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2023-04-04 17:15

906. 妄想しながら聞くと100倍おもしろい小惑星の表面のハナシ【新番組日本161位!】

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はやぶさ2で少し身近な存在になった小惑星。人間の材料が宇宙から来たかもとかなり話題を集める分野で、ちょっと難しいけど妄想してみるとおもしろいそんな研究がリリースされました。


Podcast「流行りモノ通信簿」で紹介してもらった。

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ソース

https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2023_03_22_03.html

00:02
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。
今回は、小惑星の表面に、物がどうやって降り注いで、どうやって進化していくか、
そういったところにつながる研究を紹介していきたいと思っております。
砂浜みたいに、実は小惑星の表面でも、砂が表面をさらさら動いている、
なんていう状況が想像できる、そんなエピソードになっておりますので、
妄想しながら、今回聞いていただければと思っております。
そして、僕が始めた新番組、こちらのお話、結構おもしろいニュースお届けできるかなと思っておりますので、
ぜひ最後までお付き合いください。
2023年4月4日始まりました、ササキ寮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で白紙号を取得した専門家の梁が、
毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが906話目を迎えております。
昨日から新年度が始まって、もしかしたら新しくポッドキャスト見つけてくれた人もいるんじゃないかなと思っているわけなんですけど、
宇宙話は、毎日宇宙の話題、宇宙ビジネスから天文まで、いろんな話しているので、
まずは気になった宇宙のワードとかで検索してもらって、それで聞いてみておもしろいなと思ったらフォローしていただけるとですね、
そこからいろいろ宇宙を楽しんでいただけるんじゃないかなと思っているので、
まずは気になるエピソードを見つけてくれたら嬉しいなと思っております。
何にせよ、900回以上あるのでね、そこまで最初から聞いていけよみたいな、そういう感じじゃないかなと思っております。
ということでですね、今回も本題に入っていこうかなと思うんですけど、
今日の本題は、隕石の表面がザラザラしてるかサラサラしてるか、ここに注目して、
最終的には地球とかみたいな、惑星がどうやってできるのかみたいなところまで言及した研究を紹介していきたいと思っております。
久しぶりに天文っぽいお話になるのかな。最近ちょっと天文寄りの話少ないですよね。
ちょっと宇宙っぽさ全開でいきたいなと思ってるんで、こんな感じでいきたいと思っております。よろしくお願いします。
そんな感じで、今日話していくところ、どこから話をスタートすると面白いかなと思うと、やっぱり小惑星だったり宇宙空間にある塊ですね。
地球に降ってきたら隕石だしっていうところがあると思うんですけど、
小惑星、このポッドキャストでも何度も紹介しているハヤブサ2がリュウグウという小惑星に行って、
その小惑星の表面から物を持ち帰ってきたことによって、例えば生命、地球上にいる生命は実は宇宙からやっぱり来たんじゃないか。
03:08
宇宙空間には生命の材料が実はたくさんあるっぽいね、みたいなところが見えてきて、
今まさに小惑星を研究するっていうところの分野はものすごく熱いタイミングを迎えてるんですよ。
なので、このタイミングでやっぱり小惑星に対する理解っていうのがぐっと深まると思うんですよね。
そんな中で、そういう小惑星、簡単に言うと本当にちっちゃい石の塊みたいなものですね。
そういったちっちゃい石の塊が宇宙空間にいるときにどんな表面の状態をしているのかっていうところにフォーカスした研究を今回は紹介していこうという感じです。
今、頭の中に宇宙空間を漂っている小惑星、どんな感じかみんなの頭の中を具体的にイメージしてほしいんだけど、
多分だけど、ゴツゴツした岩の固い塊が黒い背景にポツンと浮いているような、そんな状態で今想像してくれてるんじゃないかなと思うんですね。
それもめっちゃ正解で、基本的にはそうやって見えてるはずなんですよ。
ただ今回はそういう全体像ではなくて、もっともっとクローズアップしていって、
表面にある粒子ですね。言っちゃえば地球でいうところの砂みたいなものまで見ていこうという、そういう研究になってます。
この砂っていうのが実はめちゃめちゃ重要で、小惑星とか小さい惑星からどんどんどんどん成長していくためには何が必要かっていうと、
物がどんどん降り注いでいって、堆積していって、小惑星のサイズがどんどん大きくなっていく。
つまり周りから粒子がくっついてくればくるほど、小惑星っていうのは成長しやすいっていうような、そういうところになってくるんですよね。
じゃあ、周りから飛んでくる粒子っていうのが本当に小惑星の表面にくっつきやすいのかっていうところを研究していくという、そういう感じになってます。
惑星とか太陽みたいな星もそうなんですけど、基本的には宇宙空間を漂っている塵だったりとかガスだったりとか、そういったところがお互いの重力とかに引き合わされて、
あとはいい感じに一箇所に集まってると勝手にくっついたりするんですけど、そこでくっついたときに、
そいつらが結局くっついた後に離れないっていう状態が常に続いていくことによって物が大きくなっていくじゃないですか。
これっていうのはもちろん重力で引き合われるっていうのもありますけど、もっとくっついた瞬間にお互いの溝みたいなのが、
凹凸がガッチャンとくっつけばくっつくほど強固なつながりになるっていうようなイメージはなんとなくつくじゃないですか。
06:05
そういったところを今回は研究したんですね。
じゃあ研究の本題に入っていこうと思うと、今回どうやってそういった表面の物質が小惑星にどれだけの力でくっついているのか、
みたいな研究をしたかっていうと、地球に落ちてきた隕石を対象に隕石の破片の付着力を調べたっていう研究ですね。
こちら神戸大学からリリースされていた研究なんですけど、地球には結構いろんな隕石落ちてきてるんですよね。
そして今回のこのハヤブサ2がリュウグウに物を取りに行くっていうような、そういう小惑星の研究の仕方もあるけど、
もっとお手軽にやろうと思ったら、これは地球に落ちてきた隕石の物質を研究していくっていうところが、
一個方法としては、よく取られる手法であったりするんですよね。
で、今回はそんな中で隕石を2つピックアップしました。ちょっと性質の違う隕石を2つピックアップして、
1つは1970年ぐらい、69年かな?にメキシコに落ちた隕石であるアエンデ隕石と呼ばれるもの。
続いてもう1つが2000年か、割と新しい隕石で、2000年にカナダとロシアの間あたりに落ちたタギシュレイク隕石と呼ばれるものですね。
これはもうタギシュレイクっていうタギシュ湖、湖に落ちた隕石っていうところで、
実は昔、ポッドキャストにもこれの研究の第一人者の方ですね、呼んでいろいろ話いただいたので、
宇宙話の昔から聞いてくれてる人は、もしかしたら頭の中をちらっとよぎったかなっていうところですね。
で、そんな中でこういった隕石を2つ研究して、どういうふうにやったかっていうと、
これの一部の破片を使って、例えば板の上にその2つを置いたらどれぐらいの付着力を持ってるのか、
どれだけ剥がれにくいかみたいなところを、例えば遠心力をかけてあげて、
外にかかる力と付着力っていうところで比較してあげたりするっていうところを行ったんですよ。
で、今回のこの2つ、メキシコに落ちたアエンデ隕石とロシアに落ちたタギシュレイク隕石、
実はこれタギシュレイク隕石の方がより表面が細かい、細かい凹凸を持っていて、
アエンデ隕石の方がもうちょっとゴツゴツしているような、そんな表面の凹凸の違いがあるんですね。
で、この2つをじゃあ同じ大きさの破片で何か板とかにくっつけて、
くっつき力みたいなのを測ってあげた結果ですね。
そうするとこれは破片がよりゴツゴツしている方、つまり細かーい凹凸ではなくて、
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もうちょっと大きい凹凸の方が付着力が強いんだなっていうところが分かったと。
その一方でこの破片の大きさが大きくなっていったり小さくなっていったりってしても、
別にそこまでくっつく力っていうのは変わらないんだなっていうところも発見されていて、
なんかシンプルな研究ですよね。
2つ材料があって、その2つを比較するために違いは何だろう。
あ、表面の凹凸だ。
じゃあ表面の凹凸が関係あるのか同じ条件でやってみた。
そうしたら片方の細かーい凹凸の方が付着力っていうのは弱いんだなみたいな、数分の1ぐらいって言われてるんですね。
分かったっていうことが今回分かったのが結構面白い部分で、
この2つ性質が違うものを比較することによって、
じゃあ小惑星の表面でどういう差が生まれてるのかみたいなところまで今回の研究では言及してるんですけど、
そうすると今までよく天文学の領域って計算で宇宙を解き明かす方向と、
実際の実験で宇宙を解き明かす方法って2つあるって話したじゃないですか。
片方の今実際の実験で付着力を試していたんですけど、
もともと小惑星の表面にどうやって物が堆積していくのか、
物はどれだけくっつきやすいのかみたいなところを研究する研究っていうのがあって、計算の方でね。
そうするとその計算で出た表面に対する付着力に対して、
ものすごく今回見つかった力っていうのは小さいことがわかったんですよ。
思ったよりも物質同士が表面の凹凸によってガチャンってくっつく能力っていうのは弱いんだなっていうところがわかったのが、
今回の研究の面白いところで。
つまりは、重力は大きくなればなるほどどんどん強くなるので、
だんだんだんだん重力強くなっていくんですけど、
今回の研究では表面の凹凸だけだと大きさに限らず常に同じ力でくっついているみたいな状態だと。
これがしかも想定していたよりもものすごく弱い。
つまりこれどういうことかっていうと、
表面にサラサラした砂が常にゴロゴロゴロゴロ動いているみたいな状態なんですよ。
これね、僕この研究を最初に聞いた時、今の話全然ピンとこなかったんで、
ちょっと具体化していこうと思うんですけど、
小惑星の表面って、だから最初に表面をイメージしてもらったんですよ。
小惑星の表面ってゴツゴツした岩っぽいじゃないですか。
けどその表面には実は僕たちが認識できないぐらいの小さい細かい粒子というか砂というか、
小さい岩みたいなのが表面にガチャってくっついていると。
12:00
しかもちょっと弱めの力で。
でこれがそのままなんかだんだん堆積していくのかなと思ったら、
そうではなくて、このくっつく力弱いけど重力に引っ張られて、
この隕石とか小惑星の外にはこの粒子は逃げていかないけど、
表面をコロコロコロコロ転がるというか、表面をこの粒子は移動できるみたいな、
そういう状態らしいんですね。
でこれを小惑星でイメージするとマジでピンとこないんだけど、
じゃあこれ地球で考えてみようかなみたいな。
地球っていう表面で考えてみたら、地球の表面って不思議なぐらい表面のものって動いてるじゃないですか。
水も動いてるし、なんなら砂浜とか見たら砂だって動いてると。
もちろん大気によって押し出されてるみたいな、
押して風に動かされてっていう面はありますけど、
あれも結局動いてるじゃないですか。
動いてるけど、その表面にくっつく力が弱いから動いてるだけで、
別に地球の重力あるから外には逃げていかないですよね。
っていうような、そのちっちゃいバージョンっていうのがただ小惑星の表面でも起きてると。
なのですごく大げさになんかCG映像とかを描かせようと思ったら、
たぶんなんか球体みたいなところの周りに表面をうごめく小さい砂みたいな、
ちょっと虫がじゃってて気持ち悪いみたいな、
そんな感じの状態っていうのが多分予想されるんだろうなと思っているので、
ちょっとそういった小惑星に対する新しい見え方、
つまり小惑星の表面では細かい砂みたいなのが実は移動しているっていうところを頭の中に入れておくと、
ちょっとだけ他の隣に座って、みんなの隣に座っている人よりも、
ちょっとだけ小惑星を具体的に妄想できる、イメージできるっていうところは、
今回の面白い研究のポイントかなと思っていたりします。
これと同じ研究をじゃあ、
ハヤブサとかハヤブサ2が行った時の物質で行ってあげたらどうなるのか、
みたいなところはもしかしたら続報で出てくるかもしれませんし、
あとは今回見つかったこの付着力の研究によって、
今後小惑星がどうやって表面に物をキープして、
どうやって大きさを増していって、
どうやって進化していくのかっていうところまでつながっていく、
かなり面白い研究になってくるんじゃないかなと思って、
今回は紹介させていただきました。
いやこれね、なんか理解するのが難しかった割には、
確かに地球の表面の砂とか動いてるしなっていう、
意外と腹落ちするところに行って、
僕的には好きな研究だったんですよね。
ただまぁ僕の今回ちょっと、
むずいなぁと思いながら喋ってるから、
若干説明が回りくどくなっちゃってる気もするので、
ちょっと2回3回聞いてみて、
どんな感じなのかなっていうのを予想してみてください。
そんな感じで今回は以上にしていきたいと思ってるんですけど、
あ、一つだ。
久しぶりにちょっと伝えたいことがあって、
15:01
僕、新しいポッドキャストチャンネル作りましたっていうのを、
何回か前にお話しさせていただいたんですね。
タイトルが隣のデータ分析屋さんっていう、
僕の本業でやっているデータサイエンスとか、
データアナリティクスとかっていうところを、
まぁ友達と2人で、
もうだからこんな賢った感じではなくて、
もう友達に喋るみたいな感じで、
2人でお届けするポッドキャストやってるんですね。
概要欄にリンク貼ってるんですけど、
そこから多分みんながたくさん聞いてくれたんだろうなって思ってて、
今日ですね、今日見たら、
日本ランキング161位まで上がっておりました。
いや本当に嬉しい。
ありがとうございます。
多分みんなが聞きに行ってくれたんだろうなと思っていて、
本当に感謝してもしきれない、
そんな状態になってるんですけど、
まだ1話しかね、公開できていませんが、
ちょっと2話目では、
衛星データ、人工衛星のデータっていうのを扱ったデータサイエンスの
ちょっとお話だったりっていう、
若干宇宙寄りの話っていうのを
相方にしてもらおうかなと思っていて、
僕は結構聞き手に徹してる新しいパターンなのかなと思ってるので、
そちらもちょっと楽しみにしておいていただけたら嬉しいなと思っております。
そんな感じで僕、新しいチャレンジしていきながら、
最終的には宇宙話で日本1位取るぞっていうところは本気で思っているので、
引き続き応援していただけたら嬉しいですし、
もしね、まだ聞いてない人いたら、ぜひ概要欄から飛んでみてください。
今回はSpotify独占とかにはなっていないので、
好きなプラットフォームで、できればSpotifyで聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
今回の話も面白いなと思ったら、
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それではまた明日お会いしましょう。
さようなら。
17:15

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