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社長に聞く!in WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
その後、自動車の輸出業をファイントレーニングジャパン、今もやってらっしゃると思うんですけど、そちらの方に行ったのは自然の流れで行ったみたいな感じですか?
そうですね。車屋を始めたんですけど、3年でもうダメになっちゃうんですよ。
ダメになるっていうのは、なんか気がついたら、すごいなんか借金で首が回らない。
無人雲をいつも駆けずり回ってて、無人雲。
免許証をピッてやればお金が出てくる。
いわゆるサラキンですね。
なんかそれで首が回らなくなってきまして。
それでじゃあ自動車の輸出に行こうって考えられるんですか?
自動車輸出というか、そうですね。
なんか新しいことをして、とにかくもっと売り上げ上げないとこれはやばいんじゃないかって思って、
新しいことって考えた時に販売のマーケットを広げようと。
それまでは日本国内の販売じゃないですか。
じゃあ世界に販売したらもっと売れるんじゃないかなと思ってやることにしました。
なるほど。それで中国とかにやっていくってことですか?
じゃあ中国は行ったり来たりは結構やられたんですか?
いやいきなり中国に行ったわけじゃなくて、異質で、とにかくネット使って海外に物を売る。
車を売るというだけでした。
それはでも当時としてはほとんど儲かられたんじゃないですか?
そうですね。滑り出し好調というかすごい良かったんですけど。
でこれ行けると思って、
翌年に正式に会社分社化して、人も場所も全部また新設して、もうこれで一気に攻めると。
もうV字回復、サラキンおさらばみたいな感じで思ってやろうとしたのが2008年ですね。
10年前。2008年の7月7日なんですね。
設立完了。ところがその2ヶ月後ちょっと大きい事件がありまして。
リーマンショックですか?
はい、そうです。
そうですね、ちょっと複合しますけども。
リーマンショックの時は全然売れないみたいな感じですか?
もうゼロになりました。
その当時借金は洗われましたか?
そうです。
結構長く洗いましたか?
まだサラキン、まだそこ回復してないんです。
それどうやって抜け出したんですか?
仕方ないと思って、輸出がダメなら輸入に切り替えようと思って、
海外に行ったことなくて、パスポートを初めてそこで取って、とりあえず海外に出ていきました。
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一番最初は中国ですか?
中国に入りました。
中国の車を日本に持って来ようと?
車というか、車じゃなくてパーツを持って来ようと思って。
部品とかそういう感じですね。
それは結構儲かったものなんですか?
それがおかげさまで、円高の追い風で逆側の外から家へ持ってくるっていうのは、
円高差域もあって非常にうまくいきまして、
このおかげでようやくV字回復と。
なるほど。
ナルミ社長らしい面白いエピソードでいらっしゃいますけども、
その後、グラフィットを立ち上げていらっしゃいますが、
当初からこのバイクを作ろうという目的で立ち上げられたんですか?
全然最初はそういうわけではなくて、
途中でいろいろと会社をやっていくうちに、ようやく私自身経営と向き合うようになってきて、
最初にその経営と向き合って作ったのが、
経営の師匠がいてるんですけど、大久保さんという経営の師匠に、
その指導を受けて、ディネンとシャゼとビジョンを作る。
それを明確に決めて、その結果自分たちで向かう方向は、
乗り物メーカーになるということが定まったので、
その乗り物メーカーの名前を決めようということで出てきたのがグラフィット。
ただ、乗り物メーカーと言っても一番ピンとくるのがトイレだとかホンダみたいな、
自動車メーカーですよね。
なので、とりあえず自動車を作ろうと思ってたんですけど、
どうやって作っていいかわからなくて。
そもそも今の状況を見て、突然トイレとかホンダになる気もしないじゃないですか。
あまりにもかけ離れてるから。
そこで視点を変えて、
トイレもホンダも突然今になったわけじゃなくて、
絶対1年目ってあるじゃないですか。
1年目ってどんなのだったんだろうということを興味持つようになってから、
ある共通点を見つけました。
今の自動車メーカーはほとんどみんな最初に通ってきてるのが、
自転車。
2輪にエンジンをつけた乗り物から、自転車バイクですね。
ここをスタートに、今に成長してるというところに目をつけて、
私たちもまずは2輪からスタートしようということで、今に至ります。
なるほど。
先ほど補足させていただいた大久保さんというのは、
ホーバルの大久保さんでよろしいでしょうか。
そうです。ホーバルの大久保会長です。
なるほど。軽輪を作られているという話ですが。
それで今の電動バイクと呼べばいいですか、電気バイクと呼べばいいですか。
大作りになっていらっしゃって、
その後クラウドファンディングで1億円ぐらい調達されるんですが、
これはクラウドファンディングをやろうと思ったきっかけなんて何かあったんですか。
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これはですね、電動バイクの最初の1号機を作ると決めた直後が、
過去最悪の業績だったんですよ。
いわゆるサラキン時代を大きく上回る業績悪化がリンクしていまして、
その理由というのがちょうど2015年なんですけど、
為替がですね、なんとリーマンショック前に戻っちゃったんですよね。
輸出企業には追い風ですけど、輸入型、外から持ってくるっていう形のビジネスにはかなりしんどい外部環境になってまして、
うちのビジネスが今まで同じことをしていっても、結局最終に残る利益っていうのがプラスからマイナスになっちゃうような状況で、
新しいことをする余力がなかなかない中で、でもやりたい気持ちは一番高まっていると。
ここを決断するには決断のための材料が必要だったんですよね。
それがまず新基地をやるので、一番目先のリスクって売れると思って作ったけど全く売れなかったと。
受け入れられると思ったサービスが誰も支持してくれないっていうのが一番リスクじゃないですか。
一番最初に来るリスク。
それを先に潰したい、避けたいっていうのがあって、解決策としてクラウドファンディングを使うことにしました。
なるほど。1億もの以上の調達をするんですが、相当長く調達できた成功要因っていうのはどういうふうに睨んでいらっしゃるんですか。
これ成功したとは、失敗したとは思わないですけど、これ本当に自分の中でもちょっと違和感なんですよ。
多分ちょっとまやかしだと思っていて。
要はネット販売なんですよね。クラウドファンディングで集まったって言っても、これはネット上に私たちがこれから作って売りたいものをやらせて、いいねって言ってお金を出して購入してくれたのとほぼ一緒なんでネット販売。
ネット販売で月賞1億円の会社なんか世の中にもう数えられないくらい多分あると思うんですよ。
それって別にネットショップで月賞1億円超えましたってニュースにならないじゃないですか。
ただクラウドファンディングという聞こえが新しい手法で1億円を超えましたっていうのがたまたま目新しかっただけ。
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実はそんなすごいことが起きたわけではないと思っています。
なるほど。冷静で話したところもなるみ社長らしいんですが。
最後のグラフィットのお話をお聞きしたいんですけど、グラフィットの今後のビジョンと言いますか、将来の夢みたいなのはどういう風に描いていらっしゃるんですか。
グラフィットの100年ビジョンは100年かけて日本を代表する乗り物、次世代の乗り物メーカーになりたいと。
分かりやすく21世紀のホンダを作るとかっていう表現をする時もあるんですけど、もちろん今までの自動車産業を牽引してくれた、日本のものづくりを牽引してくれた人たちと同じように同じことができるとは思っていないですけど、
でもこれからの100年のこの時代において自分たちが乗り物分野の中で一つのスタンダードを作るようなものやサービスも含めて提供していける、そして日本中の人たちが知ってくれているような、そしてそれを世界中に届けていけるような企業、乗り物メーカーを目指したいと思っております。
なるほど、素晴らしいですね。おそらくナルミ社長は実現されるんだと思いますけども、ちょっとまた違う質問もさせていただいておりまして、させていただきたいなと思うんですが、好きなもの好きなこと事前にお聞きしました。
ガジェットと仕事のチャレンジというお答えで、ガジェットって多分リスナーさん分からないと思うんで、その説明からお願いしてもよろしいでしょうか。
そうですね、早い話、電気で動くものが好きなんですよ。家に小さい時から電気製品がほとんどない環境で育ったのが影響して、ものすごく電気で動くものに対して興味があるんですね。
なので、新しく出る新製品はだいたい何でも、僕、人より先に手に入れて使ってますね。
iPhoneとかも。
そうですね、最初の1台目から全部持ってまして、ガジェット好き、この言葉が通じる人には通じると思うんですけど、決して所有欲じゃないんですよ。
それを所有してどうだというよりかは、誰よりも早く新しいものに触れてレビューしたいんですよ。
これが良いとか悪いとか、自分で、しかも人から聞いたのではなくて、自分が体験したみたい、自分の体験として新しい電気製品をどんどんレビューしていきたいっていうのが、このガジェット好きの本質です。
ガジェットって何ですか?
新しい、いわゆる電気的なものも含めた小物の、結構幅広い意味で使われてるんですけど。
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そうですね、ガジェットって時にどの言葉の意味かというのが一番難しかったんですけど、たぶんりさむさんも今はてな幕が出てるかもしれないですけど。
なので、わかりやすく言うと、新製品の、電気製品と思ってください。
なるほど、そういう意味では電気バイク、電動バイクもそっちがあるのかもしれません。
僕は常にスマホとパソコンは1年ごとに最新のものに切り替わってますね。
なんかちょっとびっくりするような話ですが、仕事のチャレンジはそんなにお仕事好きですか?
そうですね、それ以外にまだ楽しみがあまり見出されてないかもしれないです。
それはもう15歳の時からずっとあってらっしゃいますよね。
いや、素晴らしいですね。
なんかそんなに仕事好きなのは何でかなんて分析をされますか?
一度も就職をしたことがなくてですね、誰かに強いられてとか、制約の中で、制約はあるんですけども、
制約があったとしても自分の責任においての制約じゃないですか。
今使えるお金が、いわゆる人ものお金、こんだけのリソースしかないって別に誰かのせいじゃなくて自分のせいなんで、そういう意味で自由にやってきたっていうところがこれが大きいと思います。
なるほど、ありがとうございます。
最後のご質問なんですが、この番組は経営者向け、もしくは全国の社長さん向け、もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、
起業の成功の秘訣と言いますか、社長の成功と秘訣と言いますか、そういったものを教えていただけたらなと思っているんですけども。
まず成功の秘訣は僕には分からないですし、誰にも分からないと思うんですけど、
まず経営の師匠のオーバール・オクヴォー会長から一つ言われたことは、名言葬と言われていて、経営者、人という意味で言ったら明るく元気で素直でいることっていうことで、
明るいっていうのはですね、見た目の明るさだけじゃなくて、考え方が明るいと、いわゆるポジティブシンキングだということだと思うんですけど、
物事の捉え方が広くてですね、悪い面もいい面も両方見据えて、そしてそのいい面を使って問題を乗り越えていける、そういうバイタリティがあるというところだと思うんですね。
だから、どんなことにでもチャレンジするだけのバイタリティを持って、諦めないことですかね。
なるほど。名言葬、素晴らしいお言葉ですし、諦めないというのも素晴らしいですね。ありがとうございます。
多分、リスナーの皆さん方も大変参考になったんじゃないかなと思います。
リスナーの皆様、本日もお忙しい中お聞きいただきまして、本当にありがとうございました。
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ぜひ皆様の参考にしていただければと思います。
鳴海社長様、本日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の社長に行くインウィルビュー、鳴海社長様、いかがでしたでしょうか。素晴らしい社長ですし、お勤めにならずそのまま創業と、実質は15歳から創業でいらっしゃいますね。
それを着々と次々と次の授業につなげていくことも素晴らしいですし、この番組の流れているときにはもうテレビ放送されているかもしれませんけれども、
テレビ東京の番組、池上明川さんの番組も出るんだなということを先ほどおっしゃっていらっしゃいました。
それが有名な社長様でもありますし、全く諦めず明るくやっていらっしゃって、私も仲が大変良いんですけれども、昔から良いんですけれども、素晴らしい社長様だなと、年下ですけど尊敬する社長だなというふうに思っております。
皆さんもぜひ鳴海社長みたいになっていただければと思っております。
本日の社長に聞くインウィズがここまで。また来週。
3分コンサルティング。ウィズビズが社長の悩みを解決。
本日の3分コンサルティングは、C社様、システム開発を創業5年でいらっしゃるそうです。
はじめまして。私はシステム開発会社を経営しております。業績は順調に伸びているのですが、最近、従業員指揮が低下することに悩んでいます。
低下の原因は、農機間近に発生する残業です。
ここ1年ほどで、仕事量が増えたことで、残業時間が増え、それが原因で、社員の就業がたまり、指揮の低下につながっています。
従業員を早そうと思いましたが、すぐに早そうとするのが難しいのが現状です。
そこで、指揮の低下を防ぐ良い方法はないか、お聞きしたくご相談を送らせていただきました。
どうすれば良いか、お知らせいただければと思います。
大変難しい問題ですね。IT関係ですと、今、M&AなんかにIT企業さんが出ると、
3分で売れるとか、冗談半分、本気半分、3倍で売れるとか、冗談半分、本気半分ぐらいですが、
本気8割かもしれませんぐらいの感じで動いています。
M&AをしたいというIT企業さんは、人が足りない、人が欲しい、人が来ればいくらでも売り上げられる、こういうことなのだと思います。
そうなってくると、どうしても人が取れない、そろそろ残業時間が延びるということで、
私もIT企業さんの残業時間だけでなく、現在の悩み、採用や教育や、いわゆる資金の低下みたいな問題について、
よくご相談におらせていただいています。
その中でお話しするのは、やはり一番重要なのは経営理念だし、人事評価制度だし、就業規則だと、
そして社員の教育制度だと、そして社員の夢を叶えたりとか、
社員が居心地が良いというような環境を整えていくことが社長業だという話の一般論をよくさせていただいております。
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その上で残業時間が増えてしまっていることに対しては、やはり採用を強化し、取っていくしかないんじゃないでしょうか。
そういう意味でいきますと、今、採用関連ですと、私どももネットの会社ですが、
インディードを使って無料枠で、この前1回掲載をしましたら、いきなり5名ぐらいポポポって応募が来ました。
その前は別の採用のインディードですが、別のページで1名来て、1名そのまま採用というふうにつながっています。
そういう意味で採用強化というのがおそらく1人目で、人を増やすことが大変重要なんじゃないかなというふうに思います。
もう1つは、社員たちの夢を叶えた経営理念の徹底強化、浸透みたいなことの方が重要なんじゃないかと思います。
もちろん、もっと細かいことを言うと、社長がお一人お一人相談に乗っていくとか、お一人お一人と面談時間を揃えるとか、
私の聞いている会社さんですと、うまくやっているシステム系の会社さんですと、社長は社員と必ず週1回面談の面接をする。
そこでは、ある意味聞く一方だというようなことをやったりもされるそうです。
そんな細かいことが大変重要なんじゃないかと思います。
大変難しい問題ですので、ぜひお越しいただいて、もうちょっと細かい状況をお聞きさせていただいて、ご相談に乗りたいなと思うんですが、
全ての企業さん、ある意味社長さんが企業を作っているのではなく、社員さんたちが企業を作っているというふうに思って、
社員さんたちのために社長様が頑張っていただければなというふうに思っております。
本日の3分コンサルエンス、ここまで。また来週。
最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
本日のポッドキャストはここまでになります。また来週。お楽しみに。