ミオとリュウの出会い
この物語は、虹を見たことがない少女ミオと、不思議な異世界に住む小さなリュウの物語です。
異世界で出会った二人は、一緒に虹を探す冒険に出かけます。
ミオが最後に見つけた、本当の虹とは何だったのか、
あなたの心にも虹がかかるようなひとときをお届けします。
ミオは雨の音を聞きながら窓の外を眺めていました。
虹ってどんなものなんだろう。一度でいいから見てみたいなぁ。
そうつぶやいて布団に潜り込みました。
ミオが目を開けると、そこはふわふわとした雲が漂い、
柔らかな光が点在する幻想的な世界でした。
ここはどこ?夢じゃないみたい。
小さなリュウが空からふわりと降りてきました。
僕はリュウ。この世界に住んでるんだ。
私はミオ。虹を探しているの。
それなら一緒に探そう、とリュウは微笑みました。
二人は優しい光が差し込む道を歩き始めました。
虹ってどんなものだと思う?
きっと見たら心が温かくなるようなものだと思うな、
とリュウが言いました。
突然光の渦が現れました。
危ない!
リュウがミオの手を掴み、二人で渦を飛び越えました。
ありがとう、リュウ。
僕もミオがいてくれて安心したよ。
二人は星が浮かぶ湖のほとりで休みました。
リュウはしょんぼりして言いました。
僕、虹を見つける自信がなくなってきた。
ミオは微笑んで言いました。
リュウがいてくれるだけで私は元気になれるんだよ。
リュウの体がふわりと輝き始めました。
ミオ、僕が虹だったんだ。
そうだよ、リュウ。
君が私を導いてくれた虹そのものだったんだね。
ミオが目を覚ますと窓から眩しい光が差し込んでいました。
心の虹
彼女は外に出て土産を買いに行きました。
窓から眩しい光が差し込んでいました。
彼女は外に出て見上げると空に大きな虹がかかっていました。
リュウ、ありがとう。君はずっと私の中にいるよ。
ミオは虹を見上げながらそっと微笑みました。
ミオの旅を通じて、読者の心にも小さな虹がかかりますように。
本書を手に取ってくださったすべての方へ、心からの感謝を込めて、
マッコーに