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こんにちは。MOTSUさんです。 今日はオライリーがサブスクリプション向けにリリースした
テクノロジートレンズ42023、日本語に訳すと2023年の技術動向という簡単なレポートについて紹介したいと思います。
こちらの技術レポートはどういったものかというと、オライリーのサブスクリプションサービスのユーザーのビッグデータを解析して
そこから技術動向を探っていこうというもので、今回はそのレポート全部話しちゃうのもアレなので、個人的に気になった部分だけをピックアップして紹介したいと思います。
こちらの技術動向、注意事項なのですが、オライリーのサブスクリプションにあるコンテンツの使われ方を解析した
ものですので、基本は書籍などのコンテンツが対象となります。書籍というメディアは論文や公式ドキュメントなどに比べて
だいたい半年や1年ぐらい情報が遅れるという傾向があります。そのため最近であればチャットGPTなどの超最新のトレンド
みたいなものには対応できていないので、その点はご注意ください。 それよりは中長期的な技術の流れを把握するためのレポートとみなしていただければいいかと思います。
では中身の方に入っていきたいとおもいます。
まずですね、 各言語やツール別の人気の上がり下がりというものが紹介されていますが、
こちら特に伸びているのがPythonとマシンラーニングになります。 だいたいマシンラーニングをやるときPythonを使うというのもあるので、より相乗効果的に上がっているのかなというところですね。
それ以外のところはですね、小さく上がったり下がったりというような傾向が見られます。 続いてソフトウェア開発ですが、コーディングプラクティスだとかデザインパターンですね。
こちらの方がまだ伸びているというところで、なんとなくゴフのデザインパターンとかは古いというイメージがあるかと思いますが、まだまだ枯れてないという印象です。
続いてアーキテクチャー周りですが、ソフトウェアアーキテクチャー自体が結構盛り上がっているみたいです。 一方でマイクロサービスですね、そちらの方は別に落ち込んではいないんですが、
そんなに大きな伸びはないという感じですね。 ちょっとブームが落ち着いてきたかなという印象です。
続いてセキュリティですが、昨今ランサムの対等などいろいろなセキュリティの事案が耳にすることが多いかと思いますが、全体的に上がってきているという感じで、その中でも結構気になったのがゼロトラストセキュリティとかですね。
そういった新しめの技術が残ってきているという感じですね。 それと対応なすかのように、ファイアウォールに関してはほぼほぼ伸びていないというような感じになっています。
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続いてデータ周りですが、データエンジニアリング自体がかなり大きく伸びているといった感じですね。 またデータレイクも最近の流行りというところで、一方で
Apache Sparkとかそういうちょっと昔からある技術が落ちてきているという感じですかね。 続いてAI絡みですが、AIのトピック自体が伸びているっていうのは、そりゃそうだなというところでして、
あとはフレームワーク周りで言うと、一般的な市場の人気を表すかのように、パイトウォッチが伸びてきていて、テンソルフローがやや減少ですね。
人気落ちてきているのかなという印象ですね。 続いてインフラ周りですが、一番目につくのがやっぱりテラフォームがかなり伸びてきてますね。
やっぱり大人気なんだなーって感じがしますね。 ただ全体の割合の中からで言うとテラフォーム自体の占めるウェイトはそこまで高くないかなというところです。
続いてウェブ開発ですが、ウェブ系はそっち側のサーベイが充実するのであまり売れる必要はないですが、一般的なトレンドと同じようにリアクトが上がってきているかなと。
あとはタイプスクリプトも上がってるねっていう感じですね。 あとおまけですが、世の中的にNext.js人気ですが、オライリーではNext系の本はほぼほぼないっていう状態ですね。
ここらへんちょっと何かイマイチだなっていう風に感じるところですね。 そのため今回のレポートでもNext絡みの記述はほぼほぼ見当たらないですね。
最後デザイン絡みのところで言うと、UXだとかインターフェースデザインですね。 そこらへんのトピックが上がっているのが印象的でしたね。
まあそんなところかな。 以上、この2023年技術動向をざっと見てきました。
全体に関して見ると正直そんなに新しいインサイツはないなという感じで、なんとなく認識している技術トレンドの通り、しかもそんなに最新じゃないトレンドって感じですね。
興味があったらざっと眺めてみてもいいのかなっていう程度ですね。 そんなところですかね。
以上、2023年の技術動向というレポートを簡単に紹介しました。
みるみる積もる積読術。この番組ではエンジニアのモスさんが日々積読リストに積み上げた本や、読み終わった本を紹介していきます。
紹介する本のほとんどはオライリー本サブスクリプションで読むことができます。