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和田おはまです。今日は、株式が上旬廃止になったら、どうしたらいいの、というお話をしてみようと思います。
私はずっと証券会社で働いていて、後半は営業の仕事をしていたので、自分のお客さんを担当して、主に商品を買ってもらったりするのが仕事だったんですけど、
やっぱりそれ以外に、その人が持っている株とか、そういうものについて、何かあれば連絡して手続きをしてもらったり、というのも担当しているお客さんについては、全部フォローもしていました。
その時に、あまり気が進まなかったというか、ちょっと嫌だなと思っていた仕事があって、当時はリマ職の後だと割とあったんですけど、途中で上場廃止になっちゃう会社があるんですね。
上場廃止というのは、種類が2つあって、最近で言うとNTTドコモとかですね、潰れたわけじゃなくて、NTTドコモの場合だったら、NTTが買い取ってみたいな感じの場合は、上場廃止にはなるんですけど、株主の人は別に価値がなくなるわけではないんですね。
あの時は、NTTが買い取ってくれたか何かだったと思うんですけど、ドコモの株主の人は、それで凄い往生をしたということはなかったんですけど、本当にそこの会社が、いわゆる潰れてしまうということがあって、
大きな会社で言うと、日本航空ですね、JALが1回潰、上場廃止になってて、その時も最後の株価というのは1円だったんですね。
そうしたら、株を持っている人は、1円でもいいから売ってしまうか、もしくはそのまま上場廃止になって、株主としての権利ももらえないけどそのまま持っておくか、みたいな話になるんですけど、
それをね、自分が担当しているお客さんが日本航空の株を持っていたら、一件一件連絡をして、その辺を説明して、どうしますか、売りますか、みたいな話を全部しないとダメだったんですね。
今、ネットで株の売買とかしたら手数料がすごく安いですけど、自分が担当していたお客さんというのは、自分が注文を取り継いで全部出すので、結構手数料が高かったんですね。
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ということは、株数がそんなになくて、最後2円とか3円とか、そんな値段で売ってしまうと手数料が高くなってしまって、お客さんから逆に売っているのに、売却したのに手数料をもらわないといけないということもあったりして、結構ね、お客さんからはなんでこんなことになったんや、みたいに、私に文句言われても、みたいなのとかもあって、
結構ストレスのたまる仕事ではありました。
実際、売却をしてしまうと、税制上も損が確定するので、例えばその年中に何かプラスで売却したら、その分と利益を相殺して税金の計算ができるとか、
その人によって売った方がいいかどうかというのも、ケースバイケースなので、そういうのもちゃんと説明したりとか、結構ね、面倒くさいことではあったんですね。
今、私も証券会社を辞めているんですけど、ネットで取引をしていると、結局、そうやって担当の人が、これはこういう意味だから、あなたは今回こうした方がいいですよというのは全然言ってもらえないわけですよね。
その分手数料が安いわけで、前もNTTドコモの公開会付ってどうしたらいいですかということを聞かれたこと、私のところに聞かれた方がいらっしゃったんですけど、そういうのもネット証券からはちゃんとメールなり何なりで連絡は来ているみたいなんですね。
だけど、やっぱりそこまで何回も何回も丁寧に説明してもらったりというのはなかったりするので、その辺がもう本当に自己責任ということになるんですけど、結局手数料が安いということは何でもそうですけど、今だったらスマホとかもそうですよね。
ドコモとかAUとかソフトバンクとか、いわゆるキャリア名のところで高いお金を払って、その代わり何かあったら携帯ショップに行ったら何でも教えてもらえるのか、格安スマホになったらなかなかそこまで丁寧には見てもらえなかったりするので、どっちを選ぶかということだと思うんですけど。
株に関しては、何かあった時には自分で判断をしないといけないんですけど、そういうのも知っておいてもらったらいいかなと思いました。ということで、今日も最後まで聞いていただきましてどうもありがとうございました。