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心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネルです。 今回は前回の補足です。実際にリフレーミングをやってみましょう。
みなさん、1週間お疲れ様でした。公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。 このチャンネルでは、皆さんの週末の時間を少ーしだけいただいて、就職や復職など
働くのサポートをしてきたカウンセラーが、主に社会人の方々に役立つような カウンセリングの豆知識や心理師のあれこれを簡単にお伝えしていきます。
前回リフレーミングの良い使い方ということで、 短所を長所に言い換えるリフレーミングを上手いことその人にとってしっくりくるように使うにはどうしたらいいかというお話をしたんですけれども
よくわからんかったからもう少し詳しく説明してくれというご感想をいただいたので、 今回はその補足をしようと思います。
正直なところ、投稿した瞬間に、そういえばそもそもリフレーミングの前提をもう少し説明すべきだったなぁと後悔していたので、率直なご感想をいただけたのは渡りに船というか嬉しかったです。
専門知識を噛み砕いて説明するってやっぱり難しいですね。 他の知識強要系のポッドキャスターさんを見習おうと思いました。
多分このポッドキャストを聞いていただいて、よくわからんと思った回は他の方もよくわからんと思っていると思うので、
遠慮なく google フォームとかでご感想いただけると嬉しいです。 というわけでリフレーミングの話でしたね。
おさらいですがリフレーミングとは、短所を長所に言い換えるというものです。 例えば、俺本当に優柔不断で行動が遅いんだよねーと悩んでいる人がいるとします。
そんな人の言う優柔不断や行動が遅いといった、よく短所として使われそうな言葉を長所に言い換えるんですね。
例えば、身長とか資料深いとかリスクマネジメントができるとかでしょうかね。 そんな風に短所を長所に言い換えることをきっかけに、自分の悪い部分ではなく良い面に目を向けようとする。
そんで自尊心を保っていくというような考え方を変えるコツです。 と、これは前回も話したところなんですが、じゃあですね皆さん実際にリフレーミングやってみましょう。
今回は僕がどんな風にリフレーミングをしているか、 あくまで僕のやり方なんですが、それを紹介しようと思います。
ただそうですね、これはポッドキャストなので少し自分のことを客観視できる、距離を取れるレベルでの短所を上げていただければと思います。
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そうですね、じゃあ僕は理屈っぽいにしてみようと思います。 皆さんそれぞれがどんな短所を上げるかはちょっと僕にはわからないので、僕の例も交えてやっていければと思います。
とにかく皆さんなんとなくご自身の短所を思い浮かべていただけたかと思いますが、 ここで上げた短所を長所に言い換えるとどうでしょうか。
早速なんですけれども、例えば僕の理屈っぽいは論理的とかになりそうですね。
でもこれだとどうでしょう、なんとなく実態が伴わないというかしっくりこないと思うんですね。
どうでしょう皆さん、ご自身が上げた短所を長所になるような言葉を思い浮かべてみて、何かしっくりくる感じありますでしょうか。
多分まだこないという方の方が多いんじゃないかなと思います。
ではですね、先ほど上げた短所なんですが、多分思い浮かべるときにその短所で失敗したエピソードもセットで思い浮かべていると思うんです。
それを思い出してみてください。 そうですね、例えば僕の場合は自分の地肉になっていない上っ面の知識で意見をして、それを見抜いた先生に話を流されちゃって、結構恥ずかしい思いをしたというエピソードを思い浮かべました。
今でも覚えています。 悔しかったですね。
さてどうでしょう。こんなふうにですね、具体的なエピソードがあると、理屈っぽいという短所が実像を持ってというか立体的に見えてくるような気がしませんか。
こんな感じでご自身の短所も具体例を思い浮かべてみてください。 ちょっときついかもしれないんですけれども。
そしたら次はですね、その短所がよく働いたことはなかったかを考えてみてください。
僕の場合はそうですね。 さっきのエピソードは、そもそも知識を地肉にできていたかどうかの問題だったので、知識を蓄える行為自体は悪くないと思うんですよね。
なので長所に置き換えると、勉強熱心とかになりますでしょうか。 自分で言ってて恥ずかしいですけどね。
さて皆さんはどうでしょう。こんな風にですね、自分の短所がうまく働いた時を思い出して、長所として置き換えることができたでしょうか。
もしそれができて、ご自身の中でしっくりくる感じがあれば、リフレーミングは成功と言ってもいいかもしれないですね。
これがすごく簡単ですがリフレーミングの流れになります。 今の流れを理解していただいた上で、もう一度前回の話を聞いていただくと、
またわかりやすさが違うかもしれません。特にリフレーミングに自分を合わせるのと、リフレーミングを自分に合わせるのの違いを理解していただけると嬉しいなと思います。
今回は最初にあまり短所について掘り下げないまま長所に置き換えようとしましたが、そこで無理やり自分を納得させようとするのがリフレーミングに自分を合わせる感じかなと思います。
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そうですね。サイズの合わない服を無理やり着ようとする感じに近いかもしれませんね。 そして、しっくりくる感じを確かめながら具体的なエピソードを絡めて長所を考えたのが、リフレーミングを自分に合わせるという感じですかね。
自分に合う靴のサイズを入念に選ぶ作業に近いかな。 こういうのって手間なんですけれども、後々大事になってきますよね。
さてみなさん、今回はいかがでしたでしょうか。 ポドキャストでリフレーミングのワークをするって、もしかしたら日本初かもしれませんが、なんとなく感じを掴んでいただけたら嬉しいですし、少しでもこの話を通して気持ちが楽になってくれたらもっと嬉しいです。
そしてもう一回、前回と同じ投票機能を用意しますので、皆さんの分かった感じ、分からなかった感じをフィードバックいただけたらと思います。
みなさんのリアクションを楽しみにしています。 では今回はここまで。おやすみなさい。ご視聴ありがとうございました。