんだからだろうなとも思いますけどね
あのまあねあの ゆるみさんだってもうすぐ40歳で 青山さんは60代なんでお父さんみたいな世代じゃないですか
年齢だけ言うと そのあたりの懐加減もあるかもしれないですよね 経験年数がちょっと違いっていうのもありますけど
もしかしたら青山さんからしたら普段から違う部分もあったりとかしたんですけど それをなんかこっちだぜみたいなこうジャンジャンジャンと無理やりこう正すようなこともあんまりなかったと思うし
ギターでね青山さんがギターを楽しむし それはそれで受け入れてくれてるんじゃない くれてたんじゃないかなっていうふうに思いました
なるほどね そう
ああいう時にやっぱり
少しでもそういうのがあるとちょっと萎縮しちゃったりとか お互い様な状況ではあるんですけどそうなっちゃうんですよ
そういう気持ちの問題も結構関係しますね
なんかすごく大きい気がしました今話聞いて そうですよねなんか威圧されるような
あの人でこうね おいおいおれおれみたいな感じで自分がガーって出ちゃうと置いてかれるような感じもするし
セッションって感じにならないかもしれないですね
そうですね
うん
僕はよく見れたのはたぶんリーダーの方が上手いことやってくれたからなんだろうなって僕はいつも思いますけど
リーダーの方っていうと
まあこの間だとお山さんですけど
ああそういうことですね
そうですよね色んな方とセッションされることがすごく多いからそういうのやっぱり感じとってのオンラインだったんですね
そうですね
それでですねこの前愛知キタイムにお越しいただいた時もちょっとお話を伺いましたけど
演奏者だけじゃなくて講師として人に教える立場としての平道さんの顔を持っていらっしゃると思うんですけど
この前名古屋芸術大学のジャズピアノの講師
平道幸太郎さんにご登場していただきました
次回は講師としての活動などについてお話ししていただきます
番組をまた聞きたいなと思っていただいた方は
ポッドキャスト音声アプリのフォローボタンをポチッと押していただくと
新しく配信されたものがスムーズに聞けますので
番組登録をよろしくお願いします
この番組は音楽事務所ロイスタープロダクションの提供でお送りしました
それでは次回もお楽しみに
伊藤恵美子でした
ありがとうございました
23:38

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