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こんにちは、わかまろの職場の人権関係がちょっと楽しくなるラジオ。
このチャンネルでは、アラフォーの営業ワーママの私が、女性管理職をもっと増やしたい、そんな思いで、
初めて部下や後輩を指導する立場になった方に向けて、伝わる言葉や、人を動かす考え方についてお送りしております。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、勝手にシリーズ化している管理職事件簿ということで、
親が職場に文句を言ってくる部下というタイトルでお話をしたいなと思います。
実際にそんなことがあるんかいという感じで、ちょっと端休み的に楽しんで聞いていただければなと思いますので、
よろしければ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
早速本題で、親が文句を言ってくる部下ということなんですけれども、
これは私が新人の受け入れ、新卒社員の受け入れをする部署のサポート的な感じで入って仕事をしていたときの話です。
皆さんの会社は新卒社員の方は入られますか?
うちは年間数百人という単位で採用していて、その中にはちょっと対応に困るというか、そういうケースも見受けられるんですね。
ちょっとフェイクを入れながら話しますけれども、とある女性の新入社員の方がいて、とっても感じもよくて、
人当たりも柔らかで、その入社直後のみんなで行ってやる研修というのはすごく真面目に取り組んでいる、そんな方でした。
順調に職場に慣れていってくれているなというふうに思いながら見ていると、
職場の新入社員の研修がある間というのは、うち定時が6時なんですが、6時に帰れるんですね。
ただそこから現場に配属になって業務をしていくと、うちの会社は残業が少ない会社ではなくて、既存の社員はだいたい早くても7時とか、
だいたい8時、9時までは働くような会社なんですよ。
それがそもそもどうなんだという話はありますけど、新卒の社員の方は最初からあまり無理させても仕方がないので、
最大でも7時には帰るようにしようねという指導の下、既存社員よりは早いというタイミングで帰るという、そんな感じの生活になりました。
そしたら、その女性社員の親御さんを名乗る方から外線が入ってきて、当時はまだコロナより前だったので、
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うちも全然出社が多くて、外線も取っているという感じだったんですけど、
何々さんのお母さんと名乗る方からお電話ですみたいな感じで電話が回ってきて、どうしたんだろうと思ったら、最初はすごくソフトなんですよ。
いつも娘の何々がお世話になっていますと、本当に感謝していますみたいな感じの入りから。
どうされたのかなと思ってよくよくお話を伺っていると、最近娘の帰りが遅いんですと。
ちょっと残業が多くなっているんじゃないかと思って、心配でというお話をされたので、
そうですね、研修中よりはちょっと残業が発生しているような状況で、ただ今7時には帰っていると思いますというお話をしたところ、
ちょっと声を荒げられて、7時って残業させているじゃないですかと、それっておかしくないですかっていうのをおっしゃるんですよね。
確かに残業はない方がいいに越したことはないんだけど、うちはさっきも申し上げた通り、
残業が少なくない会社っていうのは、入社される方には新卒の方も中途の方もあらかじめお話をしているし、
残業分のお給与っていうのが見なし残業って言うんですけど、
例えば月40時間残業したのと見なした分のお給料が新人の方、新卒の方にもお支払いされているので、
特に問題はないはずの対応なんですが、そのまま電話口のお母様はすごく怒っていらっしゃるんですよね。
そんなに働かせるのはどうかと思うっていう話と、家族みんなでご飯を食べていたのに、
それができなくなっちゃったじゃないですかっていうお話をされていて、
こちらはもう受け止める、そうなんですね、そうなんですねっていう感じで受け止める。
なるべく早く帰られるように調整しますねっていうお話で、
ただ残業がなくなることはお約束できませんみたいな感じで対応しました。
その時にちょっと注意だねという話が、私も含め育成メンバーの間では飛び交い、
そのメンバーに関してはできる限り早く帰らせるっていう対応にしてたんですけども、
そこから何ヶ月かは特におどさたなかった、何もなかったところ、数ヶ月後ですね、
そのメンバーがとある男性リーダーのところについて、
その男性リーダーというのがちょっとこう、元気が良いタイプとか、
みんなでやっていこうぜっていうちょっと気合で頑張るタイプのリーダーだったんですけど、
そのリーダーがもうちょっと頑張っていこうよみたいなことを、
コンコンと女性メンバーに問いたことがあったようで、
その日に女性メンバーのお母様からまた会社に電話がかかってきて、
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でもその時は私は育成だけを、その入社直後のオンボードだけを担当してたので、
私の直下ではなかったものの、その今の上司のところに電話がかかってきて、
なんかパワハラを受けたと、パワハラを受けて娘がすごく傷ついてますっていう、
どういう指導をしてるんですかっていうのがきて、ちょっと大変な騒ぎになったっていうことがありました。
で、この時に管理職の間でもこういう社員の親御さんがいると、
ちょっと対応をどうしたらいいんだろうねっていうことを話しまして、
専門家の人に勉強会みたいなのを、専門家の人を呼んで勉強会を開いてもらったんですね。
その専門家の方が言うには、そういう電話がかかってきても、
こちらの日をめとめるようなことは絶対にしないと。
すみませんとか申し訳ございませんっていうことをすると、
余計に相手がヒートアップしてしまうので、そういったことは一切するなということと、
あとその親御さんの心理として、こういった親御さんっていうのは、
自分の育児がうまくいってないんじゃないかっていうことをすごく恐れていて、
それを刺激するようなことが起こると、学校だったり会社のせいにする、そのせいに従うっていうところがあるから、
そういった、本来は自分が親として耐えるべき責任に耐えきれないほど恐れが強い人なんだよということで解説をいただきまして、
なるほどそうかということで、恐れが強い人に対してあまり謝らない、
こちらの正当性を通していくっていう対応でやろうねっていうことになりました。
その後どうなったかというと、たぶんお気づきの方は予想がついた方は多いんじゃないかなと思うんですけども、
女性社員の方は辞めてしまったんですよね。
その後どうなったかっていうのはわからない状態です。
でもこれ、たぶんこちらの対応を間違えていれば、パハラとか何原みたいな感じで、
親御さんに訴えられていたり、どこかに駆け込まれていたり、そんな危険性もあったことなのでちょっと怖かったなというふうに思っています。
でも一番の被害者というかかわいそうだなと思うのは、その女性社員の方で、
その方はちょっと気が弱い感じはありつつ、すごく真面目に実直に業務に取り組んでいたし、
周りのメンバーともすごくうまくやっているように見えたので、
ちょっとしたことでも親御さんが電話をしてくることに対してその本人がどう思っていたかはわからないんですけど、
ちょっとその方も被害者というか、次の職場でうまくいっていればいいなぁなんていうふうに思っております。
ということで、今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
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私の課外活動なので完全に無料ですが、精神整備、職場での成果が分かるように、問題が解決できていきやすくなるように対応させていただいていますので、
ぜひぜひご利用くださいということで、また次回も聞いていただけるとうれしいです。