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心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネル、今回はお便り回の後にいただいたお便りを紹介します。
みなさん、今週も1週間お疲れ様でした。公認心理師臨床心理師のわたるんと申します。
このチャンネルでは、就職や復職などいろんな働くをサポートしてきたカウンセラーが、
お仕事、ご家庭で役立つようなカウンセリングの豆知識や心理師のあれこれを簡単にお伝えしています。
今回はですね、お便り回でお話した後にいただいたお礼のコメントを紹介したり、
そのコメントに対して補足しておこうと思ったことについてお話ししようと思います。
そうなんです。ありがたいことにですね、お便り回で取り上げた後にお便りフォームでお礼をくださった方がいてですね、
そこには僕のコメントに対してどう感じたかが書かれていたり、
さらに詳しい事情をお話ししてくださっていたりとかして、
なんというか僕がお礼を言いたいくらい良いフィードバックをいただいたんですね。
ちょっとこれはちゃんとお礼のお礼をしようと思いまして収録してみました。
では、あの回の僕の話は質問した方にとってどうだったのか、良ければ聞いてみてくださいね。
今回は2つ紹介します。
じゃあまずは1つ目、みそじさんからですね。読み上げます。
みそじです。先日は2週にわたり、私のお送りした質問に真摯にお答えいただきどうもありがとうございました。
カウンセリングで本音を隠したくなる件は、その迷い自体をカウンセラーに伝えていいのだと分かり、目から鱗でした。
インポスター症候群については、そういうものが存在するということを認識しつつ、
自分がそれに該当するのかどうかグルグル考え続けるよりは、いろんな場面に遭遇しながら自己理解を深めていくことが大事だと納得しました。
何でもできる人はいなくて、これは得意これは不得意と分野ごとの向き不向きがあるのも本当にそうだと思いますし、
自分のことをもうちょっと総合的に俯瞰できるようになれたらなぁと思いました。
改めましてこの度はありがとうございました。
またご質問させていただくかもしれませんが、よろしくお願いします。
ということです。ありがとうございます。
みそじさんは第84回、いいカウンセリングを受けるコツと、第85回、正しく自分を理解するにはインポスター症候群についてでお便りを取り上げました。
第84回ではカウンセリングでは思ったことを本音で話してみるといいですよということをお伝えしてます。
ほんで、第85回では自分を正しく理解するにはいろんな体験を通していく中で自分のできることできないことを知っていくものなんですよという話をしました。
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あのですね自分を知っていく自己理解を深めていくことって苦しみを伴うものなんですよね。
何でかっていうと時には自分はああなりたいなーっていう希望を捨てなきゃいけないことがあるからなんですね。
現実に直面することって大事なことではあるんですが、希望を捨てる必要も時にはあって辛いんです。
でもその辛い工程を経験することが自分のことをバランスよく見れることにつながるんですよね。
まあ逆に言うとそういうプロセスが苦しいからこそカウンセラーっていう人が求められるんじゃないかなと思います。
それでカウンセリングって必ずしもカウンセラーの腕だけでその人の悩みを解決できるかっていうと全然そうではなくて相談する人の力が不可欠なんですよね。
どんな力かというとこちらを信頼して本音で話してくれる力です。
本音というのは自分の普段思っていることよりも深い感情のことを言っています。
そういうのって普段は恥ずかしかったり認めたくなかったりで見えなくなってるんですけど、そこに悩みの本質があったりすることが多いんですよね。
カウンセラーはそういうその人の深い感情にも目を向けながら話を聞いてます。
そしてそれを話してくれることがカウンセリングを進めるのにものすごく役に立つんですね。
だからカウンセリングって本当に二人三脚なんです。
テレビとかではすごいカウンセラーがなんか出演者の方の考えていることを言い当ててすげーみたいな感じで放送されてますけれども、実際はものすごく地味だなぁと思います。
この辺の心理師の本当のところはまたどこかで話せるといいなぁなんて思ってます。
では改めてみそじさんお便りを本当にありがとうございました。
2通目はフジリンゴさんからいただきました。読み上げていきます。
ワタルンさんこの度はお便りを採用していただきありがとうございます。
ワタルンさんに値切らっていただき心が温まった感じがしました。ありがとうございます。
これまでの話から、その人は人間関係をリセットしたこともよくあるようでした。
潜在で鬱病も経験していると聞いたので、きっと苦しい思いをたくさんしてきたのだろうと思い、
私と一緒に過ごす時間は楽しい時間になったらいいなぁという思いでいました。
そんな中、所々で言っていることが依然と変わってきたり、
今思えば嫉妬だと思うのですが、思い込みで強い口調で意見を言われたりと傷つくことがありました。
その人は私に対して主張が多いタイプではなかったのですが、不義理な行為をされたと私が感じることが続いたため、距離を置くことにしました。
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その後、私はあの時傷ついたんだと伝えたのですが、細かくいつどんな時にどんな感じで傷ついたのかまで伝えられなかったからなのか、
その人からはごめんの一言もありませんでした。
もしかしたら病気のこともあり、自分が何を言ったのかなど覚えていないのかもしれません。
渡るんさんのお話で、傷つくことがあったら冷静に相手に伝える大事さを知りました。
相手を怒らせたくなくて我慢していたこともあったと思います。
伝えた後に相手が怒ってしまっても、それは相手の問題なんだと考えるようにし、自分の思うこと、感じることを大事にしていこうと思いました。
渡るんさん、お答えいただきありがとうございました。これからの配信も楽しみにしております。
ということです。ありがとうございます。
フジリンゴさんのお便りはですね、第94回、
私繊細だから優しくしてね、は周囲を傷つける免罪符になるのか、で紹介させていただきました。
相手がどんなに傷つきやすくても自分の気持ちをしっかり守って、なるべく自分も相手も大切にしていきましょう、という話をしています。
フジリンゴさんのこのお便りでは、その繊細な人のより詳しい情報が書かれていましたね。
そうですね、巷では人間関係リセット病みたいな感じで言われてますが、その方はそれに近いこともしてきたようですね。
あのですね、繊細だけど周囲には不義なことをする人って、プライベートで関わるとやっぱりしんどいと思います。
多分僕もプライベートでそういう方と一緒にいたら嫌だなぁと思うと思います。
だからまずはその周囲の人たちは、そういう自分の気持ちにまず目を向けて大切にしてもらえればと思います。
それでその上でお話ししますが、その繊細な人もきつい思いをしているのは確かだと思います。
多分別に楽しくて人間関係リセットしているわけでもないでしょうし、なりたくて鬱病になっているわけじゃないでしょうから。
その人の対人パターンとかでその人自身や周りがものすごいしんどい思いをするような、そういう性格を持っていることを精神科の病気の括りでは人格障害と言われています。
そうだな、他の自己啓発系のYouTubeとかだと、関わっちゃいけない人みたいな感じで紹介されることもあります。
まあ確かにある程度の距離感を持って関わることが大事だったりもするんです。
それでその人を関わっちゃいけない人と括ってしまえばまあシンプルですよね。
でも関わっちゃいけない人と言われているその人も間違いなくしんどい思いをしているわけで、だからこそ優しい人が放っておけないわけですね。
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普段の人間関係の最適解は他人も自分も大事にするということだというのは普遍の事実だと思います。
ただいろんな要因でそうできないことがあります。
健康と言われる人も相手も自分も大切にしようと思っていても、いつも相手と自分両方を大切にしてやっていけるわけではないです。
人格障害と言われる人もそうなりたくてなったわけじゃなくて、環境だったり人生経験だったり、自分じゃどうにもできないことどうしようもないところからそういう人格が形成されてきたわけですね。
じゃあそんな人はどうすればいいのかというと、やっぱりそこはカウンセリングになるかなと思います。
プライベートの人間関係で自分の対人パターンをどうにかしていくのはいろんな人が疲れてしまうでしょうから、
そこはしっかり悩みを話す時間と空間を確保してプライベートから離れた環境で自分について一緒に考える相手が必要になってくるかなと思います。
つまりはカウンセリングということですね。
その方にはもししんどかったらカウンセリングに来てほしいなぁと純粋に思いました。
ではフジリンゴさん、改めてお便りをくださってありがとうございました。
というわけで今回は2つ紹介しました。
お便りフォームに限らなければもっといろんな方からのコメントをいただいてるんですが、今回は時間の関係もあって2つだけにしました。
じゃあ皆さん今回はいかがでしたでしょうか。
そうですね、少しカウンセリングのこととか人格障害のことについて説明しましたが、
へーと思って聞いてもらえたら嬉しいなと思います。
もしこのエピソードが良かったら番組の星5評価やフォローをお願いします。
また心理師に聞きたいことがありましたら遠慮なくお便りフォームまでいただけたら嬉しいです。
それでこの番組次回で100回を迎えます。
一応働くをカウンセリングするチャンネルとしては次回を最終回にしようと思っていて、
それ以降は少し番組をリニューアルしてやっていこうと思ってます。
具体的には働くをカウンセリングするチャンネルではなく、
違う名前にしてもっといろんなテーマを扱う番組にしようと思ってます。
もちろん今まで通り働くということについてのテーマもジャムジャン扱う予定なので楽しみにしていてくださいね。
では今回はここまで。おやすみなさい。
ここまで聞いてくださってありがとうございました。また来週をお楽しみに。