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2021-07-28 22:02

UX デザインのこと 後編

デザイナー 山下一樹(ヤマシタカズキ)がリスナーの皆さんからお寄せ頂いたテーマをもとにお話します。ハウツーや手先のノウハウばかりではない、デザインのまわりにあるお話。今回のテーマは「UX デザインのこと」後編とし、UX デザイナーへの転身を考えられておられるリスナーさんからのメッセージにお応えします。
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デザインのまわり。デザイナーの山下一樹です。 このポッドキャストでは、私がデザインの仕事をしながら感じたこと、思ったこと、デザインのまわりにあるお話をお届けしています。
そして今日も、僕の話をうまく噛み砕いて進行してくれるこの方も。
はい、アシスタントの草野です。 コミュニティや企画運営をしながら、デザインも携わっています。
今日もよろしくお願いします。
お願いします。
UXについての質問をいただいていましたので、前回は前編としてUXとは何かという話をしました。
今回は後編としてリスナーさんからいただいた質問に答えていきたいと思います。
今回はしんさんからいただきました。ありがとうございます。
ありがとうございます。
山下さんこんにちは。インハウスでデザイナーをしています。
私はUXデザイナーへの転身を考えていますが、どのようにすればUXデザイナーと言えるようになれるでしょうかというご質問をいただいております。
ありがとうございます。進路相談の悩み、迷路みたいな感じ。
でも結構多いね、こっち系ね。どうすればそう言えるでしょうか、シリーズ。2回目かな。
確かに。前回はUXじゃなくてUIかな。
やっぱりみんなね、区切りがわからないんだろうね。資格とかじゃないもんね。
そうですね。でもインハウスでデザイナーをしているということは、
会社さんに入ってらっしゃるということですね。
そうですね。会社の中でデザインの業務をされているということで、
その会社の中でUXデザイナーという職種があるのかな。会社を辞めるのかな。
転身ってなると辞めるのかな。
でももし社内で先輩がUXデザイナーという肩書を持っている方がいればわかりやすそうだよね。
そうですね。それか立ち上げ時期とか、そろそろUXだよとか言っているかもしれないし。
確かに確かに。
割と多くの会社が、いわゆるアプリとかウェブの会社に限った話で言えば、
よく採用条件とかにもUXデザイナー募集とかってよく見るよね。
なるほど。
ただでも会社によって全然違くて、やっぱりUI、UXデザイナーになっていたりするし、
今話題のデジタル庁もUI、UXデザイナー一時期募集していたし。
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これはそこを見に行けばこういうことをできる人みたいな定義の中みたいなのって書いてあるんですか?
採用条件には書いてますね、だいたい。
じゃあそこに書いてることが一通りできれば、なんとなくUXデザイナーと言えるみたいな感じなのかな?
UI、UXデザイナーの募集要件とか結構広く書いてあって、
例えばデジタル庁のやつを見ると、政府ホームページの統一を図るほか、
マイナポータルなどの情報システムのUI、UXの抜本的な改善って書いてあってさ、
抜本的な改善?
すごいよね、これが。できたらすごいよっていう。
確かに、それしかも一人でやるってイメージじゃないもんね。
そうやね、もちろんチームでやるんでしょうけど。
でもその抜本的な改善は、何ができたら抜本的な改善ができると言えるのかだから、
やっぱり定義ってとこは曖昧なのかな?
そうですね。
じゃあどうしたらいいんだ?
もう一つ、冒頭に言ってたみたいに、資格とかじゃないっていうところで言えば、
実は資格は一応あって、HCDという団体があるんですけど、
人間中心設計推進機構だったかな?
うちの会社もそこのメンバーにはなってて、
そこの団体が取り扱っている資格っていうのがありますね。
スペシャリストとか専門家とか。
じゃあそれはでも取ったら、もうUXデザイナーですって堂々と言える?
言えると思う。
ただ何もしてない状態から取ることができなくて、
認定をもらうために、こういう仕事をやってきたかとかを書かないといけなくて。
なるほど、実務経験みたいなイメージ。
そうそう。
じゃあ、もちろん資格がなければUXデザイナーってのってはならないって話ではないと思うけど、
やっぱり最初の第一歩としては、そういう資格だってことにはならないってことだね。
そうですね。
どうしたらいいんでしょうね。
それを聞かれてるね、今日は。
ね。
自分なんかでも、どこかで言うと、
それを聞かれてるね、今日は。
ね。
自分なんかでも、独学で勉強したほうなので、やっぱり。
世の中の定義も結構曖昧だったり、解釈も曖昧だったりした中で、
こうじゃないかと言って勉強していっただけなので、
お馴染みの本を読むっていう。
1冊だけちょっと紹介していこうかな。
おすすめの本を。
はい。もうUXデザイン、この1冊でいいよっていう本があるんです。
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あれ、素晴らしい。
たくさん読みたかったら読んでいいと思うんですけど、
同じようなことが書いてあるだけなので、
タイトルがUXデザインの教科書。
まんま。
著者の方が安藤昌也先生ですね。
大学の方でも教えられていて、UXに関することを長く。
実際仕事でUXに携わる時も、今でも時々この本を参考にしたりしてます。
じゃあそこに書かれていることは、
一通りできるっていうことでいいのか、取り扱えるようになれば、
UXデザイナーと言っても良いのではっていうことなのかな。
UXデザイナーって別に言っていいと思うけどね。
でもしんさんはなんでUXデザイナーに転身したいんだろうね。
確かに。
UXデザイナーになりたい。
なんかその、開発のところぐらいから関わっていきたいみたいなことだったりするのかな。
それはあるかもね。
要は企画に関しては、
UXデザイナーに関わっていきたいっていうのは、
そこからもうちょっと大元になる部分とかからも関わっていきたいなとか思っているかもしれないね。
なるほど。
それもデザイナーでもできるけどね。
うふふ。
うふふ。
うふふ。
うふふ。
うふふ。
うふふ。
うふふ。
うふふ。
でもそれが、もし、
社内、今ほらインハウスでまだ働いてらっしゃるから、
そのまま会社にいらっしゃるのか、辞めはるのかはわからないけど、
どっちにしても今までの話の流れで考えると、
何だろうね、経験値がやっぱり必要なのかなみたいな風な印象があるので、
確かに。
今の会社のうちに、いきなり今UXデザイナーになったのでとかじゃなかったとしても、
UXデザイナーの手法みたいな、本で読んだ教科書の中身とか、
そういうの実際に使ってみて、
それが例えば社内に本当に採用されなかったとしても、
なんかやってみてどうかなみたいなやつを上に報告してみるとか、
そういうことをやると、道に繋がってきそうな感覚はあるけどね。
そうですね。
改善をするっていうのが一番早いんだけどね。
審査サービスを作るときももちろんUXデザインってやるけど、
なかなかそれって答えがないものをやるみたいな感じのところがあるので、
今あるサービスの改善をするときにUXデザインの手法を取り入れてみるっていうのが、
一番やりやすい気がするな。
なんかそれを練習がてらでもいいので。
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やっていって何か確かな手応えとかをつかめば、
UXデザイナーと言い出してもいいのではみたいな感じかな。
もし会社を辞め張ってフリーになったとして、
UXデザイナーとしてのフリーランスみたいなことってあるの?
そこが若干引っかかってて、
自分の考えとしてはフリーランスのUXデザイナーってよくわからないよね。
あなたは何者ですかって言ったときに、
フリーランスでUXデザインやってますっていう方はいらっしゃると思うけども、
それでどういう仕事をするんだろうっていうのがわからへんやんか。
改善したいときに発注依頼が来て急にやってくるのっていうことだよね。
そういううまい仕事の取り方をできてればいいんだけども、
やっぱりサービスとか商品に関して熟知されてて、
もちろん当然そこに使っているお客さんだったりユーザーっていうのがいるわけで、
そのユーザー像のことももちろん把握はしててっていう感じであれば、
UXデザイナーっていう仕事は成り立つんだけども、
いきなりいろんなところのプロジェクトを抱えて複数でやっていく、
フリーのUXデザイナーっていうのはイメージしにくくて。
よくあるパターンとしては本当にUIデザインっていうところをスキルとして持ってて、
単にUIデザインをするだけじゃなくて、
利用者のこともインサイトも深く掘り下げて考えることができますっていう感じだったら、
しっくりはくるんだけど。
UXだけのいわゆる分析だったり調査だったりするだけのお仕事をやっているフリーの方ってあんまり僕は見たことがなくて。
なるほど。
いろんなことができる中にUXデザインっていうものを持っていますっていうことであれば、
イメージできるっていうことかな。
そういった意味でUI、UXデザイナーっていうのが生まれたんだと思う。
なるほど。別々のものではあるんだけども、それ単体では結局通じ合っていくもんね。
うん。
なるほどな。
じゃあ結局前も同じような話があったけども、職業というよりはスキルなので和説。
IAと一緒だね。
そうだねそうだね。
情報設計とかそういう。
12:02
そうそう。番組収録前に草野さんがGoogleで調べたら。
UXデザイナースペースの後が「なくなる」っていう。
そうそうそう。そうですと出てきて。
最終的にはIAの時も同じ話をしたかもしれないけど、
UXっていうのはデザイナーの一スキルとして誰もが持っておいてほしいというか、
そういうリテラシーみたいな感じかな。
そうなってほしいなとは思っています。
やっぱりいろんな人が興味も持ったり、
こういうこと今必要だよねってことにどんどん気づいていってるっていう感じなのかな。
前編でもお話ししたようにモノの時代の時に、
実はモノの価値はモノだけじゃなくてっていうお話をしたと思うけども、
そこの体験設計っていうところが今注目されて、
あそこに立ち帰りましょうっていうところで出てきたUXなので、
それが結構当たり前になってくれば、
UXデザインそのものの役目として終わるのかもしれないね。
なるほど。
確かにな。
それがなかなか当たり前にならないんだと思うけどね。
じゃあこれあれかな?
いただいたご質問にズバリ答えるとするとみたいなのは言えるのかな?
どのようにすればUXデザイナーと言えるようになれるでしょうか?
というクエスチョンに対してのアンサーとしてはみたいな。
もし転職とかでいう感じでやるんだったら、
やっぱりそこの会社のUXデザイナーの定義っていうか、
募集要項で当然アプローチしてみて、
どういうお仕事なんですかって言った時に、
ちゃんと仕事像がイメージできるものがいいよね。
さっきのデジタル庁の要件みたいにざっくり書いてなくて、
会社によってはやっぱり定量調査重視して、
そこからリサーチしてくださいっていうようなものもあるし、
チームでUXデザインを浸透させるために、
リーダーシップを持ってやってくださいみたいなものだったら、
自分でワークショップを開催して、
チームで一緒に考えてやるようなスキルも求められるし、
やっぱりUXデザイナーに求められるものって、
職域の広さだけもあって、たくさんあるだろうから、
その会社とかチームで必要とされているUXデザインのスキルが
何なのかを見極めたほうがいいかなとは思います。
なるほど。もしフリーになるんだったら?
フリーになるんだったら、僕だったらウェブのコンサルタントとか
アプリのコンサルタントでUXの知見があるという形で
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なったほうがいいのかなとは思うし、分かりやすいよねそっちのほうが。
確かに確かに。そうするとこういうふうに入ってくるんだな仕事に
みたいなイメージは結構いましたよね。
デザイナーさんされているので、デザイナーさんとして普通にやって、
全然別にそこにUXデザイナーになる必要はない気がするけどね、名前として。
UXデザイナーっていう肩書きもくっついていってもいいけど、
それだけじゃないってイメージだよね。
スキルとしてのUXデザインもできますっていうような雰囲気になる。
メインとしてはグラフィックデザインできますっていう形だったらいいかなと。
そういう本当に手を動かす系の実際の最終成果物を作るものにプラス
そういうその手前の設計から入れますっていうパターンか、
さっき一番最初に言ってたみたいなコンサルとして
全体の流れとともにUXデザインも見ます。
今回本当に会社に残りながらのUXデザイナーなのか、
何か個人でやっていったり特立していくUXデザイナーなのかで
ちょっと回答が分かれる感じにはなったけど。
そうですね。
今週3月がそんなにあったかなと思ったんですけど、
今回はぼくのイベントに参加しておらず、
スキルとしてのコンサルができる、
それともスキルのプラスタイミングのプラスタイミング
っていうのが大事だったかなと思います。
それがスキルとしてのコンサルになるのかなと思ってます。
ということで今回は4ヶ月間を過ごしたいと思って
いかがでしょうか。
中身、あるのかな、今日。
え、あるんじゃない?
そう。
あと、言ってないとしたら、考えること、思うこと、ファクトの話とか、
カイリンさんが参加してるかの話とかだけど。
ないとかな。
今から入れ込むのは、けっこう難しい気もしたくもない。
やるんだったら、いったん閉めちゃって、その後にそこの喋って、入れられそうなとこあれば入れるほうがきれいな。
そう、えらいこと言うな。
編集能力。
しんさんがUXデザイナーへの転身を考えられてて、
どのようにすればUXデザイナーと言えるようになれるって書いてあるので、
どのようにすればっていうところのヒントになればいいかなと思って。
例えばこういうことやったらどう?っていうこと?
そうそう。
自分がUXデザイナーさんに求めるものとすれば、
まずやっぱりユーザーのことが考えられるかっていうところかな。
これは前編でもお話しした、一人の人として考えるっていうところ。
塊じゃなくてその人一人ってことね。
そうそう。
その人になりかわって、自分がサービスとかアプリを使ってみて、
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自分がどう思うかっていうところもやっぱり必要よね。
これはもうデザインの周りで言ってきてる、思うっていう話。
で、もう一つがやっぱりUXデザイナーとはいえ、
それだけだと想像の世界になっちゃうんですよね。
きっとこうだろうとか、それは全然いいと思うけど、
そこにはやっぱり裏付けできる事実がないとダメなので、
やっぱり定量的な調査をする。
例えばアプリ使っている人にインタビューするのも一つの方法だし、
ウェブサイトだったら当然Googleアナリティクスとか見てると思うから、
そういった数値データって裏付けになるから、
それらをうまく組み合わせて体験設計の改善策を練れるっていうのが
多分UXデザイナーの一番基本的なとこかなと思います。
じゃあそれはできるようになっていると、
もし雇ったりお仕事を依頼する側としては、
この人ちゃんとUXデザイナーとして成り立っている人なんだなって思えるよねってことかな?
そうですね。
他にもUXデザインの手法っていっぱいあるけど、
それは先ほど紹介したUXデザインの教科書にもたくさん載っているし、
場合に応じて使い分けができていたらいいかなと思います。
なるほどですね。
うまく入れ込めるのでしょうか?
これ?
でもいいよね。何か使いたい。使いたいは使いたい。
しゃべったもんだって。
始まったなって思ったもん。
スイッチ入ったと思った。
思った思った。
でもさっきの視覚の話があったけど、
やっぱり実践をどんだけやれるかで、
結果的に自分がもうUXデザイナーって自分で名乗っていいなって思えるところまで
持っていくしかないんだろうね、きっとこれ。
そうですね。与えられるもんじゃないので。
この資格は認定だけども。
逆に教科書だけ読めばすでにUXデザイナーと言えるかとか、
言われたことだけやっていればUXデザイナーと言えるかってわけでもないから、
その能力を身についたと、
自他とも認められた状態まで実践を積む。
繰り返す。
身も蓋もないような話になっちゃったけど、
でも本当にそうだよね。
自信を持って言える、誰かに認定したものでもないのかもしれないね。
そうだと思いますよ。
今日はこんなところでしょうか。
しんさん、もしちょっとわからへんってなったらまたメッセージください。
今まで聞いていただいた方も全部そう思いますね。
やっぱりうちらも前提が全部は読み切れないところがあるので、
21:01
まとはずれなことを言っていたりとかも全然あると思うので、
そういうときは再メッセージをいただけると嬉しいなと思います。
大丈夫ですかね。
大丈夫です。
では最後に質問募集とフォローのお願いなんですけども、
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お待ちしております。
それでは今日も聞いていただきありがとうございました。
ではまた。
22:02

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