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○○○○○○ 殺人事件
殺人事件 綾坂
矢部坂さんというね 名前からして
捨て物感が強い
ほらね
名前で遊ぶなっていう
ペンネームの人なんですけど
これが第50回メフィスト賞受賞作でね
あらすじ
アウトドアが趣味の公務員
オキ
ラチは
仮面の男
黒沼が所有する孤島での
夏休み恒例のオフ会へ向かう
いつものメンバーの他に
赤毛の女子高生が初参加する中
孤島に着いた翌日
メンバーの2人が失踪
続いて殺人事件が
さらには意図不明の密室が連続し
…
果たして犯人は?
そしてこの作品のタイトルとは?
ということでね
〇〇〇〇〇殺人事件
これはね
犯人を当てろとかじゃなくて
作者からの挑戦状で最初に出て
タイトルを当ててくれと
ユニークな作品なんですよ
でタイトルを当てるためには
伏せられてる設定を見抜く必要がある
ほうほうほう
というね面白い仕掛けなんです
まあ普通に読んでたら
分からないというか
まあ俺は最後まで
それを明かされるまで見抜けなくて
あーやられたーっていう感じになって
そこがすごく気持ちよかった
でそれが分かったら
タイトルを当てやすくなるというか
タイトルが浮かぶっていう仕組みだね
残り数ページだったけど
一応タイトルは当たってたっていう感じ
へー
そういう面白さがある
でまあなんだろうな
設定というかねストーリーの流れは
結構ありがちな
絶対のことをものみたいな感じでね
うんうん
そこで事件が起こるというね
オーソドックスな感じなんだけど
この伏せられた設定がなかなか
分からんよっていうそれは
でも分かったら
思わず笑ってしまうっていうね
ほうほう
そういう感じ
あとはね
ところどころ様子がおかしいっていうね
文章
なんだろうな主人公はね
そのオキっていう
公務員の30代男性なんだけど
気になるね女子大生とかも
いつものメンツみたいな中にいるわけ
ちょっと声をかけるのもどうしようかな
みたいな打ち気な感じなんだけど
この南国に来ると
絶海の孤島って小笠原諸島のあの辺なんだけど
ここに来ると性格が表現するんだ
ほー
ドクンって心臓が高鳴って
なんかもう来た来た来た来たー
みたいになるわけ
でもうなんか急にワイルドな男になって
さっきまでね
詐欺すまれてた女性陣からも
ようやく南国モードになったのねみたいな
だから匿名係長みたいなさ
ああいうオンオフなんだよ
ようやく南国モードに入ったのねって
よく分かるね
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だから毎年行ってるね
メンツだから
竹芝からね
フェリーで行くんだけどさ
その竹芝で合流した時は
もうおどおどした主人公なんだよ
南国について南国モードになると
急に変わるんだよね
何その設定
だから途中までは
こいつが二重人格で
殺人犯していってるんじゃないかみたいな
それはミスリードなんだけど
これがああいうくだらないオチに向かって
かかってたんだって思うと
面白いっていうね
仮面の男がいるじゃん
仮面の男ね
これが島のホストなんだけど
まあ怪しいじゃん
怪しいね
ちょっと事故で顔ぐちゃぐちゃになってるから
仮面かぶってるけど
そういう有志のメンバーで集まって
この何のメンバーなのかっていうのは
個体に直結するんだけどね
でも普通に読んでたら
ただのミステリー好きの集まりなのかな
みたいな感じなんだよね
そこもミスリードであるんだけど
何の集まりなんでしょうかっていう
伊藤編いきますか
何殺人事件かは
竹芝君に当ててもらおうかな
犯人は別に問題ではないんですよそんなに
犯人は仮面の男なんですよ
怪しい
あんまかと思うんだけど
なぜかっていうところが
裏設定につながっていて
監視カメラを設置するわけ
泊まってる宿舎からね
屋敷から
屋敷の入り口に監視カメラを置いて
その離れた洞窟で殺人事件が起こるわけ
誰かの出入りを
出入りをずっと監視カメラで映してるんだけど
みんなが映っていて
でも狂気を持っていける人って
一人しかいないよねっていう話になるわけ
監視カメラでは
みんな持ってないねっていうのが分かるんだけど
一人だけ隠して持っていける人がいますよね
ってなるわけ
それが仮面の男だと
仮面の下に隠してるってこと?
仮面の下に隠してる
アイスピックみたいなものをね
狂気のアイスピックを
仮面の中に隠してる
だからあなたが犯人だっていう
推理を展開されるわけ
当たってるんだけど
ん?ってなるわけじゃん
なんかズボンのポケット
うちポケットとかさ
いろいろあるじゃんって思うんだけど
そこがミソなんだよねっていう
そこでなぜ仮面の男だけが
隠せるっていうことになってるかっていうと
みんなヌーディストだと
年に1回
ヌーディストの集まりでこの島で
裸になって
純粋に裸になるって最高みたいな
それで南国盲導になるみたいな
なるほどね
っていう話なんだよね
もうこれだけで
殺人事件のタイトルは当てられる
もうヌーディスト殺人事件じゃないの?
ここにはことわざが入る
ことわざ?
ことわざが入る
だから犯人は仮面の男だ
だから状態的には
前裸で仮面なわけだよ
頭隠しで尻隠さず
ああそうです
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それで合ってるの?
それで合ってるの?
合ってんの?
くだらないけど面白いな
それを謎に最後まで読ませるって
面白いなと思って
1回しか使えないネタじゃんみたいな
マジで1回読んだら
もう二度と読まない
くだらねえんだよって思うんだけど
そういう話でございました
頭隠しで尻隠さず殺人事件
というのが○○○に入る
これはもう余談なんだけど
全員前裸だったんだっていうのが
分かってからのひどさね
実は仮面の男は
犯人であるだけでなくて
実は入れ替わってる
最初に死んだ被害者と
元の仮面の男は
入れ替わってる
そんなわけないって別の人が言う
だって最初に死んだ人は
法系だもの
ってなるわけ
今ここにいる仮面の男はズル向けじゃない
ひどい話なんだけど
ひどい話だね
そんなことでね
その人かどうかをね
裸になれば
そこで判断できるからね
見て
この人はズル向けじゃないって
でもその探偵役がね
僕は趣味で集まってる
メンバーだからあんまりね
詮索しない深入りしないようにしてたんだけど
実はあの最初に死んだ
と思われてるね
仮面をかぶってる犯人のことを調べました
実は
そういう法系を手術する
医者なんです
自分で手術して
ズル向けになって
みんなの前に仮面をかぶって
現れたんです
いやいやもうちょっとさ
違う特徴あるでしょ
体型とかね
感じとか
いろいろ違うんだけど
そこしか違い
なかったのか
漫画チックに書いてるな
でもおかしいってね
手術根があってそんなのわかるじゃないか
いや違うんだって
今は根元の方を切って
皮を上の方に
グッて持っていく手術法があるんだみたいなね
だから陰謀の中に
まだ抜死してない
人があるはずだ
おかしいよね
読まされるわけですよ
これはもう
孫をことなき
ミステリー
ジャンルで言うと
面白いなと思った
やっぱその
入れ替わりトリックを使うには
苦しい設定だよね
うん
ただもう前田だっていうのが
こちらに示された時点で
もう何のリアリティもいらなくなる
バカバカしい
前田であるがゆえに
入れ替わりってすごく難しくなるんだけどな
おじさんのね
前田なんかそんなよく見てねーよ
っていうことなのかもしんないけど
いやでもやっぱ分かるって
でもほらヌーディスト館では
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マジマジと見ないっていうのはあるじゃん
あるけど
常連さんなんだよね
毎年何回もやってる
いつものどうもみたいな感じなんだよ
伏線はあるんだよ
近い島の
頃から冷やかしで
写真を撮られてるみたいなね
浜上で遊んでるだけで
ビーチバレーとかしてたんだけど
おいあれ写真撮られてるぞっつって
そのフィルムをビーって
やりに行くっていうシーンがあるんだけど
あー撮られるよねっていう
そんな変な人たち
あーそういうことかっていう伏線は
一応あるんだよ
前田で追っかけられるのが怖いな
なかなかくだらない
第50回メフィスト賞
こういうのもね受賞するんだ
っていう感じでね
やっぱり一筋縄ではいかないんですよ
こういうのもあるんだ
タイトルを当てろっていうのがまず面白いじゃんね
バカミスですから
ある意味天才だと思うよ
思いついても書こうとは思わないもんね
ダメだって
ボツにするやつを書き切ってるから
これは才能だと思います
僕らの一般
常識として持ってしまってるから
がゆえに
落ちるミスリードをね
服は当然着てるだろうという
何の集まりかって
言ってないけれどもキャンプだろうな
みたいな
自然が大好きな人たちなのかな
常識の範囲に当てはめたらそうなるけど
実は裸でいたいだけ
っていう
常識が
ガタッと抜け落ちてる感じが
面白いっていうね
ほうけいだものって
かわいそうに
ほうけいの人だと認識されてたってことだよね
そうだね
ほうけいの人だみたいな
絶対さあおり文句として
これで見かけたわけじゃないんだけど
たぶんあおり文句として
映像化不可能とか書かれるんだろうね
映像化した時点でもう無理だよ
謎が謎じゃなくなるから
謎が謎じゃなくなる
それよりも気になるところいっぱいある
顔面のアップだけで進むのかね
絶対主演山田孝之だよね
社会現象になるくらいまで
流行ったとしても無理だもんね
無理だね
引き続きね
いっぱい買ったんで
ミューイスト小作品読んでいきますよ
はいはい
