本エピソードは前回からの続きになります。レーシングドライバーの大湯都史樹さんにお越しいただき、スーパーフォーミュラの魅力についてお話しいただいております。
それでは、続きをお聞きください。どうぞ。
ちょっとしたミスで、展開が変わったりとかっていうのも見えやすいっていうところも、やっぱりスーパーフォーミュラの魅力かな。
いろいろありますけど、魅力は。ただ、やっぱりレースが一番面白いのはスーパーフォーミュラだと思います。
日本国内で開催されるレースで、やっぱり一番面白いのはスーパーフォーミュラ。
間違いないです。
だからドライバーとしてもそうだし、ドライバーからファンの人にどれが一番面白いですかって聞かれたらやっぱりスーパーフォーミュラ。
レースが面白いのは間違いなくスーパーフォーミュラです。
なるほどね。
本当に今シーズンの前半戦かな、大湯さん非常にタイヤがね、なかなか厳しい状態になっちゃって、いいポジションを得られなかったんです。
途中から、ものすごく突然グワッと良くなりましたけど、あれはなぜにあんなに良くなるんですか?突然。
車、ワンメイクとか一緒じゃないですか。
はい。
そこ何があったんですか?
僕も、何でだったんでしょうね。
出た。
何でだったんですかね、わからないわけではないですけど、
前半戦は、特に今年に入って、いろんな車側の規制が多くなってて、使えない部品、今までこれはOKっていうものが使えなくなった部品が結構あって。
サスペンションだけじゃなくて、他にもあるんですね。
あるんですけど、いろいろ。そういうのが作用しちゃったがゆえに、それまでのセルモの車のセッティングが使えなくなっちゃったんですよ。
またリセット1からになっちゃったんですね。
リセット1からになってしまって、それの正解がわからなくて、片方はその正解がある程度見えていて、ポールとかも取れてたりしたので、途中からそっちに振ろうっていうことで、
同じようなセッティングに切り替えたのがきっかけといえばきっかけですかね。
なるほど。だいたいドライバー1人にエンジニアさんって1人ついてて、エンジニアさんがやっぱり俺の車を俺が見るんだみたいな感じで見てるので、やっぱり職人としてのね、あるじゃないですか、車作りが。
それを一旦リセットして、いいものはいいで、坂口選手のセットアップの方にちょっと寄せてみたみたいな。
そうですね。エンジニア、僕の担当してるエンジニアからすると嫌だったと思います。正直。
そうですよね。
やっぱりいろいろ準備してコンセプトも含めて考えてやってきてるのが全然通用しないし、片方はある程度結果が良くてっていうところで、もどかしさはあったと思うんですけど、
そこもグッと我慢してもらってというか、それは立川監督が帰ってこうっていう旗を振ってくれたからこそ、今ちょいで走れてるのかなって思います。
なるほどね。ちょっと優勝までもう秒読みじゃないですか。どうですか?今シーズンいけそう?
シリーズランキング争いからはちょっと厳しいかなとは正直思うんですけど、ただどこかで優勝できそうだなと思うところまでは来てるので、本当に着実にやることをやっていれば良くなると思いますし、
まだやっぱりチームとしても課題というか、例えばこの前で言うとピット作業でもちょっとロスがあったりとかいろいろしてたので、そういう課題をしっかり克服して次につなげられるように。
僕も一ドライバーですけど、何かチーム全体を動かせるように動ければいいかなと思ってます。
今マシンのワンメイクの話がずっと続いてましたけど、唯一スーパーフォーミュラーで前の車を抜く時に使うのってOTSというシステムがあるじゃないですか、オーバーテイクシステム。あれボタンを押してると燃料が含んで、燃料マップ分かるんでしたっけ?
そうですね、燃料オークビット。
いわゆる速くなるんですね。それをうまく使うっていうのが多分オーバーテイクシステムがあると思うんですよ。大輸さんとしてはこのオーバーテイクシステムって結構使いこなせてます?
僕は自分的にはもうかなりうまく使えてる方じゃないかなと思ってます。
あれワンレース120秒ですよね。あれはドライバーの判断で押していいんですか?それともチームから。
ドライバーの判断ですね。
なるほどね。あとは前の車両がOTSを使ってるか、後ろの車両がOTSをどれだけ使えるのか使えないのか。
結構無線くださいみたいなのがありますけど、大輸さんもやっぱりその情報はラジオで無線でもらってるんですか?
なるべく伝えてもらうようにはしてますが、やっぱりそれも常に前車両をチーム側も見れてるわけじゃなくて、それの確認するのも皆さんと同じSF5なんですよ。
こちら側も。それの確認方法が。あれも若干のラグがあるので、使ったという瞬間に無線を入れるわけでもなくて、やっぱりそれは教えてほしいけど、結構自分で感じ取ることの方が多いですね。
ドライバーを助けるというか、ある程度ゲーム性というか、前のOTSの時は押しても上のチカチカがつかなかったりとか、多少の数秒は。今回もSF5でもその多少のタイムランがあるっていうのは逆にドライバーにとっては嬉しい話ですね。
そうですね。 使ってるのが分からないですからね。
分かんないんで、全部教えられちゃうともう、後ろが使ったっていうタイミングに使われちゃうと、なかなか抜けなかったりしちゃうので、前走っててディフェンスしたい人からすると反送の方がいいんですけど、そうするとね、せっかくのゲーム性がなくなっちゃうし。
そうですね。僕はそこの駆け引きは自分的にはうまくやれてるかなとは思ってますかね。
チームの中でSF5のアプリだけを見る人が今シーズンから専属でいるみたいな話聞きましたけどね、各チーム。
うちはないですけど、結構入れてるチームはいるみたいですね、レース中の。
ステルもいないんですね。
専属はいないですね。
KCMGは松田辻夫さんがやってるって言ってましたよ。
マルチですね、辻夫さんは。
でも一番合ってると思う。一番詳しいし。
あの人本当にあれですよね、車オタクというか、いろんなオタクですよね。
電車オタクだし。
いろんな番組というか、ご一緒する時もあるし、普段喋る時もあるんですけど、大抵車の話とかオタクの話しかないですね。
それみんなわかるみたいな時結構ありますもん、ぐらいオタクですよ。
松田辻夫さんとライブをやる、ライブ配信をやるってのがドキドキですからね。
そうですよね。
何を言うか。大井さんも若干そうですけど。
そうですか。僕はわりと普通だと思うけど。
いや全然普通じゃないですよ。今年の東京ツアーの登場はかなり派手でしたからね。
そうでしたっけ。
オリジナルのファッションと赤いね。
そうですね、確かに。
でもね、本当に声優とかドライバーがたくさんいますからね、その中でも大井さんね、ぜひ今シーズン後半頑張っていただきたいんですが、
今シーズンの後半に向けてね、自分の現在のストロングポイント、こんなところがだいぶ強くなってきたんでいけるんじゃないかみたいなポイントってありますか。
今シーズンはまず、僕は結構速さを売りに出してますけど、その速さを出せる環境になってきたというところで、
まず予選、常にトップ3に入れるようになってきましたし、
そこが強みであり、そのままレースをトップから引っ張っていけるっていうところが今後の課題であり、
引っ張れるだけのレーススペースさえあれば、間違いなく優勝はいけるんじゃないかなと思っています。
大井 動き出せたっていうことで言うと、もうすごいよかった100点なんですけど、実施された内容で言うと、5点ぐらいですね。
5点!?残り95点足りないね。
大井 95点全然足りないですね、正直。本当に走り、ファンの皆さんもすごい喜んでくれてたし、ああいう場がもっと増えたらいいなっていうものにはなったっていうことはすごいよかったんですけど、僕的にはもう絶対そうなるだろうと思ってたんで、
逆にその実績ができたからこそ、より僕としてはもっとやりたいことはいっぱいあるなとは思ってます。
でも大井さんは、やっぱりビール片手にファンの方といろいろ交流したり、ステージで面白い話をしたりっていうのはありましたけど、
やっぱり他のドライバーももっともっとアフターグリッドパーティーに理解を示して、もっとファンと交流してくれたらよかったなって僕は思いました。
そうですね。それはもちろん大事な部分ですし、あとその見せ方とかは含めても、正直ただ輪に入るだけじゃなくて、やっぱりみんなからは憧れの存在であり、
そのドライバーだったりとかを見に行きたいと思って見に来られてるので、そういう人たちに向けて、やっぱりみんながスターであらなきゃいけないなと思うので、
そういう意味でもこの前はまだ足りないなと思いましたし、そのドライバー一人一人がそれに出たいじゃないですけど、それだけの価値あるものだよっていうところをまず作れてないんで、作る側としても。
それがいけなかったなと思いつつ、ただそれをいきなりやるっていうのもまたなかなか賛同得られるものじゃないので、やっぱり徐々に実績を作っていかないといけないのかなと。
でもあそこにスポンサーさんがいたりとか、例えばアフターグリッドパーティーがもう事前にやりますってわかっていれば、みんなそういう予定を組んでくれるので、みんな多分来てくれると思うんですよ。ファンの人あれチケット即完売だったんで、前回の7月は。
本当にそう、即完売なんですよ。 即完売だったんですよ。で、JRPさん側も富士スピードウェイさん側も、まずは一旦お試しだからって言って、チケットの枚数も結構抑えたんですよね。
いや僕はもう絶対に盛り上がるっていう自信しかなかったので、チケットをね増やせばいいっていうだけじゃないんですけど、もっとそれだけファンが来てくれると思うんで、より価値のあるものにしたいし、
それを目当てにぐらいの、それが面白そうだからって来てくれるぐらいの本当はものにしたいなと個人的には思ってます。 そうね。レースが終わった後だったら多分大丈夫だから、レースが終わった後にセーフティーカードの対決すればよかったんですよ。
スゴーでね、残念ながらいなかったけど。 やりたいですね、それでも。 でもレースの前だとね、確かに練習って言われちゃうから、それは競技としていた仕方がないのかもしれないけど、レースが終わった後だったらね。だからスゴーさんでもね、全部のサーキットでアフターブリッドパーティーやればいいんですよ。
そうですね、できればやりたいですね。 でも絶対そうした方がいいと思うし、やっぱりファンとの交流、スポンサーさんとの交流っていうか、みんなでこう会った方が絶対レースは盛り上がるし、なんかSFだけ違うことやってるなって、徐々に思ってもらえてるから。
ある意味、レースはメインなんですけど、サブでいいんですよ。 それは本当にそう思う。 メインなんだけどサブでいい、本当に。それじゃないところに興味を持つのか、そういう場が面白そうっていうので、まず来てもらって。
その中で、やっぱりレースって、ちょっと知るまで若干時間がかかるスポーツなので、その中で徐々にレースを見てて、うわー面白いねって思ってもらえればいいなと思ってるんで、その場が面白いっていうところに持っていけたらすごくいいなと思ってます。
レースがサブでいいっていう時点でもうエンターテイナーだよね。 本当にもうサブ、本当サブイベントです。言っちゃ悪いですけど。
スーパー耐久24時間とかは、やっぱりそうですもんね。みんな夜のバーベキューを楽しみに、花火を楽しみに来て、レースはサブじゃないですか。だからスーパーホーメロンもっともっと、レースはレースで当然真剣にやってるから、それはそれで面白いから見てもらいたいんですけど、それを取り囲む環境をもっと作ってあげれば、たくさんのファンが来るし。
元レガシーの中の人ということで、お気に入りのスニーカーとか聞いてみたいですと来てますけれども。
お気に入りのスニーカー、ファッション全体ですね。大井さんに聞きたいなやっぱり。
大井 お気に入りのまずスニーカーは、あるんですけど、ナイキのSBタンクっていうやつの、いわゆるフロータンクって呼ばれるUっていうマークがついてるスニーカーがお気に入りですかね。
それも完全にデザインって選んでますね、メーカーじゃなくて。
大井 そうですね。Uって書いてあるから。
それは大井のUだね。
大井 大井の大きいにUで覚えてください、大井なんで。Uって書いてあったんで、そのスニーカーが好きですかね。
なるほど。ちなみにファッションとしてはどういう基準でその洋服って選ばれたの?今日もかなりね。
大井 正直今日はラジオ何にも気にしてないんですけど。
その気にしてない服装後でXにあげますね。
大井 そうですか。気にしてはないんですけど、なんだろうな。僕は結構、好きになる服っていうのが、基準が難しくて。
どっちかっていうと、本当にこういう時代のこういう服いいなとか、スタイルいいなとかっていうのを、いろんなので見て決めてたりしますかね。
あといろんな写真集とかも持ってるので、そういうのから影響されてたりするかな。
秋、冬、秋服はしっかり自分で見に行って買いたいなと。
なるほど。時間を作って。
大井 今ちょっとね、レザーのジャケットで欲しい、いいやつないかなってちょっと考えてるというか、探してる途中なんで、ゆっくり時間見つけて買いたいなとは思ってます。
でもインスタとか見てるとね、本当におうゆワールド全開でめちゃめちゃかっこいい写真いっぱい上がってるじゃないですか。
アパレル業界から、なんかちょっとうちの服着てくれません?みたいな話来ないんですか。
大井 いやいや、まだ全然。
来るよ。
大井 来ないですよ。来たらいいですね。そういう案件も。
ぜひこれを聞いてる方がいらっしゃいましたら、大井さんのお目にかかるかどうかはわかりませんけど、ぜひ今後の大井さんの活躍を期待していきたいと思います。
というわけで、この番組は皆様からの感想や質問を大募集しております。
キクタイヤのハッシュタグで番組にメッセージをお送りください。
さて、今回はですね、以上となりますが、大井さん本日はいかがでしたか。
大井 楽しかったです。
楽しかったですか?本当ですか?
大井 楽しかったです。
ちゃんとあれですよ、キクタイヤの黒いプリント。いろいろと、あのなんだっけ、優勝したら無線でキクタイヤ聞いてくださいって言うんですよ。覚えてます?
大井 キクタイヤね。無線でね。余裕があれば。
余裕があればね。
大井 余裕があればにしときます。
立川さんキクタイヤです。
大井 立川さんに向けて言うんですか?
そうそう。
大井 え?ってね。
まあでもね、本当に楽しい時間を過ごさせていただいたんですけれども、改めてね、最後にこのリスナーの皆さんにメッセージをお願いしたいと思います。
まずすごくこう、僕が伝えたいのは車をよりみんなに知ってもらいたいし、好きになってもらいたいなっていうところと。その上でですね、タイヤを選ぶ際には一度僕に相談してください。
大井 確かにね。
ただ本当にタイヤ選びも人それぞれ選ぶ基準だったりとか、それこそ本当このタイヤかっこいいからとか、タイヤを履いてるこの車が好きでそれで選ぶとか、車選びもそうですけど。
本当にいろんな楽しみ方があるっていうのをまずお伝えしたいなというところと、レースの方はレースの方で。レースはサブで見に来てください。
それ以外のところで楽しめるコンテンツを僕自身何か動いてやれるようにできたらなと思っていますので、今後ともレース見に来てください。