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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております。宇宙話。今回は、地球みたいに海に覆われた海洋惑星が、新たに2つ見つかったんじゃないか、そんなお話をしていきたいと思います。
もう、比較的近い200光年ぐらい先のところに、地球みたいに海で覆われてるんじゃないか、というような、まるで地球の双子のような、そんな星が見つかってきたというところがあったので、今回こちらを紹介していきたいと思います。
また、ここからの研究成果が広がっていくのは、ジェームス・ウェップ宇宙望遠鏡に期待されているというところで、このあたりも深掘りしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
3、2、1、イギネション。
佐々木亮の宇宙話。
2022年12月25日始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日エピソードがポッドキャスト809話目を迎えているというところで、メリークリスマスな25日に今日も普通にポッドキャストを更新していく、そんなポッドキャストフリークがお届けしておりますというところで、どのタイミングでポッドキャストを聞いていただいても、1話完結になっているので、ご安心ください。
もし面白いなと思ったら、ぜひ概要欄、じゃないや、ポッドキャスト、スポーティファーアプリから高評価いただけたら嬉しいです。ということで、今回紹介するのは、地球みたいに海がたくさんある、広大な海に覆われた海洋惑星が新たに見つかった、そんなお話をしていきたいと思っております。
でですね、今回新たに2つ、こんな海がたくさんある星が発見されたというところで、今日お話ししていく内容は、大人気宇宙ポータルサイト、ソラエとのコラボ企画になっているので、もしちょっとイメージしづらいなっていうところあったら、文字媒体でも確認できると、文字で宇宙楽しんで、その一方で音声でも宇宙を楽しめるっていうような、2面から楽しんでいただいて、宇宙を理解していただこうという、
そういう企画になっております。でですね、今回早速本題入っていきたいと思うんですが、今回紹介するのは、コトザ、コトザの方向にある、ある太陽系以外の惑星、境外惑星と呼ばれるものを望遠鏡で観測していったお話になりますね。
で、今回紹介するのは、コトザの方向にだいたい218光年離れているというところで、もうこれ、激地下ですね。激地下天体ですよ。もうね、だいたい宇宙話をずっと聞いてくださっている方は、少しずつ少しずつ、そこの感覚、作られてきてるかなと思うんですが、
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基本的には、こう、なんとなく数百光年とか、そのぐらいのレベルの星っていうのは基本的には近いと、数千ぐらいでも、もしかしたら12000ぐらいだったら全然近いって言っちゃうかもしれないですね。
まあ、そんな星たちの中にある、ある太陽みたいに自分で輝いている星の周りにある惑星について、今回、詳しく望遠鏡で観測してあげたというような、そういう研究結果が届いております。
その星の周りには、実は1個だけじゃなくて3つの惑星が存在します。太陽系自体も10個近くあるわけなので、そこまで複数惑星があるっていうところにはみんな抵抗ないんじゃないかなと思うんですよね。
そんな中で、今回見つけた天体の周りには3つの太陽系以外の惑星があったというようなところで、これ順番に紹介していくと、そのうちの2つ、そのうちの2つっていうのは半径、星の半径っていうのがだいたい地球の1.5倍ぐらいっていうところなんですよね。
で、プラスでそのもう1個の方っていうのは地球の2.3倍ぐらいとかっていうような重さを持っていて、大きさも2倍というようなところで、ここら辺でまずそもそも地球にだいたい結構似ていると。
地球と木星の比率とかで見たらもう本当に1倍2倍とかそういうところでは聞かないぐらいの差なので、どっちかっていうとやっぱ今回見つけた惑星っていうのは地球っぽい星だよねっていうところになってるんですね。
で、それに加えてこれ、この似ている地球の大きさの1.5倍ぐらいの星たちっていうのは、この表面の物質っていうのが一体どういうものなのかっていうところが今回研究の結果として明らかになっていて、これ面白いのがまだまだしっかりはしっかりは解明されてないんですけど、
研究チームの見立てによると、水素とかヘリウムとか、そういう物質よりも重いもの、そして岩石よりも軽いものっていうのが最大でその星全体の半分を占めていると。
これ面積が半分なんじゃなくて、体積が半分。つまりもうその存在自体の半分以上がこの水素やヘリウムよりも重くて岩石よりも軽いものからできているというふうに推測されてるんですね。
じゃあこれ一体何なのかと。水素やヘリウムっていうのは一般的にはものすごく軽いもの。
理由はこれ覚えてるかな?みんな理科の授業とかで水平理米みたいなやったの覚えてます?いわゆる周期表ってやつですね。
あのなんか複雑な表に一体どういう意味が隠されているのか。で、あれをなんで左上から右に向かってどんどん読んでいってたのか。
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っていうところで言うと、あれ元素の重さの順で読まれていたんですね。重い順、違う軽い順だ。
一番軽い水素とかヘリウムとかからスタートしてどんどん金属になっていくみたいな流れなんですよ。
だからあれっていうのはもう順番、何の順番で読んでるかっていうと軽い順から読んでいると。
で、やっぱ水素とかヘリウムっていうのは宇宙空間の中でも比較的一般的な物質であったりするっていうところがあると、
やっぱ軽いものっていうのはたくさん作れて、逆に重いものっていうのは何か特殊な現象じゃないと作れないよねっていう結論になってるんですね。
それこそブラックホールだとか、ブラックホールだったり中性子星って呼ばれるちょっと不思議な天体があるんですけど、
ここら辺の説明はまた別でするとして、あそこら辺を作ろうとしたら超新星爆発、スーパーノバーと呼ばれる宇宙空間では結構規模の大きい爆発っていうのを起こした上で作られるんですよね。
そういった天体って。で、この2つの天体の特徴って重力がものすごく重かったりする。宇宙空間の中でも一種特殊な天体なわけなんですよ。
そんな特殊な天体を作るために起こる爆発とかのおかげで、例えば一部の金属ができるだったりとか、あとはそういう異常な重力を持つ天体同士が合体するみたいな、中性子星と中性子星が合体するみたいな、そういったところが起こると金だったりプラチナだったり、より重いものができるみたいな感じで、
宇宙空間の減少のレア度みたいなところって、実は物質の重さとかにも関わりありそうだなみたいな雰囲気が見えてたりするんですよね。
そんな中で、水素とかヘリウムっていうのはより一般的に存在していて、それよりも重いような物質、ただ岩石とか岩を形成するようなものっていうよりも軽いというところが今回の研究では指摘されてるんですよね。
それじゃあどういうことなのかっていうところで言うと、これ一番そこの間の中で一般的な物質って水なんじゃないっていう、これ水が表面内側さらに深く、だって体積の半分ですから、それを覆ってるんじゃないかというような今回研究チームの考察が出てるんですよね。
めちゃめちゃ水まみれじゃないですか。びっくりして、そういう惑星があるんだっていうところがあるんで、これはちょっとなかなか面白い天体が見つかったんじゃないかなと。
ただ、今丁寧に色々説明してた流れで分かる通り、あくまで水が一般的な物質だからこそこういう話してるものの、水素からヘリウム、その辺りのめちゃめちゃ軽い元素に対して、もうちょっと重いものまでの間ぐらいの何かがあるっていうのが実際の今回研究結果として出ている確からしい部分なんですよ。
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つまり、これからどんどんどんどん細かい観測をしていくことによって、本当にこれが水なのか、これ地球みたいに海で覆われてるような惑星が見つかったってなれば、これまたこう宇宙空間の見方っていうのが実は変わってくるんじゃないかなっていうところで期待がされている。そんな研究になっておりました。
なのでね、その真相をつかむためにはみんな大好き、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡。これね、宇宙空間に存在している、もう今宇宙船みたいなものすごくかっこいい望遠鏡があったりするので、で、過去の観測能力のだいたい100倍ぐらいの精度を持ってる非常に面白い観測器なので、このジェームスウェップ宇宙望遠鏡だったりが観測していくっていう流れになるとまた面白い研究結果出てくるんじゃないかと期待されています。
そんな感じになっておりました。ということで今回は、表面が広大な海に覆われた海洋惑星の候補が新たに見つかった。そんなお話をさせていただきました。
ということでですね、今回は久しぶりにソラエとのコラボ企画やってまして、なのでぜひですね、概要欄から文字と一緒に、絵と一緒に楽しんでいただけたら面白いんじゃないかなと思っております。
ということで簡単に近況報告も本編終わったのでしておこうかなと思うんですけど、この間久しぶりにめちゃめちゃ英語をしゃべる機会があって、僕は普通に普段会社員やってるんで、その会社員やってる中で同じ会社の中の海外部署というか近いところに海外勤務の部分があるんですよね。
そこのアメリカのトップみたいな人がたまたま日本にいて、それでしゃべらせてもらったんですけど、なんか久しぶりに英語をしゃべったからやっぱりちょっと口からは出てこないなと思うものの、なんか意外と論文とか普段ちらほら読んだりしてるんで、英語自体のヒアリング能力はそこまで落ちてないんじゃないかなって個人的には思った安心感がありましたね。
なんかやっぱ研究やってる頃はもうちょっと英語を触れる機会、基本的に毎日英語しか見てないみたいな感じだったから、結構やっぱ能力的には高かったはずなんですよね。
で、いろいろ思い出してたら、やっぱ研究を頑張るモチベーションって海外の学会に行きたいみたいな、そういうところが実は一個あって、大学院生とか特にそうなんですけど、研究めっちゃ頑張ったら研究費で海外に行けるみたいな。
しかもこれ言ってしまえばどこでも選べるんですよ。研究会が開催されている地域はすべて旅行の候補地みたいな、すごく贅沢な状態が現れるんですね。だからここ全然魅力的じゃないから一旦パスしませんみたいな。
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いやもちろん絶対に行かなきゃいけない学会っていうのもあるんですけど、ここら辺だったらちょっと一個行っといたらいいんじゃないのみたいな。だいたい同じぐらいの重要度があったらやっぱ土地で選ぶんですよ。
ちょっと大げさに言ってるけど、そんな横島な考えで選ぶなよっていう人もいると思うんですけど、でも実際やっぱそこが目的というかモチベーションにつながってるっていう風に考えると結構いい制度だなと思いますよね。
それのおかげで結構いろんなところ、それこそハワイ行ったし、イタリア行ってとか、アメリカもそうですね、シアトルとか行ったかっていうような感じで、毎年毎年海外旅行できるみたいな。国内旅行ももっとできるみたいな。
あの研究会出ればあそこの観光地行けるからちょっと研究頑張ろうかみたいな、そういう感じが実はあったりするんですよね。これ多分天文の業界だけじゃなくて結構いろんな研究もし携わったことあったりとかするとあるあるなんじゃないかなと思うんで、是非うわそうだよねっていう風に思ってくれる方いたら是非コメントとか一緒に教えてくれたら嬉しいです。
逆にこれ会社って絶対ありえないじゃないですか、そういうことって。どっちかというと行けって言われるから、はいみたいな感じになると思ってて、だからそこはちょっと違うよなっていう感覚があるんで、なんかギャップあるなって今ふわっと思って思いながらこんな話をしておりました。
ということで、研究のモチベーションは海外旅行だよねっていうすごい大まかな語弊を生みそうな結論をお話しして今回は終わりにしようと思います。今回の話も面白いなと思ったらお手元のSpotifyアプリでフォローボタンの下にあるレビュー是非よろしくお願いいたします。
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