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2022-06-10 12:16

611. ブラックホールの種を作る工場

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冬の空を彩るオリオン座。

その中にあるオリオン大星雲では太陽の8倍以上の重さを持つ星を大量に作る工場のようなもの!?

その中の星のできかたやガスの動きをスパコンと観測の両面から一気に解明する研究が発表。


ソース

https://www.nao.ac.jp/news/science/2022/20220608-cfca.html


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ブラックホールの種を作るオリオン座の中にある星、この星への理解がガンガン進んでいる、そんなお話を今回はしていきたいと思っております。
冬の星空に輝くオリオン座、その中にオリオン大西雲と呼ばれる、宇宙空間の塵とかガス、そしてその中でたくさん星が作られる、そんな領域が存在します。
この中では、ブラックホールになりそうな星だったりっていう、いわゆる重力の強い重い星っていうのがたくさん作られているというふうに言われていたんですね。
ただ、そういった星雲と呼ばれる、星の雲と書いて星雲、この中でそういった巨大な天体が作られて、その巨大な天体が一体どういう力を及ぼして、その星雲の中をごちゃごちゃかき回しているのか、
で、どうやったらその中でまたブラックホールの種になりそうな巨大な星っていうのがどんどん生まれてくるのか、そんなところを計算と観測、両方の面からアプローチして大きな成果を残した研究が出てまいりましたので、こちらを紹介していきたいと思っております。
ぜひ最後までお付き合いください。
3、2、1、イギネション、イギヨン。
Space to the Black Hole.
Japan to the Black Hole.
佐々木亮の宇宙話。
2022年6月10日始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに最新の宇宙トピックスをお届けしております。
ということで本日でエピソードも610エピソード目を迎えるというような状況になっております。
ここまでいろいろ頑張ってきたおかげで、いろんなポッドキャストのチャンネルに最近は呼んでいただくという機会が増えております。
今日もですね、実はお昼、お昼じゃない、朝ですね、午前中にある一つ番組のゲスト収録に参加してきました。
これはもう本当になんか大物の番組に呼んでいただけたなっていうので本当に嬉しいゲスト出演だったので
ちょっと詳細が発表できるようになったら皆さんにもお知らせしていきたいなというふうに思っているんですが
そういう感じでいろいろゲスト出演だったりコラボ収録だったりっていうところをやらせていただいているのでですね
何かこうやっぱりコラボした相手、ゲストで出た相手とかには何か還元できるような形で宇宙話も
そういう立ち位置を取っていきたいなと思ってるんですね。
なので一番はそっちに皆さんが聞きに行ってくれてそっちの再生数も上がるし
そして新しい番組が知れるなんていうところにもつながってくれたら嬉しいなというふうに思っているので
ちょっとそちらはですね、皆さんも僕がゲスト出て行った時はいろいろこちらでも宣伝させていただくのでぜひ聞きに行ってみてください。
ということでですね、Spotify のオリジナルじゃないや独占配信っていうところに5月からなってるわけなんですけど
やっぱ独占配信っていうところのネームバリューのおかげなのかっていうところは結構あるんですね。
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あのいい待遇、待遇を受けれるっていうのも変ですけど、なんかこうやっぱすごいですねって言ってもらえること多くて
っていう風になってたらなんとですねSpotify のアプリ上で独占配信の人だけに何か反映されているある仕様があるというお話をTwitter で伺いました。
でこれ実際に見に行ったら本当にあって何かっていうと自動文字起こし機能っていうのがついてるんですね。
これはなかなか衝撃の機能になっていて本当はもしかしたらこの後標準搭載されるのかもしれませんが
ひとまず独占配信のチャンネルでそういった自動で文字起こしをしてくれるSpotify のアプリがっていうような
まあそういう状況になっておりますのでもし今アプリ開いてる方とかはですね
あの再生画面じゃなくてエピソードのページかなに飛んでいただくと書き起こしっていう欄がちゃっとあるので
そこちょっと押してみてください。
あの話している内容が文字に出てくるんですけど僕のしゃべりがいかに適当かよくわかります。
聞いてたらもしかしたらあんまり違和感ないのかもしれないですが
やっぱこういろんな番組聞いてると台本もしっかりしてて体型だった話をしてたりするので
僕の話がどれだけねごちゃごちゃしてるのかっていうのが分かったり
あとはそこで結構初めて知ったんですけど
僕まあってよく言ってるっぽくて
過去の回とかも聞いてくださったらもしかしたら気になってる方いたかもしれません。
これね口癖ってなかなか直んないんですけど
えーとかあーとかっていうのはポッドキャストやりながら結構抑えてきた方だと思っていて
僕は癖があんまりない方かなと思っていたんですが
意外とあるっぽいですね。
っていうところで文字起こしされて初めて気づくなんていうところもあったので
ちょっとねそれを参考にこれからのポッドキャストでの話し方っていうのも
若干気にしてみようかなというふうに思っておりますので
改善だったりを楽しみにしてください。
ぜひですね文字起こしのやつチラッと見に行ってみてください。
なかなか面白い仕様になってます。
ということでじゃあ早速本題に行きたいと思います。
今日の本題はオリオン座の中にあるオリオン大西雲
ここでブラックホールの種みたいな巨大な星がたくさん作られているぞ
っていうお話をしていきたいと思っております。
で今回は国立天文台から出ている
新しいプレスリリースのところの研究を中心にご紹介させていただきたいんですが
もう話したいこと盛りだくさんなんですよね。
まず今回紹介するオリオン大西雲っていうのは
大西雲、大きい西雲と書いて大西雲なんですが
西雲はそもそも宇宙空間にある塵とかガス
いわゆる星の材料になるようなものっていうのがたくさん集まっていたり
その中に星がたくさんあったりっていうところで
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一種ふわふわ浮いた雲のような存在のところが
宇宙空間で見つかっているものに対して付けられる故障なわけです。
大西雲。で特にオリオン大西雲というものに関しては
太陽の8倍以上の質量を持つ
いわゆる大質量星と呼ばれる重い星っていうのを
たくさん作る現場でもあるんですね。
そして、まあ
太陽みたいな星っていうのはなかなか
ブラックホールにはなり得ないわけなんですけど
ブラックホールになるのは
太陽のだいたい重さが
それこそ10倍とか
なんなら30倍とかっていうところにならないと
ブラックホールっていうものにはならないんですよね。
それより小さいものはまた別の星になるので
30倍以上重くなきゃいけない
なんていう計算があったりします。
そんな中でやっぱり
一個基準になるのは
太陽の8倍以上重いかどうかみたいなところがあって
太陽よりも8倍重い星っていうのは
その星が寿命を迎えたタイミングで
超新星爆発
スーパーノヴァと呼ばれる現象を起こすんですね。
そういった意味では
普通の太陽みたいな星っていうのは爆発を起こさないので
8倍っていうのが宇宙空間では非常に重要な数字になってくると
いう中で
比較的重い、そういった太陽の8倍以上重い星っていうのを
たくさん作る性質を持っているのが
大正運と呼ばれるものです。
こういった巨大な星っていうのは
単純に重力が強いとか
そういった最後爆発を起こすとかっていうところの前に
そもそも輝きがすごいんですよ。
大きいからすごいと思ってくれてもいいぐらいなわけなんですが
実はそういった星が輝くとき
中から光がバーって出てきてるわけなんですけど
実はこの光っていうのは
単純に何でも透き通るっていうよりはむしろ
そういった周りにあるガスとかチリとかっていうのを
押しのける、弾き飛ばす
なんていうような性格も持っていたりします。
こういった星の光っていうのは宇宙空間では
どっちかというと風みたいな感じに扱われていて
今回の話にはちょっと関係ないんですが
ソーラーセイルっていう技術
セイルってヨットとかで言われるセイルですね。
つまり太陽の光を
帆船、帆で受けて
その風に乗って宇宙航行をしていく
なんていうようなコンセプトも実はあったりするぐらい
星の光っていうのは宇宙空間で
風として捉えられる、そんなような感覚があるわけですよ。
そういった中で太陽の八倍みたいな星っていうのが
たくさんできると、星雲の中で
その雲を自分自身の光で弾き飛ばす
吹き飛ばすっていうような性質を持ち始める。
つまり星雲の中では星ができては
その輝きで自分の周りのガスを弾き飛ばして
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で、弾き飛ばした影響でまた新しいところに
星雲のガスとか塵とかが固まって
そこでまた星ができて、そこの星がまた弾き飛ばして
なんていうような、そんな連続な現象が起きている
っていうのが宇宙空間では行われてるんですね。
ただそのあたりのどうやって吹き飛ばされていくのか
だったりっていう星のでき方、ガスの動き
星の動きっていうところが
いまだにあんまりわかっていなかったっていう背景があった中で
今回はなんとスーパーコンピューターを使った計算
そしてその計算が本当に正しいかどうかを
実際に観測してまで調べてみるっていうような
計算で宇宙を解くっていう側面と
計算で宇宙を解く側面と
実際の観測をするっていう
僕がよくポッドキャストの中で言ってる
理論的に宇宙を解くのか、実験的、観測的に宇宙を解くのか
っていうような、その両面がギュッとした
研究が発表されたんですね。
そういった中で、やっぱり太陽の8倍以上
重い星っていうのが周りの星雲のガスとかを
弾く、吹き飛ばすことによって
中がどんどん混ぜられて
雲の星雲の分布とかが変わったりして
それによってどんどん星が作られていく
っていうようなところが実際に計算でも
そしてそれの観測結果でも明らかになったと
ただこれはあくまで
オリオン大星雲っていうところで見つかった研究結果であって
まだこの中にある
より中規模な星団、大規模、小規模、中規模
っていうのがいろいろ分かれてるわけなんですけど
ある一定の場所の再現っていうのは
計算と観測でできたものの
じゃあ他の規模、中規模ぐらいのものはどうなのか
なんていうところは今回の研究ではまだカバーしきれていない
というようなところになっているので
これから大規模な部分が分かったから
次、中規模、小規模っていうところで
一体宇宙空間をどういう風に計算で再現していくのか
それらを一体どうやって観測で確認していくのか
っていうところはかなり注目され始めてくるんじゃないかなと
そしてこういった星っていうのは
タイトルで話した通りブラックホールの種になりうる
そんな天体になっているので
宇宙空間のロマンであるブラックホールだったり
スーパーノバと呼ばれる現象に付随しているというのを
思いながら来年の冬とかはオリオン座を見上げてみるのが
いいんじゃないかなという風に思っております
今回は冬の空を輝かせるオリオン座の中にある
ブラックホールの種を作りうる
オリオン大生運について紹介させていただきました
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12:16

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