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2021-11-21 22:43

第24回「ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論」を読んで語り合います。

読書レビューポッドキャスト「ツイてるブッククラブ」11月の課題図書、星海社から出版されている「ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論」を読んでメンバーで語り合います。番組の感想、あなたのレビューは、Twitterアカウント @tsuiteru2020 へどうぞ! #ツイてるブッククラブ #読書会 #ポッドキャスト

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こんにちは、ツイてるブッククラブです。
ツイてるブッククラブは、デジタルハリウッド大学の橋本大也、
シン・ミタイモンの石谷雅樹、橋上経済新聞の成功、
辰夫のチェンジログの辰夫がお送りする、
月に一冊本を読んでいこう、というポッドキャストです。
今回は、11月7日の番組で決まりました、
正解者という出版社から出ている、
ライティングの哲学、書けない悩みのための出筆論を
みんなで読みましたので、レビューしていこうと思います。
著者は千葉雅也さん、山内智樹さん、
独書ザロさん、瀬嶋翔太さんということで、
哲学の思想家であったり、ライターであったり、
今活躍されている、書くことを仕事にしている人たち。
書けない悩み、どうやってそれでも書くか、
突破口を見つけるかという話を、ツールの話もたくさん交えて
語ってくれた、面白い本だったと思うんですけれども、
それでは早速、それぞれの感想を聞いていこうかな。
じゃあ最初、成功さんからお願いできますか。
はい、私が読んだ感想ですけれども、私この4人出てくる中で、
直接本を読んだことがあるのが、ブログとか読んだことがあるのは
独書ザロさんだけで、他の方はちょっと存じ上げなかったんですけれども、
それぞれ皆さん普段から執筆している方だけど、やっぱりいろいろ書く際に悩みがあって、
締め切りに追われたりとか、アイディアが出てこないとか、
自分も文章をちょっと書くこともあるんで、
同じようなところで悩んでいるんだなとか、意外にそうでもないんだなとかいうこともありました。
あと最近の本なんで、やっぱり使っているツールの話なんかも出てきて、
懐かしいものから最新のものまで出てきて、いろいろその辺も楽しく読むことができました。
ちょっと印象に残ったのは、どなたかちょっと忘れたんですけど、
テキストさえあれば、テキストの分量さえあれば、あとは何とかなるみたいなことを書いてたのがあって、
やっぱり日頃からメモしたり書き留めてたり、乱文でも何でもいいからとにかく書いてれば、
あとはそれをまとめたり、なんか手冊選択してできるけど、
やっぱり白紙のままだと何ともならないんで、日頃から書き留めたりたり、
そういう文章量確保したり、書く癖つけたりすることが大事だなと思いました。
はい。それでは、次は石谷さん感想をお願いします。
はい。えっとですね、どこから行こうかな。でもいいや。
私、この本の特に前半ですごい重要に出てくる、何度も出てくるツールとして、
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ワークフローリーっていうのが皆さん使ってるっていうのが出てくるんですけど、
ワークフローリー自体結構実は古いサービスなんですよね。
そこそこ歴史のあるサービスで、僕は実は過去に2回ワークフローリー導入に失敗をしてるんですよ。
ワークフローリーだけじゃなくて、いわゆるアウトラインプロセッサー系、
オムニなんとかとかいろいろありますよね。今まで過去全て失敗をしてきたんですよ。
多分その理由がこの本を読んでよくわかったなっていう。
だから割と仕上げようとしちゃってたっていうアウトラインプロセッサーで。
で、僕は今、この本を読む前までっていうのは、
Googleのトゥードゥ、タスクボードに自分のトゥードゥをバーッと書き出していって、
そこに書いておくとGoogleカレンダーに自動的に表示されるので、
それをいつも使ってたんですけど、
タスクになりきれないもののテキストの行き場っていうのを、
結構どこに置いておくのがいいのかなってわからない状態で、
タスクボードに日付を入れないで置いておいたんですよね。
そうすると本当にただ埋もれていくんですよ、どうしても。日付が入ってないから。
じゃあこれを実はワークロールにするとちょうどいいんじゃないかなみたいなのを読みながら思っていて、
僕の生活でよくあるパターンで、
風呂入っている最中とか、寝る直前とかに何かちょっと浮かぶんですよ。
それを何とか書き留めておきたくて、
それをやっぱりタスクボードに入れようとすると、
その度にこれいつまでにやるのみたいになると、
ふわっとした状態が維持されないんですよね。
ふわっとした状態でとりあえずテキスト化しておいて、
あとから実はこれに使えるとか、
この前に書いておいたやつに実はこれぶら下がるねとかっていうのを、
改めてワークローリーでやれば、
僕にとっては使えるんじゃないかなと読みながら思っていて、
もう今3週目に入るかな。
どうやら使えそうだなっていう感じになってきた。
今悩んでいるのは、ワークローリーって役割が2つあって、
1つはとにかく放り込んでおく。
それもできてるんですけど、
次にやっぱりワークローリーって見直しをしないと意味がなくて、
それを毎日やっているとワークローリーが趣味になっちゃうんで、
週2回ぐらいやるのがいいんじゃないかなって今思っていて、
それを今はとりあえず日曜の夜に1回っていうのはまず決めて、
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それは来週どうしようみたいな感じで1回決めて、
週の半ばでもう1回昆虫できたかなっていう見直しをするタイミングを作りたくて、
それが今、水曜がいいのか木曜がいいのかを悩み中みたいな感じで。
それは僕のスケジュールの問題なので何曜日がいいって一概にはもちろん言えないと思うんですけど、
そんな感じで、さっきセイコーさんも言ってましたけど、
やっぱ真っ白って怖いんですよ。
真っ白をいかになくすかっていうので、
これは最近ずっとこの多分1年か2年ぐらいずっと勝間さんが挑戦している音声入力っていうのがあって、
これ実はWindows11で相当良くなったんですよ。
なのでそれとの組み合わせという意味でも、
ワークローリーにまず過剰書きの面もあって、
それがなんとなく頭に残った状態でわーって喋って1回テキストバーっとしてあげて、
両方がっちゃんこして整理すると結構今までよりも早く処理はできるようになってきたかなっていう。
もちろん大前提として、
これだけテキストを書いている人たちですら、
まあ悩みは一生なんだねっていう残るところで、
まあだいぶ安心はしたなっていうのは正直あって、
あとまあ特別なツールもないといえばないっていう。
だから皆さん書かなきゃいけない書くことっていう自体は別に変わらなくて、
じゃあそこから次どう思っていくかっていうところに対して、
ツールをそれぞれ自分に合ったものを適用しているので、
まあそこは一緒だなと思って、
個人的にはワークローリーも再デビュー、再再再デビューかな、
に成功しそうだなっていうところで、
ただ唯一ちょっとこの書籍に難点があるかなとすると、
文章をいっぱい書く人にしか必要がないなっていう。
みんなこんな書かないでしょうからね。
っていうところがちょっと一個あるので、
あの星は4.5にしようかな。
なるほど。
多分この本が必要ない人もいるんですよ。
そうですね。
かなりハイコンテクストな。
一般の人が読んでもわからないかもしれないありがたさ。
何にこの人たちこんな悩んでんだろうみたいのは、
ちょっとあるかなっていうのはありますよね。
なるほど。4.5ですね。
実はさっきのセイコーさんから点数もらい忘れたんですけど、
セイコーさんは何点と評価しますか。
僕は星3ですね。
まあちょっと厳しめなんですが、
ちょっとやっぱりさっき石谷さん言ったこととも関連するんですけども、
ちょっと他の人にお勧めできるかというと、
そういうわけでもないかな。
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人は選ぶんですよ。この本。
たしかに。
普通の人は文章入門とかの方が、
手におはの使い方とか、文章を短くとか、
そういう方が大抵の人には役立つでしょうから。
ここはちょっと難しい。
だから書けない人のための本っていうタイトルにはなってるんだけど、
この本が聞く人って実は書ける人なんですよ。
そうですね。読書ゼロさんとかね。
そうそう。そもそも書けない人にはこの本あんまり有効じゃないんですよ。
だから書ける人がより書けるようになるための本なので、
そこの部分でちょっと満点ではないかなっていう。
ただ個人的にはクローリー再デビュー、再再再デビューができたので、
個人的にはすごくプラスでもあったので、
0.5だけ削ったっていうことです。
はい。ありがとうございます。
では辰夫さんどうでしょう。
そうですね。四者四様で面白いですよね。
4人の座談会から始まって、4人が8000文字でしたっけ、それぞれ書いて、
それを持ち見ながら4人でワイワイやるっていうところで、
4人の個性っていうか、それぞれの方向性っていうのが出て、
非常に面白かったです。
ただ参考になるんだけど、結局一人一人が自分にあるツールとか方法とか、
それこそ哲学みたいなのを結局書いたりしながら、
見つけていかなきゃいけないなみたいな、
結局そんな当たり前の思いっていうのが強くなったなっていうところでした。
なのでそうですね。だから今のさっきの話じゃないですけど、
すごく長い文章を書くとかだったらともかく、
そうじゃないような今の私の執筆環境みたいなところだと、
あんまりダイレクトに活かせそうなことはそんななかったかなと。
ただヒントはいっぱい得られたので、間接的には活かせるので、
活かしていきたいなというふうに思いました。
印象に残ったところとしては、山内さん、庭の専門家ということで、
庭作りと文章作りの類似性みたいな話をしてて、
これ庭の石をどう置くかとか、そもそもスペースの制約があるかとか、
いろいろな制約がある中での最高なものを作るんだみたいな話があって、
文章も制約があった方がいいものが作れるみたいな話があって、
それはそうだなって話なんですけれども、
その中で時間の制約っていうのは山内さん以外にも皆さん言ってて、
締め切りがあるから諦めがついて余計なものも削ぎ落として、
最終的にスリムなきちっとしたものが仕上がるんですみたいな話があって、
それは非常に印象は受けたんですけど、
たしかにそれは昔から言われてるし、僕も昔から感じてることなんだけど、
あまり利用したくない制約だなって思いました。
それの話について、読書ザルさんも2回目の座談会のところに、
締め切りについて語ってたところも面白くて、
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自分の書く文章に対する要求水準がどんどん上がっていくんだけど、
それっていうのは執筆に対する高い志に基づくんじゃなくて、
ただ完成させることを引き伸ばすっていう、締め切りを引き伸ばすみたいな言い訳。
まだ完成させたくないからどんどん細かいところを質を上げていく。
最後にまとめたり削ぎ落としたりってところを避けてるだけだみたいな話があって、
そりゃそうだなって。
身につまされました、そこは。
逃げてるだけっていうね。
僕もせっかくなので、ワークフローウィを使ってみました。
アウトライナーも何回か使ったことあるんだけど、
ワークフローウィは使ったことがなかったので、
MacBookとiPad miniでそれぞれ使ってみました。
サクサク動くし、トリーもサクサク。
展開とか移動とかも普通にスムーズにできるので、すごく使いやすいでした。
ただ悪くないんですけど、普段使いする感じではないかなっていうのがあって。
それこそ構成が多段に決まった本とかね、長い論文とか書いたりとかね。
各内容をこっちはこっちに移そうっていうのを頻繁に行うようなのがあればこういうの便利だけど、
ブロックライナー分量だったら確かにいらないかなっていう感じになりました。
ちょっと長い論文とか書く機会があれば、こういうアウトライナーまた使う機会も出てくるかなと思ったんですけど。
アウトライナーじゃなくてメモっていいかなと。
僕はどっちかかなという気はしましたけどね。
すごい長いやつで使うか、もしくはすごい短いのをいっぱいで使うかっていう。
中間には向かないかなという気がしました。
執筆というか、ネタをどんどん書いていって整理するツールっていう風に捉えると、
そういう短いものとかでもいいのかなと思います。
僕は仕事もプライベートもエディター的なものを使ってて、
iOS系だったらAppleの標準の黄色いメモ。
黄色いメモって僕はいつも呼んでるんですけど、標準のアプリ。
普通のメモアプリですね。
あとはPCとかMacだったらEmacsっていう昔からある定番のエディターを使っています。
こういう執筆って長期間かかるじゃないですか。
長期間かかるというか、ずっと使い続けるようなツールだという風に考えているので、
途中でサービスが消えたりとか、開発が止まりました。
もうバイナリー配布しませんとか、そういうのすごく嫌なので、
結局定番なものに落ち着くかなっていう。
黄色いメモはiPhoneとか出てから8年くらい使っているし、
Emacsに至っては28年くらいか。
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1991年か92年くらいからずっと使っているツールなので、
もう本当に手に馴染んで安心して使えています。
Emacsの中にはアウトライナーモードっていうのもあって、
アウトライナーみたいに使って項目の移動もコピペでパッパッパッとできたりもするので、
そういう機能もあるんですが、あまり使いやすくはないですね。
ワークフローの方がアウトライナーとしては使いやすかったりします。
基本的にこういうエディターで日付の挿入が自動でできれば、
日々のいろいろネタ書きとかには十分だったりするので、
黄色いメモも今日打って打って返還すると今日の日付が入ったりとか、
別にIMEの問題なので、機能なんでどれでも使えるんですけど、
日付がすぐに入れられれば、あとはどんなものをメモしていっても、
あとから使い回しができるっていうのは便利なので、
そういう使い方だったら普通のエディターでもいけるかなと思いました。
で、そんな感じで、結局、そうですね、落ちはないんですけれども。
私のライティングの哲学の一つとして、落ちとか締めとかにこだわらないっていうのがあるんですけど、
ブログタックはもう書きっぱなしで、いかがでしたかみたいな、そういう段落は無しにするっていう感じなんですけど、
そんな感じで、はい、私からは以上です。
星は3.5くらいですね。3.5ですね。
セイコーさんの意見と同じような感じなんですけど、
なかなか本当にピンポイントな感じな本なので、
刺さる人には刺さるけれどもっていう感じで、星3.5っていうことです。
はい、以上です。
ありがとうございました。
じゃあ最後、橋本ですが、私この本を紹介した人間なんですけども、
すごい私にとってはやたら面白くて、
とりあえずこの本読んで、いろんなことを試しましたと書いてあることを。
やりたくなりますよね。
あと、すごい共感できるところもいくつかあって、
例えば、ライブ間と宛先を作ると書けるよみたいな話で、
話聞いてくれてる仲間でグループを作っちゃって、
そこにどんどん吐き出していくと、付き合わされる仲間がなんかフィードバックくれるだろうみたいな、
そうするともっと書けるというノウハウなんていうのは、
非常に付き合わされる仲間はどうしたものかと思うんだけれども、
まさにそれはいいインセンティブというかモチベーションになるなと思ったり、
そういう共感できるポイントがいっぱいありました。
だからとても面白かったですね。
あと何より私これが面白かったのは、
この本って雑な作りのように見えますよね。
だって座談会2回やって、そのログ、
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あとその2回の間に書いた文章を1人ずつ提出したっていう、
それが掲載してるだけですよね。
しかも1回目の座談会と2回目の座談会の間はどうやら2年以上空いているって書いていて、
どういう話だったんだろう?最初本にする企画じゃなかったんじゃないの?とか思って。
なんだけど、でも読んでいくと実はすごく情報量多くて、
整理はされていないけれども、最初から最後まで詰まった本だなと思ってですね。
実は緻密な編集者の計算があるのか?ないのか?みたいな。
最後に編集した人は相当偉かったと思いますよ。絶対に。
座談会なんて絶対そのまんまのログで掲載を絶対してないはずなので、
絶対に編集はされてるはずなのであれは。
そうですね。そういった意味では、実は隠れた黒子としての編集者がすごい優秀なのかもしれない。
僕はそれは思いました。
なんかね、編集されていない座談会って読んでて辛くなるんですよ。
で、私の評価は4.5なんですよね。で、0.5を前提した理由は、
これは石谷さんと似ているんですけども、読者を選ぶと。
かなり執筆で苦労してきた、普段執筆して苦労している人じゃないとわからないハイレベルな話が、
ハイコンテクストの話がいっぱいあったということと、
あとこの4人が過度にインテリであるために、
その例え話とかこぼれ話が知的すぎて休めないっていう。
そういうことがあると。
いう意味で、ちょっと読者を選ぶところがあって、
でも全校書記を仕事にしていたり、あるいは毎日ブログを書いていたり、
そういう人にとっては読む価値がある、刺激になる本だなというふうに考えました。
そうか、それでごめんなさい。僕ちょっとさっき言い忘れたことがあって、今話してもいいですか。
はいはいどうぞ。
前半の方かな、まず石を置いてみるみたいな話があったじゃないですか。
昔に脚本家の佐藤大さんという方がいて、代表作はカーボイビバップとかなんですけど、
佐藤大さんがどうやって脚本を書いているかって話を聞いたことがあって、
とにかく舞台設定とかキャラクター設定とか、
いろんなことを調べて調べて調べ尽くして、一回全部捨てるって言い方をしてたんですよ。
捨てるって言っても全部捨てるって言っても、全部は捨てないでしょうみたいな、
もやもやしたのがちょっとあったんですけど、
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最初に石を置くっていうのが多分佐藤大さんにとっては調べるっていうことなんだろうな。
そこから書き始めるんじゃなくて、それは一回置いて、ゼロから書き始めるっていう。
書き始めるための自分の中のスタート台として、まず徹底的に調べるみたいな。
っていうことなのかなっていうのを読んでてそういえば思い出したんですよね。
なるほど。
だから調べたことに頼り切っちゃダメだけど、やっぱり調べないと書き始められないっていう。
なるほどなっていう。
そうですね。
特にこの人たちは研究者、学者な人もいるから、
本当にそうやって調べるっていうことが基本ですよね。
思いつきを書くんじゃないっていうところが。
そういう真面目な書き手に非常にヒットする本だなという風な。
それこそいかがでしたでしょうかブログの方には多分刺さらないと思うんですよ。
確かに確かに。
そうですね。
ありがとうございました。
ということでそういった内容になって、
比較的みんなお勧めの人も多いっていうか比較的点的には高い。
ただし人を選ぶっていう。
そうですね。ただしちょっと人を選ぶよっていう本でした。
ありがとうございました。
それではまた次回、また次回はそれぞれが本を持ち寄って紹介しあって一冊を選ぶ回ですね。
お楽しみに今回終わりにしたいと思います。
お疲れ様でした。
はいお疲れ様です。
22:43

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