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心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネルです。 今回の予約
周りの良くない出来事が自分のせいではないかと思うような思考の癖を自己関連付けと言います。 そういう時は一度一歩引いてその物事を考え直してみましょう。
みなさん、1週間お疲れ様でした。公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。 このチャンネルでは、みなさんの週末のお時間を少ーしだけいただいて、就職や
復職など、働くを支えてきた心理師である僕が、主に社会人の方々に役立つようなカウンセリングの豆知識や心理師のあれこれなどについてお伝えしていきます。
みなさんのお仕事や対人関係などなど、いつもの生活を少しでも楽にしたり、カウンセリング・メンタルケアをより身近に感じていただいたり、
緩めな時間を一緒に過ごせたりできれば嬉しいなぁと思っています。 よろしくお願いします。
今回は、「すべては自分のせいだ。」 「しんどくなりやすい考え方3。自己関連付けについて。」ということで、
例えば、誰かがふと溜息をついた時に、もしかして自分の言動で気を悪くしてしまったんじゃないか、
と思うことってありませんか? あの僕は本当に仕事中、よく会ってですね、一日多分最低5回くらいはこの自己関連付けってのをやってるんじゃないかってぐらいよくやってるんですけれども、
まあもしかしたら本当に僕のせいで周りの気を悪くしているっていう可能性ももちろんあるんですが、それは置いておいて、
こういう思考が板につくと本当に毎日がしんどくなってしまいます。 なので今回はこの自己関連付けというものの解説と対処についてお話ししていきます。
先ほどお話ししたように、自己関連付けというのは、冷静に考えれば自分のせいじゃないかもしれないことも自分のせいだと結論づけてしまうことを言います。
先の例では、側にいた人がため息をついた時とか、 あとはそうですね、なんか同僚に話しかけたらつっけんどんだったとか、
なんか知らないけど上司の機嫌が悪いとか、といったところでしょうか。 そういう時ってびっくりするのと同時に、あれまた僕なんかやっちゃいましたっていう考えが巡りませんか?
そのまま考えを巡らせていくと、自分のせいであることをベースに色々ネガティブに物事を考えてしまいます。
これはちょっと避けたいところですよね。 さて、それでは少しですね、それぞれの場面について一歩引いて考え直してみましょう。
例えば、側にいた人がため息をついた時、まあ本当に自分の言動が鼻についたのかもしれませんが、他にもいろんな考えられることありますよね。
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その前に上司に怒られたとか、家族と喧嘩したとか、ハマっているゲームのネタバレを見てしまったとかでしょうか。
同僚に話しかけたらツッケンドンだったというケースや、上司の機嫌がなんか悪いというケースも、同じように考えれば自分のせいではない可能性の方がどちらかというと高いことの方が多いものなんですが、
人間なぜか自分のせいなんじゃないかとよぎることが多いようなんですね。 皆さんは最近そんなことありませんでしたか?
もしあれば、その出来事を少しつぶさに振り返っていただいて、それが本当に自分のせいか、他の要因はないかなどを考えてみてください。
いろんな悪い出来事の原因が自分のせいなんじゃないかと考えるのが板につくと、本当に毎日がしんどくなります。
本当は自分はそこまで影響力を持っていないというのは頭ではわかっているはずなんですが、なかなか板についた思考の癖を直すのは骨が折れるものなんですね。
もし心当たりのある方がいらしたら、今回の話をきっかけに少しずつ自己関連づけをしたなぁと思う出来事を振り返りながら、
一旦冷静にその出来事を考え直すということを何度かやってみることをお勧めします。
それを続けていると、バッティングフォームを少しずつ変えるように違う物事の捉え方が身についていきます。
ぜひ思い出したり振り返ったりしてみることから始めてみてください。それだけでも違う発見ができるかもしれませんね。
皆さん今回はいかがでしたでしょうか。今回の話は認知行動療法というカウンセリングのやり方の一つから抜粋したお話になります。
実はインターネットで心のスキルアップトレーニングというサイトで詳しく学べちゃいますので、
全部のコンテンツを見るには会員登録、有料のものが必要なんですが、ご興味のある方は覗いてみてくださいね。
では今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。