1. 上坂あゆ美の「私より先に丁寧に暮らすな」
  2. #24 ギャラリーやライブハウ..
2024-02-23 19:26

#24 ギャラリーやライブハウス行ったら知らん身内だけで盛り上がっている輪に入れないときに感じる疎外感ってあるよな

【今回の内容】
NHKの連ドラより更新早いで話題の番組こと #よりすな / あの孤独感ってあるよね。ある。 / 「○○の彼女さん」って役割で呼ばれるのが耐えられなかった / 最近身内クラスタ作る側に回ってる気がして、心がけてること / 鵜飼さんが体験した完璧な話の振り方の話 / 皆がわかる話といえばやっぱあれだな〜 / そんなに自責しすぎないでね / “短歌ブーム”に対して思うこと


【出演者】

歌人・エッセイスト 上坂あゆ美

京都の僧侶 鵜飼ヨシキ


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#よりすな


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00:09
上坂あゆ美の私より先に丁寧に暮らすな
次のお便りです。ラジオネーム、ゆりてるみさんからいただきました。
よりすな、更新非速度についていけてませんが、楽しく聞いてます。
私、今、あーこれを二人に聞いてほしいって思ったので、初めてマシュマロ使います。ありがとうございます。
さっき、近所のブックカフェでアート作品の展示があったので見に行ってきました。
お店のオーナーの方、画家の方、お客さん、そういう人たちが楽しそうにゆったり話している中、
私はヘラヘラ変な笑みを顔に貼り付かせて作品を一通り見て、自分にも手が届くポストカードを買って帰ってきました。
絵を見るのは好きなのに、そういう場の空気が苦手でたまりません。
多分、私もその場に馴染みたいって思ってるのに、できないのが恥ずかしくて自分が不便で、なんかそういうの全部まとめてダメなんだと思います。
お二人はそういう気持ちになることありますか?ということで、ありがとうございます。
ありがとうございます。
まず、更新速度なんですけど、もうネタとかしてますけどね、このポッドキャスト始まって1ヶ月も経ってないですね。
25日、1月25日とかから始めたんで、そうなんですよ。
1ヶ月も経ってないのにもう20数回に達しているという、ほぼ毎日じゃんっていう感じで、
ファンの人からNHKの連打はより早いって言われてて、マジでそうって思ってるんだけど。
ブギウギじゃない?
あ、ブギウギか。よりも早い。
俺たちがブギウギ。
俺たちが。
あ、てかより素直もさ、あれじゃん。NHKの連打ってだいたい4文字じゃない?
あ、確かに。満点とか。
満点とか。
で、このアート作品見てる時のね、断章の感じね、めっちゃわかる。
なんか手に取るようにわかる。
しかもこの方すごい描き方が上手でさ、ヘラヘラ変な笑みを顔に貼り付かせてとかさ、
そういう自分が恥ずかしくて不憫でとかさ、ものすごく思い出させる描き方をされていて上手ですね。
僕好きな自分にも手が届くポストカードっていう。
まあその、そういう場に馴染めるかと経済力は別の話ですけど、
でもなんかそれ込みですごくわかるね。
よくありますよ。絵はね、いいんだよね。たぶん作品はすごい良かったんだろうね、この展示。
そうなんですね。
なんだろうね、この、あるよね、ギャラリーもそうだけどさ、
私これ見て思ったのが立食パーティーとかで近い気持ちなんだけど、
03:03
結局それってさ、顔なじみの知り合いの人たちのクラスだというかコミュニティがもう形成されていて、
特にギャラリーみたいな狭い空間だとなんかそれがさ、もうメインストリームになってしまってさ、
そこに属せない疎外観とかいうのはあるよね。
わかりますね。
なんかヘラヘラしてしまうもんな。
ヘラヘラしてしまうよね。
特に作品が良かったからこそヘラヘラしてしまうよね。
なんか思い出してきた。
え、何?
僕は東京に3年間遊んだ時に、
はい。
僕音楽好きなんで、ライブとかクラブとか行くんですよ。
はい。
で、向こうであるご縁で知り合った人のライブに行ったんですけど、
結構なんてやんちゃ系というか、チャラいというわけでもないんですけど、
なんか完全にそこがこうみんな知り合いみたいな感じだったんですよ。
はいはいはいはい。
で、その知り合った人が別のメンバーに僕を紹介してくれはったんですけど、
なんか、あ、うっす!みたいな感じで向こうも。
なんかそれ以上ないですよね。
ないよね。
で、そこから俺ももうどうすればいいか分からないみたいな。
あー、あるねー。
渋谷で一人ヘラヘラしてた。
なんかその一人だけ薄い知り合いがいる時とかもだいぶしんどいよね。
で、音楽はむっちゃ良かったんですよ。
はいはいはい。
家からこそ余計にこの場に何か、
何かこう、
音楽はむっちゃ良かったんですよ。
はいはいはい。
家からこそ余計にこの場に何か取り残されてる俺みたいな。
はいはいはい。
あの感じとかありましたね。
え、なんか私前あのー、劇団員の人と付き合ってた話したじゃないですか。
そうですね、はい。
なんかあの時すごいなんかそういうこと多かったなーって思って。
へー、あ、そうなんだ。
なんかさー、その美術とかのアートもそうだけど、
なんか劇団界隈、演劇界隈とかも、
なんかすごく演劇やってる人同士のつながりみたいなのが結構濃い界隈ではあって、
そう、なんかイメージはありますね。
そう、音楽もね、そうだと思うけど、
なんか距離の近いバンドばっかのライブハウスとかそうだと思うけど、
なんか付き合ってた人の舞台とか見に行った後に、
打ち上げあゆみちゃんも行こうよって言って誘ってくれて行くんだけど、
なんかもう関係者しかいないからさ、
ずーっとそういう話をしてて、
で、私だけ部外者で、
で、たまに話振られたかと思えば、
誰々の彼女さんっていう呼び方をされるわけ。
上坂あゆみではなくて。
それがもうめちゃめちゃ嫌で、
もう行かなくなったね、だんだん打ち上げに。
難しいよねー。
06:00
そう、彼の演劇はめちゃめちゃいいなーっていつも思っていたんだけど、
作品は素晴らしいんだけど、
なんか別にこのノリ好きじゃないな、みたいなことってありますよね。
あります。なんかその文脈に入れへんっていう感じのこと、
すごくあるんやけど、
ある種固まっているグループの人が、
こっちおいでよって思ってるかどうかっていうところは割と重要で、
なんかあんまりそういう空気を感じたことがないんですよね。
そう、そうだね。
その感じが一人でも居合ったら、
そう、ここが難しいんですよ。
そういう人が居たらいいのか、
それを突破する能力がこちらで必要なのか、
なんかそこでいつもグニャっとなってしまう。
でもねー、突破する能力があったらいいのに、
なって思うこともあるんだけど、
なんか私最近さ、
自分が身内クラスターを作る側に回っている気がしてて、
っていうのは、
例えば自分がやってるスナックとかでも、
お客さんはすごくいろんな人が来るんですよ。
お笑いが好きな人とか、
あと私がラジオ出たからラジオリスナーです、みたいな人とか、
も来るし、一方で単価好きですっていう、
マジで単価だけをずっとやってきました、みたいな人も来てくれるのね。
それ自体はすごくいいことだと思っているんだけど、
なんかやっぱり単価の人たちが、
単価の界隈にしかわからない話を始めてしまった時、
すごい私は嫌だなと思っていて、
そういう時は全部私が、
その単価を知らない人にもわかるように、
あ、なんとかっていうのは何年代に活躍した過人で、
そういうこともあったよね、みたいな翻訳をいちいち入れるわけ。
でもやっぱそれがさ、
その界隈以外の人にもいてほしい時の振る舞いだと思うのよ。
うん、わかるよ。
あなたもぜひ一緒に喋りたいよという意思を示すのって、
やっぱそういうことしかないなと思っていて、
だから、そうなんだよね。
私はすごい、自分がその疎外感のある場っていうのが嫌な分、
自分がやる側、そのクラスターの内側に自分がいるケースにおいても、
なんかすごく嫌だなって思うね、そういうのは。
別にプライベートだとそんな真剣にやんないけどさ、
そこまで確かに。
なんか急に仕切り出したみたいにもなるしさ、
やれないこともあるんですけど、
誰かがこぼれてる場っていうのは、
いずれの場合も居心地があんまり良くないなと思いますね。
そうなんですよね。
小説、今は僕はちょっと離れましたけど、
割と文芸クラスターの近くにいた時は、
09:05
そういうことは多かったかもな。
うんうんうん。
ただすごいなと思ったエピソードに思い出して、
書評家の豊崎由美さん、
結構ツイッターとかも昔からやってたって、
文学賞めった切りか、
芥川賞とか直樹賞の話をめっちゃしてた人じゃないけど、
その人がある時、東京バッハっていう、
あ、俳句の。
そうそうそうそう。
俳句の知能防止さんとか、何名かがやってたイベントなんですけど、
そこに僕遊びに行って、
僕その時知り合いは誰もおらなくて、
まあ知能さんとかは知り合いなんですけど、
話聞いて、あ、面白かった。
で、休憩入りますみたいな。
で、一人じゃないですか。
はいはいはい。
で、喫煙所に行って、
タバコ捨てたら豊崎さんがやって、
豊崎さんが別の人となんかすごいなんか、
面白い割り口を言って、
で、それ聞いてたら、あ、この人やっぱり面白いなと思って、
そうしたら途中で急に俺に話振り出したんですよ。
へー。
これって何々でしょみたいな。
で、その時にそうっすよねみたいな僕も言えて、
めっちゃ気持ちよかったっていうのがあった。
あ、すごくシームレスでスムーズな入れてくれ方だね、それは。
豊崎さんの人間力はね、すごいなと思う。
あー、すごいねー。
そうなりたいわ。
かっこよかったね。
ねー。素晴らしい、それは。
そうそうそうそう。
まあ、あとねー、なんか、そうやってさ、振っていくのも大事なんだけどさ、
なんか同時にさ、やっぱり、ある一定のジャンルを深く知っている人だけで喋るお話しをするっていうのは、
面白いからね、とも思うんだよね。
そうなんすよ、そうなんすよ。
こればかりはね。
そう。
すごいなんか、1言ったら10わかるみたいなの気持ちいいもんね。
だからどっちが悪いとかじゃないんですけど、
ね、誰か場に馴染めない人がいる時は、私もシームレスに話題を振りたいですね。
え、でもそれってさ、うかいさんがさ、豊崎さんの例で言うとさ、
うかいさんがその文芸だったり俳句に詳しいからスムーズに入れたけど、
それも知らない人とかがいた場合って結構難しいわ、難しいよね。
いや、そこがね、あのー、そこが本当に上手くて、
誰でもわかるところで入らなかった。
うん。
あ、そうなんだ。へー。
なんか、具体的にはある芸能人の名前を出してしまうのであまり言えへんねんけれども、
はいはい。
なんか、その誰でも知ってる某アイドルのラジオの悪口を急に出さたんすよ。
いやー、素晴らしい。
で、それを、もちろんギャグでね。
で、それがむっちゃ面白かったのを、
12:01
あのー、あのー、
なるほど。
お見事。
お見事すぎる、それは。
ぶった切られた。
そうなんだよね。なんか、そうなってくるとやっぱりさ、
私、いろんなクラスターが集う場所っていうのは、
基本、全員が誰だか分からないんだよね。
うん。
でもね、
私、いろんなクラスターが集う場所っていうのは、
基本、全員が誰でも分かる話、
その、文化教養とかジャンルに関わらず、
誰でも分かる話から入った方がいいなと思ってね。
で、まあ話が深まってくればさ、それぞれで興味ある話してもいいんだけど、
みんなで一緒に喋る場所っていうのは、みんなが分かる話が基本は正しいよなと思ってて、
ってなった時にやっぱ、うんこになっちゃうんですよね。
言ってたよ。言ってたよ。
やっぱうんこはみんなするからね。
まあ確かにね、セイヒトおらんしね。
セイヒトおらんからさ、なっちゃうんだよな、どうしてもな。
なんなんその、ゼロヒャクの発想。
え、だってうんこよりみんなが分かって面白いことある?
え、教えてほしい逆に。
あれ、なんかこの話前は期待したよ。
え、それは、今スナックとかもやってあるじゃないですか。
はいはい。
浜湯。
浜湯。
そこでも割と振ったりはするんですか?
しますし、やっぱりなんか私の人間性を分かってくれてる人が来てくださることが多いから、
なんか向こうから振られるとかもあるね。
ああ、なるほどね。
この人、うんこの話聞いてくれる人だって。
もしくは聞いてくれるっていうか、うんこの話をしとけば上坂は喜ぶと思われているみたいな。
そんなこともないんだけど。
ないけど、え、でもなんかそれも含めてさ、なんか気遣いというかさ、感じるじゃん。
なんか私と楽しく話をしたいと思ってくれてるんだなって思うこと自体がまず嬉しいから。
もう全力でうんこの話をするように。
全力うんこ。
全力うんこですよ。
全力うんこってなんだよ。
なるほどね。
って感じですか?
そうね、まあよくわかりますよっていう。
うん。
ゆりてれみさんのその気持ちは。
はい、わかりますし、同意する人多いんじゃない?すごく。
うん。
まあでも、なんだでしょうね。
恥ずかしくて自分が不憫でって書いてあるけれども、
うん。
ダメなのかなとは思いますけどね。
15:00
なんか、
ゆりてれみさんはライブの中でそういうのを全部まとめてダメなんだと思いますって書いてあるけど、
うん。
そこまで思い詰めることでもないというか。
ああ、そりゃあそう。
うん。というかそれに苦しくなる夜なんだよ。
普通にありますし。
普通にあるからどうでもいいんじゃなくて、
あるよねって話なんです。
うんうんうん。
え、でも私逆にそうだな。そこに注目して読むとさ、
ゆりてれみさんすごくお優しい方だなと思ったんだけど、
私そういうさ、自分が入れない話をしてて、
例えばさっきの劇団員の話とかっていう時、
基本的にイラついてましたからね。
ふふふふ。
お前らが悪いと思って帰ってましたからね。
自分のせいなんて思ったことなかったな。
だからすごく優しい方だと思うよ、まずこの発想がね。
悔しさもあるんかもね。
あるだろうね。
え、でも全然まずそれは、
ね、自責しすぎないでっていうことだね。
うん。
じゃあ私もサイゼリアの主人公、
何の反省?
主人公が来てくれてなんぼですから、
どのカルチャーもね、本当に。
大事だよね。
大事やね。
まあでも、それこそ、
最近、タンカの世界とか開かれてきたんじゃないですか?
あ、めちゃめちゃそうだと思いますよ。
主人公が来てくれてなんぼですからね。
大事だよね。
タンカの世界とか開かれてきたんじゃないですか?
あ、めちゃめちゃそうだと思いますよ。
新規参入。
やっぱりタンカの人たちでも、
新規に対してきつい人も一定数いるし、
そういうの嫌じゃないって人もいるし、という感じですね。
けどあの、
ブームと言ってしまったらちょっと一貫性なのであんま好きじゃないんですけど、
近年のタンカの盛り上がりにはやっぱりそういう勢いがあった気がするね。
そうだね。
新しい人を受け入れた力というか。
それ本当にすごいことだと思ってて、
いやなんか私、本当に自分で言うのはあれですけど、
タンカブームの立役者の一人みたいに言われることがすげー多いんですけど、
なんか全然違うと思ってて。
違うっていうか、
私よりもっと先にタンカをやっていた人たちがやっぱり新規に寛容で、
それこそ私が新規だった時も彼らが受け入れてくれたから今こうなってるみたいなことだから、
なんかやっぱりここ1,2年で売れた本とかでそのブームを語るのって全然違うよね。
18:04
っていう気持ちはすごいあるんだよな。
やっぱ先人の姿勢が作るよね、そういう文化ってのはね。
だから私程度のポッと手が何言ったって関係ねーだろみたいな気持ちはありますけど。
だから自分もね、何かにおいて先人になるとしたらそういう寛容な先人になりたいですね、ずっと。
そこは大事ね。
常に物事は訂正されて育っていくみたいなことを、
あずまひろきも言ってた。
あずまひろきも。
上坂亜佑美の私より先に丁寧にぶらすな!では、
リスナーの方からもトークテーマのご提案、ご質問、ご相談などお待ちしております。
投稿の際はぜひラジオネームをつけて送ってください。
送り先はポッドキャストの説明文に載せてあるURLまでお願いします。
また、感想などはハッシュタグよりすなでポストいただけると、
常に私と岡井さんが巡回しておりますのでよろしくお願いいたします。
19:26

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