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2022-01-27 13:53

479. はやぶさ2に繋ぐ小惑星9億kmの旅

生命誕生の重要な鍵を握るのは「小惑星」と言われています。

そんな小惑星が、いったいどこで生まれて、どうやって地球の近くまできたのか。

生命の起源に迫る重要な研究を紹介します。


ソース

https://www.titech.ac.jp/news/2022/062838


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、早速今日の本題を紹介いたします。今日の本題は、生命の材料をもたらしたかもしれない小惑星、
これらが、なんと9億km先から飛んできたんじゃないかというふうに考えられている、そんな研究結果をご紹介したいと思います。
今回紹介するのは、皆さんも知っているであろう、はやぶさ2。はやぶさ2って、小惑星と呼ばれる小さな星に行って、ものを持って帰ってくるという研究があったと思うんですけど、
あの小惑星のお話です。今回は、実際にはやぶさにつながっているわけではないんですけど、そういったものを見ることによって、いったいどんなことがわかるのか、
そして、私たちが今地球上にいるという状況、この状況を作った、その生命の材料だったりというのが、いったいどこから運ばれてきたのか、
そんな研究結果をお話ししていきたいなと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
はい、ということでですね、毎日恒例の近況報告をさせていただこうかなと思うんですけど、そうですね、今日は他のポッドキャストチャンネルのお話を少ししてみようかなと思っていて、
やっぱりポッドキャストをやっているからこそ、ポッドキャストを聞くっていうことも多分普通の人よりはすると思うんですね。
そんな中で、今日聞いた話で面白いのあったなぁと思って紹介したくて、これはめっちゃ有名なチャンネルなんですけど、
ニューヨークタイムズがやってるThe Dailyっていう、ランキングとかでも常に上位にいるようなチャンネルですね。
で、ここでメタバースってあるじゃないですか、何て言えばいいんですかね、仮想空間みたいな。
メタバースについての話っていうのが1月20日ぐらいの回で出ていて、それを聞きながらすごい面白いなぁと思いながら聞いていたりして、
やっぱり日本語のチャンネルでそういった題材、今ってやっぱりWeb3みたいなふうに言われるような、いわゆるメタバースとかそういった仮想空間のお話、3D 空間のお話っていうのがたくさん出てくるんですね。
で、実際に僕は今宇宙ベンチャーのワイスペースっていうところでも働かせてもらってて、そこもVR のコンテンツっていうのを提供しているので、
そういった3D 空間には結構興味あったりするんですね。
で、そんな中でニューヨークタイムズのザ・デイリーで紹介していたメタバースの話は結構面白かったなと。
僕結構調べてる方なんですけど、そういう人でも英語の練習になるような結構基礎的な部分から、そして最近どんなニュースが出てたかなんていうところの話までしてくれてたので、
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英語の勉強が非常に良かったかなと思ってます。
で、最近は海外のプロジェクトに配属されているので、メインの仕事でも、なので英語の勉強しないとなと思って、ポッドキャストも英語のものの割合が増えていき、
そんな中でも面白かったなと思ったのが今回ザ・デイリーでした。
っていうところで、ポッドキャストもしかしたら日本のものしか聞かないよっていう方も結構多いかなと思うんですけど、
英語を使わなきゃいけないっていう場面が来た時の英語の練習とかにも全然いいですし、
なんだろう、僕は多分ポッドキャストを始めようと思うまでは、ポッドキャストって英語の勉強をするものだと思って、
多分皆さんもその印象が一番強い方多いんじゃないかなと思うんですけど、そういうものだなと思ってたんで、英語のコンテンツって結構幅広く出てるんですね。
なので、そんなところから情報を拾ってみるっていうのも一つ面白い情報収集の方法なのかなというふうに思っております。
そんな感じで、最近は出勤もできて、出勤の時間ができたからこそ音声でインプットする時間も増えて、
っていうところでなかなか普段ずっと家にいるのとは違う時間の使い方をできてるんじゃないかなと思って、
基本的にはそういうのは大体前向きに受け入れるようにしております。
そんな感じで、皆さんも海外のポッドキャストで何かおすすめのものとかあったらぜひ紹介していただけたら嬉しいです。
ということで早速今日の本題に入ります。今日の本題は、
私たち人類の、そして地球上にいる生命の材料をもたらしたのかもしれないと思われている小惑星。
これらがなんとものすごく遠くからやってきた星なんじゃないか、そんなお話をしていきたいと思っております。
今回紹介するのは、いわゆる小惑星と呼ばれるものなんですね。
この小惑星って一体何なのかっていうところからお話ししてみたいかなと思います。
実は多分今まで小惑星の説明ってあんまりしてなかったんじゃないかなと思うんですけど、
すごいざっくり言ったらただの宇宙空間に漂ってる石なんですよ。
まあそんな説明ではさすがに終わらせませんが、僕たちがいる地球だったりとか、あとは隣の火星だったりとか、
ああいうのっていわゆる惑星と呼ばれてますよね。これは太陽の周りを光転する。
光転って中心の星に対してぐるぐる星が回っていることを光転って言いますけど、
光転する星、これを惑星と呼んでいます。
これよりもさらにサイズが小さい太陽系小天体っていうふうに呼ばれる天体群があるんですね。
この中の一部がいわゆる小惑星になります。
つまりまず太陽系の周りには惑星と呼ばれるものと、さらにサイズの小さい太陽系小天体と呼ばれるものがある。
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その太陽系小天体、これも実は2分することができるんですね。
これがまず片方が今回紹介する小惑星。
結構最近、それこそハヤブサ2とかそういったところでも名前として上がってくるのがこの小惑星だと思うんですよ。
逆にこれとセットになって語られるのがほうき星、彗星ですね。
彗星ってどんなものなのか、そして小惑星と何が違うのかっていうお話をすると、
サイズ的には結構似たようなものだったりするんですけど、
小岩石でできた天体からガスだったり塵だったりっていう中の物質を外に吹き出したりするような、
そんな性質を持っているいわゆる活動性が見られる天体っていうのを彗星と呼んでいます。
その一方で全くそういった活動性が見られない、本当にただの石ころが宇宙空間にふわふわ浮いているみたいなのが小惑星だったりするんですね。
こんな感じで、惑星と太陽系小天体、そして太陽系小天体から小惑星だったりとか彗星だったりとかっていうところに
区分けされていくわけなんですよ。
区分けですね。
でされていくっていう状況があったりします。
で、この小惑星っていうのが今までいろんなところで注目を集めてきた理由っていうのがこれ、
私たち人類が地球上に存在しているっていうところのいわゆる材料、
材料を宇宙空間から運んできたのがこの小惑星なんじゃないかっていうふうに言われております。
というところで、小惑星っていうのがじゃあ実際にどこで生まれて、そしてどういう経路をたどって今地球の近くにいるのかっていうところが
私たち人類が、そして地球上に生命が地球上にいるっていう状況を説明する、いわゆる宇宙の歴史的な面で見たときに非常に重要になってくるんですよね。
というところで、小惑星の研究が今ものすごく加速しているっていう状況があります。
で、じゃあそもそもこの小惑星って今宇宙空間のどこにいるのか、どこにたくさんいるのかっていうお話なんですけど、
小惑星がたくさんいるエリアっていうのが実際に決まっています。
決まっているっていうのは観測でこうやって見ていったときに、ここの位置に小惑星がたくさんあるよねっていうところで、小惑星体と呼ばれるところがあるんですね。
小惑星の帯と書いて小惑星体なんですけど、これがどこにあるのかっていうと実は
結構近くて、太陽系って内側から水星、金星、そして地球、火星、木星ってあると思うんですけど、
火星と木星の間、つまり地球から見たら1.5個分の惑星先みたいなところに小惑星体っていうのがあります。
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火星の軌道を囲むようにできているっていうふうにイメージしていただければいいのかなと思うんですが、そこに小惑星体があると。
小惑星体っていうぐらいですから、たくさんの小惑星があるんですよね。
じゃあそこの小惑星ってずっと最初にそこにいたのかっていうのが実は今回紹介する研究のモチベーションになっていて、
今回まず観測してあげた結果ですね、小惑星っていうのを詳しく見てあげると、どうもある物質、アンモニアって呼ばれる物質の氷だったりとか、
あとはドライアイスみたいな状態で、小惑星の中に物がたくさん含まれているっていうことが観測で明らかになりました。
これはこの現代になって観測技術がどんどん発達してきたからこそ分かった結果になっていて、まずこれが大発見でしたと。
じゃあそんなアンモニアだったりとか、アンモニアの氷だったりドライアイスだったりっていうのが、星の中に存在しているっていう状況。
この状況っていうのはあり得るのかっていうところの話になってきます。
具体的には火星の隣にある小惑星体にそうやって星がたくさんあるっていう状況は、言ってしまえば太陽に対して比較的近い距離にあるわけですね。
なので宇宙空間の中で言ったら暖かい方なわけなんですよ。
もちろんマイナス何度とかになるんですけど、そう考えた時にじゃあそこでその星たちができたのかっていうと、実はアンモニアの氷とかドライアイスとかっていうのができる環境っていうのはマイナス90度以下でないといけないですね。
マイナス90度っていう状況が宇宙空間のどこで成り立つのかっていうところをさらに研究、計算で進めていった結果、
それって出来始めの頃っていうのはもっと遠くにいないとダメだったんですよ。
火星の近くっていうのはあったかすぎるので、もっと遠くじゃなきゃいけない。じゃあどれぐらい遠くじゃなきゃいけないかっていうと、これ
土星が回ってる位置よりも外側じゃないといけなかったっていうのが今回の研究結果です。
つまり、小惑星体っていうのは火星と木星の間にある。
で、土星っていうのは火星木星土星っていう順番であるので、太陽からさらに遠いところ、つまり木星よりも外側なんですよね。
そんなところにあったはずじゃないとこんなアンモニアの氷とかができませんという状況になっているので、そういった環境的な要因が今とは違う環境でできている。
で、そこがどこなのかっていうと、今小惑星体があるところから土星の軌道のところまでだいたいこれが9億キロと言われてるんですけど、この9億キロの道のりをたどって
星の大きさが大きいので土星だったりとか木星だったりっていうの重力に引っ張られて、だんだん太陽に近づいていって、今火星の周りをぐるぐる回ってる小惑星がたくさんある
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という状況になったっていうのが、今回の研究から明らかになった新しい宇宙の側面になります。
で、こういった感じで小惑星っていうのがどうやってできたのかっていうような根本的な研究すらまだ明らかになっていない状況だったので、これからですねどんどん研究が進んでいくと
小惑星がどういうものなのか、そしてそこから私たちみたいな人類、地球上の生命っていうのがどうやってできたのか
なんていうところにもつながっていく研究の道が広がっていくと考えられているので、これからもこういった研究はどんどん紹介していきたいと思っております。
でですね、今回こうやって特徴がわかった小惑星って、小惑星の中でも一部の種類のものなんですね。
その一部の種類のものと全く一緒の性質を持つのが、ハヤブサ2が持って帰ってきたリュウグウっていう星も同じタイプなんですよ。
つまり、ハヤブサ2の研究結果っていうのはこれからどんどん明らかになってくるにつれて、私たち人類が地球にいる理由っていうのも本当に直接的に明らかになってくる可能性があるので、今後の研究結果に非常に期待というところになっております。
ということで今回は、私たち人類が地球上に誕生するための材料を運んできたと思われている小惑星が実はかなり遠くから運んできてたんじゃないか。そんなお話をさせていただきました。
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