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絶望の窓際族
こんばんは、じょるのです。
この番組は、貧困・不登校・免ヘラ・リストラを経て、現在窓際族として何とか生きているこのじょるのが、
みなさんにくすっと笑える絶望の中のユーモア、生活の知恵をお送りする番組となっております。
窓際目線の3.11、知られざる原子力ムラの実態と、窓際のはじまり。
ということで、今日はお届けしたいと思います。
もう2月が終わって、3月になりました。
春めいてくるのかなと思ったんですけど、朝晩はまだ結構寒くて、気温も一桁台だったりします。
この時期になると、毎年テレビなんかでも話題になるんですけど、3.11東日本大震災ですね。
3.11は特集が組まれて、あの時のことを結構思い出すなと思って、それに合わせてお届けしたいと思って、今、録音しています。
実はあの日ですね、私は電力会社の中にいました。
本当にビルの中で電力会社の担当者と打ち合わせをしてて、その最中3.11が起こったんですけど、その時の話というか、電力会社の話とその時の話をちょっとやっていきたいと思っています。
3.11の話をする前に、電力会社の話、皆さん名前は知っていると思うんですけど、会社の中というか実態みたいなことであったりとか、働いていない人が多数なので解像度がそんなに高くないと思うので、
そこも踏まえていろんなことを考えてほしいなと思っているので、いろいろ事情もしゃべっていきたいと思います。
ちょっとディープなところも知ってほしいと思っているんですけど、以前ですね、私は電力会社の子会社であるんですけど、
電力会社、何々電力ってあったら、例えば何々電力旅行とか、何々電力不動産とか、そういった子会社、グループ会社というのを多く持つようになるんですけど、
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私が所属していたのは、その子会社が提携というか、さらに子会社みたいにしている会社に入っていました。だから孫会社みたいな形になっていますね。
そこで働いていました。
なので、自分が働いていた会社というのは、何々電力不動産とか、何々電力ソリューションとか、そういうところの偉いさんが幕大にしてきて、私が所属している会社の重役のポストに収まるみたいなことをしていました。
電力会社のことをちょっとお話ししていくと、電力というのは地域独占になっています。
例えば九州だったら九州電力、関西だったら関西電力ですね、東京だったら東電、北だったら四電とか、その地域においてはかなり地域独占なのでライバルもいなくて、
行政ではないんですけど行政にも近いし、ただ独立した企業であるというところは変わらないですし、またその地域のもちろんいい企業というか、働いている人はホワイトな環境で、
もちろん断業したりしている部分もあるんですけど、待遇はかなりいい会社なので、その地域のエリートが入社しているという印象ですね。
高卒とか高専卒とか大卒もいるんですけど、もちろん高卒・高専卒は推薦とかがもらえる人たちが入ってくる。
大卒もそうですね、おそらくかなり地元の国立大学だったりとか、そういったところから入ってくるというのがほとんどになります。
成績上位者とかですね。
今でもそうなのかもしれないですけど、当時はもっとその傾向が強かったと思います。
やっぱり会社のブランドというのも結構すごくて、電力会社というのはさっき言ったように地域独占だし、
あのような3.11が発生して原発事故が起こすということさえなければ、本当にブランドに傷がつくことが全くない会社だったと思います。
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従業員数も結構多いですし、1万2千人程度いるんですけど、経済というか、例えば電力会社の原発が立ったならば、そこで働く人というのもかなり増えて企業上下町ができるという形ですね。
働く人が増えるので、そこで飲食店ができる、ご飯食べないといけないので。
飲食店もできるし、買い物しないといけないので、スーパーマーケットであったりとか、モールもできるかもしれないですし、お店もできる。
タクシー使う人も増えるだろうから、タクシー会社ができるとか。
そこかしこに発電所とか営業所とかあると思うんですけど、人が増えると採用して会社をそこに作るとなると、今半導体の話で熊本が盛り上がっているというのを聞くんですけど、
あれと同じような形で発電所および営業所ができると経済効果がもたらされると言われているんですけど、その効果たるや九州では九州の経済の6割ぐらいをこの電力会社が占めているんじゃないかというふうにあるコラムで読んだことがあります。
ちょっとそれは言い過ぎなのかもしれないですけど、ただシステム協会とかに関してもこれはかなり当てはまっている構造なんだなというのはすごく体感的に思っていて、何割かというのは最新の情報正確に知らないので数字は言わないんですけど、かなり占めていると思ってもらっていいと思います。
今お話ししたような経済規模であったりとか地域独占という性質があるというところともう一つ着目したいところがあって、それは電気料金を主体的にある程度決めることができるというところが大きな特徴かなと思っています。
この電力会社は再生エネルギー付加金制度というのを聞いたことがある方もいらっしゃると思うんですけど、自然エネルギーの買取なんかで電力会社がお金をかなりかかってしまったという場合は、その電力を買う人に対して、つまり消費者一般の家庭に対してそのコストを転化することができるというのが決まっているんですね。
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これが再生エネルギー付加金制度って言うんですけど、東京なんかに住んでらっしゃる方で、日本は石炭石油の発電が多かったりとか、地製学的なこともあるんですけど、原発が止まったりすると、かなり電力がそれだけ作れないとか、自然エネルギー買わないといけないということになったりするので、
それで昨今、電気料金が高騰しているというのもあります。
一方で、高いから電気買わないという生活が僕らにできるのかというと、それこそ仕事でパソコンを使わないといけなかったり、在宅なんかでもですね。
エアコンが使えないであったりとか、オール電化というのも普及しているので、煮炊きとか調理ができないという風になるので、電気を使わないということは、都市に住む人は特になかなかそういった生活というのは難しいので、
実質的には税金と同じような意味合いというか感覚だと思うんですね。電気料金というのは。これを一企業が割と勝手に決められるというのは、なかなかこれってすごいことだなと考えています。
さっきの地域に原発を作る話とか発電所を作る話とかっていうのは、結構原発を受け入れる、受け入れないっていうのは、今の時代っていうのはさらに加熱してますけどね。3.11以降の時代っていうのは。
昔から賛否両論があったわけですね。受け入れていいの、受け入れる派、受け入れない派とか。これで報道でもよくあっているんですけど、例えば知見者と土地を持っている人ですね。土地を持っている人の子供とか就職するぐらいの年齢だったら、私の会社に入れてやるけどどう?みたいな。
それで土地を売ってもらって、お子さんもうちの会社に入って働いてもらえばいいじゃんみたいな。そうやって割と法律で禁じられてはないんでしょうけど、普通しないだろうみたいな手段を使っていたりとかそういったこともでいます。
政界財界とのつながりも結構すごくて。自社ビルがあるんですけど、自社ビルの中のですね、上の方、市内の景色、眺望がとてもいいところのフロアがあるんですけど、そこにラウンジみたいなのがあって、そこでちょっとしたパーティーなんかを開いて。
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地元の政界財界の用事招いて、ご用心物するとかそういったこともしてましたし、なかなかないなと思うところなんですけどね。
政治家とのつながりも建設だったら今の与党であったりとか、大きい会社で組合組織もあるので、組合関係だったら逆に今の野党とかとのつながりも強いですね。どの政党にもパイプがあるような会社になっています。
政治とのつながりっていう話で言うと、自分がこの仕組みがすごいなって思ったところがあって、例えば僕らが議員になりたい、地方議員もしくは国会議員になりたいですっていうことになるならば、会社を辞めて立候補する。
結構博打になるんですけど、電力会社の社員さんの中では、もちろん組織・信託があればこそなんでしょうけど、議員を会社から出してたりします。
会社組織が出しているのか、労働組合組織が出しているのかはそこまでわかってないんですけど。
会社を例えば給食にします。給食にしている間に議員に立候補して、いろんな地方で議員になっているんですよね。
だから、起きても会社に戻れるんでしょうし、自分のところの会社が議員になったならば、
当然どこかで、電力なんで発電所を作るとか、行政に食い込むというときには強力なコネクションになるでしょうし、これの仕組みはさすがにすごいなと思いました。
もしかしたら協卓金であったりとか、選挙活動のメンバーとかも組合とか、さすがに会社表だってはできないので、組合組織って電力会社の社員でありながらも、組合の別の建屋があってそこで働いたりするんですよね。
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それは1万2千人ぐらいいる組合員の組合費みたいな形でおそらくかなわれているんだと思います。
1月500円って換算しても、1万2千人×500円×12ヶ月って言うと、700万円以上ぐらいの金額になりますんで、政治的な影響力ももちろん大きいです。
表だってはないんでしょうけど、もしかしたら選挙スタッフなんかも組合から出ているかもしれない。ちょっとわからないですけど。
ちなみにさっき計算間違えましたね。もし組合費が500円で1万2千人いたら、12ヶ月で7200万円の間違いでした。
こっちが本流ですね。
政治に食い込まなかったとしても、この会社の役員というのは結構将来が約束されているところがあって、冒頭ちょっと話したようにたくさん子会社とかグループ会社があるんですね。
本体の原力会社の役員になれなくても、子会社・グループ会社の役員として、まくだるって言ったらあれなんですけど、降りていけるっていうところになります。
これがトップになればなるほど結構いいなと思っていて、知ってる人は知ってると思うんですけど、会社員っていうのは執行役員以下ぐらいが会社員ですね。
執行役員以上になると、1回会社を辞めて、会社員自体を生産して、プロ経営者じゃないですけど、1回辞めてもう1回会社に入り直すのがずれだと思うんですよね。
なので、例えば子会社全然とするとなると、執行役員として、原力会社はまず辞めて対象権をもらいます。
で、執行役員としてグループ会社に行って、またそこの役員に就任して、何年か働いて、また井戸になります。
また子会社の方からも対象権をもらってみたいな。しかも一般社員、当然パイはでかいでしょうから、なかなかそうやって寛容なまくだりみたいな形で稼いでいくことができると。
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しかも税金から直接出ているわけではないので、どこからも批判されないというところになります。ちょっと悪口みたいになってますけど、誰も知らないので事実だけをちょっと述べていきたいと思います。
電力を作る発電所には、工場と一緒なので、当然事故とか火災などのリスクもあるので自衛消防団というのがあります。
自衛消防団だけじゃなくて、火災とか発生したりすることもあるので、医師であったりとか看護師も常駐しているところが結構あって、このお医者さんとか看護師さんというのは病院に勤めているわけじゃなくて、電力会社というか会社に勤めている看護師さんという方がいらっしゃいます。
次に持っているスポーツチームについて語っていきたいと思うんですけど、九州地方だったらラグビーチームとか柔道部を持ってますね。
最近でこそ五郎丸さんとかラグビートップリーグとかに祝ってきていて盛り上がっているんですけど、当時3.11禁煙の時って割と捨てられていて、会社が持っているチームにもかかわらずサインそんなに応援に行かなかったんですよね。
行っている人もいたんですけど、どうなるかというと、孫会社の我々が土日借り出されて、動員みたいな感じで応援に行くということがよくあってました。
なぜかというと、その電力会社の偉いさんがそのチームの講演会みたいなのをしているらしくて、人がいないとなかなか格好がつかないということで、我々の方に圧力があったそうです、当時。
とはいっても、会場って変品なとこにあったりするので、車出しから誰が誰を迎えに行ってどうやって行くだとかっていうのがあって、そこに完全ボランティアで土日も支配されて行かないといけないとかありましたけど、行ってましたね。
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3.11前まではやっぱりそういうのがあって仲良くしていこうみたいなこともあったんで、やっていってました。
そこに、本当にこれ今でも言っていいかわからないんですけど、どうやって作ったかわからないんですけど、会社は金出して行かせてましたね。残業代付けて行って。
当時は嫌でしたけど、正直行って見てみるとスポーツを見ること自体は嫌いじゃないので、見たら見たで楽しかったですし、ラグビーとっぷりが盛り上がって、あの時、ただで見れてよかったなと今となって思うの。
当時の人間、反強制みたいにさせられるとやっぱり嫌なんだなと思います。楽しめなかったりする部分もあって。ただ、行ったら一体楽しかったんですけどね。どっちなんだっていう話ですけど、そんなことがありました。
柔道部の人たちもいたんですけど、私が担当していたときに、柔道部の選手を見たんですけど、めちゃくちゃでかくて、当時のK-1選手の2メートルくらいある人みたいな。
本当に同じ人間なのかみたいなぐらいでかくて、すごいなと思った記憶があります。
あくまで、ちょっと批判っぽく聞こえたかもしれないですけど、選手たちに何の罪もないですし、事実、こういうこと知らない人もいるだろうなと思ったので、ここはお話しているだけですので、ご回答ないようにお願いいたします。
ただ、外国人の選手なんかもかなり入れてたので、割とお金はかかってたんじゃないかなって思っています。
次にちょっと福利構成について語っていきたいと思うんですけど、今でこそ3級、1級っていうのが当たり前っていう時代になってますけど、大企業とか地域河川の企業なんかでは、昔から1級、3級ってありました。
特に組合が強いところはありました。
こたぶんに漏れず、電力会社でもあったんですけど、かなり優しい3級、1級で、本当に資料とか分でも普通に休んでましたね、1級とかで。
しかもかなり長い期間お休みされているので、例えば入社5,6年ぐらい経ったらある程度の社員でも、働いたのは本当1,2年ぐらいしかないみたいな。
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そういった方もいらっしゃいました。
すみません。なんで、新人と比べても正直全然仕事できないなみたいな人もいたので、正直優しい世界だなと思いました。
これちょっと別に3級、1級を批判しているわけではなくて、本当に割合としてすごく多くて、会社としては男性も女性もどっちもわけ隔てなく投資をするんですね。
いろんな必要なスキルをいろんな研修に行かせて使わせたりとか、当然男女で給与差もないですし、させるんですけど、
結構本当に20代前半、入って本当に2年とか3年で3級したり、結婚して彼氏についていくのやめますっていう人がめちゃくちゃ多かったなっていう印象です。
本当に先にもこういう会社なかったなって思ったので、女性の方はぜひ、組合あるところって割と優しいので、そういうところに入るのをお勧めしたいと思います。
話を戻しますけど、他にもいろんな教材会に入っていて、月に1回くらいかな、各種施設が無料とか格安で使える福利厚生ブックみたいなのが配られていて、
それをちょっと有意義に使うことができたりとか、ちょっと講述するんですけど、ストックオプションですね。
持ち株社員会っていうのがあるんですけど、いろんな会社でこういうことをよくやってるんですけど、
退職金なのか給料なのかの一部を株式でもらって会社を支えつつ、自分の会社で頑張って会社の株価が上がったら、自分の持ち株の価値も上がるみたいなところです。
そういったいろんな福利厚生にも恵まれたいい会社っていうところだけ紹介させてください。
先ほどお話しした持ち株会の話なんですけど、この仕組みを対応してた人は結構かわいそうだなと思っていて、
失われた20年、30年なんて言われてますけど、電力会社の株は他の日本株と違って割と顕著だったんですよね。
なんでかっていうと、電力は常に一定して使い続けるものですし、人口が減っているとはいえ、いろんな設備っていうのはまだまだ日本にできてきていたので、電力も必要であると。
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そうなると別に投資を引き上げるという圧力もないですし、顕著でしたと。そういうのもあって持ち株会とかされたって思ってます。
何がかわいそうなのかっていうと、3.11前の株価ってだいたい2000円ぐらいでした。
3.11の直前までは結構高くなっていて、3000円台ぐらいまで高騰していて、
それが3.11後にどうなったかというと、一番高いと言いますと、3000円の1000円前後ぐらいで今おすね推移してます。
これってどういうことなのかというと、例えば持ち株会で退職金の代わりにストックオプション、株でもらうように設定していました。
もしくはその貯蓄をそっちに振り分けていました。
例えばですけど、その利益というかお金が1000万円ぐらい、老後の資金として当てにしていましたと。
それが3.11が起こったために300万円ぐらいまで値下がりするんですよ。
これは結構きついなと思いました。
これについては本当に誰も悪くないというか、そんな急遽で災害があったわけでもないですし、
遠方であった災害ですけど、業界に対する圧力であったりとか、影響でここまで値下がりするというのは誰も予想外にできないことなので、
なおかつ株を持ってても今も回復してないというところが結構びっくりしていて、
もしかしたら日本株が上がっているのとエネルギー需要がもっと増えるんじゃないかって、
AIとかスパコンとかが盛り上がってきているので、日本にもデータセンターをもっと建設したらいいんじゃないかという話もあるので、
それでちょっと回復するので今買っておいた方がいいんじゃないかという話もありますが、
3.1時の時から今まで回復していないとなると、なかなかちょっと難しいな。
10年ガチオフしている人ってどれくらいいるんだろうって思って、ちょっとかわいそうだなと思うところもありました。
全部まとめてお話ししようと思ったんですけれども、電力会社の背景とか構造を知ってもらった上で聞いてもらった方がいいなと思ったので、
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いろんなことをお話ししてみました。
ただ時間が結構来てしまったので、今回ここまでで切らせていただこうかなと思います。
なんか古典の話で、人物の紹介の時に5話になっても6話になっても人物出てこないみたいなところはあったんですけど、
やっぱり背景とかをきちんと伝えようと思ったらこうなるんだなというのがなんとなく分かりました。
ちょっとあんな良いコンテンツと比べるのはケシかなって言われるかもしれないんですけど、
そのように思ったので、今回ここまでにさせていただいて、次回自分たちの目に起こったこととかを我々の目線で語ってみたいと思います。
今日も聞いていただいてありがとうございました。
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